ランドクルーザープラドの維持費は年間どのくらいが必要?およその金額
仕事を頑張って、年収がある程度の額に達した、貯金も増えてきた。頑張っている自分へのご褒美として、昔から憧れだったプラドの購入を考えている。そんな方々に向けて、プラドの年間維持費はどのくらいかかるかのおよその金額を紹介。ある程度の額を知る事で、計画が具体化していきます。
グレード「TX“Lパッケージ”」を購入した場合の維持費を計算
今回は、プラドからラインナップされているグレードの中でも、人気が高いTX“Lパッケージ”を新車で購入した時の維持費を求めていきます。
TX“Lパッケージ”の諸元表
全長 | 4,760mm |
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全幅 | 1,885mm |
全高 | 1,850mm |
ホイールベース | 2,790mm |
最小回転半径 | 5.8m |
燃費 | 11.8km/L |
燃料 | 軽油 |
乗車定員 | 7人 |
車両重量 | 2,090kg |
エンジン | 2.8Lディーゼル |
メーカー希望小売価格 | 4,696,037円(消費税込) |
車の中でも、映画や音楽を楽しめ、通信機能も備わっている「T-Connectナビ」を、156,600円で購入。また、フロントグリルの魅力を高めるために、アクセサリーでフロントパンバープロテクターを58,320円で購入する。
その他には、自動車リサイクル法の施行により、合計14,430円の料金が加算されます。地域によっては、スタッドレスタイヤとホイールのセット150,000円ほどで購入しなければなりません。車の購入金額とそれら諸経費を含めた合計額は、5,075,387円となります。
皆さんも、プラドの欲しいグレードをチョイスして、オプションやアクセサリーを追加すると、どのくらいの価格になるのかを見積もってみましょう。
プラドの年間維持費の概算 年間にかかる合計金額は387,700円
プラドのTX“Lパッケージ”をモデルケースとして、燃料代などの1年間にかかる費用の合計金額を求めると、387,700円となりました。この額はあくまでも、概算ですので、実際の金額とは開きがあるかもしれません。
今現在、プラドユーザーの方や、これから購入を考えている方は、ご自身のケースに合わせて具体的な数値を当てはめていくことで、より妥当な年間維持費を求める事ができます。
自動車税 | 13,000円(登録した翌年度) |
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燃料代 | 84,700円 |
駐車場代 | 120,000円 |
車検代 | 40,000円 |
任意保険料 | 80,000円 |
諸経費 | 50,000円 |
合計金額 | 387,700円 |
プラドを新車購入した時の減税額は最大で約238,800円
プラドは本格的なSUVでありながら、環境にも十分配慮したエンジン性能などが評価され、エコカー減税やグリーン化特例の対象車です。また、クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金を受ける事が出来ます。
2.8LTX“Lパッケージ”の減税額
・自動車重量税(100%減税) 約37,500円
・自動車取得税(100%減税) 約117,300円
・グリーン化特例(登録翌年度) 約38,000円
・CEV補助金 最大46,000円
最大で約238,800円の減税となります。自動車取得税がかからないのは、魅力的です。
自動車税
プラドの総排気量は、2.5L超~3.0L以下の範囲に属しているため、税額は51,000円となります。嬉しい事にプラドは、グリーン化特例の対象車でもあるため、登録した翌年度の自動車税は75%の減税となり、自動車税の請求額が13,000円となります。
車の分類 | 総排気量 | 税額 |
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自家用車 | 1L以下 | 29,500円 |
1L超~1.5L以下 | 34,500円 | |
1.5L超~2.0L以下 | 39,500円 | |
2.0L超~2.5L以下 | 45,000円 | |
2.5L超~3.0L以下 | 51,000円 | |
3.0L超~3.5L以下 | 58,000円 | |
3.5L超~4.0L以下 | 66,500円 | |
4.0L超~4.5L以下 | 76,500円 | |
4.5L超~6.0L | 88,000円 | |
6.0L超~ | 111,000円 |
年間にかかるランクルプラドの燃料代は約84,700円
年間の走行距離を10,000kmとすると、TX“Lパッケージ”の燃費は11.8km/Lなので、年間に必要となる軽油の量は、10,000km÷11.8km/L=847Lとなります。そして、軽油の販売価格を100円/Lとおくと、1年間にかかるガソリン代は、847L×100円/L=84,700円となります。
ちなみに、現金払いよりもクレジット払い、ポイント特典がある曜日に給油することで、燃料費を節約できます。
駐車場代
駐車場を借りている場合には、駐車場代が発生します。月あたりの駐車場代を10,000円とすると、1年間の駐車場代は120,000円になります。
車検代
新車を購入すれば、3年後に車検の時期がやってきます。車検代は、法律で支払う金額が定められている自賠責保険と自動車重量税と印紙代の法定費用と、乗っている車の車種や年数、どこで車検を通すかで変わってくる車検基本料に、利益を上乗せした合計額で決められます。
車検代は車の総重量に比例して請求される額が多くなる傾向があり、ブラドが分類される大型サイズでは、12万円くらいが相場です。3年間で12万円がかかると考えると、1年あたり4万円かかるとみなします。
ランドクルーザープラドの任意保険の料金
車検代には、自賠責保険料が含まれていますが、やはりそれだけは事故が起こった際には不十分なため、自分の事や被害を受けた方の相手の事も思って、対人賠償、対物賠償、人身傷害などを備えた任意保険に加入しいていた方が、安心です。
自動車保険は、等級制度によって、支払い額を算定し、年間走行距離が少ないほど、年齢を重ねていくほど、事故のリスクが少ないと判断され、保険料が割安になります。
30代の男性で、無事故・無違反のゴールド免許で、年間の走行距離はさほどなければ、車両保険も加入するとプラドの年間の保険料は8万円前後になります。
諸経費~タイヤ代、オイル交換代
車を長く使い続けていくためには、定期的にメンテナンスチェックを行ったり、部品を交換しなければなりません。タイヤは3年に1回交換するのが標準的です。3年後に12万円のタイヤを購入するとなると、1年あたりは4万円の出費になると計算できます。
エンジンをスムーズに作動させ、長持ちさせるために必要なオイル交換は、5000km走行毎に1回の交換がおよその目安です。年間走行距離が、10,000kmだとすると、1年間にオイル交換は2回必要になります。1回の費用はだいたい、5,000円なので、5,000円×2=10,000円が、オイル交換の費用となります。
プラドはランドクルーザーの派生車
プラドは、圧倒的存在感から、キング・オブ・SUVとの呼び声も高いランドクルーザーの兄弟車です。
発売当時の「兄は偉大だ」のキャッチコピーは、インパクトがありました。
プラドは、国内の道路事情に合わせて、ボディサイズをランドクルーザーよりもコンパクトにし、フロントグリルのデザインの基調を「横」ではなく「縦」にしているのが特徴です。2017年に、マイナーチェンジが行わることでも話題を集めています。プラドの現行モデルには、特別仕様車TX、TZ- G、TX“Lパッケージ”、TXの各グレードがあります。
プラドユーザーであり続けるためには、ある程度の維持費を確認しておく必要があります
今回、紹介したプラドの維持費はあくまでもモデルケースです。メーカー小売希望価格など、正確な額を使っているケースもありますし、燃費代などのように計算をしやすいように設定して求めた金額もあります。
本格的なSUVでありながら、街中でも運転しやすい憧れのプラド。長きにわたって、プラドユーザーであり続けるためには、年間どのくらいの維持費が必要なのかを確認しておくことが大切です。そうすることで、毎月いくらくらい貯蓄すればよいのかの金額が具体的になります。