ヴェゼルのグレードを比較!ガソリン車やハイブリッドのおすすめは?
発売すると同時に爆発的な人気を獲得したヴェゼルは、2014年から2016年の新車販売台数SUV部門で1位を取り続けているホンダのクロスオーバーSUVです。
ヴェゼルには、ガソリンエンジンとハイブリッドエンジンの2種類がラインナップしていて、どのグレードを買えばいいのか悩むものです。そこで、自分が求めている機能がどのグレードのヴェゼルに搭載されているのかチェックするためにも、グレードごとの特徴をまとめました。
2018年2月にはマイナーチェンジが入り後期型へと移行すると予想されているヴェゼルのグレードをチェックしてみてください。
ヴェゼルの搭載エンジンガソリンエンジンの「L15B」とハイブリッドエンジンの「LEB-H」の2つ
ヴェゼルに搭載されているエンジンは、「ガソリンエンジン」と「ハイブリッドエンジン」の2種類があります。
型式 | L15B | LEB-H1 |
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種類 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
排気量 | 1,496cc | 1,496cc |
エンジン最高出力 | 96kW(131PS)/6,600rpm | 96kW(132PS)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 155Nm(15.8kgm)/4,600rpm | 156Nm(15.9kgm)/4,600rpm |
モーター最大出力 | – | 97kW(132PS)/1,313~2,000rpm |
モーター最大トルク | – | 160Nm(16.3kgm)/0~1,313rpm |
燃費 | 17.6~21.2km/L | 21.6~27.0km/L |
L15Bがガソリンエンジンで、LEBがハイブリッドエンジンです。排気量は同じですが、若干LEBのほうが出力・トルクともに高い数値になっていて、モーターのアシストも相まって加速などはハイブリッドモデルのが良さそうです。
燃費はガソリンモデルが19~20.6km/L、ハイブリッドモデルが21.6~27.0km/Lです。ガソリンモデルでも20km近くの燃費を達成していますが、価格差は35万円になります。ハイブリッドモデルはエコカー減税で免税が入るグレードもありますが、土日に買い物へ行く時しか使わないなどの場合はガソリンモデルでも十分でしょう。
G ホンダセンシングはヴェゼルのガソリンモデルのベースグレード
ガソリンエンジンを搭載したベーシックなグレード「G ホンダセンシング」は、装備にこだわりはない、なるべく安く済ませたいなど、標準グレードでも十分だと思う人にピッタリです。ボディカラーは全8色で、FFの燃費は20.6km/L、4WDは19.0km/Lです。
2WD(FF) | 2,075,000円~ |
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4WD | 2,291,000円~ |
内装カラーはブラックのファブリックで、オートリトラミラーと呼ばれるサイドミラー自動格納機能と16インチのスチールホイールとフルカバーホイールキャップが搭載されています。グレード名に「ホンダセンシング」が付き安全装備が標準でついています。
X ホンダセンシングは装備が充実したガソリンモデルの上級グレード
ガソリンエンジンの上級グレードである「X・Honda SENSING」は、明るいLEDヘッドライトや雪がついても溶けるハロゲンフォグランプを標準装備し、安全装備のHonda SENSINGを搭載したグレードです。FFと4WDどちらも設定されているので、降雪地域に住む人へ特におすすめしたいグレードです。
X・Honda SENSINGの搭載装備
- LEDヘッドライト
- ハロゲンフォグライト
- 本革巻ステアリングホイール
- 自動防眩ルームミラー
- クロームメッキ・インナードアハンドル
- 16インチアルミホイール
内装カラーはGグレードと同様のブラックファブリックですが、XグレードではハロゲンヘッドライトがLEDヘッドライトになり、装備していなかったハロゲンフォグランプも標準装備になります。価格は2WDで2,165,000円、4WDで2,381,000円です。
RS ホンダセンシングは走りにこだわるガソリンモデル
ガソリンエンジンの中でも走りの質を高めたのが「RS」グレードで、駆動方式はFFの2WDで4WDは設定されていません。ボディカラーは全4色、Honda SENSINGも装備しています。燃費は20.2km/Lで、価格は2,475,000円です。
RS・Honda SENSINGの搭載装備
- LEDヘッドライト
- LEDフォグランプ
- RS専用エクステリア
- コンビシート・ウルトラスエード
- 本革巻セレクトレバー
- パフォーマンスダンパー
- 18インチアルミホイール
RSグレードでは、専用のパフォーマンスダンパーを装備し、インテリアにはウルトラスエードと合皮のコンビシートを装備しています。XグレードではハロゲンだったフォグランプがLEDになっていて、アルミホイールも専用デザインの18インチになっています。
ヴェゼルツーリングは走行性能を極限まで高めたターボエンジンを搭載したモデル
2019年1月31日にヴェゼルのグレードに追加された新たなグレード「ヴェゼルツーリング」は従来のL15Bエンジンにターボ(過給機)を搭載して走行性能を極限まで高めた走りが好きな方にお勧めのグレードです。
販売価格は2,903,040円で、ハイブリッドの最上級グレードZホンダセンシングの2,710,000円を超えますが、エンジンは専用チューンで、内外装も専用装備を使った満足度の高い仕様です。
