トールが2018年11月1日に一部改良のマイナーチェンジが入りスマアシ3を標準装備
ダイハツから販売されているコンパクトトールワゴンのトールは、2016年11月に販売を開始し着実に販売台数を伸ばしているコンパクトカーです。ダイハツのほかにもトヨタやスバルにOEM供給していて、トヨタではルーミーとして、スバルではジャスティという名前で販売されています。
トールには発売してから1度もマイナーチェンジが入っていませんでしたが、2018年11月に一部改良のマイナーチェンジが入りました。その内容はスマートアシスト2がスマートアシスト3になる、前後ソナーを装備しぶつかりそうな時は音で知らせてくれるコーナーセンサーを標準装備しています。
ほかにも、GとカスタムGの2種類に特別仕様車のリミテッドを設定し、コンフォータブルパックやパノラマモニター&純正ナビ装着用アップグレードパックの2つが特別装備されます。
新型トールのマイナーチェンジや設定された特別仕様車の内容、スペックや価格帯などをチェックしていきましょう。
トールにシートリフト機能が付いたフレンドシップシリーズが追加
トールはプチバンとして人気の車種で、今回は福祉車両のフレンドシップシリーズとして、シートリフト機能を搭載したグレードを、2021年6月7日に設定しました。
助手席のリートリフト機能はワイヤレスでリモコン操作可能で、車いす固定装置も搭載します。トール シートリフトの販売価格は、Xグレードの2WDで1,745,000円で4WDが1,905,000円、Gグレードの2WDが1,914,000円で4WDが2,074,000円です。
トールがマイナーチェンジ 安全性や内外装をアップデート
安全装備を向上して内外装も刷新した新型トール
ダイハツのトールが2020年9月15日にマイナーチェンジして安全装備やエクステリア・インテリアを刷新しました。
9インチディスプレイオーディオを標準装備することや、シート形状を変更することでホールド性能を向上。カスタムグレードには電動パーキングブレードを採用することで、オートブレードホールドを実装しました。
その他にも、タッチ&ゴーロック機能やウェルカムドアロック解除、ウェルカムオープン機能を採用。安全装備には全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)も対応します。
2020年マイナーチェンジ後のトールの装備
- 夜間歩行者・追従二輪車対応の衝突回避支援ブレーキ機能
- 前後方ブレーキ制御付誤発進抑制機能
- 路側逸脱警報機能
- ふらつき警報
- 標識認識機能
- アダプティブドライビングビーム
- サイドビューランプ
- 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 電動パーキングブレーキ
- オートブレーキホールド
- シート形状改良
- 9インチディスプレイオーディオ
- USBソケットを追加
- 助手席アッパートレイ拡大
- タッチ&ゴーロック機能
- ウェルカムドアロック解除
- ウェルカムオープン機能
販売価格は1,556,500円から2,046,000円で、装備が充実したコンパクトなスライドドア搭載車を探している方にとてもおすすめのモデルになっています。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
X | 2WD(FF) | 1,556,500円~ |
4WD | 1,732,500円~ | |
G | 2WD(FF) | 1,743,500円~ |
4WD | 1,919,500円~ | |
G-ターボ | 2WD(FF) | 1,864,500円~ |
カスタムG | 2WD(FF) | 1,914,000円~ |
4WD | 2,090,000円~ | |
カスタムG-T | 2WD(FF) | 2,046,000円~ |
ダイハツ・トールに特別仕様車「G“リミテッドIISAIII”」と「カスタムG“リミテッドIISAIII”」が新設定!
