ジムニーシエラのタイヤは低燃費タイヤもおすすめ！国内・海外メーカーからピックアップ

ジムニーシエラのタイヤに適合するブランドは？燃費重視・走破性重視の1本

ジムニーシエラ（JB74型）は、軽自動車のジムニー（JB64型）とは一線を画す、1.5L直列4気筒エンジンを搭載した登録車です。軽のジムニーに比べてトレッド幅が広く、排気量も大きいことから、高速道路での合流や追い越しもスムーズに行うことができ、街乗りからロングドライブまで快適に走行できます。しかし、ジムニーシエラは純正のままでも走破性は高いものの、オーナーは個性を出すためにタイヤを交換するケースが多く、特に見た目の迫力や走行性能、乗り心地を両立できるタイヤを探しています。

そこで、ここでは国内外の各タイヤメーカーがラインナップしているジムニーシエラのサイズに適合するサマータイヤをピックアップしました。各ブランドは、燃費性能を重視したモデル、荒れた路面での走破性を追求したモデル、静粛性や快適性を高めたモデルなど、タイヤに独自の「味付け」を施しています。オーナーの主な使用目的（オンロード中心か、オフロード中心か）や、求める見た目（ホワイトレターなど）に応じて最適なタイヤを選ぶことができます。

タイヤ交換の際には、モデルによる純正サイズの変更点に注意が必要です。先代のJB43型ジムニーシエラは「205/70R15」が標準装備でしたが、現行のJB74型では「195/80R15」へとサイズ変更されました。この後のセクションでは、それぞれのジムニーシエラに適合するブリヂストンやヨコハマタイヤ、トーヨータイヤ（TOYO TIRES）、ダンロップ、そしてオフロードタイヤで人気の高いBFグッドリッチなど、国内・海外メーカーのおすすめ夏タイヤをご紹介します。

新型JB74ジムニーシエラの純正サイズ「195/80R15」に適合するハイウェイテレーン・オールテレーン・マッドテレーンタイヤのおすすめ

2018年7月5日にデビューした新型JB74ジムニーシエラは、先代と同じ15インチホイール径を採用しつつ、純正タイヤサイズは「195/80R15」となりました。ジムニーシエラに装着するSUV用タイヤは、その用途によって大きくタイプが分かれます。普段の移動が一般道や高速道路といった舗装路（オンロード）中心で、燃費や乗り心地を重視するオーナーには「H/T（ハイウェイテレーン）」タイヤがおすすめです。一方、キャンプ場の砂利道や林道、あるいは本格的な泥濘地（オフロード）を走破したいと考えるオーナーには、高いグリップ力を発揮する「A/T（オールテレーン）」タイヤや、泥詰まりに強い「M/T（マッドテレーン）」タイヤが最適な選択肢となります。近年、A/TとM/Tの中間に位置し、アグレッシブな見た目と舗装路での扱いやすさを両立した「R/T（ラギッドテレーン）」も人気が高まっています。

さっそく、新しいJB74型ジムニーシエラに適合するサマータイヤのラインナップをチェックしていきましょう。走破性重視のオールテレーンやマッドテレーンは、そのワイルドなトレッドパターンで愛車のドレスアップ効果も高めますが、燃費性能や静粛性を重視したSUVタイヤも多数存在します。ご自身の利用シーンと予算を考慮し、最もバランスの取れたタイヤを選んで快適なジムニーシエラライフを送りましょう。

トーヨータイヤ オープンカントリー A/T Ⅲ からジムニーシエラに適合するホワイトレターが仲間入り！

TOYOTIRES　OPEN COUNTRY A/TⅢ 195/80 R15 96S

ジムニーシエラの足元をホワイトレターでドレスアップする TOYOTIRES OPEN COUNTRY A/TⅢ

トーヨータイヤ OPEN COUNTRY A/TⅢ（オープンカントリー エーティー スリー）は、オン・オフロードでの走破性にすぐれたオールテレーンタイヤです。悪路のみではなく、雪道にも対応できる性能を持ちます。ホワイトレターも追加になり、ジムニー・シエラの足元のドレスアップにもおすすめです。

