COBBYが自信を持ってお勧めする新型CR-Vの走行性能を引き上げてくれる夏タイヤ
5代目CR-V(RW1/RW2/RT5/RT6型)は2018年8月に日本市場へ復活し、ガソリンの1.5L VTEC TURBOと2.0Lのハイブリッド(e:HEV)という2本立てで展開されました。ガソリンモデルには3列シートの7人乗りも設定され、ミドルサイズSUVとして走行性能と積載性を両立したモデルです。国内向けの生産・販売は2022年8月に終了しており、その後2024年7月には燃料電池車のCR-V e:FCEVが登場しています。本記事のサイズ情報は5代目(RW1/RW2/RT5/RT6型)を基準にしています。
タイヤ選びで最初に押さえたいのが、純正サイズが全車共通という点です。ガソリンターボもハイブリッドも純正タイヤサイズは「235/60R18」、純正ホイールは18インチ×7.5J、インセット+45、PCD114.3mm、5穴で統一されています。エンジンによってサイズが分かれるわけではないため、車検証の型式とグレードよりも、まず現在装着されているタイヤの側面表記を確認するのが確実です。
そのうえで実際の交換では、純正の18インチをそのまま使う選択と、17インチへインチダウンする選択の2通りが取られています。17インチでは「235/65R17」が外径バランスの取りやすい候補で、スタッドレス用のセカンドセットや、費用を抑えたい場合に選ばれています。この記事では17インチ向けと18インチ向けに分けて、静粛性・低燃費性能・高速安定性・ウェットグリップという観点で候補を整理します。あわせて、ロードインデックス(荷重指数)の確認方法や交換時期の目安といった、購入前に見落とされがちな判断材料もまとめました。
CR-Vのインチダウン向け17インチにおすすめしたいSUVタイヤ
1.5L DOHC VTEC TURBOエンジンを搭載するガソリン車には、FF(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)、そして5人乗りと3列シート7人乗りが設定されました。3列シートの7人乗りは車両重量が増えるため、タイヤ側には耐荷重性能と、車高の高いSUV特有のふらつきを抑える操縦安定性が求められます。CR-Vの車重は1,500kg台後半で、大人が定員まで乗れば車両総重量は2t前後に達します。
17インチへ落とす場合、「235/65R17」が候補になります。外径は純正の235/60R18とほぼ同等に収まる組み合わせで、扁平率が上がる分だけタイヤのたわみが増え、段差の突き上げがやわらぐ方向に変わります。ただし、乗り心地の改善と引き換えに、ステアリングを切った瞬間の反応はわずかに穏やかになります。荒れた路面での快適性を優先するなら17インチ、キビキビした動きと見た目を優先するなら純正18インチという選び分けです。
あわせて確認したいのが荷重の余裕です。純正の235/60R18は103Hが基準となっており、インチダウン後もこの荷重能力を下回らないタイヤを選ぶことが安全側の判断になります。同じ235/65R17でも銘柄によってロードインデックスは104と108のように差があり、この数値が小さいタイヤに7人乗車と荷物を積む使い方は余裕が削られます。速度記号も同様で、H(210km/h)以上あれば実用上の不足はありません。ここでは17インチで選択肢の多い4銘柄を取り上げます。
ジオランダーSUVはCR‐Vをヨコハマの先端テクノロジーによって快適性を追求
YOKOHAMA GEOLANDAR SUV 235/65R17
| 車種 | CR‐V |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | ジオランダーSUV |
| タイヤサイズ | 235/65R17 |
| タイヤ外径 | 738mm |
| タイヤの種類 | SUV向けサマータイヤ |
| ロードインデックス | 108 |
| 速度記号 | V |
| 値段 | 18,670円~(2026年調べ) |
