エクリプスクロスのグレード

エクリプスクロスのグレード比較 M・G・Pの装備の違いと選び方

エクリプスクロスのグレード別装備と価格を徹底比較。エントリーのMから最上級Pまでの違い、PHEVのEV走行やV2H対応、後悔しないグレードの選び方を実用目線でまとめました。

エクリプスクロスのグレード比較 M・G・Pの装備の違いと選び方

エクリプスクロスのグレード別特徴と標準装備の違いを比較

三菱エクリプスクロスは2020年12月の大幅改良で、全長を140mm延長するとともにフロントデザインを一新し、従来の1.5L直噴ターボ(150PS)に加えてツインモーター4WDのPHEVを追加しました。ガソリン車とPHEVの2パワートレインを軸に、グレードはいずれも「M」「G」「P」の3種類を基本構成としてきました。過去には特別仕様車の「ブラックエディション」「Gリミテッドエディション」も設定されています。

ただし販売状況は終盤に入っています。PHEVは2025年8月に生産を終了して在庫販売のみとなり、ガソリン車もエントリーの「M」が2026年1月にオーダーストップ、「G」「P」も2026年7月をもって生産終了が予定されています。日本国内では一代限りでの幕引きとなる見込みで、これから検討する場合は流通在庫や登録済み未使用車が中心になります。以下では各グレードの主要装備・スペック・価格を、選ぶときの着眼点とあわせて比較します。

エクリプスクロスのボディカラー・スペック

エクリプスクロスのボディカラーとエンジン・パワートレインのスペックを紹介します。クーペを思わせる流麗なシルエットと、三菱の「ダイナミックシールド」を進化させたフロントデザインが特徴で、インテリアカラーはブラックとライトグレーの2色をグレードGとPで選択できます。間近で見ると、上下方向に伸びるリアコンビランプと六角形モチーフのテールゲートが、SUVでありながらスポーティな塊感を強めている印象を受けます。

エクリプスクロスのボディカラーとインテリアカラー

ボディカラーはグレード共通で複数色を設定しており、有料色として「ホワイトパールクリスタルシャイン」がメーカー希望小売価格に加算されます。現行モデルではカラードサイドドアガーニッシュが採用され、ボディとの一体感が高まっています。Gグレード以上では内装色にブラックとライトグレー(一部グレードはメーカーオプション)を選べるため、外装と内装のコーディネートの幅が広がります。

エクリプスクロスのスペック

ガソリン車は1.5L直噴ターボエンジン(4B40型)を全グレード共通で搭載します。PHEVは2.4Lエンジンと前後ツインモーターによるS-AWC(四輪制御システム)を組み合わせ、滑らかで力強いモータードライブを実現しています。2020年の改良でリアオーバーハングを延長したため、現行モデルの全長は登場時より140mm長い4,545mmとなっています。

エクリプスクロスのスペック比較(現行モデル)
パワートレイン ガソリン(1.5Lターボ) PHEV(2.4L+ツインモーター)
駆動方式 2WD/4WD 4WD(S-AWC)のみ
最高出力 110kW(150PS)/5,500rpm 94kW(128PS)+前60kW/後60kWモーター
最大トルク 240Nm/2,000〜4,000rpm 199Nm+前195Nm/後195Nm
WLTCモード燃費(2WD) 13.4km/L ー(4WDのみ)
WLTCモード燃費(4WD) 12.4km/L 16.4km/L
EV走行換算距離 約57km(WLTCモード)
全長 4,545mm
全幅 1,805mm
全高 1,685mm
ホイールベース 2,670mm
最低地上高 175mm
最小回転半径 5.4m
変速機 CVT(8速スポーツモード付) ー(電気式無段変速)

PHEVモデルは走行状況に応じてEV走行・シリーズ走行・パラレル走行の3モードを自動で切り替えます。バッテリーから最大1,500WのAC100V電源を取り出せる給電機能を備えており、キャンプでの調理家電やアウトドアシーン、停電時の非常用電源として活用できます。V2H(車から家へ給電する仕組み)にも対応し、満充電かつガソリン満タンの状態では最大約10日分の家庭用電力を賄えます。この給電性能の高さは、同じ価格帯のガソリンSUVにはない明確な強みで、防災意識の高い層から選ばれる理由になっています。

