ホンダeにおすすめのタイヤで航続距離を伸ばそう
ホンダ初の量産型BEV(電気自動車)として2020年10月に発売された「Honda e」。独自のRR(リアモーター・リア駆動)レイアウトと前後重量配分50:50という走りへの徹底的なこだわりが話題を呼びました。なお、ホンダeは2024年1月をもって生産を終了し、その後在庫がなくなり次第販売も終了しています。現在は中古市場での流通のみとなっています。タイヤを探しているオーナーにとっては、純正と同じ前後異径サイズへの対応が必要です。
ホンダeのタイヤの純正サイズは前輪が「205/45ZR17」、後輪が「225/45ZR17」と前後でサイズが異なります。Honda公式取扱説明書にも明記されていますが、前後でサイズが異なるためタイヤのローテーション(前後入れ替え)はできません。交換時は前輪2本・後輪2本それぞれ個別に手配する必要がある点に注意してください。
前輪に「205/45ZR17」タイヤを標準装備するホンダeのグレード
- Honda e Advance
後輪に「225/45ZR17」タイヤを標準装備するホンダeのグレード
- Honda e Advance
タイヤサイズ表記の見方とは:ZR・XL・ロードインデックスの意味
サイドウォールに刻まれた「225/45ZR17 94W XL」という並びは、それぞれ別の情報を持っています。225が断面幅(mm)、45が扁平率(幅に対する高さの比率)、Rがラジアル構造、17がリム径(インチ)です。続く94がロードインデックス(LI・タイヤ1本が支えられる荷重)、Wが速度記号(許容最高速度)を示します。サイズの中に入っている「Z」は240km/h超対応を示す表記で、ホンダeの純正装着タイヤがスポーツカテゴリー由来であることの名残です。
ホンダeで見落とされがちなのがXL(エクストラロード)規格です。XLは同じサイズの標準規格より高い空気圧を入れることで、より大きな荷重に対応できる規格を意味します。ホンダeの車両重量は約1,510〜1,540kgと、全長3,895mmというサイズ感に対してかなり重い部類に入ります。これは床下に35.5kWhの駆動用バッテリーを積むBEVの宿命で、同クラスのガソリン車と比べると300kg前後重い計算です。標準規格とXL規格では適正空気圧の設定が変わるため、交換時には作業店で車両指定値と規格の組み合わせを確認してください。
速度記号は、Vが240km/h、Wが270km/hまでの設計を示します。日常使用でこの領域を使うことはありませんが、速度記号は高速域での耐久性を保証する指標でもあるため、純正相当以上を選んでおくと構造面での余裕が確保できます。
ホンダeにおすすめの低燃費/コンフォート/スポーツタイヤ10選
ホンダeにおすすめのタイヤを紹介します。タイヤサイズにある記号「ZR」は速度記号で240km/h以上対応を示します。前輪用「205/45R17」、後輪用「225/45R17」から速度記号「W」以上のタイヤを紹介します。
ホンダeに標準装備されているタイヤはミシュランのPILOT SPORT 4です。RR駆動のハンドリング性能を最大限引き出すために選ばれたスポーツタイヤですが、ここでは航続距離の延長に寄与する低燃費・コンフォートタイヤを中心にピックアップしました。WLTCモードで259km(ホンダ公式値)という航続距離をできるだけ伸ばすには、転がり抵抗の低いタイヤ選びが直接効いてきます。
高レベルの静粛性でホンダeの上質な乗り心地を実現するコンフォートタイヤ グッドイヤー エフィシェントグリップ コンフォート(前輪)
GOODYEAR EfficientGrip Comfort 205/45R17 88W XL
路面からの衝撃を抑えて快適な乗り心地を実現した GOODYEAR EfficientGrip Comfort
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip Comfort |
| タイヤサイズ | 205/45R17 |
| タイヤ外径 | 616mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | W |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 15,200円〜(2026年調べ) |
転がり抵抗AAの優れた低燃費性能でホンダeの航続距離を伸ばす グッドイヤー エフィシェントグリップ コンフォート(後輪)
GOODYEAR EfficientGrip Comfort 225/45R17 94W XL
優れた低燃費性能でホンダeの航続距離がのびる GOODYEAR EfficientGrip Comfort
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip Comfort |
