ランドクルーザープラドは2024年4月18日にランドクルーザー250へ改名して移行
トヨタのクロスカントリーSUV「ランドクルーザープラド」は、4代目となる150系が2009年に登場し、2013年9月と2017年9月の2度のマイナーチェンジを経て長く販売されてきました。しかし2024年4月18日、フルモデルチェンジを機に「プラド」というサブネームは廃止され、車名は「ランドクルーザー250」へ一本化。150系プラドは、この世代交代をもって販売を終えました。
つまり現在、かつてのプラドにあたるモデルは「ランドクルーザー250」として現行販売が続いています。本ページでは改名前の「ランドクルーザープラド」を主役に、その歩みと、250へ移行するまでの流れを整理します。
プラドの後継としてランドクルーザー250が2024年4月18日に発売
プラドの後継となるランドクルーザー250は、2023年8月2日に世界初公開され、2024年4月18日に正式発表・発売されました。発表されたモデルにはプラドの名称がなく、250がプラドの実質的な後継です。改名によって4代続いた「プラド」のサブネームは姿を消しました。
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トヨタ ランドクルーザー250はヘッドライトの付外しを可能にするなどメンテナンス性が高い -
トヨタ ランドクルーザー250のリヤテールランプ -
トヨタ ランドクルーザー250のアルミホイール -
トヨタ ランドクルーザー250のインストルメントパネル -
トヨタ ランドクルーザー250はAピラーが立っているため見切りが良い -
トヨタ ランドクルーザー250のセンターディスプレイ -
トヨタ ランドクルーザー250の助手席
ランドクルーザー250は、原点回帰をテーマにした無骨なエクステリアや、ランドクルーザー300に迫る質感の内装で登場しました。
なお、250発表の場では再再販されたランドクルーザー70も同時に披露されました。また、当時シルエットのみだったコンパクトな新型は、その後2025年に「ランドクルーザーFJ」として登場し、ジャパンモビリティショー2025で実車が公開されています。FJはプラドの直接の後継ではなく、別系統の新モデルです。
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ランドクルーザーFJ -
ランドクルーザーFJ -
ランドクルーザーFJ -
ランドクルーザーFJ
改名前に公開されたランドクルーザープラド後継のティザーイメージ
トヨタは新型の世界初公開を2023年8月2日に実施すると発表し、それに先立ってティザーイメージを公開しました。この時点ではプラドや250といったモデル名は明かされていませんでしたが、公開されたのがプラドの後継であり、正式にはプラドから「ランドクルーザー250」へ改名されることになりました。
これに先立つ2023年7月には、USAトヨタのニュースリリースにプラド後継と思われるシルエットが掲載されていました。ランドクルーザーの原点である40系らしきモデルとともに示されたシルエットは、40系の系譜を思わせる無骨なスタイルで、のちに登場する250のデザインを予感させるものでした。
ランクルプラド150が2022年8月末で受注停止
150系ランドクルーザープラドは、特別仕様車「Matt Black Edition」を発表した直後の2022年8月末で受注を停止しました。同時期にハイラックスも受注を停止しており、当時は世代交代の準備なのか、原材料の高騰や半導体不足によるものなのか、はっきりしませんでした。結果的にこの動きは、2024年のランドクルーザー250への世代交代につながる流れの一部となりました。
ランドクルーザープラド150系後期のパワートレインとボディサイズ
最終仕様となった150系後期プラドは、パワートレインを2種類のエンジンで構成していました。ひとつは2.7L直列4気筒ガソリンエンジン「2TR-FE」で、扱いやすい出力特性が持ち味です。もうひとつは、力強い低速トルクが魅力の2.8L直列4気筒クリーンディーゼルターボ「1GD-FTV」で、最大トルク500N・mを発生し、6速ATと組み合わされました。いずれもフルタイム4WDで、悪路走破性を重視した本格的なラダーフレーム構造を採用していた点も、プラドらしい美点でした。
