フォルクスワーゲン・ゴルフ8は2019年12月にドイツで発売された8代目 日本では2024年に8.5へ進化し2026年8月に限定車を追加
2012年11月から販売されていたゴルフ7が、2019年10月24日にフルモデルチェンジを発表。ゴルフ8としてワールドプレミアされ、同年12月6日にドイツで発売されました。発売時の価格は27,510ユーロ(当時の日本円でおよそ330万円)からでした。
48Vマイルドハイブリッド「eTSI」やクリーンディーゼル「ツインドージング」を採用するなど、パワートレインのバリエーションが広がったのが8代目の特徴です。車内にはデジタルコックピットをはじめとする先進装備を備え、快適性を高めています。
その後、日本には2021年に導入され、2024年にはビッグマイナーチェンジ版「ゴルフ8.5」へと進化。直近では2026年8月4日に、プレミアムサウンドシステムを標準装備した限定車「Premium Sound Edition」がゴルフ(499万9,000円・500台)とゴルフ ヴァリアント(513万9,000円・300台)に設定されました。約7年ぶりに生まれ変わった8代目ゴルフの歩みを、直近の動きから振り返っていきます。
ゴルフ/ゴルフ ヴァリアントに限定車「プレミアムサウンドエディション」 2026年8月4日発売
フォルクスワーゲン ジャパンは2026年8月4日、限定車「Premium Sound Edition(プレミアムサウンドエディション)」を発売しました。設定されたのはゴルフ、ゴルフ ヴァリアント、T-Cross、パサートの4モデルです。
価格と限定台数は、ゴルフ プレミアムサウンドエディションが499万9,000円で500台、ゴルフ ヴァリアント プレミアムサウンドエディションが513万9,000円で300台。ほかはT-Crossが432万4,000円/300台、パサートが599万9,000円/160台となっています。ゴルフ/ヴァリアントはいずれもeTSI R-Lineがベースです。
名前が示すとおり、最大の特徴はプレミアムサウンドシステムの標準装備です。クリアで臨場感のあるサウンドによって、車内をより上質な音響空間へと引き上げる狙いがあります。加えて専用ホイールとブラックパーツ(パサートを除く)を採用し、エクステリアにも特別感と精悍さを加えました。
フォルクスワーゲンによれば、各モデルの量販グレードに限定車を設定するのは今回が初めてとのこと。コンパクトSUVからハッチバック、ステーションワゴン、セダンまでボディタイプを横断して同じ価値を載せる、シリーズ的な展開になっています。ゴルフにとっては、GTI 50周年記念車やゴルフR ブラックエディションIIといった走り志向の限定車が続いたなかで、あえて「音」を主役に据えた点が新鮮です。R-Lineベースの上級仕様ながら、訴求ポイントがパワーやスポーティさではないという意味で、8.5世代のゴルフの成熟ぶりを映した一台と言えるかもしれません。
いずれも限定台数が決まっているため、検討する場合は早めに販売店へ確認しておくのが確実です。
| モデル | 価格(税込) | 限定台数 |
|---|---|---|
| ゴルフ プレミアムサウンドエディション | 4,999,000円 | 500台 |
| ゴルフ ヴァリアント プレミアムサウンドエディション | 5,139,000円 | 300台 |
| T-Cross プレミアムサウンドエディション | 4,324,000円 | 300台 |
| パサート プレミアムサウンドエディション | 5,999,000円 | 160台 |
ゴルフ8がビッグマイナーチェンジで「8.5」へ 日本では2024年9月発表・2025年1月発売
ゴルフ8は2024年1月24日、生誕50周年に合わせて欧州でビッグマイナーチェンジ版を世界初公開しました。通称「ゴルフ8.5」と呼ばれるこの改良版は、内外装を刷新し、ヘッドライトやテールランプの意匠を精悍なものへと変更。フロントグリルには、日本仕様では初採用となるイルミネーション付きVWエンブレムが配され、先進的な雰囲気を強めています。
