ムーヴがマイナーチェンジでスマートアシスト3を搭載

ムーヴがマイナーチェンジでより安全な軽自動車へ進化

2017年8月1日にダイハツから販売された軽自動車の「ムーヴ」「ムーヴカスタム」がマイナーチェンジされました。注目は安全装備のスマートアシスト3を搭載していることです。
普通車と比較すると安全面で不安がある軽自動車ですが、スマートアシスト3を装備することでより安全にドライブを楽しむことができるようになりました。

刷新されたエクステリアやインテリア、安全装備のスマートアシスト3、上から見下ろした映像で駐車が楽になるパノラマモニターなど、ムーヴの変更点や注目装備を紹介します。

ムーヴに特別仕様車カスタムX VS SA3を追加する一部改良を2021年9月1日に実施

ムーヴにパノラマモニター対応カメラを装備する、お得な特別仕様車カスタムX VS SA3を追加設定。
2021年9月1日の一部改良では特別仕様車のほか、ムーヴのグレードを従来の11グレードから9グレードに集約、オートライトも標準装備して安全面をアップグレードしています。

ムーヴのフロントシートリフトモデル（昇降シート車）にもムーヴと同じ特別仕様車の、カスタムX VS SA3を追加しています。

4代目＆5代目ムーヴが後付け安全装置「つくつく防止」の対象車種入り！

2019年7月現在発売されているのは、6代目ムーヴLA150/160S型ですが、ダイハツは生産終了している旧型ムーヴの安全性向上にも力を注いでいます。

2019年2月には4代目ムーヴL175/185S型（2006～2010年販売）に、7月には5代目ムーヴLA100/110S型の2010年12月～2012年12月生産車を新たに後付け安全装置「つくつく防止」の対象車種に加えました。

「つくつく防止」は、アクセルとブレーキなどペダルの踏み間違えによる急発進を防ぐ安全装置です。ダイハツ販売店でソナーセンサーやコントローラー、インジケーターを装着することで、既に購入・使用済みの車両でも、安全面を強化できます。

「つくつく防止」の価格は3万4560円で、取り付け費込で5万9508円となっています。
高齢ドライバーのペダル踏み間違え事故を防ぐためにも有効な取り組みと考えられており、東京都など一部の自治体では助成金制度もあります。

ダイハツ・ムーヴが特別仕様車X“リミテッドⅡ SA 3”を新設定

2019年7月29日、ダイハツよりムーヴの特別仕様車「X“リミテッドⅡ SA 3”」が発売されました。X“SA 3”をベース車両としたX“リミテッドⅡ SA 3”は質感の高いブラックインテリアパック、夜間のドライブを快適にするLEDヘッドランプ、駐車操作をアシストする純正ナビ装着用アップグレードパックの3点を特別装備。価格は1,276,000円からと非常に買い得感のあるモデルとなっています。

シックで落ち着きのあるブラックインテリアパッケージ

男性女性を問わず人気のブラックインテリアを採用したムーヴX“リミテッドⅡ SA 3”。コンパクトサイズなのに車内は広々とした空間でリラックスできます。ステアリングホイールは革巻きで握り心地がよく、ハンドリングも向上します。

ムーヴX“リミテッドⅡ SA 3”には、ディーラーオプションの純正ナビ装着用アップグレードパックを特別装備。ディスプレイに車両後方のバックカメラ映像を鮮明に映し出し、ガイドラインで駐車操作をサポートします。バックカメラのほか、16cmのリヤスピーカーandツィーター、フルセグTVアンテナ、ステアリングスイッチ、GPSアンテナが搭載されます。

ホワイトの光で前方視界を明るく照らすムーヴX“リミテッドⅡ SA 3”のヘッドライト

ムーヴX“リミテッドⅡ SA 3”のヘッドライトには、ロービーム・マニュアルレベリング機能付きLEDヘッドランプを採用。前方を明るく照らすだけでなく、消費電力を抑えるのでエコドライブにもつながります。

2018年に特別仕様車リミテッドが追加されパノラマモニター標準化

ムーヴとムーヴカスタムに特別仕様車リミテッドが2018年8月20日に設定されました。この特別仕様車は360°パノラマモニターが標準装備されお得感たっぷりのグレードです。

特別仕様車のムーヴX リミテッドSA3のベースのグレードは「ムーヴX SA3」で、カスタムXリミテッド2 SA3のベースのグレードが「ムーヴカスタムXリミテッドSA3」で、ムーヴカスタムRSハイパーリミテッドSA3のベースになるグレードが「ムーヴカスタムRS ハイパーSA3」です。
また、ムーヴXリミテッドSA3にはパノラマモニター以外にブラックインテリアパックが設定され革巻ステアリングホイール、メッキインナードアハンドル、ブラックインテリアが特別装備します。

