タントの内装の特徴とは?デザイン面と性能面からインテリアを徹底解剖!
ダイハツタント(Tanto)は軽乗用車の中でもベスト5に入る人気の軽トールワゴンです。
大きく開く乗降性に優れたミラクルオープンドアや荷物を積みやすいテールゲート、広く確保された後部座席など、子育て中の女性に嬉しい設計・デザインがちりばめられており、おすすめのファミリーカーとして強く推される車でもあります。
タントの内装を、コックピットやシート内装、荷室容量などはどうなっているのか今一度おさらいしてみましょう。
タントが2019年7月にフルモデルチェンジ!タントの内装は先進的でユーティリティの高い作り
DAIHATSUの軽自動車であるタントが、2019年7月9日に6年ぶりのフルモデルチェンジを行いました。4代目を迎えるタントは「新時代のライフパートナー」として多くの魅力が詰め込まれた1台となっています。
タントは世界初採用・軽初採用となる快適装備を多数搭載!乗降性に優れ子育て世代に優しい設計
タントはミラクルウォークスルーパッケージを採用し、スムーズな車内移動を実現しています。Xターボ・Xの4グレードには運転席ロングスライドシートを標準装備。後部座席から運転席へのアクセスも良好となっていて、小さな子供を乗せることの多いドライバーにも嬉しい設計です。
さらに、軽自動車初となるウェルカムオープン機能つきパワースライドドアを採用しています。ウェルカムオープン機能は、降車後に車両に近づくと自動的にドアが開くよう設定できる便利な機能です。Xターボ・Xは左側パワースライドドアが標準装備されます。Xターボ・Xの右側パワースライドドアはメーカーオプションで装着可能です。
先進安全装備「次世代スマートアシスト」を備えるタントはファミリーカーにもぴったり!
安全装備として、タントには次世代スマートアシストが搭載されます。フルLEDヘッドランプサイドビューランプは全車に標準装備、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)・スマートパノラマパーキングアシスト・パノラマモニターはグレード別にメーカーオプションで設定が可能です。
タントのコックピット・シートデザインは遊び心のある楽しいデザイン
タントのコックピットは良好な運転視界を確保し、必要な走行情報を集約したこだわりのレイアウトで、ドライバーの安全運転に貢献します。シフトレバーやエアコンも操作性に優れています。
TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイはタコメーターやエアコン情報などを見やすく表示。ドライブアシストイルミネーションは、エコ運転時にはグリーン、通常時にはブルーに光ることで運転情報を視覚的にドライバーへと伝えます。
タントXのコックピット・シートはグレーをベースカラーとしています。エアコン風向口やインパネ付近にアクセントカラーがあしらわれた遊び心のあるデザインです。
ボディカラーがブルーミングピンクメタリック・マスタードイエローマイカメタリック・アイスグリーンの場合はミントカラーが、それ以外のボディカラーにはネイビーカラーのインパネ加飾が設定されます。
メーター周りに注目すると、従来モデルでは自発光式の大型1眼メーターがセンターに配置されていましたが、4代目では運転席寄りにレイアウトされています。スイッチ類はシンプルに整頓されていて、操作性に優れています。
シートはファブリック素材で座り心地の良いしっかりとした構造です。
4代目タントのラゲッジルームは荷物のサイズ・形状や乗員人数に応じたシートアレンジが可能
さまざまな使い方ができるタントの荷室には、軽自動車とは思えない大きなスペースが広がっています。カーペットやサーフボードなどの長尺物や自転車などもスマートに積載できます。
リヤシート左右分割ロングスライドはL・L(スマートアシスト非装着車)・スローパー全車以外の全てのタントに標準装備されていて、後部座席をスライドして荷室を拡大できます。
タントのインパネにはセンターメーターを採用
DAIHATSUタントのインパネには、初代モデルからセンターメーターが採用されています。タントのセンターメーターは従来モデルと比べて文字が大きめに設定されており、視認性がアップしているのが特徴です。
L・L SA3の2グレードにはダイヤル式のマニュアルエアコン、その他のグレードには全てプッシュ式のオートエアコンが装着されています。
オートエアコンにはセットでスーパークリーンエアフィルターを搭載することで、クリーンな室内環境を保ちます。
タントのコックピットには、インパネアッパーボックスやアンダートレイ、スマホの保管などに便利なインパネセンターポケットなど、収納ポイントがあちこちに配置されています。フロントシートのセンターには小物入れとしても使える多機能なアームレストがあります。
ワイドビューでもっと運転しやすく車内からの視界をクリアに
タントは窓の設計にも工夫し、車両付近や斜め前など死角になりやすいところの視界を明瞭にしています。室内に設置されたリヤアンダーミラーはバック駐車時の心強いサポーターとなります。
リヤのコーナーセンサーは、G“SA 3”・Xターボ“SA 3”・X“ホワイトアクセントSA 3”・X“SA 3”・L“SA 3”に標準装備されています。死角となる左右後方にある障害物を察知し、ブザーで警告します。駐車が苦手な人に嬉しい機能です。