インテリアで目を引くのは、インフォテインメントの刷新です。最新の「MIB4」を採用し、センターの大型タッチディスプレイは12.9インチへ拡大。ドライバー側へ角度を付けて視認性を高めました。従来モデルで不評だったエアコン操作のタッチバーはバックライト付きとなり、使い勝手が改善されています。音声アシスタント「IDA」も強化され、「ハロー、フォルクスワーゲン」などの発話で起動できます。
パワートレインでは、標準モデルの1.0L eTSIが廃止され、GTI以外のガソリン車は48Vマイルドハイブリッドの1.5L eTSIに集約されました。GTIは従来比20psアップの265psを発生する2.0L TSIを搭載します。日本では2024年9月13日にゴルフ/ゴルフヴァリアントが発表され、価格は349万9,000円から。デリバリーは2025年1月から始まり、スポーツモデルのゴルフR/Rヴァリアントも2025年1月に発表・発売されました。なお、次世代のゴルフ9はBEV化が公言されている一方、この8.5が内燃機関を積む最後のゴルフになるのではないか、という見方も出ています。
ゴルフGTIのディーゼル版「ゴルフGTD」が発表 最高出力200psのクリーンディーゼル
フォルクスワーゲンは2020年3月3日、「ゴルフGTD」をオンライン配信で世界初公開しました。ゴルフGTDは、GTIのディーゼルエンジン版にあたるモデルです。
ツインドージング技術を採用し、クリーンとされる2.0L直列4気筒ターボディーゼル「TDI」を搭載。最高出力は200ps、最大トルクは40.8kgmと、TDI搭載車のなかでは最もパワフルな仕立てとなりました。トランスミッションには7速DSGを組み合わせます。
フロントバンパーにはハニカムグリルを採用し、フロントグリルにはシルバーのストライプがアクセントとして添えられています。X字型に光るフォグランプはオプションで用意されました。
車内には「イノビジョンコックピット」と呼ばれるフルデジタルコックピットを採用。タータンチェック柄のスポーツシートや、ゴルフボールを思わせる形状のシフトレバー、エンボス加工を施したスポーティーなステアリングホイールなどが用意されました。
フォルクスワーゲン・ゴルフに新たなクリーンディーゼル「GTD」が登場
フォルクスワーゲンは、2020年3月に予定されていたジュネーブモーターショー2020で「ゴルフGTD」をワールドプレミアすると発表していました。同ショー自体は中止となりましたが、GTDはその後オンラインで正式に公開されています。
ゴルフGTDはツインドージング技術による新しいクリーンディーゼルを搭載する、経済性とスポーティーさを両立した一台で、ゴルフ8のディーゼル最上級モデルにあたります。NOxやCO2の排出量を大きく削減し、環境性能を高めました。ツインドージングによって、適切な排気ガス温度へ素早く到達するのも特徴です。
キャビンには先進的なデジタルコックピットを備えます。
「eパフォーマンス・ゴルフR」がオーストリアのGPアイスレースで初公開
ゴルフのハイパフォーマンスEVコンセプト「eパフォーマンス・ゴルフR」が、2020年2月1日から2日にオーストリアで開催されたGPアイスレースで初公開されました。GPアイスレースは、600mの雪上コースを走行するイベントです。
大型のリアスポイラーや専用バンパー、ワイドフェンダーなどを備えるeパフォーマンス・ゴルフRは、ゴルフRに匹敵する性能を持つ4WDのピュアEVコンセプトカーです。キャビンにはロールケージが張り巡らされていました。
新型ゴルフにプラグインハイブリッド「GTE」を設定
フルモデルチェンジしたばかりのゴルフ8に、プラグインハイブリッドの「ゴルフGTE」が設定されました。
ゴルフ7からラインナップされてきたゴルフGTEは、PHVシステム「eハイブリッド」を採用。最高出力150hpの直噴1.4L直列4気筒ガソリンターボ「TSI」に102hpのモーターを組み合わせ、システム全体で204hpを発生します。さらに、システム出力245hpのよりハイスペックなPHVも設定されました。
バッテリー容量を拡大したことで、EVモードでの走行可能距離も延長されています。
新型ゴルフにV2X通信ソリューションを導入 車車間通信で安全性を強化
車載半導体メーカーのNXP Semiconductorsが、ゴルフ8に「RoadLINK V2X通信ソリューション」を欧州で初めて採用したと公表しました。