ヨコハマタイヤの「GEOLANDAR SUV(ジオランダー エスユーブイ)」は、オンロード性能を重視した「GEOLANDAR H/T-S」から快適性能を高めたSUV向けサマータイヤです。SUVに求められる高い耐久性を保ちながら、街中でも高速道路でも扱いやすい素直な特性にまとめられています。ロードインデックス108は235/65R17の設定の中でも余裕がある方で、3列シート7人乗りのCR-Vに定員乗車で荷物を積む使い方でも荷重面の不安が小さくなります。
間近でトレッド面を見ると、ブロックの角が丸みを帯びて処理されており、溝の底も浅い角度で立ち上がっています。この形状はブロックの倒れ込みを抑える狙いで、走り出しの座りの良さとして体感されます。手を当てると表面は硬すぎず、SUV向けらしく厚みのあるトレッドの手応えが伝わります。
現行のラインアップでは、この系統が2つに分かれています。全天候性能を引き継いだのが「GEOLANDAR CV G058」で、M+S表記を持ちながらオンロードの快適性を高めたモデルです。従来のG055と比較して、ウェット制動性能が12%、ウェットでの操縦安定性が13%向上し、50km/h走行時のロードノイズを34%、80km/h時のパターンノイズを9%低減しています。ロードノイズ34%の低減は、高速の継ぎ目や荒れた舗装で「ゴー」という連続音が気になる場面で効いてくる数値です。もう一方のオンロード専用が「BluEarth-XT AE61」で、こちらは低燃費性能に振った選択になります。長期使用では、G058系はやや摩耗が早い傾向を指摘する声もあり、静粛性と寿命のどちらを優先するかで判断が分かれます。
街乗りと高速道路を中心に、雨の日の安心感と静かさをバランスさせたいCR-Vオーナーに向く一本です。逆に、未舗装の林道や雪道を頻繁に走る使い方には力不足で、その場合はオールテレーンタイヤが適します。
「プロクセスT1 Sport SUV」はトーヨー独自開発のゴムを採用してウェット性能を引き上げるCR‐Vでの休日ドライブが楽しくなるタイヤ
TOYO PROXES T1 Sport SUV 235/65R17
| 車種 | CR‐V |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | プロクセス T1 Sport SUV |
| タイヤサイズ | 235/65R17 |
| タイヤ外径 | 732mm |
| タイヤの種類 | ハイパフォーマンスSUVタイヤ |
| ロードインデックス | 104 |
| 速度記号 | W |
トーヨータイヤの「PROXES T1 Sport SUV(プロクセス ティーワン スポーツ エスユーブイ)」は、スポーツタイヤのPROXES T1 Sportの設計思想をSUV向けに展開したハイパフォーマンスタイヤです。非対称トレッドパターンと専用コンパウンドの組み合わせで接地圧を最適化し、ウェット路面でのコーナリング性能とグリップを確保します。速度記号Wという設定が示すように、高速巡航を前提とした剛性の作り込みが特徴です。
ここで注意したいのがロードインデックスです。この銘柄の235/65R17は104で、同サイズの108設定と比べて負荷能力が低くなります。5人乗りで日常的に走る使い方なら問題は生じにくい一方、7人乗りモデルで定員乗車とルーフキャリアを併用するような条件では、余裕の少なさが気になる領域に入ります。タイヤの銘柄を選ぶ前に、車検証の前後軸重と照らして確認しておくと判断を誤りません。
後継として展開されているのが「PROXES Sport SUV」です。ハイグリップコンパウンドと非対称パターンにより、ウェット時のグリップと高速安定性をさらに高めたモデルで、車高の高いSUV特有のロールを抑える方向に振られています。パターンノイズの抑制にもシミュレーション解析が使われており、スポーツ寄りのSUVタイヤとしては静粛性の妥協が少ない設計です。
ワインディングを積極的に走る、高速道路の巡航時間が長い、車体の動きをしっかり感じたいという使い方に向きます。一方で、転がり抵抗はコンフォート系より不利になるため、燃費を最優先するオーナーには噛み合いません。
ロングライフ特性・静粛性・快適性に優れる「デューラー H/L 850」はCR-Vで長い間装着し続けたいタイヤ