トールの特別仕様車G“リミテッドIISAIII”
トールの特別仕様車 カスタムG”リミテッドIISAIII”
ダイハツはトールの特別仕様車「G“リミテッドIISAIII”」と「カスタムG“リミテッドIISAIII”」を2019年10月1日より発売しました。G“リミテッドIISAIII”(2WD)は1,815,000円から、カスタムG“リミテッドIISAIII” (2WD)は1,930,500円からと、標準仕様と比べ買い得感のある価格設定です。
- ブラックマイカメタリック×ブリリアントカッパークリスタルマイカ
- ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック
- ブラックマイカメタリック×マゼンタベリーマイカメタリック
- ブラックマイカメタリック×レーザーブルークリスタルシャイン
- ブラックマイカメタリック×パールホワイトIII
トール特別仕様車のボディカラー
G“リミテッドIISAIII”ではモノトーンのボディカラーに加え、標準仕様では選べないカスタム専用の2トーンカラーを特別設定メーカーオプションとして用意。オートレベリング機能つきのLEDヘッドランプを特別装備します。
トールG“リミテッドIISAIII”のインテリア
シルバー加飾のドアトリムやメッキパーツをあしらい、上質なデザインとしたトールG“リミテッドIISAIII”のインテリア。パノラマモニター&純正ナビ装着用アップグレードパックのほか、コンフォータブルパックやトップシェイドガラスなどの快適装備も充実しています。
カスタムG“リミテッドIISAIII”のインテリア
トールカスタムG“リミテッドIISAIII”のインテリアは、ブラックを基調としたシックなスタイルです。G“リミテッドIISAIII”と同じく、メッキドアアウターハンドルやトップシェイドガラス、パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック、コンフォータブルパックを特別装備します。
新型トールの安全装備はスマートアシスト2からスマートアシスト3へ進化
トールのスマアシ3を装備して自動ブレーキ対象が歩行者にも拡大された
新型トールになってアップデートされた安全装備のスマートアシスト3は、自動ブレーキの作動範囲が車両だけではなく歩行者にも拡大しています。被害軽減ブレーキアシスト機能は、対車両の場合は時速約30kmから80kmの間、対歩行者の場合は時速約30kmから50kmで作動します。
ブレーキアシストのほかにも、車線逸脱警報機能や前方・後方の誤発進抑制制御機能、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームの機能が搭載されています。
スマートアシスト3の搭載装備
- 被害軽減ブレーキアシスト機能(対車両・対歩行者)
- 車線逸脱警報機能
- 誤発進抑制制御機能(前方・後方)
- 先行車発進お知らせ機能
- オートハイビーム
ほかにも、フロント4か所・リア4か所の合計8か所あるソナーが障害物と車両との距離を測り近づきすぎていると警報で教えてくれるコーナーセンサーを標準装備していて、狭い場所への駐車などでぶつける可能性が低くなります。
スマートアシスト3やコーナーセンサーはXを除く全グレードに標準装備されていて、Xグレードではメーカーオプションでも設定されていないため装備することができない点に注意が必要です。
新しいトールに設定された特別仕様車のリミテッドはパノラマモニターを標準装備し便利に
2018年11月1日のマイナーチェンジで追加された特別仕様車のリミテッドは、Gグレード・カスタムGグレードの2種類をベースにした車です。Gリミテッドのインテリアには、カスタムGリミテッドに採用されているメッキインナードアハンドルやピアノブラック塗装、シルバー加飾が施されていて豪華な内装になっています。
リミテッドの特別装備は、通常モデルではメーカーオプションとなっている「パノラマモニター&純正ナビ装着用アップグレードパック」と「コンフォータブルパック」の2つが搭載されています。
パノラマモニター・純正ナビ装着用アップグレードパックは、前後左右に取りつけられたカメラの映像をそれぞれ表示し、自車を上から見下ろしているかのようなイメージで駐車などを行うことができます。コンフォータブルパックは、運転席と助手席にシートヒーターとシートバックテーブルを装着できるパッケージで、座面と腰付近を温めてくれます。
冬の寒い時期は暖房をかけてもエンジン始動直後は冷たい風が出てくるばかりで暖まりませんが、シートヒーターを併用することでそこまで寒い思いをすることなく運転できます。
