センチュリー(SUVタイプ)は2,700万円で販売継続 2026年6月22日に首相公用車へ採用
センチュリー(SUVタイプ)は、2023年9月6日に発表され同年中に発売された3代目センチュリーの追加モデルです。2026年7月時点でフルモデルチェンジや生産終了の発表はなく、1グレード27,000,000円のまま販売が続いています。
センチュリーセダンが長く国内専売車だったのに対し、SUVタイプのセンチュリーは海外展開も視野に入れたグローバル販売前提のモデルとして企画されました。2025年10月13日にはセンチュリーがトヨタから独立した最高峰ブランドへ格上げされ、2026年6月22日には内閣総理大臣専用車にも採用されています。
威風凛然をテーマに日本の美意識をちりばめた究極のショーファーカー、センチュリーのエクステリア・インテリア・スペックなどを解説します。
内閣総理大臣専用車が2026年6月22日にセンチュリー(SUVタイプ)へ 約6年ぶりの刷新でセダンから転換
2026年6月22日、高市早苗首相が衆議院予算委員会へ出席する際に使用した公用車が、センチュリー(セダン)からセンチュリー(SUVタイプ)へ切り替わりました。首相公用車の更新は第2次安倍政権下の2020年にセダンを導入して以来、約6年ぶりです。
内閣府は選定理由として、車高が高く乗り降りがしやすい実用性を挙げています。導入費用については、木原稔官房長官が同日の会見で「性能などが明らかになる恐れがある」としてセキュリティ上の理由から公表を控えると説明しました。
車両はブラック1色で、フロントグリル内に青色の識別灯と警光灯を組み込み、補助ミラーを追加した専用仕様です。防弾などの特装内容も公表されていません。
1967年の初代以来、センチュリーは歴代首相や皇室関係者に選ばれてきましたが、専用車がセダン以外のボディタイプになるのは今回が初めてです。「ショーファーカー=セダン」という前提が国のトップの公用車で崩れた点は、SUVタイプの位置づけを大きく変える出来事といえます。
センチュリー(SUVタイプ)の月販基準台数は30台と極めて少なく、こうした少量生産のモデルが公用車の頂点に据えられたことは、ブランド独立後のセンチュリーにとって強い象徴性を持ちます。
CENTURY STUDIO GALLERYが2026年6月11日に東京・青山へ開設
センチュリーブランドの情報発信拠点「CENTURY STUDIO GALLERY」が、2026年6月11日に東京・青山でオープンしました。所在地は東京都港区北青山2-5-8、青山OM-SQUARE 1Fです。
開館時間は平日9:30〜18:00、土日祝10:00〜18:00で、定休日は火曜日と第1・第3月曜日。来場に予約は不要ですが、施設内は車両展示のみで乗り込みや接触はできず、購入相談も受け付けていません。
センチュリーが掲げる「One of One」の思想と、フルオーダーメイドを含むブランドの世界観を体感させることに特化した施設です。
販売機能を持たないショールームをブランド専用に構えるという手法は、ロールスロイスやベントレーが各国主要都市で展開してきたブティック型の拠点運営に近く、センチュリーが1車種の枠を超えてブランドとして運営される段階に入ったことを示す動きとみられます。
2026年1月の箱根駅伝で大会本部車にセンチュリー(SUVタイプ)ベースのFCEVが登場
トヨタは2025年12月22日、2026年1月2日・3日に開催された第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)へ提供する車両40台を、BEV・FCEV・HEVのすべて電動車とすることを発表しました。
このうち大会本部車には、センチュリー(SUVタイプ)をベースにしたFCEVのオリジナル車両が投入されています。市販仕様の3.5L V型6気筒PHEVからエンジンを降ろし、MIRAIの燃料電池システムをエンジンルームに収まるよう配管ごと再構築して搭載した1台限りの特装車です。走行中に排出されるのは水のみとなります。
先頭の選手を捉える共同カメラ車のトラックもFCEV、緊急対応車には自動運転対応のe-Palette、関係者輸送にはFCEV仕様のコースターを使用。各大学の運営管理車はHEVと、植物由来成分を10%混合した低炭素ガソリン「E10」の組み合わせとしています。
なお、このFCEV仕様センチュリーはイベント用の特装車で、市販や量産の予定は発表されていません。センチュリー(SUVタイプ)の市販パワートレインは、引き続き3.5L V型6気筒のプラグインハイブリッドのみです。
センチュリークーペをジャパンモビリティショー2025で公開 センチュリーは独立した最高峰のブランドに