V2X(車車間・路車間通信)はVehicle to Everythingの略で、リアルタイムの相互通信によってさまざまな情報を取得し、車同士や歩行者、自転車との事故防止に役立てる技術です。悪天候時でもセンシング能力が機能する点も利点で、道路交通安全の強化が期待されました。
フォルクスワーゲン・ゴルフ8が世界初公開 パワートレインが多様化
2019年10月24日、フォルクスワーゲンはドイツ・ニーダーザクセン州ヴォルフスブルクで、ゴルフ8を世界初公開しました。同年12月6日に本国ドイツから販売を開始し、ゴルフ8 GTIやゴルフ8 Rも欧米市場を中心に順次導入されていきました。
ゴルフ8は電動化を含むパワートレインを幅広く用意し、なかにはプラグインハイブリッドも含まれます。新開発の48Vマイルドハイブリッド「eTSI」により燃費性能を大きく向上させました。
あわせて、新しいクリーンディーゼル「ツインドージング」搭載車も設定し、従来の排気ガス処理システム「SCR」と比べて排ガス中のNOx排出量を約8割削減しています。
インテリアはデジタル化が進み、直感的な操作が可能になりました。最新のデジタルコックピットを採用し、ナビゲーションディスプレイやインフォテインメントディスプレイ、デジタルゲージクラスターを備えます。
オプションも充実しており、10型Discover Proナビと組み合わせる「イノビジョンコックピット」では多彩な機能が利用できます。企業向けには社有車管理サービス「We Connect Fleet」を用意。オプションのサンルーフは、指先のスワイプで開閉操作が可能です。
新開発の音声アシストも注目の装備で、「ハロー、フォルクスワーゲン」の一言で起動し、ナビやオーディオ、エアコンなどを音声で操作できます。
また、対応するスマートフォンをキーとして使う機能も用意され、機器をセンターコンソールに置くことでエンジンを始動できる仕組みも導入されました。
ゴルフ8のテールランプ周辺のティーザーが公開
フルモデルチェンジ後の姿の公開を前に、フォルクスワーゲンはリヤスタイルのティーザー画像を公開しました。
GOLFのバッジの位置が移されるなど、現行モデルを踏襲しつつも新しいデザインとなっており、バッジはVWエンブレムの下部に配されました。
新型ゴルフ8のティーザースケッチが公式から公開
2019年10月10日、フォルクスワーゲン公式からゴルフ8のティーザー画像が公開されました。シルバーのボディをまとった新型ゴルフは、未来を感じさせるスタイリッシュなエクステリアが印象的です。
このフルモデルチェンジにより、コックピットのデザインも大きく変わりました。曲線的なインパネはドライバー主体の設計で、操作性に優れています。ステアリングは3スポークデザインを採用し、オーディオなどの操作スイッチを備え、エアコンはタッチセンサー式で制御します。
フォルクスワーゲン新型ゴルフは10月24日にデビュー 生産もすでに進行
フォルクスワーゲンは、ゴルフ8を2019年10月24日(日本時間10月25日午前1時頃)に公開すると発表しました。当初はフランクフルトモーターショー2019での公開が期待されていましたが見送られ、あらためて単独でのワールドプレミアを迎えることになりました。
生産はドイツのヴォルフスブルクですでに始まっており、ヴァリアントやGTI、GTEといった派生モデルも順次投入されていきました。
新型ゴルフにワゴンの「ヴァリアント」が設定されることが判明
2019年9月25日、フォルクスワーゲンは主力のゴルフにワゴンモデル「ヴァリアント」を設定すると正式に発表しました。生産はドイツ・ヴォルフスブルクの本社工場で行われます。
2019年秋にハッチバックが世界初公開され、それに続いてヴァリアントも展開されました。
アメリカ市場でゴルフ8にワゴンモデルが登場する可能性が浮上
ゴルフ8に「ゴルフ8ワゴン」がラインナップされる可能性がある、という情報がありました。ハッチバックに近いデザインとしつつ、各部にスポーティーな専用装備を採り入れるとみられ、投入先はアメリカや欧州が中心と考えられました。日本市場への導入の可能性もゼロではないとされていました。
ヨーロッパでゴルフ7の特別グレード「ゴルフ7 Edition」が発表 2020年モデルとして一部改良
