ヴォクシーのグレードを徹底比較!特別仕様車の煌も追加
トヨタが販売するファミリーカーのヴォクシーは、2014年に3代目の80系が販売されました。2017年7月にはマイナーチェンジが行われ後期型へと進化しました。ガソリングレードには、9月にG’sから変わったGRスポーツが販売され、11月には特別仕様車の「煌(きらめき)」が再開されています。
「そろそろファミリーカーを検討している」、「グレードごとの装備が知りたい」など、ヴォクシーの購入を考えている人へ、ヴォクシーのガソリングレードやハイブリッドグレード、特別仕様車の搭載装備や価格帯などを紹介します。
ヴォクシーのガソリングレード
ヴォクシーにはガソリンモデルとハイブリッドモデルがあります。ガソリンモデルの特徴は駆動方式で、ハイブリッドモデルにはない4WDが設定されています。降雪地域にお住まいの方には特におすすめのモデルです。
X
Xグレードは、ヴォクシーの基本的な機能を装備した標準グレードで、ボディカラーは全6色、駆動方式は2WDと4WD、7人乗りと8人乗りが設定されていて価格帯は246万円からになっています。ボディサイズは、全長4,695mm、全幅1,695mm、全高1,825mmの5ナンバーサイズになっています。
Xグレード(ガソリン)の主な装備
- 15インチスチールホイール
- Bi-Beam LEDヘッドランプ
- フロントオートエアコン
- リヤクーラー
- キーレスエントリー
ガソリンのXグレードには、LEDフロントフォグランプがディーラーオプションになっていて、安全装備のトヨタセーフティセンスCもメーカーオプションになっています。ブレーキ面では、フロント・リヤともにディスクブレーキなのが4WDで、2WDを選ぶとフロントがディスク、リヤがドラムになります。
V
Vグレードはガソリンモデルの上級グレードで、ボディカラーは全6色、駆動方式は2WDと4WD、7人乗りと8人乗りが設定されていて、価格は275万円からです。
Vグレード(ガソリン)の主な装備
- 15インチアルミホイール
- トヨタセーフティセンスC
- Bi-Beam LEDヘッドランプ
- LEDフロントフォグランプ
- 本革巻きステアリング・シフトノブ
- 消臭機能付きシート表皮
- 快適温熱シート(運転席・助手席)
- スマートエントリーシステム
- バックドアイージークローザー
ガソリンのVグレードには、ツインムーンルーフがメーカーオプションで設定できるようになり、スピーカーが天井にも追加され6スピーカーになります。メーターもハイグレードなものになり、マルチインフォメーションディスプレイも4.2インチのカラーになるので、とても満足度の高いグレードです。
ZS
ガソリンモデルのZSグレードは、XやVと違うバンパーが装着されたエアログレードで、スタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。全長4,710mm、全幅1,735mm、全高1,825mmと、全幅が1,700mmを超えているのでボディサイズは3ナンバー枠になっています。
ボディカラーは全5色の設定ですが、ガソリンモデルの「V」や「X」には設定されていない「ボルドーマイカメタリック」が用意されています。駆動方式は2WDと4WD、7人乗りと8人乗りがあり、燃費は14.8~16.0km/L、価格は274万円からです。
ZSグレード(ガソリン)の主な標準装備
- 16インチアルミホイール
- フロント大型バンパー
- リヤ大型バンパー
- リヤスポイラー
- 大型サイドマッドガード
- トヨタセーフティセンスC
- Bi-Beam LEDヘッドランプ
- LEDフロントフォグランプ
フロントフルオートエアコンやリヤクーラー、消臭機能付きシート表皮、スマートエントリーシステム、バックドアイージークローザーなど、快適装備は上級グレードのVと同様です。
ヴォクシーのハイブリッドグレード
ヴォクシーのハイブリッドモデルの特徴は何と言っても低燃費なことです。ミニバンではトップクラスのJC08モード燃費23.8km/Lなので走行距離が多い方はハイブリッドモデルがおすすめです。
HYBRID X(ハイブリッド)
ハイブリッドモデルの標準グレードである「HYBRID X」は、ガソリンモデルのXと同様にボディカラーは全6色設定で、駆動方式は2WDで定員は7人のみ、燃費は23.8km/L、価格は301万円からです。
HYBRID Xの主な標準装備
- 15インチアルミホイール
- トヨタセーフティセンスC
- Bi-Beam LEDヘッドランプ
- スマートエントリーシステム
- フロントフルオートエアコン
- 独立型センターコンソールボックス
ガソリンモデルの「X」とは違い、8人乗りの設定や4WDが無かったりしますが、トヨタセーフティセンスCの標準装備、足元には15インチのアルミホイールが装着されています。ガソリンモデルとは違い4WDが設定されていないので、雪国の冬には発進に苦労しますが燃費は1.5倍近くを記録しています。
HYBRID V(ハイブリッド)
ハイブリッドモデルの上級グレードである「HYBRID V」でも、ガソリンモデルと同様にボディカラーは全6色で、駆動方式は2WD、7人乗り設定のみで燃費は23.8km/L、価格は314万円からです。
HYBRID Vの主な標準装備
