レクサス新型LSのフルモデルチェンジ情報 スポーツモデルのLS Fについて解説
2017年4月12日~23日の期間中にニューヨークの国際オートショーで世界初披露されたレクサスLSは、その圧倒的な車体や美しさ・インテリア空間の特別感など、どれをとっても洗練され尽くされていました。
レクサスブランドの最高級セダンである「LS」が6月26日に日本で初公開されました。LSはラグジュアリーブランドであるレクサスの中でも最高ランクの車であり、実に11年振りに行われたフルモデルチェンジという事で各メディアを賑わせています。2023年に発売が噂されるLS Fについても解説します。
LSの2023年10月4日の改良は運転席の液晶メーター大型化とホイール締結方法の変更がメインか
2023年10月4日に実施するLSの改良内容について、12.3インチの運転席液晶メーターを採用、安全装備レクサスセーフティセンス+へプロアクティブドライビングアシスト(PDA)を追加するアップデート、ホイール締結方法をナット締結から新型bz4Xや新型クラウンと同じハブボルト締結に変更すること。
特にハブボルト締結は、メルセデスやBMWなどドイツのプレミアムブランドが採用する締結方法で、高速走行の多い欧州で実績のあるホイール締結方法です。
直進安定性が高まるなど、走行面でメリットのある締結方法なので、期待できるアップデートになりました。
2023年レクサスLSの変更点
- ラジエーターサポートブレース追加
- 12.3インチフル液晶メーターを採用
- HEVモデルに非常時給電システム外部給電アタッチメント装備
- 前後方ドライブレコーダー標準装備
- スマートフォン デジタルキー
- リモート機能付き アドバンスドパーク
- アドバンスドドライブ(渋滞時支援)
- プロアクティブドライビングアシスト(PDA)
- プリクラッシュセーフティ(PCS)のアップデート
2023年一部改良版のレクサスLSはエクステリア・インテリアの変更はなく、噂されていたスポーツモデルのLS Fの販売はありません。
販売価格は10,940,000円から17,990,000です。
LSの一部改良は2022年10月下旬 足回りの改良で乗り心地を改善
レクサス新型LSは一部改良でサスペンション周りを改良して快適性を向上。
パノラミックビューモニターに透過式を採用することでドライブをサポートします。リモートタッチ式のディスプレイオーディオから、画面を直接さわり操作する次世代ディスプレイオーディオに変更、アナログクロックは廃止に。
2022年レクサスLSマイナーチェンジの変更点
- リヤサスペンションメンバー取付部のブレース形状を変更し剛性向上
- サスペンションチューニングの最適化
- タッチパッド・CD/DVDプレイヤー廃止
- インストルメントパネル・コンソール周辺の形状変更
- スイッチレイアウト最適化
- オーディオ性能向上(ハイレゾ音源対応)
- パノラミックビューモニターの床下透過表示機能追加
- 20インチアルミホイールをオプション設定
- Advanced Driveの性能向上
- My LEXUSのリモート操作対応など
エンブレム周りではハイブリッドのブルーエンブレムをブラックに統一、サイドスカートやリヤテールゲートのLEXUSエンブレムも廃止してスマートな印章に。
AWD駆動モデルではAWDのエンブレムも廃止されました。
駆動 | 価格(税込) | ||
---|---|---|---|
LS500h | EXECUTIVE | 2WD(FR) | 16,940,000 |
AWD | 17,350,000 | ||
version L | 2WD(FR) | 15,290,000 | |
AWD | 15,680,000 | ||
F SPORT | 2WD(FR) | 13,600,000 | |
AWD | 14,010,000 | ||
I package | 2WD(FR) | 12,260,000 | |
AWD | 12,670,000 | ||
EXECUTIVE Advanced Drive | AWD | 17,960,000 | |
version L Advanced Drive | AWD | 16,340,000 | |
LS500 | EXECUTIVE | 2WD(FR) | 15,440,000 |
AWD | 15,850,000 | ||
version L | 2WD(FR) | 13,790,000 | |