2019年10月にゴルフ8がワールドプレミアを迎える一方、当時の現行型ゴルフ7には特別グレード「ゴルフ7 Edition」が設定され、2020年モデルとしての一部改良も実施されました。
この改良では、Match・GT・R-Lineの3グレードが、それぞれMatch Edition・GT Edition・R-Line Editionへ置き換えられました。価格はMatch Editionが299万円から、GT Editionが342万円から、R-Line Editionが366万円から。
従来からの価格アップは約5.4万円程度ながら、フロントシートヒーターやLEDヘッドライトなど、およそ20万円相当の装備が追加され、お買い得感のあるモデルとなりました。
新型ゴルフには最新のディーゼルエンジンを搭載 NOxの排出量を大幅に削減
ゴルフ8には、スマートSCR(選択的触媒還元)技術を導入した最新のディーゼルエンジンが搭載されました。
スマートSCRは排気ガス中の窒素酸化物「NOx」を大きく削減でき、従来のTDIエンジンと比べて最大80%の削減を実現するとされています。ただし、NOxを浄化するためには尿素の補充が必要で、尿素代やメンテナンス費用がかかる点は留意しておきたいところです。
フォルクスワーゲン・ゴルフ8のプロトタイプが公式サイトで公開
フォルクスワーゲンは、ゴルフ8のプロトタイプイメージを公式に公開しました。車体はカモフラージュされていますが、よく見るとドアパネルに「GOLF」の文字が浮かび上がっているのがわかります。
2019年8月時点で開発はほぼ完了しており、この個体がそのまま市販型になる見込みでした。ワールドプレミアは同年秋に予定されていました。
VWゴルフファミリーにTDIモデルを追加 2019年10月1日から販売スタート
当時の現行型ゴルフ(7代目)に、ターボディーゼルを積むTDIモデルが追加され、2019年10月1日から発売されました。追加されたのは計8グレードで、特別仕様車を含むGolfの4グレードと、Golf Variantの4グレードです。価格は以下のとおりでした。
Golf TDIモデル価格一覧
- Golf TDI Comfortline ・・・3,230,000円
- Golf TDI Comfortline Meister ・・・3,539,000円
- Golf TDI Highline ・・・3,620,000円
- Golf TDI Highline Meister ・・・3,910,000円
- Golf Variant TDI Comfortline ・・・3,370,000円
- Golf Variant TDI Comfortline Meister ・・・3,679,000円
- Golf Variant TDI Highline ・・・3,760,000円
- Golf Variant TDI Highline Meister ・・・4,050,000円
Golf TDI/Golf Variant TDIのMeisterシリーズには、質感の高いレザーシートやプレミアムサウンドシステム「DYNAUDIO」、液晶デジタルメーター「Active Info Display」を装備。運転支援では、渋滞時追従支援「Traffic Assist」や駐車支援「Park Assist」を備えた充実の一台となっています。
ボディカラーは、トルネードレッド・アトランティックブルーメタリック・タングステンシルバーメタリック・ピュアホワイト・ディープブラックパールエフェクト・オリックスホワイト マザーオブパールエフェクトの6色。オリックスホワイト マザーオブパールエフェクトは、HighlineとHighline Meisterの2モデルで有償オプションとして選べます。
| 全長 | 4,265mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,800mm |
| 全高 | 1,480mm |
| ホイールベース | 2,635mm |
| 車両重量 | 1,430kg |
| 乗車定員 | 5 名 |
| 最小回転半径 | 5.2m |
| 燃料消費率 (WLTC モード) | 18.9km/L |