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センチュリークーペ -
センチュリークーペ -
センチュリークーペ -
センチュリークーペ -
センチュリークーペ -
センチュリークーペ -
センチュリークーペ
トヨタは2025年10月13日、オウンドメディア「トヨタイムズ」の生配信でセンチュリーを独立したブランドとして展開する方針を正式に発表しました。トヨタ・レクサス・GR・ダイハツに続く第5の柱として、グループの最上位に位置づけられます。
その象徴として、2025年10月29日にプレスデーが始まったジャパンモビリティショー2025でセンチュリークーペがワールドプレミアされました。
ボディをまとうのは、センチュリーの象徴である鳳凰を思わせる鮮烈な緋(ひ)色。左側は前後2枚のドアが向き合って開く構成で、往年の観音開きを現代的に解釈しています。
乗車定員は運転席に加えて左右独立した後席を備える3名で、左側の席は前後に大きくスライドし、航空機のファーストクラスをイメージした広大な空間をつくり出します。シートは乗降を助ける回転機構付き。コクピットにも新しいデザイン言語が投入され、トヨタの原点である自動織機にちなんだ糸のモチーフが随所に配されています。
市販化の時期は2027年ごろ、価格は3,000万円を超える水準になるとみられます。量産型はコンセプトモデルより全高を下げてプロポーションを整え、乗車定員も一般的な4名となる方向が有力です。
パワートレインについては、現行のSUVタイプが積む3.5L V型6気筒PHEVの発展型のほか、V型8気筒ハイブリッド、さらにはV型12気筒に電動化を組み合わせる案まで複数の見方があり、気筒数を含めて固まっていない状況です。
ブランド内のもう一方の柱であるセンチュリー(セダン)も、2025年12月1日に一部改良を受けて発売されました。プリクラッシュセーフティに自動二輪車検知や交差点での右折・出会い頭対応を加え、8インチHDディスプレイのディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plusを採用。価格は約292万円アップの2,300万円となっています。
セダンが継続し、SUVタイプが2,700万円で頂点に立ち、クーペが加わる構図は、クラウンがクロスオーバー・セダン・スポーツ・エステートで商品群を組む手法に通じます。センチュリーもセダン・SUV・クーペを軸とした「センチュリーシリーズ」として拡充が進むとみるのが自然でしょう。
センチュリーSUVが2025年6月23日に一部改良 3段階調光機能付プライバシーガラスなど快適機能追加
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半透明のプライバシーガラス -
透明のプライバシーガラス -
調光のプライバシーガラス
センチュリー(SUVタイプ)にとって初めての一部改良が、2025年6月23日に実施されました。発表と発売は同日です。
内容はサスペンションチューニングの最適化と、室内を落ち着いた空間にしてくれる3段階調光機能付プライバシーガラスをリヤドアガラスとリヤクォーターガラスに採用したことの2点。
調光ガラス自体はハリアーのパノラマルーフなどが先行して採用してきた技術ですが、透明・半透明・調光の3段階を切り替えられる仕様はトヨタとして初の採用となります。調光状態ではホワイト調に変化し、障子越しのような柔らかい光を車内へ取り込みます。
この一部改良により、センチュリー(SUVタイプ)の販売価格は200万円上昇して27,000,000円になりました。2026年7月時点でこれ以降の一部改良や価格改定は発表されていません。
2023年9月6日発表のセンチュリー(SUVタイプ)は威風凛然をテーマにした日本のフラッグシップ
センチュリーのエクステリアは水平と垂直を合わせた品のある威風凛然がテーマ
センチュリーのエクステリアのテーマは威風凛然。
水平と垂直を合わせた品のある佇まいと、几帳(きちょう)に見られる面処理の技法を用いた、織機の『杼(ひ)』をモチーフに造形されました。
ショーファーカー独特のどっしりした後席重心のシルエット、日本の美意識をちりばめた佇まいは、ロールスロイスやベントレーなど、世界の有名ブランドとも渡り合える品格を感じます。
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トヨタ センチュリー(SUVタイプ) -
トヨタ センチュリー(SUVタイプ) -
トヨタ センチュリー(SUVタイプ)のヘッドライト -
トヨタ センチュリー(SUVタイプ) -
トヨタ センチュリー(SUVタイプ) -
トヨタ センチュリー(SUVタイプ) -