ボディカラーもヴェゼルツーリングでしか選択できない「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」「スーパープラチナグレー・メタリック」がラインナップしているため個性的なヴェゼルを求める方にも人気のグレードです。
ハイブリッド ホンダセンシングは必要十分な装備で燃費も良いのが特徴
「HYBRID」はハイブリッドエンジンを積んだモデルの標準グレードで、駆動方式はFFと4WD、ボディカラーは全8色が設定されています。燃費はFFが27.0km/L、4WDが23.2km/Lで、内装はブラックのファブリックを装備しています。
HYBRID ホンダセンシングの搭載装備
- オートリトラミラー
- フルオートエアコン(左右独立式)
- リアクティブフォースペダル
- ハイブリッド専用メーター
- マルチインフォメーション・ディスプレイ
- 16インチスチールホイール
ガソリンモデルの標準グレード「G」と比べると、左右独立式のフルオートエアコン、ハイブリッド専用デザインメーターや、マルチインフォメーション・ディスプレイが追加されています。グレード名に「Honda SENSING」が記載されていませんが、メーカーオプションで設定することができます。価格はFFが2,460,000円、4WDが2,676,000円です。
ハイブリッドX ホンダセンシングはエキパイフィニッシャーなど装備が充実した上級グレード
ハイブリッドモデルの上級グレード「HYBRID X・Honda SENSING」は、LEDヘッドライト・ハロゲンフォグランプを装備し、ガソリンモデルには装備されていない「エキパイフィニッシャー」が装備されています。燃費はFFで27.0km/L、4WDで23.2km/Lです。
HYBRID X・Honda SENSINGの搭載装備
- LEDヘッドライト
- ハロゲンフォグランプ
- 本革巻ステアリングホイール
- エキパイフィニッシャー
- 自動防眩ルームミラー
- 16インチアルミホイール
ボディカラーは他のグレードと同様に全8色設定で、価格帯はFFが2,460,000円、4WDが2,676,000円です。
ハイブリッドZ ホンダセンシングは至れり尽くせりの最上級グレード
ハイブリッドモデルの最上級グレードが「HYBRID Z・Honda SENSING」です。ボディカラーは全8色、ホイールアーチやフロント・リヤロアガーニッシュなどがボディ同色になっていて、パフォーマンスダンパーも装備されています。
HYBRID Z・Honda SENSINGの搭載装備
- カラードボディロアガーニッシュ
- コンビシート
- 本革巻ステアリングホイール(スムースレザー)
- ルーフレール(FFのみ)
- パフォーマンスダンパー
- 17インチアルミホイール(スポーツタイプ)
HYBRID Zのインテリアは、通常のパッションブラックのほかにモダンなジャズブラウンをラインナップしています。価格帯はFFで2,710,000円、4WDで2,926,000円の、燃費は21.6~23.4km/Lです。17インチアルミホイールを装備しています。
ハイブリッドRSはガソリンモデルと同じ走りを追求したグレード
HYBRID RS・Honda SENSINGは、ガソリンモデルの「RS」のハイブリッドエンジンを積んだモデルで、ボディカラーは全4色、インテリア素材にはウルトラスエードのコンビシートが使われています。燃費は25.6km/L、価格帯は2,810,000円で、駆動方式はFFのみです。
HYBRID RS・Honda SENSING搭載装備
- RS専用エクステリア(ツヤ消しブラック塗装)
- コンビシート(ウルトラスエード)
- RS専用本革巻ステアリングホイール
- RS専用パフォーマンスダンパー
- 18インチアルミホイール
ウルトラスエードは、とても手触りのいいスエード調のシート素材で、冬も温かく包んでくれます。ガソリンエンジンのRSと同様にLEDのヘッドライトとフォグランプを装備しています。
ハイブリッドX ホンダセンシング ブリリアントスタイルは販売期間限定の特別仕様車
特別仕様車の「HYBRID X・Honda SENSING ブリリアントスタイルエディション」は、HYBRID Xをベースとしたグレードで、専用のボディカラー2色を含む全5色、駆動方式はFFと4WDが設定され、価格帯は256万円~278万円です。
ブリリアントスタイルエディションの特別装備
- LEDフォグライト
- ラゲッジルームハードボード
- 専用サイドシルガーニッシュ
- ルーフレール
- 17インチアルミホイール(スポーツタイプ)
HYBRID X・Honda SENSINGでメーカーオプションになっている「LEDフォグランプ」、「ラゲッジルームハードボード」、「ルーフレール」などが特別装備になっていて、アルミホイールも17インチにアップしています。
「どうしてもハロゲンフォグランプがいい」などの特別な理由がない限り、ベースモデルよりもたくさんの特別装備を施したブリリアントスタイルエディションは、お買い得なグレードです。
ヴェゼルのおすすめは装備が充実したXホンダセンシング以上のグレード
ガソリンモデルには、標準グレード・上級グレード・ハイパフォーマンスグレード・ターボモデルの3つが、ハイブリッドモデルでは、標準グレード、上級グレード、最上級グレード、ハイパフォーマンスグレードの4つ(特別仕様車ブリリアントスタイルエディションは販売終了)がラインナップしています。
2018年2月にはマイナーチェンジを迎えてフェイスリフトが行われると考えられているヴェゼルのおすすめグレードは、ガソリンモデル・ハイブリッドモデルともに「Xホンダセンシング以上のグレード」がおすすめです。
吹雪などの悪天候に強いフォグランプを標準装備し、アルミホイールを履き足元もスタイリッシュにキメているグレードで、駆動方式はFFと4WDが選べて価格帯は200万円代、特別仕様車のベースグレードにもなっているXホンダセンシング以上のグレードはとてもお買い得です。