ボディは、後継の250が全長4,925mm・全幅1,980mmまで大型化したのに対し、150系プラドはそれよりも一回りコンパクトで、日本の道路事情でも取り回しやすいサイズ感でした。現在でも「ちょうどよい大きさ」を理由に150系プラドを支持する声は根強く、中古市場でも安定した人気を保っています。
ランドクルーザープラド150系のグレード構成と乗車定員
150系後期プラドのグレードは、ガソリン車・ディーゼル車それぞれに用意されていました。ベーシックな「TX」、快適装備を充実させた「TX “Lパッケージ”」、そして最上級の「TZ-G」という構成が基本です。
乗車定員は、TXやTX Lパッケージで5人乗りと7人乗りを選べる設定があり、家族構成や使い方に応じて選択できました。3列シートの7人乗りは、サードシートを格納すれば広大なラゲッジスペースを確保できる実用性が魅力でした。最上級のTZ-Gはディーゼル専用グレードとして設定され、19インチアルミホイールやトルセンLSD、マルチテレインセレクトなどを備える充実装備が与えられていました。
なお、日本向けのパワートレインには変遷があります。150系は当初V6 4.0Lガソリンと2.7Lガソリンのみで、ディーゼルは設定されていませんでしたが、2015年6月の一部改良でV6 4.0Lガソリンが姿を消し、代わりに2.8Lクリーンディーゼルターボが復活。以降は「2.7Lガソリン」と「2.8Lディーゼル」の2本立てが最終仕様まで続きました。
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ランドクルーザープラド TZ-G -
ランドクルーザープラド TZ-G -
ランドクルーザープラド TZ-G -
ランドクルーザープラド TZ-G -
ランドクルーザープラド TZ-G -
ランドクルーザープラド TZ-G -
ランドクルーザープラド TZ-G -
ランドクルーザープラド TZ-G
ランドクルーザープラドのモデルチェンジはいつ行われたか 2017年の後期型から2024年の250へ
150系プラドは2009年に登場し、2013年9月に中期型、2017年9月に後期型へとマイナーチェンジを重ねてきました。フルモデルチェンジの周期としては異例の長寿モデルとなりましたが、本家ランドクルーザーが2021年8月にフルモデルチェンジで300系へ移行したことを受け、その後継として2024年4月にプラドもフルモデルチェンジ。名称をランドクルーザー250へと改め、世代交代を果たしました。
| 1990年4月 | ランドクルーザープラド(初代・70系ベース)発売 |
|---|---|
| 1996年5月 | 2代目(90系)発売 |
| 2002年10月 | 3代目(120系)発売 |
| 2009年9月 | 4代目(150系)発売 |
| 2013年9月 | マイナーチェンジ(中期型) |
| 2017年9月 | マイナーチェンジ(後期型) |
| 2024年4月18日 | フルモデルチェンジでランドクルーザー250へ改名・移行 |
ランドクルーザー70系の派生車種 ランクルプラドのモデルチェンジ遍歴
ランドクルーザープラドは「ランクルプラド」「プラド」と呼ばれた、トヨタの大型SUVです。ヘビーデューティな70系に対し、プラドはライトデューティに位置づけられたオフロード向けのモデルでした。
ランドクルーザープラド初代 J7*G/W型(1990年~1996年)
1990年4月、1984年から1990年にかけて販売されていたランドクルーザーワゴンがモデルチェンジし、「プラド」のサブネームを掲げて登場しました。日本国内では2ドアショートでメタルトップの5人乗りと、4ドアセミロングの8人乗りの設定となります。
1991年8月、「ワイド」モデルを追加。
1992年5月、特別仕様車「EXワイドリミテッド」を発売。8月には「SXワイド」を設定。
1993年5月、マイナーチェンジで搭載エンジンと、フロントバンパーとサイドターンシグナルランプ形状、ボディカラーの変更も実施されました。