AWD | 14,200,000 | ||
F SPORT | 2WD(FR) | 12,410,000 | |
AWD | 12,510,000 | ||
I package | 2WD(FR) | 10,780,000 | |
AWD | 11,190,000 |
新型LSが2021年10月の一部改良で高度運転支援技術を向上
レクサス新型LSの一部改良を2021年10月28日に実施。
アドバンスドライブは周辺車両の動きを検知して、より精度の高い運転支援を実現しています。従来の19インチタイヤをランフラットタイヤを、新開発のノーマルタイヤに変更することで、静粛性や乗り心地も向上しました。
2021年レクサス新型LSの一部改良内容
- ランフラットタイヤを新開発ノーマルタイヤに変更
- レーントレーシングアシスト(LTA)の性能向上
- アドバンスドドライブのの性能向上
- メーターグラフィックの一部変更
- マークレビンソンサラウンドサウンドシステムをバージョンLに標準装備(LS500とLS500h)
- ナノイーからナノイーXに変更
- Fスポーツにオレンジブレーキキャリパーをオプション設定
- リヤシートリマインダーを全車標準設定
- AC100V、1500Wのアクセサリーコンセントを標準装備(アドバンスドライブ搭載車以外)
一部改良後のレクサス新型LSの販売価格は、3.5LのV型6気筒ツインターボモデルで10,710,000円から15,780,000円、3.5LのV型6気筒エンジン+モーターのハイブリッドモデルで12,220,000円から17,920,000円です。
新型LSのマイナーチェンジモデルが2020年11月19日発売
フラッグシップセダン新型LSがマイナーチェンジして2020年11月19日に発表・発売しました。グレードは3.5LのV6ガソリンターボLS500と、モーターを追加したハイブリッドのLS500hがラインナップしています。
新型LSの販売価格はLS500が10,730,000円から15,800,000円、LS500hが12,190,000円から17,280,000円です。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
LS500 Iパッケージ | 2WD(FR) | 10,730,000円~ |
AWD | 11,140,000円~ | |
LS500 Fスポーツ | 2WD(FR) | 12,340,000円~ |
AWD | 12,440,000円~ | |
LS500 バージョンL | 2WD(FR) | 13,450,000円~ |
AWD | 13,860,000円~ | |
LS500 エグゼクティブ | 2WD(FR) | 15,390,000円~ |
AWD | 15,800,000円~ | |
LS500h Iパッケージ | 2WD(FR) | 12,190,000円~ |
AWD | 12,600,000円~ | |
LS500h Fスポーツ | 2WD(FR) | 13,510,000円~ |
AWD | 13,920,000円~ | |
LS500h バージョンL | 2WD(FR) | 14,930,000円~ |
AWD | 15,340,000円~ | |
LS500h エグゼクティブ | 2WD(FR) | 16,870,000円~ |
AWD | 17,280,000円~ |
新型LSは従来モデルよりも静粛性が高まり乗り心地が進化、AI技術(人工知能)を取り入れた最新の高度運転支援技術システムLexus Teammateに新たな機能として、高速道路でハンズオフ可能のAdvanced Parkと、シフト操作も可能にする自動運転支援技術Advanced Drive(2021年に発売)を追加。
新たなボディカラーには新塗装技術で深い陰影を実現した銀影(ぎんえい)ラスター(330,000円のオプション)を追加しています。
また伝統的な日本の伝統工芸技術「西陣織」と「プラチナ箔加飾」をイメージしたインテリア(660,000円のオプション)が特徴です。
2020年新型LSのボディカラー一覧
- 銀影ラスター(330,000円高)
- ソニッククォーツ
- ソニックチタニウム
- マンガンラスター(165,000円高)
- ソニックイリジウム
- ブラック
- グラファイトブラックガラスフレーク
- レッドマイカクリスタルシャイン
- ソニックアゲート
