ノートの維持費

ノート(E12型)の維持費~「e-POWER」搭載モデルとNISMOグレードは年間いくら?

ノート(E12型)の年間維持費を概算。燃料代・車検代・任意保険料などを内訳とする維持費は、ノーマル仕様で低価格が魅力的なグレード「S」が約39.5万円、エンジンは発電用に利用してモーターで走行する「e-POWER S」は約40.2万円、スポーツ仕様の「NISMO」は約42.3万円。

ノート(E12型)の維持費~「e-POWER」搭載モデルとNISMOグレードは年間いくら?

「ノート (E12型) 」の年間維持費 ~ グレード「e-POWER S」「S」「NISMO」をモデルケースとして概算してみた

「ノート(E12型)」の年間維持費を求めます。同車は2018年度に軽自動車を除く登録車販売台数で首位を獲得してからも好調なセールスを続けている日産の主力車です。

  • 横から見たノートオーラNISMOノートオーラNISMO
  • 斜め後ろから見たノートオーラNISMOノートオーラNISMO

トヨタのアクア、ホンダのフィットに続く第3のコンパクトカーとして位置付けられていたノート浮上の流れを作ったのは、2016年11月に実施されたマイナーチェンジで追加設定された、エンジンの動力は発電に用いてモーターパワーだけで走行する独自のハイブリッドシステム「e-POWER」です。

今回は、ノートを登録車市場No.1の人気車への地位へと押し上げた日産の先進技術を搭載するグレード「e-POWER S」、リーズナブルな価格帯が魅力的なガソリン車である「S」と、搭載するHR12DDRエンジンに専用チューニングを施す「NISMO」をモデルケースとして選んで、年間維持費(概算値)を求めていきます。

「ノート(E12型)」現行モデルの特徴とグレード別の車両価格一覧表

ノート(E12型)の躍進のきっかけとなった日産の先進技術「e-POWER」は、搭載するエンジンを発電用として利用して、モーターのみの動力で車を走らせるハイブリッドシステムです。

圧倒的な低燃費を実現させて、未体験のモータードライブを体感させる「e-POWER」を搭載する各グレードは、消費者の購買意欲を刺激して、ノート購入者の70%近くに選ばれている人気モデルとなっています。

ノート(E12型) グレード「e-POWER S」「S」「NISMO」の主要諸元
グレード e-POWER S S NISMO
全長 4,100mm 4,100mm 4,165mm
全幅 1,695mm 1,695mm 1,695mm
全高 1,520mm 1,525mm 1,540mm
ホイールベース 2,600mm 2,600mm 2,600mm
最小回転半径 5.2m 4.7m 5.2m
燃費(JC08モード) 37.2km/L 23.4km/L 24.0km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン 無鉛レギュラーガソリン 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 5名 5名 5名
車両重量 1,190kg 1,030kg 1,110kg
エンジン HR12 DE
DOHC水冷直列3気筒
HR12 DE
DOHC水冷直列3気筒
HR12DDR
DOHC水冷直列3気筒
総排気量 1.198L 1.198L 1.198L
タイヤサイズ 185/65R15 185/70R14 195/55R16

ノート(E12型)の現行モデルは、低価格が魅力的なグレード「S」、デザインの質感を追求して上質感を伴わせるAUTECH仕様や、専用装備によってSUVテイストを取り入れてアクティブさをアップさせている特別仕様車であるシーギア、日産のワークスチームがエンジンの専用チューニング等を行うスポーツ仕様の「NISMO」グレードなどを展開しています。

ノート(E12型)の年間維持費~「e-POWER S」は約40.2万円・「S」は約39.5万円・「NISMO」は約42.3万円

ノート(E12型)の年間維持費

法律によって支払い額が定められている自動車税、任意に数値を設定して求めた車検代などを内訳とするノート(E12 型)の年間維持費を概算。グレード「e-POWER S」は402,479円・「S」は394,608円・「NISMO」は422,813円の結果となりました。