BRIDGESTONE DUELER H/L 850 235/65R17
| 車種 | CR‐V |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | デューラー H/L 850 |
| タイヤサイズ | 235/65R17 |
| タイヤ外径 | 738mm |
| タイヤの種類 | SUV向けコンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 108 |
| 速度記号 | H |
ブリヂストンの「DUELER H/L 850(デューラー エイチエル ハチゴーマル)」は、オンロード重視のSUV用コンフォートタイヤとして長く支持されてきたモデルです。エコ形状の採用によって接地時のエネルギーロスを抑え、転がり抵抗を低減しながら、ブロック剛性の最適化で偏摩耗を抑える設計になっています。SUVは重心が高く、前輪の外側から摩耗が進みやすい傾向がありますが、この剛性設計が均一な摩耗に寄与します。
現在このポジションを担うのは「ALENZA LX100(アレンザ エルエックスヒャク)」です。「3Dノイズ抑制グルーブ」「シークレットグルーブ」「3Dノイズカットデザイン」というサイレントテクノロジーを採用し、DUELER H/L 850と比較して騒音エネルギーを22%低減しています。注目したいのは摩耗後の静粛性で、通常はタイヤが減るほどノイズが大きくなるのに対し、60%摩耗時でもDUELER H/L 850から騒音エネルギーを9%低減しています。3年から4年使い続ける前提で考えると、新品時の静かさ以上に、この「後半の静かさ」が満足度を左右します。より走りに振るなら、プレミアムSUV向けの「ALENZA 001」が高速安定性寄りの選択になります。
静粛性と寿命を重視し、同じタイヤでできるだけ長く乗りたいオーナーに向く系統です。速度記号Hは210km/hまでの対応で日常使用に不足はありませんが、スポーティな応答を期待して選ぶと物足りなさが出ます。
グッドイヤーの最先端テクノロジーによって完成された「E-Grip Performance SUV」は装着すれば、CR-Vを足元からラグジュアリーにドレスアップ
GOODYEAR EfficientGrip Performance SUV 235/65R17
| 車種 | CR‐V |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | エフィシェントグリップパフォーマンス SUV |
| タイヤサイズ | 235/65R17 |
| タイヤ外径 | 738mm |
| タイヤの種類 | SUV向けコンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 108 |
| 速度記号 | H |
グッドイヤーの「EfficientGrip Performance SUV(エフィシェントグリップ パフォーマンス SUV)」は、静粛性と乗り心地に軸足を置いたプレミアムSUVタイヤです。ブロックピッチ数を増やして配列とプロファイルを最適化することでノイズの周波数を分散させ、さらに溝の中で空気が共鳴して生じる気柱共鳴音を抑える「ナローグループショルダー」を採用しています。SUVは車内空間が広く、こうした低い帯域の音が残りやすい車種のため、この対策が体感差につながります。
振動対策として「ショック吸収クッションレイヤーコンパウンド」を採用し、リムとビード部の接地を最適化して応力を分散させる構造も併せて導入されています。実際に触れてみると、サイドウォールは指で押して軽くたわむ柔らかさがあり、剛性で押さえ込むタイプではなく、いなして快適性を稼ぐ方向の設計だと分かります。長距離を走ったあとの疲労感の違いは、この性格の差から生まれます。
高速道路を使った移動が多く、同乗者の快適性を優先したいCR-Vオーナーに向きます。一方で、路面からの情報が穏やかに伝わる性格のため、ステアリングの手応えを重視する層には合いません。純正装着タイヤからの履き替えで「静かになったが軽くなった」と感じるのはこの系統です。