エントリーグレード「M」の主要装備と価格

エクリプスクロスのエクステリア

グレード「M」はエクリプスクロスのエントリーグレードです。三菱の予防安全技術「e-Assist」(衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱警報・誤発進抑制機能・オートマチックハイビームを含む)を全グレードに標準装備しており、安全性は入門グレードでも妥協がありません。本革巻きステアリングホイールと本革巻きシフトノブも全グレード標準のため、エントリーながら手に触れる部分の質感が確保されています。

上位グレードとの主な違いは、ヘッドアップディスプレイ・電動パーキングブレーキ・マイパイロット(高速道路で車間と車線を保つ運転支援機能)が非搭載である点です。高速道路を使う頻度が低く、日常の予算を抑えつつ基本性能を享受したい人に向いたグレードといえます。逆に、通勤や長距離で高速を多用する人はGグレード以上が満足度に直結します。なお「M」は2026年1月にオーダーストップとなったため、新車で狙う場合は在庫の有無が前提になります。

グレード「M」の主な標準装備

  • e-Assist(衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱警報・誤発進抑制・オートマチックハイビーム)
  • ハロゲンヘッドライト(光軸調整機構付)
  • LEDデイライト/LEDポジションランプ
  • LEDリヤコンビネーションランプ
  • 本革巻きステアリングホイール+本革巻きシフトノブ
  • 左右独立温度コントロール式フルオートエアコン(クリーンエアフィルター付)
  • キーレスオペレーションシステム+エンジンスイッチ
  • 雨滴感応オートワイパー
  • 215/70R16タイヤ+16インチアルミホイール(ガソリン4WD)
  • S-AWC(ガソリン4WDモデルのみ)
  • スマートフォン連携ナビゲーション(マルチアラウンドモニター付)
グレード「M」の価格(ガソリン車/参考)
駆動方式 2WD 4WD
WLTCモード燃費 13.4km/L 12.4km/L
販売価格 2,542,100円 2,762,100円
グレード「M」の価格(PHEVモデル/参考)
駆動方式 4WD(S-AWC)
WLTCモード燃費 16.4km/L
販売価格 3,863,200円

ミドルグレード「G」の主要装備と価格

エクリプスクロスGグレードのエクステリア

グレード「G」はエクリプスクロスの中心的なミドルグレードで、装備と価格のバランスに優れます。Mグレードからの主な追加点は、LEDヘッドライト(光軸自動調整機構付)・ヘッドアップディスプレイ・電動パーキングブレーキ(ブレーキオートホールド付)・マイパイロット・18インチアルミホイール(切削光輝仕上げ)・自動防眩ルームミラーなどです。実際に選ばれる中心がこのGなのは、快適装備の増分に対して価格差が抑えられているためで、迷ったらまず基準に置きたいグレードです。

ヘッドアップディスプレイは車速やレーダークルーズコントロールの情報をフロントガラス手前に映し出し、視線移動を抑えて運転に集中できます。メーカーオプション(PHEVは標準)で本革シートやシートヒーターを追加でき、内装色にライトグレーを選べるのもGグレードからです。長距離ドライブや高速走行が多いなら、マイパイロットの有無だけでも疲労感が変わってきます。

グレード「G」の主な標準装備(Mからの追加・変更点)

  • LEDヘッドライト(光軸自動調整機構付)
  • ヘッドアップディスプレイ
  • 電動パーキングブレーキ/ブレーキオートホールド
  • マイパイロット(高速道路同一車線運転支援機能)
  • 225/55R18タイヤ+18インチアルミホイール(切削光輝仕上げ)
  • 自動防眩ルームミラー
  • SRSサイド&カーテンエアバッグ
  • 運転席SRSニーエアバッグ
  • アクティブ・ヨー・コントロール[AYC](左右の駆動力を配分し曲がりやすくする制御/4WD)
  • AC100V・1,500W電源(PHEVモデルのみ標準)
グレード「G」の価格(ガソリン車/参考)
駆動方式 2WD 4WD
WLTCモード燃費 13.4km/L 12.4km/L
販売価格 2,762,100円 2,982,100円
グレード「G」の価格(PHEVモデル/参考)
駆動方式 4WD(S-AWC)
WLTCモード燃費 16.4km/L
販売価格 4,213,500円