バン用の設計だがサイズはピッタリと新しいジムニーシエラに合う！ヨコハマのジオランダーH/TはSUV用の燃費重視タイヤ

YOKOHAMA GEOLANDER H/T 195/80R15 107/105L

ヨコハマタイヤのSUV用タイヤブランドであるジオランダーからは、オンロード性能を重視したハイウェイテレーン「GEOLANDAR H/T G056」がジムニーシエラに適合するサイズをラインナップしています。このタイヤは、バンやトラック用の設計をベースにしつつ、シングルタイヤとしてのロードインデックス（LI）が設定されており、ジムニーシエラに装着する際は、記載されているロードインデックス値（例：107）に合わせて適切な空気圧に調整することが重要です。これにより、車両の定格荷重をしっかりと支え、安全かつ快適な走行性能を確保します。H/T G056は、普段使いの乗り心地や燃費を重視するオーナー、特に長距離の高速道路走行が多いユーザーにおすすめの選択肢です。

このタイヤは、4本の太い主溝に施されたジグザグ加工によってエッジ効果を高め、ウェット路面でのトラクション（駆動性能）をしっかりと稼ぎ出します。これにより、ジムニーシエラで懸念されがちな雨天時のハイドロプレーニング現象の発生を抑制し、高い排水性を実現しています。また、トレッド面には多数のラグ溝と最適化されたショルダーブロックを配置しています。この設計が偏摩耗に対する高い耐性を発揮するため、一般的なH/Tタイヤよりもロングライフ性能が高く、経済的にも安心感があります。さらに、静粛性にも配慮した設計となっており、街乗りでの快適な乗り心地を求めるジムニーシエラオーナーに人気の高いモデルです。

ジオランダーのオールテレーンは乗用車設計で安心！ジムニーシエラの新しいサイズもしっかりラインナップしていて舗装道路も砂利道もどんと来いなタイヤ

YOKOHAMA GEOLANDER A/T G015 195/80R15 96H

ヨコハマタイヤのSUV用タイヤブランドであるジオランダーからは、全路面対応型の「GEOLANDAR A/T G015」が新型ジムニーシエラに適合するサイズを豊富にラインナップしています。このオールテレーンタイヤは、舗装路での快適な乗り心地と、未舗装路や林道での高い走破性を両立させる設計です。純正サイズである「195/80R15」には、ロードインデックス（LI）96が設定されており、車検にも適合します。A/Tタイヤは、アグレッシブなトレッドパターンでカスタム感も高いため、日常の街乗りを快適にしつつ、週末はキャンプやアウトドアでオフロード走行も楽しみたいオーナーに特におすすめできるモデルです。

このタイヤは、様々な方向に刻まれた深いラグ溝がマッド（泥）路面や砂利道といった未舗装路で地面をしっかりと掴み、強力なトラクションを生み出します。さらに、細かい溝であるサイプが多数配置されていることで、ドライ路面はもちろん、雨天時のウェット路面でも高いグリップ力を発揮します。また、多くのA/Tタイヤと同様にM+S（マッド＆スノー）規格に対応しているため、急な降雪やシャーベット状の雪道にも対応しますが、凍結路面や本格的な雪道では必ずスタッドレスタイヤを装着してください。GEOLANDAR A/T G015は、偏摩耗を抑制する構造も採用しており、ロングライフ性能と耐摩耗性にも優れています。

ダンロップのグラントレックではオールテレーンタイヤが新しいジムニーシエラに適合していて耐摩耗性能が高くなっているのでロングライフを実現

DUNLOP GRANDTREK AT3 195/80R15 96S

ダンロップがSUV向けに展開するオールテレーンタイヤ「GRANDTREK AT3（グラントレック エーティースリー）」は、新型ジムニーシエラに適合するサイズをラインナップしています。このモデルは、ブラックレターのサイドウォールを採用し、純正からの交換でも車両の雰囲気を損なうことなく、むしろ引き締まった印象を与えます。GRANDTREK AT3は、オンロードとオフロード双方での高いバランスを追求しており、舗装路では高速走行時の安定性や、雨天時のハイドロプレーニング現象を抑制する強力な排水性能を備えています。この排水性能は、特に高速道路での安全な走行を支える重要な要素です。