CR-Vハイブリッドモデルの18インチにおすすめしたいSUVタイヤ
CR-Vのハイブリッド(e:HEV)は、2.0L DOHC i-VTECエンジンとホンダのi-MMD(インテリジェント・マルチモード・ドライブ)を組み合わせ、モーター走行、ハイブリッド走行、エンジン走行を切り替えて走ります。モーター走行中はエンジン音が消えるため、それまでマスキングされていたロードノイズとパターンノイズが相対的に目立ちます。静粛性の高いタイヤを選んだときの体感差が、ガソリン車より大きく出る点がハイブリッドの特徴です。
純正サイズは235/60R18で、ガソリンターボと共通です。ハイブリッドは駆動用バッテリーとモーターの分だけ車両重量が増えるため、耐荷重性能と偏摩耗への耐性がより重要になります。加えて、モーターの立ち上がりトルクは発進時からタイヤに掛かるため、前輪の摩耗が想定より早く進むケースが見られます。3,000kmから5,000kmごとの前後ローテーションと、月1回程度の空気圧点検を組み合わせるだけで、寿命の差が数千km単位で変わります。ここでは18インチの4銘柄を取り上げます。
グラントレック PT3はCR‐Vでロングツーリングを1年中楽しませてくれるタイヤ
DUNLOP GRANDTREK PT3 235/60R18
| 車種 | CR‐V |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | グラントレック ビーティースリー |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| タイヤ外径 | 740mm |
| タイヤの種類 | オンロード向けSUVサマータイヤ |
| ロードインデックス | 107 |
| 速度記号 | V |
| 値段 | 24,260円~(2026年調べ) |
ダンロップの「GRANDTREK PT3(グラントレック ピーティースリー)」は、操縦安定性と環境性能の両立を狙って開発されたオンロード向けSUVタイヤです。センター部のリブ配分を均一化する新パターンと、コーナリング時にショルダー部が均一にたわむ「真円プロファイル」により、車高の高いSUVのふらつきを抑えます。シリカの配合を増やして密着性を高め、発熱を抑える「SUV専用低発熱密着ゴム」によって転がり抵抗を低減した点も特徴です。
この系統の現行モデルは、2023年2月1日から発売された後継の「GRANDTREK PT5」です。PT3で評価されたコンパウンドをそのまま使いつつ、プロファイルを変更してトレッド幅を広げ、接地面積をPT3比で8%拡大しています。この形状変更によって走行中のふらつきが抑えられ、操縦安定性能はPT3比で12%向上しました。接地圧が均等になったことで衝撃の分散も進み、トレッド中央部から順に接地する形状となって静粛性も改善しています。サイズは175/80R15から255/45R20までの36サイズで、CR-Vの純正235/60R18も含まれます。なお、PT3もPT5も低燃費タイヤの認定は取得しておらず、転がり抵抗を最優先するならこの系統以外を検討する判断になります。
「操縦安定性12%向上」という数値が最も分かりやすく現れるのは、横風を受ける橋の上や、車線変更を繰り返す高速走行です。ハンドルの修正舵の回数が減り、長距離での疲労が軽くなります。家族を乗せてロングツーリングに出るCR-Vオーナーには相性の良い性格です。
ラティチュードツアーHPはオンロード走行時のグリップ力や耐摩耗性に優れた燃料代を節約できるタイヤ
MICHELIN LATITUDE TOUR HP 235/60R18
| 車種 | CR‐V |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | ラティチュードツアーエイチピー |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| タイヤ外径 | 約739mm |
| タイヤの種類 | SUV向けプレミアムタイヤ |
| ロードインデックス | 107 |