トヨタ センチュリー(SUVタイプ) -
トヨタ センチュリー(SUVタイプ) -
トヨタ センチュリー(SUVタイプ)
ヘッドライトはBi-Beam・おむかえ照明機能付クリアランスランプ・デイタイムランニングランプ・フロントターンランプ・コーナリングランプを搭載する上下分割の4眼LEDを採用。
奥行のあるタイプで常に全てのライトが点灯します。
リヤコンビネーションランプは近年流行している左右が繋がる一文字タイプではなく、ヘッドライトと調和性のある上下分割の4灯式を採用。
ボディ上部には立体感のあるハイマウントストップランプを装備します。
センチュリーのボディサイズは全長5,205mm、全幅1,990mm、全高1,805mm、ホイールベース2,950mm。
レクサスLXのボディサイズが全長5,100mm、全幅1,990mm、全高1,885mm、ホイールベース2,950mmなので、センチュリーは全高こそ-80mmですが、全幅は同じ、全長が+105mmの堂々としたサイズ感に。
1967年以来センチュリーの象徴として存在する「鳳凰エンブレム」はセンチュリーセダンと同様、熟練の職人により精緻に手彫りで彫刻。
ボディの塗装もセンチュリーは特別で、水研と呼ばれる表面のデコボコをなだらかにする工程を3回繰り返し何層にも塗装、仕上げの鏡面磨きにより塗装面は世界最高峰と評されています。
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職人が手作業で丁寧に彫刻するセンチュリーの鳳凰エンブレム -
標準装備のハイパークロームメタリック20インチアルミホイール -
オプション設定のスパッタリング塗装22インチアルミホイール
タイヤはセンチュリーのために専用開発された255/55R20サイズを装着、ハイパークロームメッキとカラードセンターオーナメントの20インチアルミホイールを標準装備。
オプションには255/45R22タイヤとスパッタリング塗装の22インチアルミホイール(価格400,000円)を用意します。
センチュリー(SUVタイプ)のグレードは1グレードのみ設定され、販売価格は27,000,000円。2023年9月の発表時は25,000,000円でしたが、2025年6月23日の一部改良で200万円引き上げられ、日本ブランドの量産車として最も高額な部類に位置します。
ボディカラー・シートカラー、ヒンジドアをアイシン開発のスライドドア「リンク式パワードアシステム」に変更するなどのフルオーダーメイドシステムもあるため、仕様次第ではさらに高額になり、センチュリーはまさに国内最高のフラッグシップモデルと言えます。
| 全長 | 5,205mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,990mm |
| 全高 | 1,805mm |
| ホイールベース | 2,950mm |
| 車両重量 | 2,570kg |
| 室内長 | 2,145mm |
| 室内幅 | 1,605mm |
| 室内高 | 1,245mm |
| 最低地上高 | 185mm |
| 最小回転半径 | 5.5m |
| 駆動方式 | 4WD(E-Four Advanced) |
| エンジン型式 | 2GR-FXS |
| エンジン種類 | V型6気筒DOHC |
| 総排気量 | 3,456cc |
| 内径×行程 | 94.0mm×83.0mm |
| エンジン最高出力 | 193kW(262ps)/6,000rpm |
| エンジン最大トルク | 335Nm(34.2kgm)/4,600rpm |
| モーター型式 | フロント:5NM |
| リヤ:1YM | |
| モーター最高出力 | フロント:134kW(182ps) |
| リヤ:80kW(109ps) | |
| モーター最大トルク | フロント:270Nm(27.5kgm) |
| リヤ:169Nm(17.2kgm) | |
| システム最高出力 | 303kW(412ps) |
| 駆動用バッテリー容量 | 51Ah |
| EV走行換算距離 | 69km |
| タイヤサイズ | 標準:255/55R20 |
| オプション:255/45R22 | |
| WLTCモード燃費 | 14.2km/L |
| タンク容量 | 55L |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
| 乗車定員 | 4名 |
| 販売価格 | 27,000,000円(2023年9月の発表時は25,000,000円) |
白鶴・黎明・麟鳳などセンチュリーのボディカラーは日本の美を感じる和名が7色設定