また、運転席と助手席のシートバックにはテーブルが装着されていて、食べ物や飲み物を置くことができるため車内で食事をするときにも便利です。ショッピングフックも装備されているためコンビニで購入した食事をそのまま下げておくこともできます。
どちらの特別仕様車もGとカスタムGをベースとしているため、2WDと4WDが用意されていて冬は雪が積もるため4WDじゃないと不安と思う人にも安心して選ぶことができます。
2WD | 4WD | |
---|---|---|
G リミテッドSA3 | 1,738,800円 | 1,911,600円 |
カスタムG リミテッドSA3 | 1,884,600円 | 2,057,400円 |
マイナーチェンジされたトールのスペック 販売価格は1,463,400円からで燃費は24.6km/L・ターボモデルは21.8km/L
トールは5ナンバーのコンパクトカーで広い室内とスライドドアを搭載した使い勝手の良さが支持されている
2018年11月1日にマイナーチェンジし一部改良が施されたトールは、ダイハツが販売するコンパクトカーで高さがあるトールワゴンです。普通車のため乗車人数は5人乗りで、1リッターターボエンジンまたは1リッターNAエンジンを積んだ経済的な車です。
ボディサイズは全長3,700mm・全幅1,670mm・全高1,735mmの5ナンバーサイズで、ブーンと同クラスのサイズ感です。カスタムグレードでは全長が少し伸びて3,725mmになっています。最低地上高は130mmで4WDモデルでも同様です。
全長 | 3,700mm(3,725mm) |
---|---|
全幅 | 1,670mm |
全高 | 1,735mm |
ホイールベース | 2,490mm |
最低地上高 | 130mm |
車両重量 | 1,355kg~1,405kg |
搭載するエンジンは1.0Lの自然吸気とターボエンジンの2種類で、1.0Lモデルは軽自動車のターボモデルくらいの出力、1.0Lターボは1,500ccエンジン並みの出力を出すことができます。カスタムGターボには15インチホイールが、それ以外のグレードでは14インチホイールが装着されています。
NA | ターボ | |
---|---|---|
型式 | 1KR-FE | 1KR-VET |
種類 | 直列3気筒 | 直列3気筒ICターボ |
排気量 | 996cc | 996cc |
最高出力 | 51kW/6,000rpm | 72kW/6,000rpm |
最大トルク | 92Nm/4,400rpm | 140Nm/2,400~4,000rpm |
燃費 | 24.6km/L | 21.8km/L |
燃費は2WDのNAエンジンで24.6km/L、ターボモデルでは21.8km/Lを記録しています。4WDモデルではすべて22.0km/Lです。
新型トールの価格帯はエントリーグレードのXで146万円、エクステリアが変わるカスタムモデルのターボグレードでは、196万円になります。エントリーグレードのXでは、今回の一部改良で標準装備になったスマートアシスト3とコーナーセンサーは装備されないことに注意が必要です。
2WD | 4WD | |
---|---|---|
X | 1,463,400円 | 1,636,200円 |
X SA3 | 1,528,200円 | 1,701,000円 |
G SA3 | 1,684,800円 | 1,857,600円 |
G リミテッドSA3 | 1,738,800円 | 1,911,600円 |
GターボSA3 | 1,803,600円 | – |
カスタムG SA3 | 1,836,000円 | 2,008,800円 |
カスタムGリミテッドSA3 | 1,884,600円 | 2,057,400円 |
カスタムGターボ SA3 | 1,965,600円 | – |
トールはマイナーチェンジでスマアシ3やコーナーセンサーを標準装備して安心して運転できる車へ
新型トールは若い子育て世代の夫婦や独身世代、免許とりたての初心者さんや2WDしかなかった頃から車を乗りこなしてきたベテランドライバーまで、全ての人におすすめできる車で、2018年11月の一部改良のマイナーチェンジにより安全装備もアップデートされ、より安心して走ることができます。
価格帯は146万円からですが、エントリーグレードのXグレードでは安全装備のスマートアシスト3とコーナーセンサーが装備できないため、それらの装備が欲しいときは152万円からのX SA3グレードを購入する必要があります。
OEM先のトヨタ・ルーミーなども同じくマイナーチェンジしていて、選ぶ楽しみもあります。遊びにも子育てにも使いやすい新型トールでたくさんの思い出を作りましょう。