| タイヤサイズ | 225/45R17 |
| タイヤ外径 | 634mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 94 |
| 速度記号 | W |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 17,200円〜(2026年調べ) |
グッドイヤー EfficientGrip Comfort(エフィシェントグリップ コンフォート)は、転がり抵抗AAという最高水準の低燃費性能と、路面の衝撃を低減するコンフォート性能を兼ね備えたタイヤです。電費が向上するため、259kmというホンダeの航続距離をさらに引き出せる可能性があります。RR駆動で後輪に駆動力が集中するホンダeは後輪の摩耗が早い傾向があり、コンフォート系タイヤながら耐摩耗性もしっかり確保しているこのタイヤは、維持コストの面でも選びやすい一本です。前後ともXL規格のため、車両重量に対する荷重の余裕という点でも純正の考え方を踏襲できます。
タイヤが摩耗してもウェットグリップ力が持続してホンダeの走行に安心感をもたらす ミシュラン プライマシー 4+(前輪)
MICHELIN PRIMACY 4+ 205/45R17 88V XL
エバーグリップ・テクノロジーがウェット性能を長続きさせる MICHELIN PRIMACY 4+
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | PRIMACY 4+ |
| タイヤサイズ | 205/45R17 |
| タイヤ外径 | 616mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 21,500円〜(2026年調べ) |
ブロック剛性の向上で高速走行とハンドリングの安定性がアップした ミシュラン プライマシー 4+(後輪)
MICHELIN PRIMACY 4+ 225/45R17 94W XL
ブロック同士が支え合うからハンドリング操作が安定している MICHELIN PRIMACY 4+
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | PRIMACY 4+ |
| タイヤサイズ | 225/45R17 |
| タイヤ外径 | 634mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 94 |
| 速度記号 | W |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 23,300円〜(2026年調べ) |
ミシュラン PRIMACY 4+(プライマシー フォープラス)は、ブロック剛性を強化することで高速走行時のハンドリング操作が安定したコンフォートタイヤです。ミシュラン独自のエバーグリップ・テクノロジーにより、タイヤが摩耗してもウェットグリップ力が長期間持続するのが最大の特長です。ローテーションができないホンダeでは後輪が早めに摩耗しがちです。後輪用の225/45R17はウェットグリップaを取得しており、摩耗が進んでも雨天時の安心感が続く設計のため、ホンダeの後輪交換時に特に向いています。低燃費グレードは前輪でA/b、後輪でA/aです。純正がミシュランのため、フィーリングの連続性を重視して同ブランド内で乗り換えたい場合の第一候補になります。
かつてないほどの静粛性でホンダeの乗り心地を最上級にする ヨコハマ アドバン デシベル V552(前輪)
YOKOHAMA ADVAN dB V552 205/45R17 88W
ヨコハマ史上最も静粛性の高いタイヤ YOKOHAMA ADVAN dB V552
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | ADVAN dB V552 |
| タイヤサイズ | 205/45R17 |
| タイヤ外径 | 616mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | W |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 22,705円〜(2026年調べ) |
dBコンパウンドで低燃費性能とウェット性能を両立させた ヨコハマ アドバン デシベル V552(後輪)
YOKOHAMA ADVAN dB V552 225/45R17 91W
専用プロファイルが接地形状をコントロールしている YOKOHAMA ADVAN dB V552
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | ADVAN dB V552 |