センチュリーのボディカラーの特徴は、全てのカラーに和名が付けられていることです。
白鶴・黎明・麟鳳など、モノトーンカラーや2トーンカラー問わず漢字表記の美しいカラー名になっています。
ラインナップは無償設定が3色、KIWAMI LINEと呼ばれる特別な塗装が4色、塗分けは「単彩」が付くモノトーンカラーが2種類と、2トーンカラーが5種類の合計7種類を設定します。
センチュリー(SUVタイプ)のボディカラー一覧
- KIWAMI LINE 黎明 単彩(れいめい たんさい)プロミネントグレー(150,000円高)
- KIWAMI LINE 麟鳳 単彩(りんぽう たんさい)ブラック(150,000円高)
- 白鶴(はっかく)プレシャスホワイトパール×シルバー
- 黎明(れいめい)プロミネントグレー×シルバー
- 麟鳳(りんぽう)ブラック×シルバー
- KIWAMI LINE 黎明 杼型(れいめい ひがた)プロミネントグレー×ブラック(2,000,000円高)
- KIWAMI LINE 紅蓮(ぐれん)グローリーレッド×シルバー(700,000円高)
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KIWAMI LINE 黎明 単彩(れいめい たんさい)プロミネントグレー(150,000円高) -
KIWAMI LINE 麟鳳 単彩(りんぽう たんさい)ブラック(150,000円高) -
白鶴(はっかく)プレシャスホワイトパール×シルバー -
黎明(れいめい)プロミネントグレー×シルバー -
麟鳳(りんぽう)ブラック×シルバー -
KIWAMI LINE 黎明 杼型(れいめい ひがた)プロミネントグレー×ブラック(2,000,000円高) -
KIWAMI LINE 紅蓮(ぐれん)グローリーレッド×シルバー(700,000円高)
センチュリーのボディ塗装技術は世界最高峰と評される通り、複雑な作業工程のもと仕上げされます。
そのためオプション価格も驚きの水準になっていて、特別カラーKIWAMI LINEの黎明 杼型のオプション価格は2,000,000円と、軽自動車やコンパクトカーを購入できるほどの金額です。
麟鳳 単彩はボディサイドロアやバンパーまでモノトーンで統一し、ほかのボディカラーより約8時間も長く磨き上げる仕立て。ボディカラーももちろんフルオーダーメイド可能なので、ブラウン系やブルー系など設定されていないカラーリングも楽しむことができます。
The Chauffeur(ザ ショーファー)をコンセプトにしたセンチュリーのインテリアは快適性と機能性を兼ね備える
センチュリーはThe Chauffeur(ザ ショーファー)をコンセプトに人中心のインテリアに設計されていて、後席のおもてなし空間だけでなくドライバーも運転に集中できる快適で機能的な空間を兼ね備えています。
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センチュリーの操作系スイッチは運転に集中しやすいように集約 -
シートの装飾は伝統技術の菅縫いからインスパイアされた独自の技法 -
1本の線のように美しく繋がるドアサイドの装飾 -
本杢のサペリマホガニー材とアルミニウムを組みわせるパネル
インストルメントパネルはプロの運転手やセンチュリーオーナー自ら運転しても集中できるよう機能を集約。
シート・ドアパネルの装飾は、着物などに光沢や奥行きを持たせる伝統技法の菅縫いを手本として、今までにない加飾を実現。グランドピアノにも使われる本杢のサペリマホガニー材とアルミニウムを重ねたパネルは、光の角度などで様々な表情を見せてくれます。
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ショーファーカーのセンチュリーらしく靴ベラ置きも車内に設定 -
大画面液晶パネル装備でエンターテインメント機能を強化 -
パノラマルーフは開口部が大きいので開放感がある -
後席には大容量のボックスがあるため収納力にも優れる
センチュリーの本領と言えるのが後席。
頭上の高さとレッグスペースをたっぷりとることで見晴らしの良さを追求、シンプルと寛ぎ・機能性を兼ね備えた空間になっています。遮光機能のある電動サンシェード付パノラマルーフにより開放感も抜群です。
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オーディオや空調操作・リフレッシュ機能も手元で完結 -
リヤドアは最大75度開くため乗り込みもスムーズ -
乗降をサポートするオート格納式の電動ステップ -
フルリクライニングできるリヤシートでリラックスできる
