DS3クロスバックが日本市場に上陸!内外装や走行性能・安全性能等
2019年6月26日に新型コンパクトSUVのDS3クロスバック(DS3 CROSSBACK)が日本で発表・発売されました。
2018年10月に行われたパリモーターショーで初公開されていたDS3クロスバックは、DSオートモビルブランドでは初の小型SUVモデル。2020年にはEVモデルの「DS 3 CROSSBACK E-Tense」も登場する予定です。2019年4月15日には、日本導入記念モデルの特別仕様車「ラ・プルミエール」が60台限定でネット予約を受け付けていました。
新型DS3クロスバックをベースとした「DS3クロスバック E-TENSE」がヨーロッパ市場で販売スタート
DSはヨーロッパ市場で「DS3クロスバック E-TENSE」を発売しました。DS3クロスバック E-TENSEはDSブランド初のEVモデルで、最大出力136hp、最大トルク26.5kgm のモーターと50kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。0~50km/h加速は3.3秒、0~100km/h加速は8.7秒です。一度の充電で320km(WLTPサイクル)の航続が可能となります。
「エコ」「ノーマル」「スポーツ」といった3種類のドライブモードが用意されていて、好みの走り味を選択できます。モジュラープラットフォーム「CMP」によって剛性・軽量性アップを実現。振動・ノイズ低減や音響にもこだわっています。
また、DS3クロスバック E-TENSEには先進運転支援システム「ADAS」を搭載。DS ドライブアシストや自動調光するDS マトリクスLEDビジョン、視線移動を最小限とするアクティブブラインドスポットモニターやヘッドアップディスプレイ、アクティブセーフティブレーキも装備します。
新型DS3クロスバックの基本スペックをチェック!
新型DS3クロスバックのエンジンには新型1.2L PureTech 3気筒DOHCターボエンジンを搭載し、トランスミッションには素早いレスポンス性とスムーズなシフトチェンジを実現する最新世代の8速オートマチックを採用。最高出力は130ps、最大トルクは230Nmを発生します。
グレード構成はビーシック・ソーシック・グランシックの3モデルです。
グレード | Be Chic(受注生産) | So Chic | Grand Chic |
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価格 | 2,990,000円 | 3,570,000円 | 4,040,000円 |
全長 | 4,120mm | ||
全幅 | 1,790mm | ||
全高 | 1,550mm | ||
ホイールベース | 2,560mm | ||
エンジン | ターボチャージャー付 直列3気筒DOHC | ||
総排気量 | 1,199cc | ||
最高出力 | 96kW(130ps)/5,500rpm | ||
最大トルク | 230Nm/1,750rpm | ||
駆動方式 | 前輪駆動 | ||
トランスミッション | 8速オートマチック | ||
ハンドル | 右ハンドル | ||
乗車定員 | 5名 | ||
タイヤサイズ | 215/60R17 | 215/55R18 | |
ホイールサイズ | 17インチ | 18インチ |
新型DS3クロスバックのエクステリアは美しい彫刻のようなソリッドデザイン
彫りが深く肉感的なボディラインが特徴のDS3クロスバックのエクステリアデザイン。ヘッドライトにはロービーム用モジュール3つにハイビーム用モジュールを組み合わせています。パールが連なったネックレスのように下へと伸びるデイタイムランニングライトもポイントです。
ドアハンドルは普段は格納されており、キーを持つ人が近づくとポップアップします。施錠もキーを持って離れると作動する仕組みです。
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Be Chicの17インチアルミホイール NAGOYA -
So Chicの17インチアルミホイールMADRID -
Grand Chicの18インチアルミホイールSAO PAULO
DS3クロスバックの足元にはグレードごとに異なるデザインのアルミホイールを装着。Be ChicとSo Chicのホイールはサイズとディスクデザインこそ共通していますが、ホイールカラーに違いがあります。Grand Chicのホイールは大口径で空気の動きを感じさせるデザインです。
新型DS3クロスバックのボディカラーはメタリックな8色がラインナップ。2トーンカラーが基本でモノトーンカラーは受注生産となります(ブランバンキーズとノアールペルラネラのみ)。
25,000円のペイントオプションとなるバイルーフは「ブランオパール」「ノアールオニキス」「ダイヤモンドレッド」の3色が設定されています。
DS3クロスバックのボディカラー
- ブランバンキーズ
- グリアルタンス
- ノアールペルラネラ
- ブルーミレニアム
- オルアンペリアル
- ルージュルビ
- ウィスパー
- ウランパールナクレ
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ブランバンキーズ -
グリアルタンス(59,400円) -
ノアールペルラネラ(59,400円) -
ブルーミレニアム(59,400円) -
オルアンペリアル(59,400円) -
ルージュルビ(59,400円) -
ウィスパー(59,400円) -
ブランパールナクレ(70,200円)
DS3クロスバックのインテリアはパリの名所をイメージした上質なスタイル
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MONTMARTRE(モンマルトル)のインテリア -
BASTILLE(バスチーユ)ファブリックのインテリア -