最上級グレード「P」の主要装備と価格

エクリプスクロスPグレードのフロントビュー

グレード「P」はエクリプスクロスの最上位グレードで、専用外装・充実した安全装備・高い快適性が標準で揃います。外観はP専用のフロントバンパー(スキッドプレートがグロスブラックまたはカラード仕様)とカラードサイドドアガーニッシュを採用し、クーペSUVとしての個性を最大限に引き出しています。目の前にすると、スエード調素材と合成皮革のコンビネーションシートが室内の質感を一段引き上げているのがわかります。

Gグレードとの主な違いは、後側方車両検知警報システム(斜め後ろの車を知らせるレーンチェンジアシスト付)・ハンズフリーエレクトリックテールゲート(停止位置メモリー機能付)・運転席&助手席シートヒーターの標準化です。GとPの価格差はガソリン車で約25万円と比較的小さく、後側方警報やハンズフリーテールゲートを後付けできない装備と考えると、安全と利便性をまとめて手に入れられるPは割安感があります。荷物の多いアウトドア用途や、駐車場で両手がふさがりやすい家庭では、テールゲートの自動開閉が日常的に効いてきます。

グレード「P」の主な標準装備(Gからの追加・変更点)

  • 後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]
  • 後退時車両検知警報システム[RCTA]
  • ハンズフリーエレクトリックテールゲート(停止位置メモリー機能付)
  • 運転席&助手席シートヒーター
  • コンビネーションシート(スエード調素材×合成皮革、シルバーステッチ)
  • LEDフロントフォグランプ
  • 専用フロントスキッドプレート(グロスブラック/カラード)
グレード「P」の価格(ガソリン車/参考)
駆動方式 2WD 4WD
WLTCモード燃費 13.4km/L 12.4km/L
販売価格 3,300,000円 3,520,000円
グレード「P」の価格(PHEVモデル/参考)
駆動方式 4WD(S-AWC)
WLTCモード燃費 16.4km/L
販売価格 4,650,800円

エクリプスクロスのグレード選びをアシスト

エクリプスクロスはガソリン車・PHEVを合わせて選択肢が豊富です。価格は改定が重ねられているため下記は目安ですが、グレード選びの基本軸として参考にしてください。なお販売は終盤に入っており、狙う仕様によっては在庫や登録済み未使用車が中心になります。

  • コスト優先・基本性能で十分→「M」。e-Assistと本革巻きステアリングは標準で、街乗り中心なら必要十分な装備が揃います。オーダーストップ済みのため在庫確認が前提です。
  • ヘッドアップディスプレイ・電動パーキングブレーキ・マイパイロットも欲しい→「G」。Mから20万円強のアップで、高速走行の快適性と実用性が大きく向上します。迷ったときの基準グレードです。
  • 安全装備・快適装備をフルパッケージしたい→「P」。Gとの差は約25万円で、後側方警報・シートヒーター・ハンズフリーテールゲートが加わり、後付けしにくい装備がまとめて手に入ります。
  • 環境性能・給電機能・滑らかな走りを重視→「PHEVモデル」。EV走行約57km・V2H対応・最大1,500W給電と電動車ならではの強みが際立ちます。国のCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)の対象で、年度の予算・条件により補助額が変わります。ただしPHEVは生産終了済みで在庫のみのため、希望の色や仕様が選べない場合があります。

維持費の面では、1.5Lターボの自動車税(種別割)は年30,500円、2.4LのPHEVは年43,500円が目安です(いずれも2019年10月以降に新規登録した車の税率)。ガソリン車のWLTC燃費13.4km/Lは、月1,000km走行・レギュラー175円/L想定でガソリン代が月およそ13,000円という計算になり、通勤距離が長い人ほどPHEVのEV走行による燃料代圧縮が効いてきます。購入時は販売店で最新の価格・在庫・補助金を確認するのが確実です。