- 15インチアルミホイール
- トヨタセーフティセンスC
- Bi-Beam LEDヘッドランプ
- LEDフロントフォグ
- スマートエントリーシステム
- フロントオートエアコン
- リヤオートエアコン
- 消臭機能付きシート
- 快適温熱シート
- 独立型センターコンソールボックス
- バックドアイージークローザー
ハイブリッドモデルのXやZSと比べて、ドアトリムオーナメントが合皮になっていたり、スピーカーが6個になっているなど豪華な内容になっています。アクセサリーコンセントは1,500Wがメーカーオプションになっていて、ハイブリッドXとVだけの特別な装備です。
ですがハイブリッドモデルは、ガソリンと違ってツインムーンルーフがメーカーオプションに設定がない点に注意が必要です。
HYBRID ZS(ハイブリッド)
ハイブリッドモデルのエアログレードの「HYBRID ZS」は、全長4,710mm、全幅1,735mm、全高1,825mmの3ナンバー枠です。駆動方式は2WD、燃費は23.8km/L、乗員定員は7人、価格は326万円からです。
HYBRID ZSの主な標準装備
- 16インチ鍛造アルミホイール
- フロント大型バンパー
- リヤ大型バンパー
- リヤスポイラー
- 大型サイドマッドガード
- トヨタセーフティセンスC
- Bi-Beam LEDヘッドランプ
- LEDフロントフォグ
- フロントフルオートエアコン
- リヤクーラー
- スマートエントリーシステム
HYBRID Vグレードとは違い、BBS製の16インチアルミホイールやエアロパーツを装備していますが、リヤの空調がクーラーのみになります。ガソリンモデルとの違いは、16インチアルミホイールのデザイン、独立型センターコンソールボックスや、快適温熱シートの有無です。
ヴォクシーの特別仕様車
ヴォクシーにはスポーツ性能を高めた「GR」と多数の専用装備を搭載した「煌」という特別仕様車が用意されています。スポーティな外観で走りも楽しみたい方はGR、豪華装備のラグジュアリー仕様が良いなら煌がおすすめです。
ZS GR SPORT(ガソリン)
ガソリンのZSグレードをベースにしてスポーティに仕上げた特別仕様車が「ZS GR SPORT」です。ボディカラーは全部で5色、定番の白・黒・シルバーのほかに「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」と「イナズマスパーキングブラックガラスフレーク」が設定されています。
エンジンはベースグレードと変わらず2,000cc、152PS、193Nmで、駆動方式は2WDで乗員定員は7人、価格は325万円からです。
GRスポーツの特別装備
- 専用フロント・リヤ大型バンパー
- 専用フードモール・グリル
- 専用LEDヘッドランプ
- スモークメッキバックドアガーニッシュ
- 18インチアルミホイール
- フロントスポーティシート
- アルミペダル
- ホワイト塗装ブレーキキャリパー
- 専用ブレーキパッド
- チューニングサスペンション
ベースのガソリンZSグレードに比べ、専用チューニングサスペンションを装備して車高が20mmダウンし、サウンドチューニングのためのサブマフラー、チューニングされた電動パワーステアリングが装備されています。
煌(ガソリン・ハイブリッド)
2017年11月24日、後期型のヴォクシーにもついに煌グレードが設定されました。「ヴォクシー煌」は歴代のヴォクシーに設定されている特別仕様車で、発売するごとに人気になっているグレードです。ベース車はエアログレードのZSで、メーカーオプションになっている装備が標準装備になっています。
煌グレードの特別装備
- フードモール(ブラック加飾)
- Bi-Beam LEDヘッドランプ(ブラック加飾)
- LEDクリアランスランプ(ブラック加飾)
- オート電動格納式リモコンドアミラー
- センタークラスターパネル(ピアノブラック加飾)
- デュアルパワースライドドア
- リヤオートエアコン
- LEDルームランプ
- 6スピーカー
ベースグレードのZSではメーカーオプションになっている「デュアルパワースライドドア」、「リヤオートエアコン」が標準装備され、設定のないLEDルームランプが装備されています。他にも、Vグレードのみに設定されている天井スピーカーが装備され6スピーカーになっています。
ボディカラーは全5色、ZS煌はガソリンモデルと同様に、駆動方式は2WD・4WD、乗員定員が7人乗り・8人乗り、価格は283万円からです。ハイブリッドZS煌では、2WD・7人乗り・336万円から用意されています。
ヴォクシーはリセールがいい傾向でおすすめのファミリーカー
ファミリーカーとして人気のミニバンであるヴォクシーは、新車で購入して3年落ち・5年落ちの状態でも下取りでの残価が残っていることが多い車種です。ボディカラーはホワイトまたはブラックの煌グレードが特に残価が残りやすく、メーカー純正のナビが装備されていることが条件でもあります。
下取り価格が高いので次の車にも乗り換えやすく、次もヴォクシーやアルファード、ランドクルーザーなどリセールがいい車種に乗り換えると3年・5年で新車を乗り継いでいけるかもしれません。80系ヴォクシー後期型にも煌グレードが再設定され、スポーティグレードのGRスポーツも設定されたヴォクシーはお買い得な車です。