- ディープブルーマイカ
- ホワイトノーヴァガラスフレーク(Fスポーツ専用カラー)
- ヒートブルーコントラストレイヤリング(Fスポーツ専用カラー)
レクサス新型LSはメルセデスベンツのフラッグシップセダンにあたるSクラスと同時期の新型発表ということで、セダンの頂点に位置するフラッグシップモデル対決が楽しみです。
限定10台!レクサスLSインスピレーションがオーストラリアで発売
レクサスLSの特別仕様モデル「Inspiration(インスピレーション)」が、オーストラリア市場にて10台限定で発売。本モデルは米国市場でも300台限定で販売されており、価格は最廉価グレードでおよそ2,069万円からとなります。
レクサスLSインスピレーションのパワートレインは、「LS500」が3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジン、「LS500h」が3.5リッターV型6気筒エンジン+電気モーターを組み合わせます。
デミアニリンレザートリムやレーザーカットのアクセサリーパーツを装備したラグジュアリーな一台で、足元には大口径の20インチアルミホイールを装着。キャビン内のダッシュボードには「30th Anniversary」バッジを搭載するなど、デザイン・装備ともにプレミアムな仕立てとなっています。車載のインフォテインメントシステムはApple Car Play・Android Autoに対応するなど、スマートフォンとのコネクティビティ機能も充実しています。
レクサスLSがマイナーチェンジでパワートレインを拡充か
レクサスLSが2021年8月頃にマイナーチェンジを実施する予定ですが、このタイミングでパワートレインを拡充するとの情報を入手しました。現行型LSに設定されているのは3.5リッターV6ツインターボと、3.5リッターV6ハイブリッドですが、新型LSでは2.4リッター直4ターボと5L V8ハイブリッドをラインナップするとのこと。
なお、LSでは自動運転技術の実用化も進められており、国内の各地にてテスト走行が実施されています。パワートレインに幅を持たせ、かつ先進技術を取り入れる新型LSは多くのユーザーの心を掴むでしょう。
トヨタがレクサスLSベースの自動運転実験車「TRI-P4」の同乗試乗会を2020年夏に実施
Toyota Research Institute(TRI)が、第5世代レクサスLSをベース車両とした自動運転実験車「TRI-P4」を使った同乗試乗会を実施することが明らかとなりました。
TRI-P4はガーディアン(高度安全運転支援システム)とショーファー(自動運転システム)の開発に使用されている実験車です。同乗試乗会の実施期間は2020年7月から9月、東京都お台場地区の複雑な交通環境下でSAE Level 4相当の自動運転デモンストレーションを行います。試乗中、運転席にはセーフティ・ドライバーが座ります。
レクサスLSが一部改良!足回りの強化と“EXECUTIVE”のリアシートのアップグレードを図る
2019年10月3日、レクサスから一部改良モデルのLSが発売されました。
新型LSでは足回りを変更して、フラッグシップセダンに相応しい快適な乗り心地を追求。LS500hはアクセル特性に変更を加えて加速の際のバッテリーのアシスト量を増やし、静粛性と駆動力を引き上げています。
また、LSの中でも最上級グレードにあたる“EXECUTIVE”では、オーディオやシート機能などの操作をスマートアシストに行えるリヤマルチオペレーションパネル、エンターテインモード(リヤシートエンターテインメントシステム装着車)を備えます。
新型レクサスLSのFCV(水素燃料電池)搭載モデルが登場か
レクサスLSに水素燃料電池を搭載するのではないかという噂がありましたが、今回初めてその開発車両が海外メディアによりスクープされました。発表・発売時期は未定です。
2014年12月からトヨタが販売しているセダン型FCVモデル「MIRAI」の販売から4年半が経過している今、レクサスLSに使用される燃料電池のスペック向上も期待されます。
現行型と見比べるとエクステリアデザインにはさほど大きな変更点は見受けられません。しかしグリル上部がカモフラージュされている点から、現行モデルとの差別化としてスピンドルグリルのデザインがよりシンプルに変更されるのではないかと予想します。
レクサスLS 特別限定モデル新型「LS500 インスピレーション」を米国限定300台のみで発表!