| エンジン種類 | 直列 4 気筒 DOHC インタークーラー付ターボ(4 バルブ) |
| 総排気量 | 1,968cc |
| 最高出力 | 110kW(150PS)/3,500-4,000rpm |
| 最大トルク | 340Nm(34.7kgm)/1,750-3,000rpm |
| 燃料タンク容量 | 53L |
| トランスミッション | 7速DSG |
| 全長 | 4,575mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,800mm |
| 全高 | 1,485mm |
| ホイールベース | 2,635mm |
| 車両重量 | 1,490kg |
| 乗車定員 | 5 名 |
| 最小回転半径 | 5.2m |
| 燃料消費率 (WLTC モード) | 17.7km/L |
| エンジン種類 | 直列 4 気筒 DOHC インタークーラー付ターボ(4 バルブ) |
| 総排気量 | 1,968cc |
| 最高出力 | 110kW(150PS)/3,500-4,000rpm |
| 最大トルク | 340Nm(34.7kgm)/1,750-3,000rpm |
| 燃料タンク容量 | 50L |
| トランスミッション | 7 速 DSG |
新型ゴルフはグレードを簡素化 米国では「バリュー・エディション」を設定
アメリカ市場で販売するゴルフ8では、グレード構成を一新し「バリュー・エディション」のみを設定することが明らかになりました。
このグレードでは、以下の装備を標準搭載するとされました。
ゴルフ「バリュー・エディション」の標準装備
- プッシュボタンスタート付きキーレスアクセス
- レザーレットシート
- フロントシートヒーター
- チルト・スライド機構付きパノラマサンルーフ
- ワッシャーノズル
- 16インチアルミホイール
- Wi-Fi機能
また、EVモデルの「e-ゴルフ」では、従来オプション扱いだったドライバーアシスタンスパッケージを標準装備化し、本体価格が引き上げられました。
ゴルフに特別仕様車「マイスター」が登場 2019年6月4日から販売
8代目ゴルフの登場が待たれていた時期、フォルクスワーゲンは安全性と快適性を高めた特別仕様車「マイスター」を2019年6月4日から販売しました。この特別仕様車はゴルフ7(当時の現行型)シリーズの集大成といえるモデルで、「ゴルフ」のほか「ゴルフ・ヴァリアント」「ゴルフ・オールトラック」にも設定されました。
当時の現行型は2013年に「MQBプラットフォーム」を採用して日本導入されたモデルで、軽量化と高剛性化で走行性能を高め、先進安全技術を搭載していました。導入から6年を経た集大成として、「マイスター」の名にふさわしく細部までこだわった仕立てとなっています。
一部モデルにはシートカラーへ新たにベージュを追加し、レザーシートとパワーシートを標準装備としました。
特別仕様車ゴルフ・マイスターの販売価格は3,069,000円〜3,599,000円でした。
全モデルに以下を標準装備し、安全性を高めています。
ゴルフ特別仕様車「マイスター」に標準装備の技術
- 駐車時の障害物などを検知:パークディスタンスコントロール(フロント/リヤ・全身/後退衝突軽減ブレーキ機能付き)
- 駐車時の障害物などを検知しディスプレイで知らせる:オプティカルパーキングシステム
- 駐車をサポートする駐車支援システム:Park Assist
フォルクスワーゲン新型「ゴルフ」が2019年10月に世界初公開へ
新型ゴルフの初公開は当初フランクフルトモーターショー2019での披露が見込まれていましたが、フォルクスワーゲンは年次株主総会で、10月に8代目ゴルフを初公開すると発表し、2点のティザースケッチを公開しました。
48Vベルト一体型スタータージェネレーターと48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせた、新開発の48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されました。
このマイルドハイブリッドは、始動時に電気的なブーストをかけて駆動トルクを高める、小型軽量の発電機としても機能します。さらに、減速時には電力をバッテリーへ蓄える役割も担います。