最大75度開くリヤヒンジドア・大型アシストグリップ・オート電動格納式ステップなど乗り降りもサポート。リヤシートはフルリクライニングするため移動中もストレスなく休憩できます。
リフレッシュ機能と生演奏を彷彿するヤマハ製スピーカーユニット搭載のオーディオ機能も嬉しいポイント。
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夜間の移動を光でおもてなしする64色LEDカラーイルミネーション -
インサイドドアハンドルもLEDイルミネーションを設置しているため夜の乗り降りも安全 -
窓から光を取り入れたいときはスイッチを押すとホワイト調ガラスに変化 -
外からの視線が気になるときも瞬時にプライバシーガラスに変化
リヤドアガラスとリヤクォーターガラスに採用する3段階調光機能付プライバシーガラスは、スイッチ1つでホワイト調に変化。車内に光を取り入れたいとき、視線が気になるときも瞬時に切り替えられます。この装備は2025年6月23日の一部改良で標準装備化されました。
64色から好みのカラーを選択できるLEDカラーイルミネーションも標準装備です。
センチュリーは最適化した高剛性TNGA-Kプラットフォームに新開発3.5LのV型6気筒PHEV
センチュリーのプラットフォームはハリアーなどにも採用するTNGA-K(GA-K)プラットフォームをベースにしますが、センチュリーセダンがFRベースなのに対してセンチュリー(SUVタイプ)はエンジン横置きのFFベースに変更されています。
車両重量の増加に対応した専用設計で、グランドハイランダーやレクサスTXとも一部を共用。プラットフォーム各部の構造強化と結合の最適化によりねじり剛性を向上させ、操縦安定性とシート振動の低減を実現しています。
フロントサスペンションはマクファーソンストラット式、リヤサスペンションはマルチリンク式を採用、クラウンクロスオーバーなどにも採用される後輪操舵システムDRS(ダイナミックリヤステアリング)により、大きなボディサイズながら最小回転半径5.5mで運転しやすくなっています。2025年6月23日の一部改良ではサスペンションチューニングも見直されました。
センチュリーのパワートレインは3.5LのV型6気筒エンジン(2GR-FXS)+2モーター(フロントモーター+リヤモーターe-Axle)のプラグインハイブリッド(PHEV)。
エンジンとモーターを合わせたシステム最高出力は412ps、モーターのみで走るEV走行換算距離は69kmなので、普段使いだけならガソリンを使わず電気のみで走行可能です。
駆動方式はE-Four Advancedという電気式4WDシステムを搭載。
前後輪トルク配分100:0から20:80の間で制御することにより、トラクション性能と操縦安定性を制御、あらゆる路面状況に対応します。
センチュリーにはドライブモードセレクト機能があり、リヤコンフォートは後席の乗り心地を優先、エコは燃費性能優先、ノーマルは標準的なセンチュリーの乗り味、スポーツは加速やスポーツ制御を優先します。4つの主な走行モードのほかパワートレインやシャーシ性能の調整などを自由に設定できるカスタムモードを搭載します。
センチュリーに搭載するトヨタセーフティセンス・トヨタチームメイトの主な機能
- アドバンストパーク
- アドバンストドライブ
- プリクラッシュセーフティ
- アクティブ操舵機能付緊急時操舵支援
- フロントクロストラフィックアラート(FCTA)
- プロアクティブドライビングアシスト(PDA)
- ロードサインアシスト(RSA)
- 全車速追従機能付レーダークルーズコントロール
- レーントレーシングアシスト(LTA)
- レーンチェンジアシスト(LCA)
- レーンディパーチャーアラート(LDA)
- ドライバー異常時対応システム
- アダプティブハイビームシステム(AHS)
- パーキングサポートブレーキなど
センチュリーの安全装備はトヨタセーフティセンス・トヨタチームメイトの最先端の技術を採用。
高度な駐車支援技術アドバンストパークや、渋滞支援アドバンストドライブ、昼夜の歩行者・自転車・昼の自動二輪車に対応するプリクラッシュセーフティ、アクティブ操舵機能付の緊急時操舵支援で衝突回避します。
センチュリーのライバルはロールスロイスのカリナン・ベントレーのベンテイガ
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ロールスロイスは1906年イギリスで設立 カリナンの車名は「ダイヤモンドの原石」が由来で2018年から発売 -
ベントレーは1919年イギリスで設立 ベンテイガは2016年から発売していてSUVタイプのショーファーカーの先駆者とも言える
センチュリーのライバルは世界的なショーファーカー、ロールスロイスのカリナンと、ベントレーのベンテイガ。