| 速度記号 | V |
| 値段 | 28,900円~(2026年調べ) |
ミシュランの「LATITUDE TOUR HP(ラティチュード ツアーエイチピー)」は、オンロード走行に重点を置いたプレミアムSUVタイヤです。高速安定性を支える「ジョイントレス・ナイロンキャッププライ」と、車重を受け止めながらしなやかさを残す「柔軟性ビードフィラー」を組み合わせ、SUV特有のふらつきを抑えた落ち着いたハンドリングを実現します。長期使用でこの銘柄が評価されてきた理由は、この安定感が摩耗後も崩れにくい点にあります。
「テレーンプルーフ・コンパウンド」により、アスファルト上のグリップと耐摩耗性を確保しながら転がり抵抗を低減しており、寿命と燃費という相反する性能を両立させています。オーナーから一般的に聞かれるのは、3万km台まで走っても残溝が4mm以上残るという使用感で、走行距離の多いユーザーほど1kmあたりのコストで有利になります。一方、経年でサイドウォールに細かなひび割れが出るケースも報告されており、距離が伸びなくても年数が経った段階で側面の状態を点検する運用が現実的です。
ミシュランのSUV向けラインアップは再編が進み、快適性重視のプライマシー系ではPRIMACY SUV+の後継が「PRIMACY 5」として乗用車用のプライマシー4+と統合され、スポーツ寄りは「PILOT SPORT 4 SUV」へ集約される流れになりました。銘柄名で探すよりも、静粛性重視かスポーツ性重視かという軸で現行モデルを見比べる方が選びやすくなっています。
美しく配列されるトレッドパターンを採用する「コンチクロスコンタクトLX Sport」は、積雪の少ない地域ではコストパフォーマンスの優れるタイヤ
CONTINENTAL ContiCrossContact LX Sport 235/60R18
| 車種 | CR‐V |
|---|---|
| メーカー | コンチネンタル |
| ブランド | コンチクロスコンタクトLX Sport |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| タイヤ外径 | 約739mm |
| タイヤの種類 | SUVタイヤ(M+S表記あり) |
| ロードインデックス | 107 |
| 速度記号 | V |
| 値段 | 10,500円~(2026年調べ) |
コンチネンタルの「ContiCrossContact LX Sport(コンチクロスコンタクト エルエックス スポーツ)」は、オンロードでの安定性を軸にしつつ、荒れた路面への対応力も残したSUVタイヤです。変化に富んだトレッドパターンは見た目の意匠性に加えて排水性の確保にも役立ち、ウェット路面でのグリップに貢献します。M+S(マッド&スノー)の刻印を持つため、乾燥路に加えて泥や浅い雪の路面でも走行の余地があります。
ここは誤解が生じやすい部分です。M+S表記は冬用タイヤの性能を保証するものではなく、スノーフレークマーク(三峰と雪の結晶のマーク)付きの製品とは区別されます。積雪や凍結が想定される地域では、冬用タイヤ規制の対象となる路面でこのタイヤのみで走ることは適切ではありません。年に数回、路面が薄く白くなる程度の地域で履き替えの手間を減らしたい使い方までが現実的な範囲です。
コンチネンタルのSUV向けラインアップでは、アジア太平洋市場向けに開発された第7世代の「UltraContact UX7」が2025年に加わっています。快適性と静粛性を求める場合は、こちらも比較対象に入ります。
リブのパターン構造を最適化して高速安定性をアップさせる「エヌフィラ アールユー1」を利用すれば、CR-Vをリーズナブルにカスタマイズ
NEXEN NFera RU1 235/60R18
| 車種 | CR‐V |
|---|---|
| メーカー | ネクセン |
| ブランド | エヌフィラ アールユー1 |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| タイヤ外径 | 739mm |
| タイヤの種類 | SUV向けサマータイヤ |
| ロードインデックス | 103 |