ゴルフ7からの進化点 リアバンパーの大型化とプラットフォーム改良
ゴルフ8のエクステリアは、ハッチバックのボディタイプはそのままに、リアバンパーをよりがっしりとした造形へと拡大しています。これによりゴルフ7より全長が伸び、ホイールベースも延長されました。参考までに、7代目ゴルフは全長4,265mm・全幅1,800mm・全高1,480mm、ホイールベース2,635mmでした。
実際のゴルフ8は、フェンダーがワイドになり、ヘッドライトとテールランプは細くシャープな造形となりました。フラッグシップのアルテオンに通じる、洗練されたフロントまわりが与えられています。
ゴルフをはじめ、ポロやトゥーラン、パサート、アルテオンにも採用されるMQBプラットフォームは、改良版がゴルフ8に用いられました。軽量化が図られ、走りの軽快さにつながっています。
ゴルフ8は最新のデジタルメータークラスターや安全装備を搭載
ゴルフ8はアナログメーターに代えてフルデジタルメータークラスターを採用しました。シフトはパソコンのマウスのように手で包み込む平たいデザインとなり、従来のストレート式から変わっています。
ゴルフ7の安全・快適装備も引き継がれ、トラフィックアシストやアダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストなどを搭載します。
ゴルフに搭載される安全装備
- トラフィックアシスト
- アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)
- レーンキープアシストシステム
- プリクラッシュブレーキシステム(フロントアシスト)
- ダイナミックコーナリングライト
- スタティックコーナリングライト
- ダイナミックライトアシスト
- ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)
- リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)
- プロアクティブ・オキュパント・プロテクション
- エレクトロニック・スタビリティ・コントロール
- ドライバー疲労検知システム
- リヤビューカメラ
フォルクスワーゲン・ゴルフの歴史を振り返る 初代は1974年 デザインはジウジアーロ
ゴルフは、「カブトムシ」の愛称で親しまれたビートルだけではラインナップの維持が難しくなるなか、それを補完するために開発された車です。初代ゴルフは1974年に発売され、デザインはジウジアーロ(イタルデザイン)が手がけました。
ポロやup!に近いミドルクラスに位置づけられるゴルフですが、GTIと呼ばれるスポーツモデルも設定され、歴代を通じて高い人気を保ってきました。
| ゴルフ1 | 1974〜1983年 |
|---|---|
| ゴルフ2 | 1983〜1992年 |
| ゴルフ3 | 1991〜1997年 |
| ゴルフ4 | 1997〜2006年 |
| ゴルフ5 | 2003〜2009年 |
| ゴルフ6 | 2008〜2012年 |
| ゴルフ7 | 2012〜2019年 |
| ゴルフ8 | 2019年〜 |
搭載エンジンは直4のガソリンとディーゼルで、1.5〜1.8Lの排気量がラインナップされていました。駆動方式はFFのみで、ボディサイズは全長3,725mm・全幅1,610mm・全高1,410mmの5ナンバーサイズです。
ゴルフ2は欧州で1983年、日本仕様は1984年に発売され、「ゴルフシンクロ」と呼ばれる4WDモデルも設定されました。エンジンは1.6Lと1.8Lがあり、ボディサイズは全長3,985mm・全幅1,665mm・全高1,415mmです。初代に比べ全長・全幅ともに拡大しています。
3代目のゴルフ3は、初代・2代目まで続いた丸目ヘッドライトを横長デザインへと改めました。1992年から日本仕様が発売され、エンジンは1.8〜2.0Lのガソリンとディーゼル(1.9L)、さらに2.8LのV6を積むモデルもありました。
ボディサイズは全長4,020mm・全幅1,695mm・全高1,420mmで、近年のコンパクトカーに近い寸法です。スポーツモデルのGTIやVR6はフェンダーが張り出し、全幅1,710mmの3ナンバーとなります。ボディタイプは、ハッチバックに加えてゴルフ初のワゴンが追加されました。