BASTILLE(バスチーユ)レザーのインテリア
パリの名所にインスピレーションを受け、2つのテーマでデザインされたDS3クロスバックのインテリア。グレードによって使用される素材は異なり、ビーシックグレードにはMONTMARTRE、グランシックグレードにはBASTILLEレザー、ソーシックグレードにはBASTILLEファブリックが採用されます。
DS3クロスバックは走行情報を瞬時に確認できるデジタルメーターを採用。ダイヤモンドパターンを採用したコックピット中央部のスイッチパネルもおしゃれです。タッチスクリーンはAndroid Auto/Apple Car Playに対応し、スマホアプリを操作できます。
また、グランシックとソーシックにはスマートフォンワイヤレスチャージャーが標準装備され、ケーブルに接続しなくてもスマホの充電が可能です。
グランシックグレードにはフランスのFOCAL(フォーカル)社が開発したサウンドシステムを搭載。車内に12個のスピーカーを備え、コンサート会場にいるかのようなリアルなサウンドを奏でます。
新型DS3クロスバックはハイレベルな安全装備を有し事故やヒヤリハットを防ぐ
新型DS3クロスバックはセーフティ・セキュリティ面においても充実していて、全グレードに以下の安全装備を標準搭載しています。
新型DS3クロスバックの安全装備
- 8 エアバッグ (フロント/ フロントサイド/リアサイド/カーテン)
- アンチロックブレーキシステム(電子制御式制動力分配機能付)
- ブレーキアシスト
- ESC ( エレクトロニックスタビリティコントロール )
- エレクトリックパーキングブレーキ/ヒルスタートアシスタンス
- フロントシートベルトプリテンショナー/フォースリミッター
- リアシートベルトフォースリミッター(左右 2 席)
- チャイルドシートISOFIX アンカー(リア左右席 )
- 助手席エアバッグキャンセルスイッチ
- タイヤ空気圧警告灯
グランシックとソーシックには上記装備のほか、さらに「フロントandバックソナー」「バックカメラ」「アクティブセーフティブレーキ/ディスタントアラート」「ブラインドスポットモニター」「レーンキープアシスト」を標準装備します。
DS3 CROSSBACKのラゲッジルームは最大1,050Lまで拡大可能!
DS3クロスバックの荷室スペースは通常時で350Lの荷室容量を確保。分割可倒式のリアシートを採用しているため、シートを倒せば最大1,050Lまでスペースを拡大することができます。テールゲートの開口部は大きく、荷物の積載性に優れた作りです。
DS 3 CROSSBACK E-TenseはDS 3 CROSSBACKをベースとしたEVモデル
DS 3 CROSSBACK E-TenseはDS 3 CROSSBACKのEV版モデルです。ヨーロッパでは既に予約受注をスタートしており、2020年に販売を開始します。
蓄電容量50kWhのリチウムイオンバッテリーは30分で8割の容量を充電でき、一度の充電で最大430kmの航続が可能です(NEDCモードの場合)。静粛性に優れた車内で、快適なドライブを体感できます。
新型DS3クロスバック「La Première(ラ・プルミエール)」は日本導入を記念した限定車
60台限定の新型DS3クロスバック「La Première(ラ・プルミエール)」は、DS3クロスバックの日本デビューを記念した特別仕様車です。ボディカラーは「ノアール ペルラネラ」「グリ アルタンス」「ブラン パールナクレ」の3カラーで、バイトーンルーフに「ダイヤモンド レッド」を設定。価格は4,290,000円からとなっています。
ルビーレッドのナッパレザーを採用した上質なOPERAインテリアは、ラ・プルミエールならではの特色。標準仕様とは一味違った大人の魅力あふれるデザインです。
コンパクトクロスオーバーSUVのDS3クロスバックのモデルチェンジ遍歴
DS3クロスバックはフランスのDSオートモビルズが販売するBセグメントのクロスオーバーSUVです。2018年のパリモーターショーで初公開されました。日本でも日本導入モデルがオンライン予約で販売され、EVモデルも登場しています。
DS3クロスバック/2018年~
2018年10月、パリモーターショーでワールドプレミアされたDS3クロスバックは、プジョー・208でも用いられている「EMP1」プラットフォームを採用しており、フロントマスクはDS7クロスバックと共通イメージを採用。
2019年4月には日本への導入を記念したモデル「ラ・プルミエール」が60台限定のオンライン予約を開始しました。同年6月に日本市場での「Be Chic」「So Chic」「Gran Chic」のガソリンエンジンのみで販売を開始。同年12月、限定40台で最上級グレードの「Gran Chic」をベースとしたオフホワイトの内装車を発売。
2020年5月、「Gran Chic」で選択できる最上級のインテリアパッケージ「OPERAインスピレーション」を発売。同年6月にBEVの「DS3クロスバック E-TENSE」の日本での発売を発表、翌月に販売開始しました。
2021年1月、特別仕様車「パフォーマンスライン」を発売。2月には特別仕様車「そーシック レザーエディション」を発売。
2023年5月、マイナーチェンジと同時に車名を「DS3」に変更し、「E-TENSE」が廃止されました。
DS3クロスバックのモデル | 販売年表 |
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DS3クロスバック | 2018年~ |
DSオートモビルズ DS3クロスバックのSUV市場における今後の躍進に期待!
日本だけでなく、世界規模で成長しシェアを伸ばし続けているSUV。DSオートモビルズもその影響を受けて新世代小型SUVのDS3 CROSSBACKを投入しました。フランス車特有のハイセンスなデザイン性、ハイレベルな基本性能を備える本モデルは、日本人の価値観・感性にも強く訴えるものがあることは間違いないでしょう。