200系ハイエースバンの内装にはビジネスをサポートする機能が満載
2017年11月にマイナーチェンジが行われ、同年の12月1日発売をスタートした200系ハイエース バンの内装の特徴を紹介します。
ハイエースは「トヨタ・セーフティセンスP(Toyota Safety Sense P)」を標準装備して、低燃費を実現し、会社の商品や仕事で利用する道具の収納力を高めて、商用車としての魅力をさらに引き上げました。ハイエースが採用したフロントシートの特徴を取り上げます!
ハイエースバンのフロントシートには快適性と機能性が備わる
ハイエースバンは、乗車人数に応じてフロントシートでは、2人掛けシートあるいは3人掛けシートを採用します。
どちらのシートもホールド性の優れた立体構造を取り入れ、弾力性のある素材採用しています。スーパーGLでは分割式のヘッドレストを装備しています。
ハイエースバンのシート表皮と内装色の組み合わせは2パターン
ハイエース バンの室内空間ではシート表皮にトリコットを採用し、内装色ではダークグレーを組み合わせるパターンと、シート表皮ではジャージを選んで、内装色でダークグレーを組み合わせる2パターンを用意します。
どちらのパターンも商用車に適した機能性と快適性を備えます。
ハイエースバンのシートアレンジパターン
ハイエースのリヤシートには折りたたみ機能以外にも、最大で120mmスライドできる、背もたれ部の角度調整ができるリクライニング機能も備わります。スライド機能とリクライニング機能を利用する事で「オールフラット」などのシートアレンジが可能となります。
車内で足を伸ばしリラックスすると時に便利なフロントフラット
グレード「スーパーGL」に標準装備されるフロントフラットは、休憩時間中に車内でゆっくりと足を伸ばしてリラックスしたい時に便利なスタイルです。
※ルームセパレーターを外す事で可能となります。
オールフラットはハイエースバンで仮眠をとるときに便利なシートアレンジ
スーパーGLに標準装備される「オールフラット」は、仮眠をとる際に利用したいシートスタイルです。
前席をくつろぎスペースにするフルリクライニング
運転席と助手席で可能なフルリクライニング機能を利用すれば、体を伸ばしたり横になるなど、自分の思うような姿勢で疲れを癒して、リラックスする事ができます。
折りたたみリヤシートのアレンジでラゲージルームが拡がる
200系ハイエースが採用する、折り畳みリヤシートは、固定具を用いない方式のため、簡単操作で安全にシートを荷室前方に折り畳む事ができます。
それでは、ハイエース バンの2/5人乗り・3/6人乗りモデル、3/6/9人乗りモデルのリヤシート折りたたみ法を紹介します。
折りたたみリヤシート 「2/5人乗り」・「3/6人乗り」
「2/5人乗り」・「3/6人乗り」モデルでは、背もたれ部を折りたたんで、リヤシートを前方にスライドさせることで、ラゲージルームを拡大できます。
折りたたみリヤシート 3/6/9人乗り
3/6/9人乗りモデルでは、まずサードシートの背もたれ部を折り畳んで、前方にスライドさせてからセカンドシートの背もたれ部を折りたたみ、サードシートを回転させることで、積載する荷物の種類や量に応じたラゲージルームが確保されます。
軽い力で開錠できるデュアルパワースライドドア
挟み込み防止機能が備わる「デュアルパワースライドドア」は、スーパーGLでメーカーオプション設定ができます。ドアハンドルを軽く引くだけで自動開閉できる機能は、作業道具などを持ちながら乗り降りをサポートします。
ワイヤレスドアロックリモートコントロールキーでも、ドアの開閉が自動で行えて、挟み込み防止機能も備わる「デュアルパワースライドドア」を設定すれば、ハイエースの商用車としての魅力がさらにレベルアップします。
大型成形スライドドアステップは乗り降りの安全性を高める
「大型成形スライドドアステップ」は、車内に乗り込む際に便利な足場を大きく設計し、滑りにくいように立体加工を施しているのが特徴です。夜間時の乗り降りをサポートし安全性を高めるために、ステップランプを設置します。
ハイエースバンの内装にウォークスルーを採用 助手席への移動がスムーズに
ハイエースは、運転席から助手席の間にウォークスルーを設置します。運転席サイドのドアを開けるスペースが限られている場合に、助手席へスムーズな移動を可能とするウォークスルーを設置する事で、作業の効率化が図られます。