| タイヤサイズ | 225/45R17 |
| タイヤ外径 | 634mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 91 |
| 速度記号 | W |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 26,200円〜(2026年調べ) |
ヨコハマ ADVAN dB V552(アドバン デシベル ブイゴーゴーニ)は、高い静粛性能を誇り、dB専用プロファイルで耐摩耗性能も大幅に向上させた低燃費タイヤです。EVは走行中にエンジン音がないため、路面からのロードノイズが車内に届きやすくなります。dBシリーズの静粛性はその点でホンダeに特に相性が良く、上質な室内空間を長く維持できます。低燃費グレードA/aを前後とも達成しており、電費向上と静粛性を両立したい方に向いています。なお後輪用のロードインデックスは91で、純正の94より低い設定です。乗車人数や積載が多い使い方が中心なら、LI94のタイヤと比較してから決めてください。
濡れた路面でもブレーキング性能をしっかりと発揮する ハンコック ベントス プライム4(前輪)
HANKOOK ventus Prime4 205/45R17 88V
横方向からの排水性にすぐれているのでウェット性能が優秀な HANKOOK ventus Prime4
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | ハンコック |
| ブランド | ventus Prime4 |
| タイヤサイズ | 205/45R17 |
| タイヤ外径 | 616mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | 該当なし |
| 値段 | 8,690円〜(2026年調べ) |
ノイズブロックパターン技術で車内の静かさを実現した ハンコック ベントス プライム4(後輪)
HANKOOK ventus Prime4 225/45R17 94W
3Dエッジがパターンノイズを吸収して静粛性に貢献している HANKOOK ventus Prime4
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | ハンコック |
| ブランド | ventus Prime4 |
| タイヤサイズ | 225/45R17 |
| タイヤ外径 | 634mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 94 |
| 速度記号 | W |
| 低燃費グレード | 該当なし |
| 値段 | 10,590円〜(2026年調べ) |
ハンコック ventus Prime4(ベントス プライム フォー)は、雨の日の濡れた路面でもしっかり制動力を発揮し、3Dエッジによる独自のノイズブロックパターン技術で静粛性にも貢献するコンフォートタイヤです。紹介している10本のなかでも価格が特に抑えられており、「とにかくコストを抑えてタイヤを交換したい」という中古オーナーに向いています。低燃費グレードの認証は取得していませんが、走行安全性能のコストパフォーマンスは高い銘柄です。摩耗の早い後輪だけを先行して交換したい場面では、費用のハードルが下がる分だけ早めの決断がしやすくなります。
ノイズカットバーデザインが静粛性に貢献するスポーツタイヤ ナンカン スポーツネックス NS-25(前輪)
NANKANG Sportnex NS-25 205/45R17 88V
路面からのノイズや振動を低減して室内の快適性を向上させている NANKANG Sportnex NS-25
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | ナンカン |
| ブランド | Sportnex NS-25 |
| タイヤサイズ | 205/45R17 |
| タイヤ外径 | 616mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | 該当なし |
| 値段 | 8,990円〜(2026年調べ) |
濡れた路面で排水性を発揮して安定走行ができる ナンカン スポーツネックス NS-25(後輪)
NANKANG Sportnex NS-25 225/45R17 94V
4本の太い溝が排水能力をアップしてグリップ力を向上している NANKANG Sportnex NS-25
| 車種 | ホンダe |
|---|---|
| メーカー | ナンカン |
| ブランド | Sportnex NS-25 |
| タイヤサイズ | 225/45R17 |