トレッドパターンには、ショルダー部のデザインと細かく刻まれたサイプが工夫されており、これが未舗装路や泥濘地での確かなトラクション（駆動力）と、タイヤ自体の耐久性を高めています。日常の街乗りから週末の林道やキャンプ場への移動まで幅広く対応できる汎用性の高さが魅力です。また、GRANDTREK AT3は他社製品と比較して価格帯が比較的安い傾向にあるため、優れたコストパフォーマンスを発揮します。初めてジムニーシエラ用のオールテレーンタイヤに交換し、手軽にドレスアップと性能向上を図りたいオーナーにも、非常におすすめできるタイヤです。

ブリヂストン（BRIDGESTONE）の「デューラー A/T 694」はジムニーシエラに求められる走破性と快適性を両立して快適性や低燃費性能にも配慮

BRIDGESTONE DUELER A/T 694 195/80R15 96S

ブリヂストン デューラー A/T 694の角度をつけた主溝が駆動性や直進性に加えて高いコーナリング性能を発揮

ブリヂストンが提供するSUV向けオールテレーンタイヤは、現行モデルの「DUELER A/T 001（デューラー エーティー ゼロゼロワン）」がジムニーシエラに適合するサイズをラインナップしています。このタイヤは、先代モデルの優れた基本性能を受け継ぎつつ、あらゆる路面で優れたトラクションと高いマイレージ（耐摩耗性）を実現するプレミアムなオールテレーンタイヤです。特に、ジムニーシエラのオフロード性能を活かしながらも、舗装路での快適な走行性能とロングライフを求めるオーナーから高い支持を集めています。

DUELER A/T 001は、SUVのプレミアムな走りを実現するため、トレッド構造において快適性や転がり抵抗（低燃費性能）にも配慮した設計を採用しています。また、ブロック剛性を最適化することで優れた耐摩耗性能を発揮し、タイヤの寿命を延ばします。センターブロックにはこだわりのパターンデザインを施しており、これが高いウェットグリップ性能と直進安定性をもたらします。さらに、M+S（マッド＆スノー）規格にも対応しているため、季節や天候を問わず安定した走りをジムニーシエラで提供します。

BFグッドリッチ（BFGoodrich）の「マッドテレーン T/A KM3」はジムニーシエラの過酷なオフロードでの走りを可能にする強靭な構造とグリップが魅力

BFGoodrich Mud-Terrain T/A KM3 LT215/75R15 100/97Q LRC RBL

BFグッドリッチの「Mud-Terrain T/A KM3（マッドテレーン ティーエー ケイエムスリー）」は、新型ジムニーシエラを本格的なオフロード仕様にカスタムする際に非常に人気の高い、極めて高い走破性を追求したマッドテレーンタイヤです。このタイヤは、マッドテレーン特有のワイルドなルックスと圧倒的なグリップ性能を持ち、ドレスアップ効果を求めるオーナーからも支持されています。特に、リフトアップなどのカスタムを施したジムニーシエラに装着することで、その存在感を際立たせることができます。

このKM3は、世界で最も過酷なオフロードレースの一つである「Baja 1000（バハ 1000）」で培ったレーシングテクノロジーを応用して設計されています。特に、サイドウォール（タイヤの側面）の剛性と耐久性を極限まで高めており、岩場や鋭利な障害物による裂けや割れといったダメージを抑制します。深く刻まれたアグレッシブなトレッドパターンと相まって、泥濘地やロック（岩場）などの過酷な路面で強力なトラクション（駆動力）を発揮します。ジムニーシエラの卓越した悪路走破性をさらに高め、本格的なクロスカントリー走行やハードな林道アタックを可能にする一本です。

トーヨータイヤ（TOYO TIRES）の「オープンカントリー A/T プラス」は優れたドライ性能とマッド性能によりオールラウンドなジムニーシエラの走りを実現

TOYO TIRES OPEN COUNTRY A/T plus 195/80R15 96S

トーヨータイヤ オープンカントリー M/Tのジグザグブロックがエッジを効かせて高いトラクションを発揮

トーヨータイヤがCCV（クロスカントリー・ビークル）専用に開発したオールテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY A/T plus（オープンカントリー エーティー プラス）」は、ジムニーシエラに適合する人気モデルです。このタイヤは、舗装路（オンロード）での確かなドライグリップ性能と、未舗装路（オフロード）での強力なマッド性能を高い次元で両立させています。普段使いでの快適性や安定性を確保しつつ、キャンプや林道といったアウトドアシーンでの走行性能も重視するオーナーにとって、非常にバランスの取れた選択肢となります。