レクサスはフラッグシップサルーンモデルの「LS500」の特別限定車「LS500 インスピレーション」を米国で限定300台発売すると発表しました。設定されるのはガソリンモデルの「LS500」のみとなり、ハイブリッドの「LS500h」への設定はありません。
「LS500 インスピレーション」はボディカラーが新色のディープ・ガーネットのみで、日光を受けると深みを増すメタリックレッドに変化して見え、上品でラグジュアリーなカラーになっています。
足元には標準装備として、クロームブラック仕上げのBlack Vapor Chromeと呼ばれる20インチアルミホイールを装着しており、深みのあるボディカラーとマッチして、より一層の高級感を出しています。
インテリアはホワイトを基調にしており、ホワイトフルセミアニリンレザーシートをはじめ、センターコンソールとドアパネルもホワイトで統一されています。そのほか、ブルーのLEDダッシュライトやマークレビンソン・スピーカーグリルが標準装備されています。
目玉となる標準装備は「切子調ガラスオーナメント」です。日本市場では上位グレードのみに設定可能なオプションとなっていて、職人が霧小細工をモチーフに完全手作業で作り上げるパネルで、納期が1年ほどかかるといわれており、オプション価格も160万円以上という高額オプションが標準装備されるという特別な1台です。
パワートレイン | 3.5L V型6気筒ツインターボエンジン |
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最高出力 | 422ps |
最大トルク | 599Nm |
駆動方式 | AWD(トルセン・リミテッドリップセンターディファレンシャル搭載) |
0-100km/h加速 | 4.6秒 |
レクサス「LS500 インスピレーション」は2019年秋に発売されますが、販売価格はまだ発表されていません。切子調ガラスオーナメントのオプション価格からもわかるように、特別な装備が満載ですので、想像もできない販売価格になるかもしれません。
レクサス新型LS Fのスペックを予想
画像は「F SPORT」グレードですが、参考にしながら改めて、新型「LS F」モデルを予想していきましょう。
レクサスのフラッグシップセダンのプレミアムセグメントの「LS」に、ハイスペックスポーツモデルの「LS F」が登場するということで世間を賑わせています。現行の「LS」は2018年8月に一部改良が行われ、エクステリアは上品ながらもスポーティなクーペ風な印象を受ける1台担っています。
新型「LS F」には新世代の4.0L V8ツインターボエンジンを採用、最高出力は670ps、最大トルクは66.3kgmになり、かなりの高性能になるのではないかと予想します。
全長 | 5,245mm |
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全幅 | 1,900mm |
全高 | 1,440mm |
ホイールベース | 3,125mm |
エンジン | 4.0L V8ツインターボエンジン |
総排気量 | 3.998cc |
最高出力 | 670ps |
最大トルク | 66.3kgm |
駆動方式 | 2WD(FF) |
トランスミッション | 10速AT |
燃費 | 7.8km/L |
新型「LS F」は、専用フロントバンパーやスピンドルグリルを採用し、「F SPORT」に比べて高級感だけではなく、徹底的に軽量化をはかり、アグレッシブさも演出してくるでしょう。
エクステリアでは、グリルロアモールやリアディフューザー、リアスポイラーにはカーボン製エクステリアパーツを採用し、チタンマフラーや大径の20インチフラットタイヤに軽量の鍛造アルミホイールを装着します。
「LS F」専用チューニングをほどこされたサスペンションや、カーボンセラミックブレーキと専用ブレーキキャリパーを、前後のディスクローターは制動力がアップされたものが装備され、究極のスポーツ走行を目指します。
「F SPORT」ではリアウイングは装着されていませんが、新型「LS F」にリアウイングが装備される場合、卓説したハイダウンフォースとロードラックを顕し、高速での伸びと安定性をアップします。
発売時期は諸説ありますが、2023年頃になるのではないかという説があり、販売価格は2,000万前後になると見られています。
新型LS Fが2023年頃に発表か 新世代V8エンジン搭載のラグジュアリースポーツが誕生
新型LSにハイパフォーマンスモデルのLS Fが追加するという噂があります。かねてからLSにFモデルが追加するという噂はありますが、2023年頃という具体的な時期が出てきたのは初めてです。
新型LS Fの注目ポイントは新世代のパワートレインを搭載することです。 ドイツのメルセデス・ベンツやBMWなど、名だたる自動車ブランドにもひけを取らない、新世代のV型8気筒ツインスルロールターボエンジンを搭載、最高出力は世界屈指の数値を達成することが期待されています。