どちらもイギリスのプレミアムブランドで、格式・品格はセンチュリーに匹敵する世界的に評価されているモデルですが、ボディサイズやパワートレインの成り立ちも似ています。
| センチュリー | ロールスロイス カリナン | ベントレー ベンテイガ | |
|---|---|---|---|
| 全長 | 5,205mm | 5,341mm | 5,125mm |
| 全幅 | 1,990mm | 2,000mm | 1,998mm |
| 全高 | 1,805mm | 1,853mm | 1,739mm |
| ホイールベース | 2,950mm | 3,295mm | 2,995mm |
| エンジン | 3.5L V型6気筒+2モーター(PHEV) | 6.75L V型12気筒ツインターボ | 4.0L V型8気筒ツインターボ |
| 最高出力 | 412ps(システム) | 571ps | 550ps |
| 最大トルク | 335Nm(エンジン単体) | 850Nm | 770Nm |
数値を並べるとセンチュリーとベンテイガはサイズ感・パワートレインの規模が近く、カリナンだけがホイールベースで300mm以上長い1サイズ上の存在だと分かります。
出力ではV12・V8のツインターボ勢が上回りますが、センチュリーはEV走行換算距離69kmのプラグインハイブリッドで、市街地の送迎を電気だけで賄えるという別軸の価値を持ちます。環境性能を武器に超高級SUV市場へ切り込むというのが、センチュリーの取ったアプローチと言えるでしょう。
センチュリーセダンまでは基本的に日本国内でのみ販売するモデルでしたが、SUVタイプはグローバル展開も視野に入れて開発されました。2025年10月にセンチュリーがトヨタの第5のブランドとして独立したことで、ロールスロイス・ベントレー・マイバッハが押さえてきた領域に、日本のブランドが正面から挑む構図が整っています。
ただし2026年7月時点で、SUVタイプの海外正規販売の開始時期はトヨタから公表されていません。
センチュリーのラグジュアリーなSUVのモデルチェンジ遍歴
1967年に登場したセンチュリーは長い歴史の中でセダン型のショーファーカーでしたが、3代目センチュリーの追加モデルとして、SUVタイプが登場しました。セダンと変わらずショーファーカーで、公式サイトやプレスリリースにおいても「SUV」とは一切明言されておらず、「新コンセプトショーファーカー」と紹介されています。
センチュリー SUV GRG75型/2023年~
2023年9月6日、3代目センチュリーの追加モデルとして、プラグインハイブリッドを採用した新しいセンチュリーが発表されました。公式サイトでは「新コンセプトショーファーカー」として紹介されていて、正式名称はセダン型と同様の「センチュリー」ですが、公式以外のメディアではセダンと区別するために「SUV」の言葉を用いています。
パワートレインは3.5L V型6気筒エンジン「2GR-FXS型」に、フロントモーターと後輪側のe-Axleを組み合わせたPHEVで、駆動方式は電気式の四輪駆動「E-Four Advanced」です。発表と同日から注文受付を開始し、希望小売価格は25,000,000円からとされました。
生産は2023年10月下旬にトヨタ自動車田原工場で開始され、同年12月5日には生産開始を祝う式典が開かれています。販売は、厳しい面接や研修を経て認定された専門スタッフ「センチュリーマイスター」が常駐する一部のトヨタ販売店に限られます。
2025年6月23日には初めての一部改良を実施。トヨタ初となる3段階調光機能付プライバシーガラスをリヤドアガラスとリヤクォーターガラスに標準装備し、サスペンションチューニングを最適化しました。価格は200万円引き上げられ27,000,000円となっています。
2025年10月13日には、センチュリーがトヨタ・レクサス・GR・ダイハツに続く第5のブランドとして独立。センチュリー(SUVタイプ)は、独立ブランド化後の中核モデルという位置づけになりました。
| 時期 | センチュリー(SUVタイプ)の主な出来事 |
|---|---|
| 2023年9月6日 | SUV GRG75型を発表、同日より注文受付開始(25,000,000円) |
| 2023年10月下旬 | 田原工場で生産開始(12月5日に生産開始式典) |
| 2023年中 | 発売 |
| 2025年6月23日 | 一部改良。3段階調光機能付プライバシーガラス標準装備、サスペンション最適化(27,000,000円) |
| 2025年10月13日 | センチュリーがトヨタから独立した最高峰ブランドへ |
| 2026年6月22日 | 内閣総理大臣専用車に採用 |