OPEN COUNTRY A/T plusは、優れたブレーキ性能やトラクション性能を実現するだけでなく、タイヤ構造全体で操縦安定性を高めています。これにより、ジムニーシエラのオンロードでのリニアなハンドリングレスポンスと、オフロードでの正確な操作性を向上させます。また、トレッド部には特徴的なスペシャルシリカコンパウンドを採用しています。このコンパウンド技術が、低燃費性能（転がり抵抗の抑制）と、雨天時のウェットグリップ性能という通常は相反する性能をしっかりとバランス化させている点が強みです。M+S（マッド＆スノー）規格にも対応し、年間を通じてジムニーシエラの安心安全な走行をサポートします。

ナンカン（NANKANG）の「マッドスター ラジアル M/T」は路面を捉えるトレッドと高いトラクションを発揮するショルダーがジムニーシエラの走りをタフに

NANKANG MUDSTAR RADIAL M/T 195/80R15 107/105N

ナンカン マッドスター ラジアル M/Tの剛性が高いショルダー部とサイドウォール部が路面からの振動を低減

ナンカンの「MUDSTAR RADIAL M/T（マッドスター ラジアル エムティー）」は、ジムニーシエラでのさまざまな路面状況で高いハンドリング性能とトラクションを実現するマッドテレーンタイヤです。このタイヤは、アジアンタイヤならではの優れたコストパフォーマンスと、本格的な悪路走破性を両立しているため、カスタムベースとしても高い人気を誇ります。舗装路での使用頻度が低い、ハードなオフロード走行をメインに楽しみたいオーナーに特におすすめです。

トレッドパターンはマッド、グラベル、ダートなどのオフロードで、小石や泥をしっかり噛み込むように設計されており、優れた操縦安定性を発揮します。また、ショルダー部まで深く広げたパターンデザインが、路面の凹凸や深い轍（わだち）に確実に対応し、悪路での走破性を向上させます。さらに、OUT側（外側）のサイドウォールに大胆に施されたホワイトレターが、ジムニーシエラの足元に強いインパクトを与え、ワイルドで本格的なドレスアップを演出します。

MUDSTAR RADIAL M/Tは、ジムニーシエラの純正ホイールサイズである15インチに対応するサイズを豊富に取り揃えています。特に、純正サイズ（195/80R15）と近いホイール径ながら外径を大きくし、迫力を増したいオーナーの間で、次に紹介する「215/75R15」サイズのLTタイヤ（ライトトラックタイヤ）を装着するカスタムが人気です。このLT規格のタイヤは、高い負荷能力と耐久性を持ち、純正の15インチホイールを活かしたまま、ルックスとオフロード性能の向上を実現できます。

JB43ジムニーシエラに適合する燃費重視の夏タイヤ

先代のJB43型ジムニーシエラの純正タイヤサイズは「205/70R15」です。主に街乗りでの通勤や買い物、長距離の旅行などで使用するオーナーは、車両の経済性を高めるため、燃費性能と快適性を重視したタイヤを選ぶのがおすすめです。このサイズは乗用車向けのSUVタイヤブランドからも豊富にラインナップされており、特に「低燃費タイヤ」としてラベリング制度が適用されたモデルは、燃費向上だけでなく、静粛性や乗り心地の面でも高い性能を発揮します。

低燃費タイヤとは、日本自動車タイヤ協会（JATMA）が定めるラベリング制度に基づき、「転がり抵抗性能」がA等級以上、「ウェットグリップ性能」がd等級以上という二つの基準を両方満たしたタイヤを指します。転がり抵抗が低いタイヤはガソリン代の節約に直結し、環境性能にも優れています。また、ウェットグリップ性能は雨の日のブレーキング性能、すなわち安全性に直接関わる重要な要素です。ここでは、JB43ジムニーシエラの乗り心地や経済性を向上させるために、国内・海外メーカーから厳選した、低燃費ラベリングに対応する夏タイヤをご紹介します。