| タイヤ外径 | 634mm |
| タイヤの種類 | スポーツタイヤ |
| ロードインデックス | 94 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | 該当なし |
| 値段 | 9,400円〜(2026年調べ) |
ナンカン Sportnex NS-25(スポーツネックス エヌエス ニジュウゴ)は、ウェット性能に優れたスポーツタイヤです。路面の水膜を素早く排水する4本の太い縦溝とノイズカットバーデザインによって、静粛性にも一定の配慮がされています。ホンダeに純正装着されているミシュランPILOT SPORT 4と同じスポーツタイヤカテゴリーで、ハンドリング感をなるべく変えたくないオーナーに向いています。アジアンタイヤならではの価格の安さも魅力で、前後合わせて4本交換でも国産コンフォート系タイヤの半額以下に抑えられます。一方で低燃費グレードの認証がなく、コンフォート系と比べれば転がり抵抗は大きめです。電費の改善を第一に考えるなら、この銘柄は選択の方向性が異なります。
ホンダeのタイヤ選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ
| ホンダeのグレード | タイヤサイズ | ホイールサイズ | 型式 |
|---|---|---|---|
| Honda e Advance:前輪 | 205/45ZR17 | 17インチ | ZAA-ZC7 |
| Honda e Advance:後輪 | 225/45ZR17 | 17インチ | ZAA-ZC7 |
前後でタイヤ幅が異なるため、ホイールもリム幅の異なるものが前後に組まれています。社外ホイールを検討する場合は、前後で別のリム幅を手配する必要があり、一般的な4本セット販売では対応できません。ハブ径は車両側に合わない場合ハブリングで調整します。中古車では前オーナーが前後同サイズのホイールに変更しているケースもあるため、購入時には現車のサイズ刻印を1本ずつ確認してください。
EVはなぜタイヤが早く減るのか:電費との関係
EVのタイヤはガソリン車より摩耗が早い、という指摘には明確な理由が2つあります。ひとつは車両重量です。ホンダeは全長3,895mmというコンパクトなボディに約1,510〜1,540kgの重量を持ち、同サイズのガソリン車と比べて300kg前後重くなっています。接地面にかかる荷重が大きいほど、トレッドゴムの削れは進みます。
もうひとつがモーターのトルク特性です。ホンダeのモーターは最大トルク315N・mを発生し、しかもそれをアクセルを踏んだ瞬間から使えます。ガソリンエンジンのように回転を上げてトルクが立ち上がるのではなく、停止状態から最大トルクが路面に伝わるため、発進のたびにタイヤへ強い剪断力がかかります。RRレイアウトで後輪だけがこれを受け止めるホンダeは、後輪の摩耗が前輪より早く進む構造です。
タイヤ選びが電費に直結する点も見逃せません。転がり抵抗のグレードが1段階上がると走行抵抗が数%改善します。WLTCモードで259kmという航続距離を持つホンダeで電費が3%改善すれば、計算上は約8km分の余裕が生まれます。数字としては小さく見えますが、充電のたびに1回分の心理的な余裕が変わる領域で、日常の使い勝手に効いてきます。逆にグリップ重視のスポーツタイヤに替えると、この分の航続距離は削られます。
実際のオーナーから聞かれるのは、購入時に想定していたよりタイヤ代がかかるという声です。EVはオイル交換が不要でメンテナンス費用が抑えられる一方、タイヤは減りが早く、しかもサイズが17インチと大きいため単価も高くなります。維持費全体で見ると、タイヤ代の比重がガソリン車より大きくなる構造です。
ホンダeの前後異径タイヤで知っておくべきこと
ホンダeは前後でタイヤサイズが異なるため、通常の車とは異なる注意点があります。Honda公式取扱説明書でも「前後輪でタイヤサイズが異なるため、ローテーションはできません」と明記されています。
RR(リアモーター・リア駆動)のホンダeは後輪に駆動力が集中するため、後輪タイヤの摩耗が前輪よりも早くなる傾向があります。ローテーションができない以上、前後を別々に管理し、後輪の摩耗状況を定期的に確認することが重要です。後輪だけを先に交換するケースも多く、その際は必ず225/45R17サイズで2本単位での交換になります。前後のタイヤサイズが違うため、4本セット価格での購入は難しく、前輪2本・後輪2本の合計4本を個別に調達する形になる点も覚えておいてください。
この構造を逆手に取った考え方もあります。前後で銘柄を揃えるのが基本ではあるものの、後輪の交換サイクルが前輪より短くなる前提に立てば、後輪は摩耗しても性能が落ちにくい銘柄、前輪は静粛性や電費を重視した銘柄と、役割を分けて選ぶ余地が生まれます。ただし前後で極端に性格の異なるタイヤを組み合わせると、コーナリング時のバランスが崩れる要因になります。同一ブランド内でグレードを変える程度にとどめておくのが無難です。
