人気SUVに早くも仕様追加!C-HRに追加される2トーンカラー
コンパクトSUVのC-HRに2017年8日2日ツートーンカラー仕様が追加されました。2017年4月には月間新車販売台数1位を記録し、絶好調と言えるC-HRにテコ入れがされ更なる高みを目指します。
今回の仕様追加で今までのC-HRとどこが変わるのでしょうか。これまでのC-HRの躍進、基本的なスペックを振り返りながら確認しましょう。
仕様追加でC-HRのボディカラーにツートーンを追加
C-HRにはツートーンカラーの設定がありませんが、欧州や北米では数種類設定されています。日本だけ設定がないのは残念な限りですが、2017年8月2日の仕様追加でついにツートーンカラーの設定が追加されました。
まずはツートーン仕様の追加前に新車販売されているC-HRのボディカラーから確認しましょう。
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- メタルストリームメタリック
- ブラックマイカ
- センシュアルレッドマイカ
- ダークブラウンマイカメタリック
- イエロー
- ラディアントグリーンメタリック
- ブルーメタリック
現在のボディカラーは計8色のカラー展開となっています。
ここに特別仕様として計8色のツートーンカラーを追加します。追加するボディカラーは欧州で販売されているブラックルーフと北米で販売されているホワイトルーフの両方です。
- ブラック×ホワイトパールクリスタルシャイン
- ブラック×センシュアルレッドマイカ
- ブラック×メタルストリームメタリック
- ブラック×イエロー
- ホワイト×ダークブラウンマイカメタリック
- ホワイト×ブラックマイカ
- ホワイト×ラディアントグリーンメタリック
- ホワイト×ブルーメタリック
仕様追加した新型C-HRはモノトーンカラー8色とツートーンカラー8色の計16色のカラフルなカラー展開となりました。
ツートーンカラーはオプション税込価格32,400円となっていて、ブラック×ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラック×センシュアルレッドマイカは税込価格54,000円です。
トヨタの世界戦略を体現したのがC-HR
世界的なSUVブームの流れに乗り日本でもSUV車の人気が高まりました。日産のジュークやマツダのCX-5などが販売台数を伸ばす中、ホンダが2013年12月に発売したヴェゼルが爆発的なヒットを記録し、2014年、2015年、2016年と3年連続でSUV年間販売台数No.1を達成しました。
このSUVブームに満を持して登場したのがトヨタのC-HRです。トヨタではCセグメントのSUVが不在であったため、このクラスを埋めるためにもC-HRが必要でした。
各自動車メーカーから見ると後発ながら、プリウスで培った高性能のハイブリッドシステムを搭載したコンパクトSUVという、ユーザーが求める要素を詰め込んだのが「世界戦略SUV」を銘打ったC-HRの立ち位置となります。
基本スペックをおさらい
C-HRはトヨタが発売するコンパクトクロスオーバーSUV(Sport Utility Vehicle)です。ライバルにはホンダのヴェゼルやスバルのXV、ボディサイズが少し大きくなりますが、マツダのCX-5や同じトヨタのハリアーなどが該当します。
エクステリアはダイヤモンドがモチーフ
大きなフロンとグリルにトヨタのグローバルデザインであるキーンルックを採用したC-HRはダイヤモンドをモチーフとした立体的なエクステリアとなっています。それまでのトヨタからは想像できない挑戦的な造形は美しくもあり、大胆でもあります。
「妥協せず、ぎりぎりまで追求」された完成度の高いデザインとなっています。
上位グレードはブラウンが基調となっている質感の高いインテリア
上位グレードに採用されているのは質感の高いブラウンを基調としたインテリアです。スイッチ類などはC-HRのモチーフとなっているダイヤモンドを取り入れひし形となっています。
ステアリングもゴテゴテし過ぎない必要最低限の機能に絞られているので、運転の邪魔にならない質感の高いデザイン性を保っています。
ボディサイズはコンパクト、パワートレインは2種類を採用
C-HRのボディサイズはコンパクトです。クラス最小の回転半径は運転のしやすさを提供し、立体駐車場にもすんなり入れる全高も都市部にお住まいの方には嬉しい所です。
パワートレインはガソリン仕様とハイブリッド仕様の2つを用意しています。駆動方式はそれぞれのエンジンにしか用意されていないのが残念なポイントです。
主な仕様は以下の通りとなっています。
ハイブリッド仕様車 | ガソリン仕様車 | |||
---|---|---|---|---|
グレード | G | S | G-T | S-T |
駆動方式 | 2WD | 4WD | ||
エンジンの種類 | 直列4気筒DOHC+ハイブリッド | 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ | ||
総排気量 | 1.797L | 1.196L | ||
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | |||
JC08モード燃費 | 30.2km/L | 15.4km/L | ||
車両総重量 | 1,715kg | 1,745kg | ||
全長 | 4,360mm | |||
全幅 | 1,795mm | |||
全高 | 1,550mm | 1,565mm | ||
室内長 | 1,800mm | |||
室内幅 | 1,455mm | |||
室内高 | 1,210mm | |||
ホイールベース | 2,640mm | |||
最低地上高 | 140mm | 155mm | ||
最小回転半径 | 5.2m | |||
乗車定員 | 5名 | |||
価格 | 2,995,000円~ | 2,730,000円~ | 2,632,000円~ | 2,367,000円~ |
C-HRのこれまでの歴史
市販車がコンセプトモデルとほぼ同じエクステリアを持つC-HRは2016年10月の予約発売開始前から大きな話題となりました。
プリウスのSUV版という位置づけもあり、高性能のハイブリッドシステムが採用され、コンパクトSUVでは異例の30.2km/Lの驚異的な燃費性能も注目を集めました。
2016年12月14日の発売から約1ヶ月後にトヨタから発表された受注台数では、月販目標6,000台に対して約48,000台の受注台数があったことが公表されました。
月販目標の約7倍の受注数のため納車が3ヶ月~4ヶ月待ちの状況となるほどの人気となったのはトヨタにとっては嬉しい悲鳴といったところでしょうか。
SUVとしては例を見ない好発進をしたC-HRですが、快進撃は止まりません。
日本自動車販売協会連合が発表する新車乗用車販売台数月別ランキングでは、2017年4月のランキングで全自動車販売台数1位を獲得しました。
これはSUV史上初の快挙で、ホンダのヴェゼルでもなし得なかった記録となります。
世界中の車から最もデザイン性に優れた車を決める、2017年のワールドカーデザインオブザイヤーでは、日本車で唯一最終選考に残りました。惜しくもジャガー・F-PACEに栄冠を奪われましたが世界中にC-HRの個性的なデザインが称賛されたのは間違いありません。このようにC-HRは数々の記録を残しています。トヨタが掲げる「世界戦略」の通りにC-HRはこれからも躍進することでしょう。
ツートーンカラーの仕様追加でC-HRの人気も盤石
C-HRは発売開始間もないですが、自動車業界には強烈なインパクトを与えました。
自動車の未来を先取りしたようなエクステリアや、先進の安全システムを搭載しているC-HRは「日本のコンパクトSUVと言えばC-HR」と言われるような、トヨタの基幹となる車に成長するでしょう。