ムーヴは上質に、ムーヴ カスタムはかっこよく進化

ムーヴのエクステリアの変更点は、フロントメッキグリルが採用されたことです。
マイナーチェンジ前は格子状のブラックグリルを採用していましたが、今回は中央から横に延びるメッキグリルを採用し可愛らしい大きなヘッドライトを強調しています。

ムーヴ カスタムのエクステリアの変更点は、フロントの下にあったライン状のライトが左右に配置変更されたことです。さらにヘッドライトの淵をかたどっていたLEDが中央に配置されより力強い印象となりました。

マイナーチェンジしたムーヴのボディカラーは10種類

ムーヴは全10種類のボディカラーから好きな色を選べます。可愛らしいパステルカラーなどもラインナップされているのが特徴です。

• パールホワイト3
• コットンアイボリー
• シルキーブルーパール
• ライトローズマイカメタリック2
• ディープブルークリスタルマイカ
• ファイアークォーツレッドメタリック
• ホワイト
• プラムブラウンクリスタルマイカ
• ブライトシルバーメタリック
• ブラックマイカメタリック

ムーヴ カスタムのボディカラーは8種類

ムーヴ カスタムのボディカラーは8種類です。ダーク系カラーが多くラインナップされていて、ムーヴ カスタムのかっこよさを惹き立てる魅力的なカラーが揃っています。

• ファイアークォーツレッドメタリック
• ナイトシャドーパープルクリスタルメタリック
• ディープブルークリスタルマイカ
• パールホワイト3
• ブライトシルバーメタリック
• メテオライトグレーイリュージョナルパール
• ブラックマイカメタリック
• レーザーブルークリスタルシャイン

ムーヴの内装にはブラックを追加、ムーヴ カスタムは上質感がアップ

ムーヴにブラックインテリアパックが設定されました。これはコクピット周りやシートなどの内装をブラックにするオプションとなっています。標準の内装と比較すると可愛いイメージから引き締まったイメージへと変化しています。その他にも内側のドアトリムの柄や色、オーディオパネルも上質に洗練され、メタル加飾も増えています。

ムーヴ カスタムはムーヴよりも内装への変更が多く見られます。オーディオパネルを縮小し、インパネのデザインを変更しています。
ブラックで統一されたコクピットとシートは軽自動車とは思えない上質な空間が広がります。

またムーヴはラゲージ側から後部座席をスライド、リクライニングできるレバーを追加して力の入りにくい体制からも楽々荷物の積み下ろしができるように工夫するなど利便性を向上させています。

ドライバーを強力にサポートするパノラマモニターに対応

ムーヴは路地の死角の確認や駐停車時の幅寄せ、車庫入れする時の後方確認に便利なパノラマモニターに対応しました。
車体を上から見下ろすようにモニターへ出力するため、駐車が苦手な方や運転する機会が少ない方には嬉しい機能と言えます。

パノラマモニターに対応するためには専用のナビと対応カメラのメーカーオプションが必要になります。

マイナーチェンジしたムーヴの目玉はスマートアシスト3

2017年8月1日にマイナーチェンジをしたムーヴの一番の目玉機能は「スマートアシスト3」を全てのSA3グレードに標準装備したことです。

スマートアシスト3は、スマートアシスト2の衝突回避支援ブレーキ機能、車線逸脱警報機能、誤発進抑制制御機能（前後）、先行車発進お知らせ機能にプラスして「歩行者への衝突回避支援ブレーキ機能」と「オートハイビーム」が追加された安全システムです。

これまでスマートアシスト2を装備していたムーヴとムーヴ カスタムですが、スマートアシスト3となったことで歩行者へも自動緊急ブレーキを作動させることができるようになります。

また対向車や前方の明るさを検知して自動でハイビームとロービームを切り替えるオートハイビームも追加されて夜間ドライブの視認性が格段に向上します。

エンジンやボディサイズは変化がなく販売価格は引き下げ

マイナーチェンジしたムーヴはボディサイズやエンジンに変更はありません。そのため燃費性能もマイナーチェンジ前と同様となっています。
エクステリアとインテリアの刷新、そして最新安全システムを装備したムーヴの販売価格はＬグレードで21,600円引き下げられています。

ムーヴはよりお求めやすい最先端のシステムを装備した軽自動車へと進化しました。

マイナーチェンジ後のムーヴの販売台数に注目

軽自動車市場を長らくけん引してきたダイハツのムーヴですが、近年の新車販売台数ではホンダのN-BOXに勝てない状況が続いてきました。
2017年8月1日のマイナーチェンジでムーヴの販売台数が伸び、軽自動車の販売台数ランキングに波乱を起こせるのでしょうか。今後の軽自動車市場に注目しましょう！