クロスオーバーSUV向けに設計されているジオランダーSUVはオンロードを想定したパターンで低燃費性を高めていて街乗りジムニーシエラに最適

YOKOHAMA GEOLANDER SUV 205/70R15 96H

ヨコハマタイヤの「GEOLANDAR SUV（ジオランダー エスユーブイ）」は、主に舗装路（オンロード）を走るクロスオーバーSUV向けに開発されたタイヤです。同社のエコタイヤブランド「BluEarth（ブルーアース）」で培った先進技術を注ぎ込み、低燃費性能を徹底的に高めているため、JB43型ジムニーシエラの街乗りメインのオーナーにぴったりです。このタイヤはM+S（マッド＆スノー）規格に対応しており、突然の降り始めの雪やシャーベット路面には対応できますが、本格的に凍結路面（アイスバーン）を走行する場合は必ずスタッドレスタイヤに履き替える必要がありますので注意が必要です。

GEOLANDAR SUVは、SUV用タイヤの中でもコンフォート性能に重点を置いた設計となっており、高い静粛性が大きな特徴です。パターンノイズの低減に成功しているため、高速道路や長距離走行時の疲労を軽減します。また、段差や路面の凹凸を踏んだ際の衝撃吸収性にも優れており、ジムニーシエラの乗り味をマイルドにし、快適な乗り心地を提供します。低燃費性能だけでなく、ロングライフ性能と経済性も兼ね備えた、バランスの取れたモデルとして人気があります。

ジムニーシエラにおすすめのダンロップのSUV用オンロードタイヤは安定性・ウェット性能・低燃費・ロングライフの4つを両立したバランスの優れたタイヤ

DUNLOP GRANDTREK PT3 205/70R15 96H

ダンロップのオンロード向けH/Tタイヤ「GRANDTREK PT3（グラントレック ピーティースリー）」は、乗用車に比べて背が高く、高速走行時にふらつきやすいジムニーシエラのようなSUVでも、そのふらつきを抑制するための専用技術を盛り込み、高い操縦安定性を実現しています。トレッド剛性の最適化などにより、カーブやレーンチェンジの際の挙動を安定させます。また、ウェット性能も非常に高く設計されており、雨で濡れた路面でも確かなグリップ性能と排水性を発揮するため、安全性を強力にサポートします。

このPT3は、先代モデルと比較して性能が大幅に進化しました。具体的には、ドライバーの操作に忠実な操縦安定性を約18パーセント向上させています。さらに、低燃費に直結する転がり抵抗を約11パーセント低減し、タイヤが長く使えることに繋がる耐摩耗性は約35パーセント向上させ、ロングライフ性能を実現しました。これらの高い性能を誇りながら、他のメーカーの同クラス製品に比べて価格が安い傾向にあるため、コストパフォーマンスに優れており、JB43型オーナーにとって経済性と安定性を両立させるおすすめのタイヤです。

均等にタイヤが減ることを目指したエナセーブEC204は最後まで使い切ることができて「もったいない」を防ぐことができるジムニーシエラにおすすめのエコタイヤである

DUNLOP ENASAVE EC204 205/70R15 96S

ダンロップが提供する低燃費タイヤ「ENASAVE EC204（エナセーブ イーシーニマルヨン）」は、転がり抵抗性能「AA」、ウェットグリップ性能「c」を取得している、JB43型ジムニーシエラに適合する経済性の高いサマータイヤです。このタイヤは、最後までしっかりと使い切ることをコンセプトに開発されており、長期にわたる使用を前提としています。具体的には、一般的な摩耗に対する耐摩耗性を高めていることはもちろんのこと、タイヤの接地面全体が均一に摩耗するように耐偏摩耗性も強化しています。これにより、タイヤの端だけが極端に減って交換を余儀なくされるといった事態を防ぎます。

偏摩耗を効果的に抑制できるということは、本来期待される寿命よりも早くタイヤを交換する頻度を減らせるということです。結果的に、タイヤを新品で購入するサイクルを大幅に延ばすことができ、トータルでのランニングコストを抑えられます。また、低燃費性能の向上は、ガソリン消費量の削減を通じて環境負荷の低減にも貢献します。ジムニーシエラオーナーの経済性と安全性、そして環境性能の全てに配慮したダンロップのエナセーブEC204は、街乗りを中心としたユーザーに安心感のあるカーライフを提供します。