1994年5月、ランクルシリーズ生産累計250万台達成記念の特別仕様車「SXワイドリミテッド」を発売。
1995年1月に一部改良、5月に特別仕様車「SXワイドリミテッド」を設定。
1996年5月、2代目と入れ替わりで販売を終了しました。
ランドクルーザープラド 2代目 J90/95W型(1996年~2002年)
1996年5月、2代目となって登場。エンジンやドライブトレイン、フレーム、サスペンションなどがハイラックスサーフやタコマと共用になり、3ドア車のみの展開となります。
1998年1月の一部改良では3RZ-FE型の直列4気筒2.7Lガソリンエンジンが日本向けに追加になり、インテリアの充実やボディカラーに新色を追加しました。
1999年6月にマイナーチェンジを実施。ディーゼルターボエンジンがパワーアップし、フロントデザインを変更しました。2000年7月に一部改良。2001年8月、特別仕様車「TXリミテッド」を発売。
2002年10月、3代目と入れ替わりで販売を終了しました。
ランドクルーザープラド 3代目 J12*W型(2002年~2009年)
2002年10月、ランクルプラドが3代目となって登場。イモビライザーを採用し、ショートとロングの2種を設定。日本国内ではMT車が廃止されました。
2004年8月、一部改良で2.7Lガソリンエンジンを新開発2TR-FEに変更。
2005年7月の一部改良ではディーゼルエンジン車「TZ」を廃止し、V6ガソリンエンジンの変更、5速ATが設定されました。
2007年7月、日本国内でのディーゼル車を廃止。2008年に一部改良。
2009年9月、4代目と入れ替わりで販売を終了。
ランドクルーザープラド 4代目 J15*W型(2009年~2024年)
2009年9月、フルモデルチェンジで4代目に。国内では3ドアショートを廃止しました。
2013年9月にマイナーチェンジを実施し、大型のフロントグリルの採用やシート素材・内装色の変更が施されました。走行性能も向上しています。
2014年8月、特別仕様車「TX “Argento Cross”」を発売。
2015年6月には一部改良で日本向けのV6 4.0L車が廃止となる一方、2007年に廃止されていた日本向けディーゼル車が復活しました。4.0L車専用だった「TZ-G」が、ディーゼル車専用グレードとなります。
2016年8月、トヨタ店創立70周年記念の特別仕様車「TX “Lパッケージ・G-FRONTIER”」を発売。
2017年9月にマイナーチェンジを実施。ディーゼル車のグレードが「TX」に7人乗り仕様、「TX “Lパッケージ”」に5人乗り仕様が追加されました。
2020年8月、一部改良で安全性能と環境性能が向上するとともに、特別仕様車「TX “Lパッケージ・Black Edition”」を発売。
2021年6月、一部改良とともに、ランドクルーザー誕生70周年を記念した特別仕様車「TX “Lパッケージ・70th ANNIVERSARY LIMITED”」を発売。
2022年8月、特別仕様車「TX “Lパッケージ・Matt Black Edition”」を発売。同月末で受注を停止しました。
2024年4月18日、後継のランドクルーザー250が発売され、「プラド」の名はこの世代で幕を閉じました。
| ランクルプラドのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 J7*G/W型 | 1990年~1996年 |
| 2代目 J90/95W型 | 1996年~2002年 |
| 3代目 J12*W型 | 2002年~2009年 |
| 4代目 J15*W型 | 2009年~2024年(ランドクルーザー250へ移行) |
ランドクルーザープラドはモデルチェンジによりランドクルーザー250へ
ランドクルーザープラドは2024年4月18日のモデルチェンジで名称をランドクルーザー250へ変更し、原点回帰を果たしたよりワイルドなエクステリアへと進化しました。プラドとしての歴史はここでひと区切りとなりましたが、その中身はランドクルーザー250として受け継がれ、現在も販売が続いています。