タントのシートデザインはメーカーオプションを含め4タイプからセレクト可能
TantoのG SA3・XターボSA3・X・X SA3・L・L SA3の6グレードにはフルファブリックのシート表皮(ブラウン)を使用しています。汚れが目立ちにくいブラウンで、ナチュラルな室内空間を演出します。
福祉車両である昇降シート車の「ウェルカムシートX SA3」と車いす移動車の「スローパーX SA 3」にも、フルファブリックのシートを採用しています。こちらはブラウンではなくベージュカラーが設定されていて、安らげる雰囲気が感じられます。
Xグレードの”ホワイトアクセントSA2”には専用の撥水ファブリックと防汚加工を施したホワイトのソフトレザー調の生地が使われています。エクステリアにマッチするようインパネやドアトリム等に白を使ったデザインは、おしゃれな女性にぴったりです。
なお、全てのシートが撥水加工となっているので、飲み物をこぼしたときもふき取りが簡単です。ファブリック素材もレザー調生地も、万が一のときシートを汚さずに済みます。
メーカーオプションでは大人な雰囲気のブラックインテリアパックがラインナップ
シックにまとめられたタントのブラックインテリアパックはメーカーオプションで設定可能となっており、G SA3・XターボSA3・X SA3・Xの4つのグレードにのみ適用されます。シルバー加飾がタントのインテリアの高級感を引き立てます。
バラエティ豊かなシートクロスでタントをカスタムするのもおすすめ
簡単に内装の雰囲気を変えてみたいという方には、純正アクセサリーとして販売されている着脱可能なシートクロスもおすすめです。福祉車両のフレンドシップタイプ以外の全車に対応しており、全4種類と柄のバラエティが豊富なので自分好みのシートが見つかります。
ブラックのシートクロスを装着すれば、シンプルで大人っぽいインテリアにカスタムできます。保護材の使用により洗濯機で洗うことも可能なのが嬉しいポイントです。
ベージュのシートクロスはキャメルのパイピングがおしゃれなデザインとなっています。ナチュラルで明るい雰囲気の内装にカスタムしたい方におすすめです。
アーガイル柄のシートクロスはグレーとブラックの2カラーが展開しています。どちらも可愛らしい印象で、それぞれボルドーとブラックのパイピングが施されています。
気候に振り回されず常に過ごしやすい車内環境を作るダイハツタントの快適装備
ダイハツ・タントの全グレードに標準装備されている格納式リヤドアサンシェードは、真夏の日差しを遮り、後部座席の暑さや眩しさを軽減します。未使用時にはコンパクトに格納できるようになっています。
G“SA 3”・Xターボ“SA 3”・X“ホワイトアクセントSA 3”・X“SA 3”・Xの5つのグレードには、スーパーUV・IRカットガラスを装備しています。車内温度が上がりにくくなるのでエアコン効果もアップします。
運転席専用のシートヒーターは、L“SA 3”(2WD)とL(2WD)の2グレードを除く全てのタイプに標準装備されています。座面と背もたれの一部を加温します。
運転席シートヒーターと同様、L“SA 3”(2WD)とL(2WD)以外の全タイプにリヤヒーターダクトを標準搭載。前席との寒暖差が出てしまいやすい後部座席にも、足元から温かい風を送り届けます。
多彩なシートアレンジでどんな荷物も積みやすい
タントは、助手席まで倒せば絨毯や自転車のように長さのある大きな荷物も積載できます。荷室の開口部サイズは開口幅が1,080mm、開口高が1,045mm、荷室フロア高はわずか595mmです。
ゲートは大きく、地上からの高さは低く設定することで荷物の積み下ろしをよりスムーズに行えるようになっています。
後部座席はテールゲート側からのリクライニングも可能です。リアシートの肩口にリクライニング用のレバーが設置してあり、レバーを引くだけの簡単な操作でその場に応じたシートアレンジができます。
子供を抱っこしての乗り降りや、狭い駐車場でも荷物を載せやすいスライドドアやミラクルオープンドアもタントの大きな魅力。
雨の日は傘を差した状態で乗り込むことができ、ベビーカーも畳まずに収納可能です。室内高は1,365mmで室内長は2,200mmと、子供の身体の大きさであればラクラク着替えられるサイズです。
スマートアシスト3を一部グレードに搭載し安全性を向上
タントのG“SA 3”・Xターボ“SA 3”・X“ホワイトアクセントSA 3”・X“SA 3”・L“SA 3”のグレードには、ダイハツ独自の先進安全システムであるスマートアシスト3が標準搭載されており、2016年度安全性能評価試験「JNCAP 予防安全性能アセスメント」では先進安全車ダブルプラスの評価を獲得しています。
スマートアシスト3は、衝突警報機能・衝突回避支援ブレーキ機能や誤発進抑制制御機能等をはじめとする5つの機能で運転中のヒヤリハットを減らし、ドライバーを万が一の事故から守ります。
タントの内装は子育て世代に嬉しい快適装備とデザイン性を兼ね備えている
子育て層が使いやすい設計を追求しているタントの内装は、開放的な室内空間で乗車する全員がのびのび過ごせる快適装備が満載です。
撥水加工生地により汚れを気にせず使える機能的なシート、見やすさを向上させたコックピットディスプレイ、いざというときに安心なスマートアシスト3の搭載など、さまざまなポイントにおける実用性の高さが売りとなっています。