圧倒的な低燃費を実現するe- POWERを搭載するグレード「e-POWER S」は、燃料代は節約されるものの、整備費用などがかさむと予想されるため、他のグレードと比較して維持費が圧倒的に安いという訳ではない事を、概算額から確認できます。

ノート(E12型) グレード「e-POWER S」「S」「NISMO」の年間維持費(概算値)の比較表
グレード e-POWER S S NISMO
自動車税 34,500円 34,500円 34,500円
燃料代 46,536円 74,098円 72,020円
駐車場代 120,000円 120,000円 120,000円
車検代 41,593円(51,190円) 38,260円(46,190円) 38,260円(46,190円)
任意保険料 117,600円 90,500円 91,200円
諸経費 42,250円 37,250円 66,833円
合計金額 402,479円(412,076円) 394,608円(402,538円) 422,813円(430,743円)

():継続車検時

総排気量が1L超~1.5L以下のエンジンを搭載する「e-POWER S」「S」「NISMO」を購入した場合にかかる自動車税は34,500円

自動車税は車の所有者に課されるタイプの税金で、ノートも属する普通車であれば搭載するエンジンの総排気量が増えるにつれて、税額を一定額加算していく仕組みを構築しています。

ノート(E12型)の現行モデルでは、HR16DE型エンジンを導入する「NISMO S」以外の各グレードは、総排気量は1L超~1.5L以下の区分域にカテゴライズされるエンジンを搭載しています。

そのため「NSIMO S」以外のグレードを購入した場合、支払い義務の生じる自動車税は34,500円で、総排気量が1.597Lの「NSIMO S」を購入した場合の自動車税は39,500円となります。

2019年10月以前に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額 税額(13年超)
自家用車 1.0L以下 29,500円 33,900円
1.0L超~1.5L以下 34,500円 39,600円
1.5L超~2.0L以下 39,500円 45,400円
2.0L超~2.5L以下 45,000円 51,700円
2.5L超~3.0L以下 51,000円 58,600円
3.0L超~3.5L以下 58,000円 66,700円
3.5L超~4.0L以下 66,500円 76,400円
4.0L超~4.5L以下 76,500円 87,900円
4.5L超~6.0L以下 88,000円 101,200円
6.0L超~ 111,000円 127,600円
2019年10月以降に初回新規登録を受けた場合の自動車税
車の分類 総排気量 税額
自家用車 1.0L以下 25,000円
1.0L超~1.5L以下 30,500円
1.5L超~2.0L以下 36,000円
2.0L超~2.5L以下 43,500円
2.5L超~3.0L以下 50,000円
3.0L超~3.5L以下 57,000円
3.5L超~4.0L以下 65,500円
4.0L超~4.5L以下 75,500円
4.5L超~6.0L以下 87,000円
6.0L超~ 110,000円

※新規登録してから13年が経過したガソリン車、11年が経過したディーゼル車には税が加算されます
※グリーン化特例が適用される車両には、新車登録の翌年度にかかる自動車税に対して税の軽減措置が受けられます
※年度の途中に新規登録した場合には、新規登録をした翌月から翌年3月までの月割り分を支払います。

年間走行距離は1万kmに設定すると燃料代は「e-POWE S」が約4.7万円・「S」が約7.4万円・「NISMO」が約7.2万円

ノート(E12型)にかかる年間燃料代は、日々の運転習慣だけではなくて、居住地の気候パターンや経済状況などの外的要因の影響も受けてしまいますが、「年間走行距離」「燃費」「燃料価格」といった3つのパラメーター値が求まれば概算可能です。

年間走行距離の目安

通勤・通学(往復30km×120日×=3,600km)
週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
・3,600km+1,560km+4,800km=9,960km

燃料代の概算値を求めるのに際して、モデルケースとして上記のような運転パターンで日産「ノート」を利用しているオーナーを想定します。そして年間走行距離は、計算のしやすさも意識して、9,960kmの端数を切り上げて10,000kmへと再設定した数値を用いて計算を行います。

年間走行距離(10,000km)を、任意に選択した各グレードの燃費で割って求めた年間燃料消費量に、ガソリン価格を掛け算すれば1年間にかかる燃料代の概算値が算出されます。