ハイエースバンのインパネ周りの内装装備
ハイエースのインパネ周りでは、助手席アッパーボックスやアンダートレイ、運転席カードホルダーといった収納スペースを多数設置します。
その他には、室内空間に快適性をもたらすフロントエアコン、電気を供給できるアクセサリーコンセント(AC100V・100W)の設置、昼夜を問わずにクリアに車速などが表示されるオプティトロンメーターが備わります。
マルチインフォメーションディスプレイでハイエースバンの情報を確認
マルチインフォメーションディスプレイには、平均燃費や航続可能距離などの走行情報、外の気温などの情報がクリアに表示されます。AT車では、エコドライブインジケーターゾーン表示で、更なるエコドライブをアシストします。
マルチインフォメーションディスプレイに表示される燃費情報を、意識する事で燃料代を節約する事が可能となります。
大型センターポケット
インパネに取り付けられる大型センターポケットは、ハイエース バンのワイドボディで標準装備されます。
大型センターポケットは、ガムやサングラスなど、必要性が高いと思うアイテムを保管するのに便利なスペースです。
インパネ周り以外の収納スペースが充実した車内装備
インパネ周り以外では、運転席と助手席に挟み込み防止機能が備わるパワーウィンドウ、リヤシートに座る人の空調を整えるリヤクーラーやリヤヒーター、リヤクォータートリムポケットなどの収納スペースを装備します。
センターコンソール
ハイエース バンの2/5人乗りモデルに標準装備されるセンターコンソールには、リヤ席用のカップホルダーが2個備わります。
その他には、カードやメモ帳、A4サイズの書類といった仕事で利用するアイテムをジャンル別に収納できるスペースや、CD類をまとめて収納できる大容量スペースも設置されています。
ワイドボディには、収納がさらに便利となるサイドトレイが装備されます。
ハイエースバンの中で仕事ができる内装装備がマルチユースシートバックコンソール
グレード「DX」では、2/5人乗り以外に設置させる「マルチユースシートバックコンソール」は、センター席を前に倒すことで利用できます。
格納式テーブルは、車内で食事をする際や、小型ノートパソコンを置いて仕事をする際にも利用できます。テーブルの内側には、A4サイズの書類等を機能的に収納できる大型ポケットが設けられます。
イモビライザーシステム・オートアラームはハイエースバンの盗難を防ぐ安全装置
リセールバリューが高く、海外市場においても人気の高いハイエースは、盗難車ランキングの上位に毎年のようにランクインします。そのため、ハイエースは盗難防止に効果的な機能を積極的に導入します。
その一つである「イモビライザーシステム・オートアラーム」は、エンジンを起動できるのは正規キーのみとし、キーによるドアのロック・アンロックに連動させて、盗難警報システムを自動的にON/OFFできるオートアラームも備える盗難防止システムです。
ETC車載器は高速道路を利用する方は必須とも言える装備
ETC車載器を設置すれば、高速道路等の走行時に料金が発生するエリアの料金所をスムーズに通過することが出来て、目的地までにかかる時間を短縮する事が可能となります。
販売店装着オプションで設置可能な、ETC車載器の販売価格はベーシックタイプが10,800円で、ボイスタイプは14,040円、ボイス・ナビ連動タイプは17,280円となります。
200系ハイエースバンの内装は乗車する人や荷物に優しい仕上がり
2017年12月1日に発売をスタートした、200系ハイエース バンモデルは、大型成形スライドドアを設置して乗車する人の乗り降りをサポートし、シートアレンジも好評です。
折りたたみリヤシートは、簡単アレンジで、ラゲージルームを拡げる事が出来ます。ハイエースの室内空間には、仕事で利用する道具を機能的に収納できるスペースが多数設けられています。
200系ハイエースのモデルは、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が標準装備され、安全性もレベルアップした車です。ハイエースが商用車として支持され続けるのは、安全システムだけではなく、内装も魅力的で乗車する人や荷物にも優しい設計である事も理由の一つです。