ゴルフ4は1997年から発売され、大衆車から一歩高級側へ踏み出したモデルです。エンジンは1.6・1.8・2.0Lの3種類で、「R32」には3.2LのV6を搭載。ヘッドライトはゴルフ3と同様に横長です。
ボディサイズは全長4,155mm・全幅1,735mm・全高1,455mmの3ナンバーとなり、ワイドな外見になりました。ハッチバックのほか、ワゴンやカブリオレもラインナップされています。
5代目のゴルフ5は2004年から日本仕様が発売され、高級化路線を継続しました。ヘッドライトは横長ながら、先代よりわずかに外側が吊り上がったデザインです。
前期型は1.6Lを搭載し、後期型にはTSIと呼ばれる1.4Lターボを採用してダウンサイジングを図りました。ボディサイズはさらに拡大し、全長4,205mm・全幅1,760mm・全高1,520mmとなりました。このモデルからリアサスペンションがトーションビームからマルチリンク式へ変わり、乗り心地も向上しています。
ゴルフ6は2009年に日本導入され、1.2Lターボを積むモデルも設定されました。トランスミッションはDSGを採用し、7速または6速のオートマチックのみとすることで燃費性能を高めています。
ボディサイズは全長4,210mm・全幅1,790mm・全高1,485mmと大型化し、全幅は1.8mに迫ります。ゴルフ5までのバンパーガードがなくなり、フロントフェイスはシャープな造形へと引き締められました。
2013年に日本でも販売を開始した7代目ゴルフは、2019年にゴルフ8へとモデルチェンジされました。フェイスデザインはシャープさを増し、現代的な印象です。ボディサイズは全長4,265mm・全幅1,799mm・全高1,460mmとなっています。
安全性能も当時としては歴代最高で、9つのエアバッグやフロントアシストプラス、マルチコリジョンブレーキなどが上級グレードだけでなくベースグレードにも標準装備されていました。
フォルクスワーゲン・ゴルフ8のモデルチェンジ遍歴
ゴルフ8は、フォルクスワーゲンが1974年から展開してきたゴルフの8代目にあたるコンパクトカーです。「eTSI」による48Vマイルドハイブリッドを軸に、電動化と実用性を高めています。
VW ゴルフ8 CD1型(2019年〜)
2019年10月、ドイツでゴルフ8が発表され、同年12月に販売を開始しました。
2021年6月、日本仕様のゴルフ8が発売。1.0 eTSIで「eTSI Active Basic」「eTSI Active」、1.5 eTSIで「eTSI Style」「eTSI R-Line」が用意されました。7月にはゴルフヴァリアントも8代目へ。12月にはクリーンディーゼルの「TDI」とスポーツモデルの「GTI」が加わり、TDIは「Active Basic」「Active Advance」「Style」「R-Line」の構成となりました。
2022年、ゴルフヴァリアントが仕様変更。同年10月にはゴルフRとゴルフRヴァリアント、そしてヴァリアントのTDIモデルが8代目に揃いました。
2023年4月、ゴルフヴァリアントの特別仕様車「Platinum Edition」(eTSI/TDIの各グレード)を発売。7月にはゴルフRの日本導入20周年記念車「20 Years」を導入しました。
2024年1月、欧州でビッグマイナーチェンジ(通称ゴルフ8.5)を世界初公開。日本では同年9月13日にゴルフ/ゴルフヴァリアントを発表し、2025年1月にデリバリーを開始しました。ゴルフR/Rヴァリアントの8.5も2025年1月に発表・発売されています。
2026年8月4日、ゴルフとゴルフ ヴァリアントに限定車「Premium Sound Edition」を設定。eTSI R-Lineをベースにプレミアムサウンドシステムと専用ホイール、ブラックパーツを備え、価格はゴルフが499万9,000円(500台)、ゴルフ ヴァリアントが513万9,000円(300台)です。
| VW ゴルフ8のモデル | 販売年表 |
|---|---|
| CD1型(8代目) | 2019年〜 |
| CD1型 ビッグマイナーチェンジ(8.5) | 2024年〜 |