グッドイヤーのSUVタイヤはマッド+スノーでありながら低燃費タイヤ並みの燃費性能と耐摩耗性を持つジムニーシエラに適合するロングライフなサマータイヤ

GOOD YEAR EfficientGrip SUV HP01 205/70R15 96H

グッドイヤーのオンロード向けSUVタイヤ「EfficientGrip SUV HP01（エフィシェントグリップ エスユーブイ エイチピーゼロイチ）」は、先代モデルであるラングラーHPに比べ、ジムニーシエラでの低燃費性能とロングライフ性能を追求したタイヤです。特に静粛性が大幅に向上している点が特徴で、トレッドパターンの最適化によりパターンノイズを約38.3パーセント低減し、路面との摩擦で生じるロードノイズを約12.9パーセント低減しました。これにより、ジムニーシエラでの長距離ドライブや街乗りにおいて、非常に快適な乗り心地を提供します。

背が高くふらつきやすいSUVのために設計されたエフィシェントグリップSUV HP01は、タイヤのサイド部の歪み（たわみ）を少なくする特殊構造を盛り込んでいます。この技術により、高速道路での車線変更やカーブでのふらつきが大幅に少なくなり、安定した操縦安定性を実感することができます。また、転がり抵抗も低く抑えているため、優れた低燃費性能と、安心感のある走りを両立しています。静かで経済性の高いタイヤを探しているジムニーシエラオーナーに最適な一本です。

燃費性能を重視したデューラーH/LはSUV用の中でも燃費性能が特に高くコストパフォーマンスもいいタイヤ

BRIDGESTONE DUELER H/L 850 205/70R15 96H

ブリヂストンの「DUELER H/L 850（デューラー エイチエル ハチゴーマル）」は、ブリヂストンのSUVタイヤラインナップの中でも特に低燃費性能を重視して開発されたハイウェイテレーン（H/T）タイヤで、JB43型ジムニーシエラにおすすめのサマータイヤです。このモデルは、静粛性と耐摩耗性も向上させています。特に、ジムニーシエラなどのSUVにありがちな偏摩耗を抑える専用のパターン設計を採用することで、タイヤのライフ性能が長く、コストパフォーマンスにも優れた夏タイヤとして多くのオーナーに選ばれています。

このDUELER H/L 850は、先代製品（H/L 687）よりも大幅な進化を遂げました。ジムニーシエラの燃費に直接つながる転がり抵抗係数を約24パーセント低減しています。また、走行時の騒音エネルギーのもととなるパターンノイズを約15パーセント低減することで、車内の静粛性を大きく向上させました。これらの進化により、JB43型ジムニーシエラの経済性と乗り心地を高いレベルで両立し、長距離ドライブでの疲労軽減にも貢献する、バランスの取れたモデルです。

低燃費性能AAを獲得してライフ性能も高いエコピアNH100 RVはミニバン向けタイヤだがジムニーシエラにもピッタリ合う

BRIDGESTONE ECOPIA NH100 RV 205/70R15 96H

ブリヂストンの低燃費タイヤ「ECOPIA NH100 RV（エコピア エヌエイチヒャク アールブイ）」は、元々ミニバン専用に設計されたタイヤですが、JB43型ジムニーシエラの純正サイズ「205/70R15」がラインナップされているため、装着が可能です。このタイヤは、転がり抵抗性能「AA」、ウェットグリップ性能「b」という優れた低燃費タイヤのラベリングを取得しているエコタイヤです。ミニバン特有の車重と走行特性に合わせて開発された構造は、ジムニーシエラを街乗りや長距離走行で利用する際に、大きなメリットをもたらします。

ECOPIA NH100 RVは、ブリヂストンのベーシックモデルであるネクストリーと比較して、転がり抵抗係数だけでなく耐摩耗性も大幅に向上させており、ロングライフ性能を実現している点が大きな特徴です。特にミニバン向けに採用された専用設計が、背が高くふらつきやすいジムニーシエラの挙動を安定させます。これにより、高速走行時のレーンチェンジやカーブでも安定性を確保し、ドライバーに安心感のある走りを提供します。高い経済性と操縦安定性を両立し、日常使いのジムニーシエラオーナーから高い支持を得ているモデルです。