レクサスLSが一部改良 乗り心地・静粛性を向上し進化した「レクサス・セーフティ・システム+」を標準装備
レクサスのフラッグシップセダンLSが2018年8月30日に一部改良しました。内容は「AWD駆動のショックアブソーバーに伸圧独立オリフィスを採用し乗り心地を向上」させたこと、「ハイブリッドモデルのエンジンサウンドや変速制御をチューニングし制振材を追加して静粛性を向上」させたこと、「進化したレクサス・セーフティ・システム+を標準仕様に採用」したことです。
また病気や事故など緊急時にドクターヘリなどの出動を判断する「D-Call Net」にも対応しています。
進化したレクサス・セーフティ・システム+の機能
- プリクラッシュセーフティは昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能
- レーダークルーズコントロールとレーントレーシングアシストで同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援
- ロードサインアシストはカメラで主要な道路標識を読み取りメーターとヘッドアップディスプレイ内に表示
- 先行車発進告知機能はヘッドアップディスプレイ内で表示してブザーでお知らせ
グレード | 2WD | 4WD |
---|---|---|
LS500h | 11,422,000円~ | 11,830,000円~ |
LS500h Iパッケージ | 12,024,000円~ | 12,432,000円~ |
LS500h Fスポーツ | 13,348,000円~ | 13,756,000円~ |
LS500h バージョンL | 14,876,000円~ | 15,283,000円~ |
LS500h エグゼクティブ | 16,709,000円~ | 17,117,000円~ |
LS500 | 9,996,000円~ | 10,404,000円~ |
LS500 Iパッケージ | 10,619,000円~ | 11,026,000円~ |
LS500 Fスポーツ | 12,228,000円~ | 12,330,000円~ |
LS500 バージョンL | 13,450,000円~ | 13,857,000円~ |
LS500 エグゼクティブ | 15,283,000円~ | 15,691,000円~ |
新型LSはレクサスブランドの最高級セダンに位置するフラッグシップモデル
新型LSはトヨタが別路線で展開するラグジュアリーブランドであるレクサスのフラッグシップセダンとして有名です。LSは1989年に発売された初代モデルから2000年に発売された3代目モデルまで、日本ではトヨタブランドでトヨタ・セルシオとして販売していました。
レクサスはアメリカ市場にて、トヨタ=大衆車というイメージ刷新するために立ち上げられました。その時にレクサスの最上級車としてESとともに発売されたのがLSです。
トヨタはアメリカの高級車市場でシェアを獲得するために「エンジンの静寂性」「運転時の快適性」などが必要であるとマーケティング結果から判断し、技術を結集してLSを完成させました。
それらの技術力は高く評価され、今では「レクサス=高級車・高性能のブランド」としてアメリカのみならず世界的に知れ渡っています。
新型LSは2017年10月19日に11年振りのフルモデルチェンジが行われました。今回で5代目モデルとなるレクサスLSは新開発のGA-Lプラットフォームにて車の開発を行います。ユーザーからの支持が高い、低重心走行・ドライバーの思い通りに車を操作できる操舵感は更なる進化を遂げます。また、先進の予防安全パッケージ「レクサスセーフティシステム+A(Lexus Safety System+ A)」を搭載するなど高級車に相応しい高付加価値がモデルチェンジにより加わりました。
レクサス新型LSのエクステリアは優雅で迫力あるスタイルが特徴
レクサスのフロントマスクの特徴と言えば、2012年から採用するスピンドルグリルです。
スピンドルグリルのデザインをとることで、トヨタブランドとの差別化・車体に唯一無二のプレミアム感が付け加わります。
LSの“F SPORT”のフロントマスクのデザインは、スピンドルグリルで大胆に魅せ、LSの特徴である「流れるように美しい流線形に包まれているボディ」も最大源に活かしているのが特徴です。
サイドビューのシルエットもレクサスの最高級セダンの名に相応しい存在感です。どの角度からでも美しく優雅な車体がスピードを上げて動くシーンには圧倒されます。
リア部分のシルエットにもやはり他車には真似できないプレミアム感があります。テールランプの位置やデザイン、どのパーツも計算し尽されていて、それら組み合わせは見るものに感動を与えます。
-
マンガンラスター(新色・オプション設定) -
ソニックアゲート(新色) -
ヒートブルーコントラストレイヤリング(F SPORT限定カラー・オプション設定) -
ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT限定カラー) -
ディープブルーマイカ -
アンバークリスタルシャイン -
スリークエクリュメタリック -
ブラック -
グラファイトブラックガラスフレーク -
レッドマイカクリスタルシャイン -
ソニックチタニウム -
ソニックシルバー -
ソニッククオーツ
ボディカラーは強い反射を実現し陰影をくっきり表現するレクサス独自の塗装技術「ソニック」をさらに進化させた金属のような輝きを放つ「マンガンラスター」と、鮮やかで深みのある「ソニックアゲート」を加えた全13色で展開します。
レクサス新型LSのインテリア高級感だけでなく見やすさも工夫
新型LSのインテリアの特徴は、高級感を存分に漂わせるだけではなく、ステアリング機能の充実・液晶パネルが見やすくなったことです。フルモデルチェンジが行われるLSでは、安全支援機能を充実させるため液晶パネルの利用頻度が高まります。
F SPORTでは高いホールド性を実現するために専用のシートを採用し、ユーザーの声に応えてレクサスのラグジュアリー感にスポーティな魅力もアップさせています。
新型LSは先進の予防安全パッケージ「レクサスセーフティシステム+A(Lexus Safety System+ A)」を搭載
新型LSにはレクサスの安全予防安全パッケージである「Lexus Safety System+」に加えて、安全技術をさらに進化させた「Lexus Safety System+ A」も搭載します。
新型LSで新たに採用される先進の予防安全技術
レクサスで初めて採用される安全予防技術について紹介します。近年は自動運転がクローズアップされていますが、新型LSにはその自動運転の技術を感じられるシステムが搭載されています。
プリクラッシュセーフティシステムは歩行者と接触するリスクがあれば「警報」「操舵回避支援」
LSにパッケージングされるプリクラッシュセーフティシステムでは、歩行者がいる方向を表示しながら注意喚起を行ってくれます。また、ブレーキ制御に加えて自動的に操舵を制御できる仕組みで、歩行者と接触するリスクを低減します。
「Lexus Co Drive」は近い将来の自動運転につながる運転支援技術
新型LSでは、従来のレーダークルーズコントロール・レーントレーシングアシスト(走行車線を維持)といった運転サポートシステムに加えて、先行車の速度が遅い場合に追い抜く際の運転サポートも行います。
それら3つのサポート機能を連携させることで、高速道路・自動車道などあらゆる道路状況に応じてドライバーが意図したとおりの運転が可能となります。
また同技術では、急カーブでのコーナリング・渋滞時でも運転支援を行ってくれるため、常時ドライバーの負担を減らす事が可能です。「Lexus Co Drive」は将来的には自動運転にもつながっていく事を目指して開発された安全技術です。
ドライバー異常時停車支援システム
運転時の事故の原因は自分の不注意だけではありません。ドライバーの体調不良もそれにあたります。同システムを作動中にドライバーの無操作状態が続けば、「警戒音を発する・モニターに表示させる」「車のスピードを緩める」「ハザードランプを点滅させながら車を停車させる」が段階別に行われます。
車を停車させた後にはドアが自動的に開けられて、内蔵されたネット機能を利用して救援要請も行います。
Lexus Safety System + Aのその他の安全機能
レクサスにフラッグシップセダン新型LSにはレクサスで最新鋭の予防安全技術レクサスセーフティシステム+が搭載されています。どのような安全システムなのか具体的に解説します。
AHS:上下2段式アダプティブハイビームシステム
上段・下段にLEDを搭載し、走行状況に応じて各LEDの「ON」「OFF」を制御させます。従来のアダプティブハイビームよりも光の配分量をキメ細かく出来て最適な光をあてる事が可能となり、先行車や対向車の視界を邪魔することなくハイビームでの走行が可能となります。
FCTA:フロントクロストラフィックアラート
交差点での出会い頭事故のリスクを減らす画期的な安全支援システムです。世界初となる同技術は、交差する車線の走行状況を車載カメラで確認します。もしも、交差車線からやってくる車をうまく認識できずに、車を前進しようとすれば、ブザー音とディスプレイ表示でドライバーに警告を行います。
レクサス新型LSには新開発のV型6気筒3.5Lツインターボエンジンを搭載
11年ぶりにフルモデルチェンジが行わる5代目LSは、安全性が革新的に向上したのに加えて、新開発のV型6気筒3.5Lツインターボエンジンと10速ATが搭載されます。
また、さらにグレードアップしたハイブリッドシステムをグレードに合わせて導入し、運転性能も飛躍的に高まっているため、車本来の魅力もアップしています。エンジンなどの性能はアップしてもレクサスLSが初代モデルで高い評価を受けた静粛性は保たれています。
レクサス新型LSは世界最先端の技術を搭載し9,800,000円~16,800,000円