ノート グレード「e-POWER S」「S」「NISMO」の1年間にかかる燃料代(概算値)の算出法

年間燃料消費量
「e-POWER S」:10,000km ÷ 29.6km/L = 336L
「S」:10,000km ÷ 18.7km/L = 535L
「NISMO」:10,000km ÷19.2km/L = 520L

1年間にかかる燃料代
「e-POWER S」:336L × 138.5円/L = 46,536円
「S」:535L × 138.5円/L=円 = 74,098円
「NISMO」:520L × 138.5円/L = 72,020円

※ノートがカタログ燃費で採用しているJC08モードに0.8を掛ければ実燃費に近づくと考えられているため、「e-POWER S」は29.8km/L(37.2km/L×0.8)、「S」は18.7km/L(23.4km/L×0.8)、「NISMO」は19.2km/L(24.0km/L×0.8)の数値を用いて概算を行う。

※ガソリン価格は1Lあたり138.5円で設定。

上記のようにガソリン価格は1Lあたり138.5円、年間走行距離は10,000kmと任意に数値を設定して、ノート(E12型) の1年間にかかる燃料代を概算した結果、「e-POWE S」は46,536円・「S」は74,098円・「NISMO」は72,020円の金額となりました。

年間駐車場代12万円の内訳 ~ モデルケースとして月極駐車場を1万円で借りているオーナーを想定

駐車場代は日産「ノート」の年間維持費を概算するにあたっては、皆さんの実費との間で誤差が膨らみやすい項目となっています。

親と同居している学生あるいは社会人、ご自身で駐車スペースを用意している方であれば無料であり、月極駐車場を借りている方同士を比較しても、大都市と地方に住んでいる方では月換算においても数万円の開きが生じてしまうのが、その理由です。

今回はモデルケースとしての分かり易さを第一優先として、月極駐車場を全国相場の1万円で借りている方を想定。そして年額12万円と単純計算しました。

代表例として求めた概算値ではなくて、実費に近い金額を確認したいという方には、駐車場賃貸借契約書などに記載されている個々人の月極料金を用いた再計算をお勧めします。

全国主要都市の月極駐車場の相場

東京(23区)の相場:30,000円

大阪市の相場:25,000円

横浜市の相場:17,000円

名古屋市の相場:11,000円

福岡市の相場:11,000円

札幌市の相場:10,000円

全国の平均相場:10,000円

ノート(E12型)の車検代 ~ 年換算では「S」「NISMO」は約3.8万円・「e-POWER S」は約4.2万円と概算

車検代の内訳は、重量税・自賠責保険料・印紙代といった支払い額が法律によって定められている法定費用と、ディーラーや整備工場など作業を依頼する場所によって金額が変化する代行手数料・整備費用です。

ノート(E12型)の法定費用
車検の有効期間 3年 2年
自賠責保険料 36,780円 26,680円
重量税 36,900円 24,600円
印紙代 1,100円 1,100円
合計 74,780円 52,380円

上記のようにして計算した法定費用の合計額に、変動費である代行手数料や整備費用を加算すればノート(E 12型)の車検代の概算値は求まります。

代行手数料・整備費用は、故障の有無や依頼場所などの違いによっても大きく変化してしまいますが、内部パーツに大きな故障を伴わないケースを想定して、グレード「S」「NISMO」の場合には一律4万円、「e-POWER S」の場合には一律5万円として考えます。

「e-POWER S」の代行手数料・整備費用を高く設定したのは、同車がガソリン車にはない高性能モーター等によって構成される日産の先進技術であるe-POWERを搭載しているため、より高額な整備費がかかると推測されると判断した為です。

グレード「S」「NISMO」の車検代の概算値
車検の有効期間 3年 2年
法定費用 74,780円 52,380円
代行手数料・整備費用 40,000円 40,000円
合計 114,780円 92,380円
年換算 38,260円 46,190円
グレード「e-POWER S」の車検代の概算値
車検の有効期間 3年 2年
法定費用 74,780円 52,380円
代行手数料・整備費用 50,000円 50,000円
合計 124,780円 102,380円
年換算 41,593円 51,190円