JB43ジムニーシエラに適合する走破性重視のサマータイヤ

各タイヤメーカーは、燃費や静粛性を重視したオンロード（H/T）タイヤの他にも、悪路や未舗装路の走行を得意とする走破性重視のタイヤを幅広くラインナップしています。JB43型ジムニーシエラの持つ高いオフロード性能をさらに引き出し、林道やキャンプ場へのアクセスを快適にしたいオーナーにとって、これらのタイヤは最適な選択肢となります。これらのタイヤは、その性能特性から、日常使いと趣味の走行のバランスを考慮して選ぶことが重要です。

一般的に、走破性重視のタイヤは「オールテレーンタイヤ（A/T）」や「マッドテレーンタイヤ（M/T）」と呼ばれ、設計思想が大きく異なります。オールテレーンタイヤ（A/T）は、舗装路（オンロード）と未舗装路（オフロード）の両方でバランスの取れた性能を発揮できるよう設計されています。一方、マッドテレーンタイヤ（M/T）は、泥濘地や岩場などの極めて過酷なオフロードを楽に走破できるよう、特化したグリップ力を持っています。しかし、M/Tタイヤはオンロード走行時において、燃費性能の悪化や、パターンノイズによる走行音の増大、乗り心地の低下といったデメリットもあるため、使用目的に合わせて慎重に選ぶ必要があります。

JB43ジムニーシエラの純正タイヤサイズである「205/70R15」に適合する走破性を重視したサマータイヤとして、特にオンロードとオフロードのバランスに優れたオールテレーンタイヤに焦点を当ててご紹介します。このサイズのA/Tタイヤは、カスタム感を高めつつ、日常の快適性を損ないにくいというメリットがあります。ここでは、信頼性の高いブリヂストンやヨコハマといった国内メーカーのオールテレーンモデルを厳選してご紹介します。

3本のグループがマッド性能と静粛性を高めSUVらしいゴツゴツとしたたくましいカッコよさを身にまとうデューラーのオールテレーンタイヤ

BRIDGESTONE DUELER A/T 001 205/70R15 96S

ブリヂストンのオールテレーンタイヤ「DUELER A/T 001（デューラー エーティー ゼロゼロワン）」は、JB43型ジムニーシエラの純正サイズ「205/70R15」に適合する代表的なモデルです。このタイヤは、オフロードでの走破性とオンロードでの快適性を両立させるために設計されています。トレッドパターンは、両端の2本のストレートグルーブ（縦溝）と、中央部のジグザググルーブを組み合わせることで、ドライ路面からマッド路面まで様々な路面状況で高いトラクションと排水性を実現します。

DUELER A/T 001では、トレッドゴムの配合が全面的に見直されています。これにより、タイヤの寿命（ライフ性能）が従来製品よりも約11パーセント向上し、ロングライフを実現しました。また、燃費に大きく繋がる転がり抵抗係数も約18パーセント低減しており、経済性の向上にも貢献しています。外観に関しては、デューラーA/Tにはブランド名などが白く書かれたホワイトレタータイヤが一部サイズでラインナップしていますが、ジムニーシエラに適合する「205/70R15」サイズは、落ち着いた印象の通常のブラックレタータイヤとなっています。

海外のクロスカントリーSUVにも純正装備されているジオランダーA/Tは夏の様々な路面状況でも安心して走行できるヨコハマタイヤのオールテレーンタイヤ

YOKOHAMA GEOLANDER A/T G015 205/70R15 96H

ヨコハマタイヤのオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR A/T G015（ジオランダー エーティー ジーゼロイチゴ）」は、JB43型ジムニーシエラの純正サイズ「205/70R15」にも適合し、高い人気を誇るモデルです。このタイヤは、オンロードでの快適な乗り心地、ウェット路面での高い安心感、そしてマッド路面での確かな走破性など、オールテレーンに求められる全ての性能で高い信頼性を実現しています。新開発のトレッドパターンとコンパウンドを採用することで、耐摩耗性が向上し、タイヤの耐久性とロングライフ性能を大幅に高めています。