また、方向性タイヤを選んだ場合は、左右の入れ替えもできないため、交換時に必ず回転方向マークを確認して正しく装着しましょう。回転方向指定はサイドウォールの矢印で表示されており、間近で見ると小さく「ROTATION」の文字が添えられています。
ホンダeのタイヤ交換時期はいつか:費用の目安とあわせて確認
交換の判断基準は、溝の残量と経過年数の2軸です。残り溝が1.6mmになるとスリップサインが露出し、この状態での走行は保安基準に適合せず整備不良として扱われます。ただし1.6mmは限界値で、ウェット性能は溝が4mmを下回るあたりから明確に落ちていきます。車重のあるホンダeでは雨天時の制動距離の伸びが体感しやすいため、残り3〜4mmを交換検討の入口と考えると余裕が持てます。
経年劣化も判断材料です。ゴムは走らなくても硬化するため、使用開始から5年を超えたタイヤは溝が残っていても専門店での点検が推奨され、10年を超えたものは交換対象と考えるのが一般的な基準です。生産終了から時間が経っている車種だけに、中古で購入した個体が新車装着タイヤのまま数年経っているケースもあります。納車直後にサイドウォールの製造週表記(4桁の数字で、例えば3625なら2025年の第36週製造)を確認しておくと、次の出費の時期を読めます。
費用面では、17インチの組み替え・バランス調整の工賃が1本あたり2,000〜4,000円程度、ゴムバルブ交換と廃タイヤ処理料がそれぞれ1本あたり数百円というのが目安です。前後2本ずつを別々のタイミングで交換すると、この付帯費用が2回発生します。4本まとめて交換すれば作業を1回で済ませられるため、前輪の残溝がまだあっても後輪交換に合わせてしまうという判断が、総額では有利になる場面もあります。
タイヤ本体価格は、コンフォート系の国産・欧州ブランドで前後4本が7万円台後半から9万円前後、アジアンブランドを選べば4万円前後まで下がります。走行距離が年間5,000km程度なら経年劣化のほうが先に交換理由になるため、価格重視の選択が合理的に働きます。年間1万km以上走るなら、耐摩耗性と転がり抵抗の両方に投資したほうが総コストは抑えられます。
ホンダeのスタッドレスタイヤはどう選ぶか
降雪地でホンダeを使う場合、冬タイヤも前後異径での用意が必要になります。205/45R17と225/45R17はいずれもスタッドレスの設定があるサイズですが、17インチの扁平率45という組み合わせは選択肢が限られ、前後で銘柄を揃えようとすると在庫の確保に時間がかかることがあります。冬本番の直前ではなく、秋のうちに手配しておくと選びやすくなります。
もうひとつの選択肢がインチダウンです。純正17インチから16インチへ落とすと、タイヤの厚みが増して雪上での接地感が安定し、タイヤ単価も下がります。ただしホンダeはブレーキキャリパーとの干渉や前後異径の維持といった条件があるため、インチダウン用のホイールは適合を個別に確認する必要があります。
EV特有の注意点として、冬季は電費が落ちる点も押さえておきたいところです。スタッドレスは夏タイヤより転がり抵抗が大きく、そこに暖房によるバッテリー消費とバッテリー自体の低温特性が重なります。259kmという航続距離は真冬には目に見えて縮まるため、冬場は充電計画に余裕を持たせる使い方が現実的です。
電費を改善したいホンダeオーナーには低燃費タイヤがおすすめ
ホンダeは2024年1月に生産終了したホンダ初の量産型BEVです。RRレイアウトに前後重量配分50:50というスポーツカー的メカニズムを持ち、キュートなデザインとあわせて熱狂的なファンを獲得しました。WLTCモードでの航続距離は259kmで、街乗りメインでの利用を想定した設計です。
標準装備のミシュランPILOT SPORT 4はスポーツ性能優先のタイヤですが、低燃費グレードのコンフォートタイヤに交換することで電費が改善し、同じ充電量でより長く走れる可能性があります。転がり抵抗AA取得のグッドイヤー エフィシェントグリップ コンフォートや、摩耗後もウェット性能が持続するミシュラン プライマシー 4+が特にホンダeのキャラクターとの相性が良い選択肢です。価格を抑えるならハンコック ベントス プライム4やナンカン スポーツネックス NS-25も実用的な選択肢になります。
前後異径でローテーションができないという制約は、裏を返せば減った側だけを的確に手当てできるということでもあります。後輪の残溝を定期的に見る習慣をつけておけば、交換のタイミングと予算を自分でコントロールでき、唯一無二のキャラクターを持つこの一台と長く付き合えます。