| 速度記号 | W |
ネクセンの「N FERA RU1(エヌフィラ アールユーワン)」は、ウェット性能と高速安定性を確保しながら価格を抑えた、コストパフォーマンス重視のSUVタイヤです。「3+1アシンメトリック グルーブ」は、イン側にワイドな縦溝を3本、アウト側に1本という非対称配置で、排水性能を高めてハイドロプレーニング現象を起きにくくします。梅雨や台風の時期に高速道路を走る機会が多いCR-Vオーナーには、この構造が実用的な意味を持ちます。
内側と外側でリブのパターン構造を作り分けて高速安定性を確保し、高剛性ブロックで生じやすいパターンノイズは細かく刻んだサイレントサイプで低減しています。アジアンタイヤの中でも構造面の作り込みが進んだ世代の製品です。
選ぶ際の確認点はロードインデックス103です。純正基準の103Hと同等の荷重能力であり、5人乗車の日常使用では十分ですが、7人乗りモデルで定員乗車と荷物を積む運用では余裕が最小限になります。荷重条件が厳しい使い方では、同サイズでも107以上の設定を選ぶ方が安心です。国産のプレミアムSUVタイヤと比べると静粛性と摩耗の均一さでは一歩譲るため、費用を抑えて2セット運用したい場合や、走行距離が少なく年数で交換する使い方に向きます。
CR-Vの夏タイヤ交換に使う純正タイヤサイズ・純正ホイールサイズ一覧
5代目CR-Vの純正サイズは、ガソリンターボもハイブリッドも共通で235/60R18、ホイールは18インチ×7.5J(インセット+45)です。PCDは114.3mm、5穴、ハブ径は64φで、ホイールナットはM12×P1.5・19HEXのテーパーナットが1台分20個必要になります。純正タイヤのロードインデックスと速度記号は103Hが基準です。
| CR-Vのグレード | タイヤサイズ | エンジン型式 | ホイールサイズ |
|---|---|---|---|
| 1.5 EX | 235/60R18 | L15B | 18インチ X 7.5J(+45) |
| 1.5 EX 4WD | 235/60R18 | L15B | 18インチ X 7.5J(+45) |
| 1.5 EX マスターピース | 235/60R18 | L15B | 18インチ X 7.5J(+45) |
| 1.5 EX マスターピース 4WD | 235/60R18 | L15B | 18インチ X 7.5J(+45) |
| 2.0 ハイブリッド EX | 235/60R18 | LFB | 18インチ X 7.5J(+45) |
| 2.0 ハイブリッド EX 4WD | 235/60R18 | LFB | 18インチ X 7.5J(+45) |
| 2.0 ハイブリッド EX マスターピース | 235/60R18 | LFB | 18インチ X 7.5J(+45) |
| 2.0 ハイブリッド EX マスターピース 4WD | 235/60R18 | LFB | 18インチ X 7.5J(+45) |
車両型式はガソリンのFFがRW1、4WDがRW2、ハイブリッドのFFがRT5、4WDがRT6です。中古で購入した車両では前オーナーが社外ホイールに交換している場合があるため、装着中のサイズとインセットを実車で確認したうえで発注する手順が安全です。
インチダウンとインチアップで変わるものと確認したい数値
CR-Vは純正18インチを軸に、17インチへのインチダウンと19インチ以上へのインチアップの両方が選ばれています。17インチでは235/65R17、19インチでは235/55R19、20インチでは245/45R20が外径差の小さい目安です。外径が純正から大きくずれると、スピードメーターの表示と実速度の差が広がるため、外径差はおおむね2%以内に収める組み合わせが基本になります。
数値以外の変化としては、扁平率が下がるほど段差の突き上げと走行音が増える傾向が出ます。20インチは見た目のインパクトが大きい一方、荒れた舗装での快適性が犠牲になりやすく、街乗り中心なら18インチから19インチの範囲が乗り心地と外観のバランスを取りやすい領域です。