レクサス新型LS同車には先進の予防安全パッケージである「Lexus Safety System+ A」が装備され、新開発のツインターボエンジンを搭載するなどパワートレインにも変更がありました。
日本を代表するプレミアムセダンとして最先端の自動運転に繋がる技術も搭載、内外装も大きな進化を果たしました。
新型LSは9,800,000円~16,800,000円の価格帯となっています。グレードごとの詳しい販売価格を紹介します。
エンジン | ミッション | 駆動 | 価格 | ||
---|---|---|---|---|---|
LS500 | EXECUTIVE | 3.5L V型6気筒 ツインターボ |
Direct Shift-10AT | 2WD | 15,000,000円 |
AWD | 15,400,000円 | ||||
version L | 2WD | 13,200,000円 | |||
AWD | 13,600,000円 | ||||
F SPORT | 2WD | 12,000,000円 | |||
AWD | 12,100,000円 | ||||
I package | 2WD | 10,420,000円 | |||
AWD | 10,820,000円 | ||||
2WD | 9,800,000円 | ||||
AWD | 10,200,000円 | ||||
LS500h | EXECUTIVE | 3.5L V型6気筒 | マルチステージ ハイブリッド トランスミッション |
2WD | 16,400,000円 |
AWD | 16,800,000円 | ||||
version L | 2WD | 14,600,000円 | |||
AWD | 15,000,000円 | ||||
F SPORT | 2WD | 13,100,000円 | |||
AWD | 13,500,000円 | ||||
I package | 2WD | 11,800,000円 | |||
AWD | 12,200,000円 | ||||
2WD | 11,200,000円 | ||||
AWD | 11,600,000円 |
レクサス新型LSのスペック
レクサスLSは日本国内でも最大サイズのフラッグシップセダンです。レクサスの最先端の装備を採用し、室内環境も高級ラウンジ並みの装備を揃えています。
2017年10月19日にフルモデルチェンジをしたレクサスLSのスペックを紹介します。
LS500h | LS500 | |
---|---|---|
全長 | 5,235mm | 5,235mm |
全幅 | 1,900mm | 1,900mm |
全高 | 1,450mm(4WD:1,460mm) | 1,450mm(4WD:1,460mm) |
室内長 | 2,145mm | 2,145mm |
室内幅 | 1,615mm | 1,615mm |
室内高 | 1,160mm | 1,160mm |
ホイールベース | 3,125mm | 3,125mm |
車両重量 | 2,210kg(4WD:2,280kg) | 2,150kg(4WD:2,240kg) |
最低地上高 | 140mm | 140mm(4WD:130m) |
最小回転半径 | 5.6m(4WD:6.0m) | 5.6m(4WD:6.0m) |
総排気量 | 3.456L | 3.444L |
最高出力 | 220kW(299PS)/6600rpm | 310kW(422PS)/6000rpm |
最大トルク | 356Nm(36.3kgm)/5100rpm | 600Nm(60.2kgm)/4800rpm |
モーター最高出力 | 132kW(180PS) | – |
モーター最大トルク | 300Nm(30.6kgm) | – |
乗車定員 | 5名 | 5名 |
ボディカラー | 全13色 | 全13色 |
JC08モード燃費 | 16.4km/L | 10.2km/L |
レクサス新型LSのライバル車はBMW「7シリーズ」・ベンツ「Sクラス」・アウディ「A8」
LSのライバル車は日本と同様にモノづくり大国であるドイツのBIG3が手掛ける最高級のセダンタイプの車です。本国のみならずに、世界的なラグジュアリーブランドとしての認知度が高い自動車メーカーであるBMWが販売する「7シリーズ」・ベンツの「Sクラス」・アウディの「A8」は、LSとは比較される事が多く、マーケット戦略的には顧客を奪い合う関係にあるためライバル関係にあります。
ラグジュアリーセダン レクサスLSモデルチェンジ遍歴
LSは、トヨタが展開する高級車ブランドのレクサスから販売されているFセグメントのフラッグシップ最高級セダンです。日本国内では3代目モデルまで「セルシオ」として販売されていました。
レクサスLS 初代 XF10型/1989年~1994年
1989年8月、北米市場で初代レクサスの販売を開始。日本国内ではセルシオとして販売が開始されました。
1992年8月、マイナーチェンジを実施して後期モデルに。