GEOLANDAR A/Tシリーズは、その高い信頼性と悪路走破性が評価され、世界各国で販売されているクロスカントリーSUVの新車装着タイヤ（OEタイヤ）に選ばれるほどの確かな実績を持ちます。この「G015」が持つ世界中の過酷な道を走破した実績と技術力は、日本の舗装路や未舗装路においても十分にその実力を発揮します。日常の街乗りから、週末の林道やキャンプまで、幅広いシーンでジムニーシエラの走行を力強くサポートします。

耐偏摩耗性に評価が高いダンロップのタイヤはオールテレーンでも効果を発揮！1組のタイヤとロングライフな毎日を送れる

DUNLOP GRANDTREK AT3 205/70R15 96S

ダンロップのオールテレーンタイヤ「GRANDTREK AT3（グラントレック エーティースリー）」は、ジムニーシエラに最適なオンロードとオフロードのバランスを追求しています。オンロード走行においては、高速走行時の安定性と強力な排水性を持ち、雨の日の高速道路でもハイドロプレーニング現象を抑制し、安心感のある走りを実現します。一方、オフロードでは、トレッドに設けられた小さなポケット、細かく刻まれたサイプ（SIPE）、そして力強いスクエアショルダーがしっかりと地面に食いつき、未舗装路での高い走破性（トラクション）を実現します。

このGRANDTREK AT3は、同社の低燃費タイヤであるエナセーブEC204と同じく、耐偏摩耗性（偏った摩耗を防ぐ性能）に優れた設計を採用しています。タイヤの接地面全体に均一に圧力がかかるよう工夫しているため、摩耗が均一に進みやすいのが特徴です。その結果、トレッドの全ての溝を無駄なく使い切ることが多くなるため、「他の場所はまだ溝があるのに端だけツルツルで交換しなければならない」というもったいない交換パターンを減らします。これにより、タイヤのロングライフが実現し、ジムニーシエラオーナーのランニングコストとコストパフォーマンスを大幅に向上させます。

【新型ジムニーシエラ】ホイール交換に必要な純正タイヤサイズ・ホイールサイズ一覧

ジムニーシエラにはSUVタイヤもオールテレーンタイヤも低燃費タイヤもピッタリ適合するサイズがたくさんラインナップしている

ジムニーシエラは本格的なクロスカントリーSUVとしてのイメージが強いですが、実際には様々な用途に対応できる幅広いタイヤサイズがラインナップしています。特に、純正サイズである「205/70R15」は、乗用車やミニバン向けの低燃費タイヤにも適合するサイズがあります。悪路走破性は劣りますが、街乗り限定や通勤での利用が主であれば、低燃費タイヤはチョイスする価値が十分にあります。舗装されたオンロードにおいては、転がり抵抗が低く、他のタイプのタイヤを凌駕するほどの燃費性能と静粛性を発揮するため、経済性を重視するオーナーには最適なおすすめのタイヤです。

もちろん、山間部や林道、キャンプ場へ向かう道路など、未舗装路（オフロード）を走行する機会がある場合は、走破性も考慮したタイヤが適しています。その場合は、燃費性能もある程度担保されたSUVタイヤ（H/T）や、悪路走破性を重視したオールテレーンタイヤ（A/T）がぴったりです。これらのタイヤは、デューラー（DUELER）、グラントレック（GRANDTREK）、ジオランダー（GEOLANDAR）といった主要なSUVタイヤブランドから豊富にラインナップされていますので、オーナー様の走行スタイルやカスタムの好みに応じて選ぶことができます。

各ブランドのSUVタイヤは、それぞれ得意とするテーマを設定しています。例えば、耐久性やロングライフを重視するモデル、乗り心地や静粛性を追求するモデル、そして見た目の迫力を重視したホワイトレターモデルなど、個性豊かです。ジムニーシエラは、このような多様なタイヤを装着することで、オーナー好みのカスタマイズを楽しめるのが魅力の一つです。最適なタイヤを選び、経済性、快適性、走破性を兼ね備えた、素敵なカーライフを送ってください。