ホイールを替える場合は、リム幅とインセットの組み合わせでフェンダーとの隙間やインナーへの干渉が変わります。CR-Vはハブ径64φで、社外ホイールを装着する際はハブリングの有無で走行時の振動の出方が変わる場合があります。この点はサイズ・PCD・インセットの確認と同じ工程の中で一度確認しておけば十分です。
タイヤの交換時期はどう判断するか 残溝と経年の2つの基準
交換のタイミングを決める基準は2つあります。1つが残溝で、道路運送車両法の保安基準により、溝の深さが1.6mm未満のタイヤは使用できません。溝底にあるスリップサインが接地面と同じ高さになった時点が1.6mmの目印です。ただし、雨天時の排水性能は溝が浅くなるほど落ちるため、ウェット走行の安全性を考えると4mmを下回った段階で交換を検討する運用が現実的です。CR-Vのような車重のあるSUVは、乗用車より制動時の荷重が大きく、この差が濡れた路面での停止距離に表れます。
もう1つが経年です。ゴムは走行しなくても硬化とひび割れが進みます。タイヤ協会は、使用開始から5年以上経過したタイヤについて専門店による点検を、製造から10年を経過したタイヤについては溝が残っていても交換を推奨しています。製造時期はサイドウォールの4桁の刻印で確認でき、前2桁が週、後2桁が年を示します。週末しか乗らない使い方では、距離より年数が先に限界を迎えるパターンが多くなります。
あわせて習慣にしたいのが空気圧の点検です。タイヤは自然に空気が抜けていくため、月に1回程度、走行前の冷えた状態で運転席ドア開口部などに貼られたラベルの指定値に合わせるのが基本です。空気圧不足は偏摩耗と燃費悪化を招き、高速走行ではバースト(破裂)の引き金にもなります。JAFのロードサービス出動理由でもタイヤのトラブルは毎年上位に入っており、その多くが空気圧管理と経年劣化に起因します。
ハイブリッドとガソリンターボで変わるタイヤの減り方と選び分け
同じ純正サイズでも、パワートレインによってタイヤの消耗の出方は変わります。ハイブリッドはモーターのトルクが発進直後から立ち上がるため、前輪の駆動側の摩耗が進みやすくなります。加えて車両重量が増えるぶん、コーナリング時にショルダー部へ掛かる負担も大きくなります。転がり抵抗の低いタイヤを選んで燃費を伸ばす方向と、耐摩耗性の高いタイヤを選んで交換間隔を延ばす方向のどちらを取るかで、年間のコストが変わります。
ガソリンターボは、過給が始まってからの加速で車体の姿勢変化が大きくなり、操縦安定性を確保したタイヤの効果が出やすくなります。3列シートの7人乗りでは、後席まで乗員が乗った状態での荷重増加が加わるため、荷重能力に余裕のある設定を選ぶ意味が大きくなります。
4WDモデルで見落とされがちなのが、4本の摩耗差です。前後で摩耗量に差が出た状態のまま走ると駆動系に負担が掛かるため、4WD車では4本同時交換が基本になります。1本だけパンクで交換した場合も、他の3本の残溝と差が大きいと同じ問題が起きます。走行距離が伸びてくると、この摩耗差の管理がタイヤ本体の性能選び以上に重要になってきます。
CR‐Vはタイヤ選びでも楽しませてくれる車
5代目CR-Vは、ガソリンターボとハイブリッド(e:HEV)という性格の異なる2つのパワートレインを持ち、純正タイヤサイズは235/60R18で共通です。サイズが1つに絞られているぶん、選べる銘柄の幅が広く、狙う方向を決めれば候補を絞り込みやすい車種と言えます。
走りの手応えを求めるなら、剛性を確保したハイパフォーマンスSUVタイヤが選択肢になります。街乗り中心で静かさと乗り心地を優先するなら、静粛性に振ったコンフォート系が向きます。摩耗後の静粛性まで作り込んだ銘柄と、新品時の静かさが売りの銘柄では、3年後の満足度が変わります。
燃料代を抑えたいハイブリッドのオーナーは、転がり抵抗の低さに加えて、車重を支える荷重能力と偏摩耗への耐性まで含めて判断すると失敗が減ります。17インチへインチダウンする場合は、外径差とロードインデックスの2点を確認することが前提です。
優先したい性能を1つに決め、その軸で候補を並べ替えるだけで、選ぶ作業は一気に楽になります。純正サイズ、荷重能力、交換時期という3つの数値を押さえておけば、次の履き替えでも迷いません。