1994年10月、2代目と入れ替わりのため販売を終了。
レクサスLS 2代目 XF20型/1994年~2000年
1994年10月、プラットフォームが改良され、フルモデルチェンジで2代目になりました。
1996年8月に小変更で安全性が向上。
1997年7月にはマイナーチェンジでフロントマスクが刷新されて後期型に。安全装備も充実しました。
1998年8月の一部改良では、ナビをDVD方式に変更。
1999年5月、セルシオの発売10周年を記念した特別仕様車「10thアニバーサリー」を発売。
2000年8月、3代目と入れ替わりで販売を終了しました。
レクサスLS 3代目 XF30型/2000年~2006年
2000年8月、フルモデルチェンジで3代目になりました。グレードは「A仕様」「B仕様」「C仕様」で、内装は高級ホテルの客室が参考にされています。
2001年8月、一部改良と、B仕様の特別仕様車「PREMIUM eRバージョン」と、C仕様の「PREMIUM」を設定しました。
2003年8月、マイナーチェンジを実施し、後期型に移行し、全長が5m超えになりました。トランスミッションは6速ATになり、燃費性能も向上しました。
2006年5月、販売終了となり、約17年のセルシオの歴史に幕を閉じ、4代目からは日本国内でも「LS」を名乗ることになります。
レクサスLS 4代目 XF40型/2006年~2017年
2006年9月、LS専用のプラットフォームを採用して「LEXUS LS460」がデビュー。「シーケンシャルシフト付8速AT」の搭載は、量産車では世界初となります。「version S」「version U」「I package」が用意されました。
2008年8月、年次改良で2009年モデルに。海外仕様車だった「LS460L」を日本にも導入しました。
2009年10月、年次改良で2010年モデルに移行し、大幅な改良が施されました。
2012年10月、マイナーチェンジで2013年モデルに移行。スピンドルグリルの採用で迫力あるフェイスになりました。「LS460」「LS600h」にはスポーティ仕様の「F SPORT」を追加。
2014年10月、一部改良で快適装備を強化。
2015年1月、レクサス日本開業10周年記念の特別仕様車「LS460 ”F SPORT X Line”」「LS600h ”F SPORT X Line”」を発売しました。9月には一部改良を実施しました。
2016年8月の一部改良でボディカラーの入れ替えを行いました。
レクサスLS 5代目 XF50型/2017年~
2017年10月、静粛性と運動性能、先進装備を充実させて5代目にフルモデルチェンジしました。ハイブリッド仕様の「LS500h」と、ターボエンジンを搭載した「LS500」のモデルを用意。「標準仕様」「I Package」「F SPORT」「version L」「EXECUTIVE」の仕様があります。
2018年8月、一部改良で安全装備を強化。
2020年11月、マイナーチェンジを実施。「標準仕様」を廃止しました。
2021年4月、安全装備を強化した「LS500h"version L Advanced Drive"」「LS500h"EXECUTIVE Advanced Drive"」を発売。6月、10台限定の、所属契約しているプロゴルファーの松山英樹選手のメジャー初制覇の特別限定車「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」を設定。10月、一部改良で乗り心地と静粛性を向上。
2022年10月、一部改良で剛性が向上。マルチメディアの最新化などを実施。
2023年10月、一部改良。安全装備を最新化しました。
レクサスLSのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 XF10型 | 1989年~1994年 |
2代目 XF20型 | 1994年~2000年 |
3代目 XF30型 | 2000年~2006年 |
4代目 XF40型 | 2006年~2017年 |
5代目 XF50型 | 2017年~ |
レクサスのフラッグシップセダン新型LSの日本での発売は2017年10月19日
LSの日本での発売は2017年10月19日です。LSはレクサスのセダンシリーズのフラッグシップモデルで長らくフルモデルチェンジが行われていませんでしたが、待望の新型タイプのLSが登場しました。
最高級のプレミアムセダン レクサス新型LSが登場
世界中が待ち望んだ最高級プレミアムセダン レクサスLSのフルモデルチェンジが2017年10月19日に行われました。
新型レクサスLSは、
- 美しいエクステリアが魅せる圧倒的な存在感
- 数十年にわたって最上級車の称号を与えられている特別感が成せる雰囲気
- 価格帯に見合うだけの他の車にはない高付加価値
など魅力満載の車です。
そんな最高の車である新型LSの発売を待ち望んでいる皆さん。自分という特別な存在に相応しいレクサスLSに乗車しましょう!