代行手数料・整備費用を4万円に設定すれば、グレード「S」「NISMO」の初回車検費用は114,780円・継続車検費用は92,380円となります。年換算で考えるとそれらの金額は38,260円(114,780円÷3)と46,190円(92,380円÷2)の値へと推移します。

代行手数料・整備費用を5万円に設定して同様の演算を行うと、「e- POWER S」の初回車検費用は年換算では41,593円、継続車検時は年換算では51,190円であると考えられます。

ノートを購入した場合の重量税は初回時が36,900円・継続車検時が24,600円

重量税は車検の有効期間、車両重量の適用区分によって支払い額を算定します。今回維持費の概算値を求めるに際して任意に選択した、「e-POWER S」「S」「NISMO」以外のグレードの車両重量も1,000kg以上~1,500kg以下の区分域に属します。

そのため、同車を新車で購入した場合の初回時の重量税は36,900円、2年周期でやってくる継続車検時に課される重量税は24,600円である事を下記の分類表より確認できます。

自動車重量税 車検の有効期間(3年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
~500kg以下 12,300円 7,500円 5,600円 3,700円
~1,000kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
~1,500kg以下 36,900円 22,500円 16,800円 11,200円
~2,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円
~2,500kg以下 61,500円 37,500円 28,100円 18,700円
~3,000kg以下 73,800円 45,000円 33,700円 22,500円
自動車重量税 車検の有効期間(2年)
エコカー外 エコカー
車両重量/税率 減税無し 本則税率 25%減税 50%減税
~500kg以下 8,200円 5,000円 3,700円 2,500円
~1,000kg以下 16,400円 10,000円 7,500円 5,000円
~1,500kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
~2,000kg以下 32,800円 20,000円 15,000円 10,000円
~2,500kg以下 41,000円 25,000円 18,700円 12,500円
~3,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円

※重量税は新規登録時あるいは車検時にまとめて支払います
※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、及び一定割合減免されます。

ノートを購入した場合の自賠責保険料は初回時が36,780円・継続審査時が26,680円

自賠責保険は人身事故の被害者を救済するという趣旨の元、法律によって公道を走る全ての車両に対しての加入義務規定を設けています。日産「ノート」を新車で購入した場合には、初回時の自賠責保険の加入期間は37ヵ月が適用されるため、その支払い額は36,780円となります。

その後2年周期のタイミングでやってくる継続審査時には、当該車両の車検申請が行政機関に認可されるまでの間に保険の未加入期間を設けさせない為に、保険期間は1ヶ月分余裕を持たせた25ヶ月加入となるので支払い額は26,680円となります。

2017年4月1日以降、2020年3月31日以前の自賠責保険料
車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
36,780円 35,950円 26,680円 25,830円 16,380円 15,520円 5,870円
2023年4月1日以降の自賠責保険料
車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
24,190円 23,690円 18,160円 17,650円 12,010円 11,500円 5,740円

※新車を購入した場合は、自賠責保険は37ヶ月加入となります
※自賠責保険に加入していなければ車検は受けられません
※離島・沖縄は除く

ノートの車検を指定工場に依頼した場合にかかる印紙代は1,100円

法定費用の一種である「自動車検査登録印紙(印紙代)」には、車検の適合性を公的機関に認証してもらう際にかかる手数料などが含まれます。

指定工場 1,100円(一律)
認定工場 軽自動車:1,400円
5ナンバー:1,700円
3ナンバー:1,800円

印紙代は、保安基準適合証を交付できる権限を与えられている指定工場に依頼した場合には、軽自動車あるいは普通車であるに関わらずに一律で1,100円。今回は、ノートの車検を自社のみで完結できる指定工場に依頼するものと考えているため、印紙代は1,100円と考えます。

対人賠償は無制限とするなどの条件設定の下で見積もった任意保険料は「e-POWER S」が約11.8万円 /「S」が約9.0万円 /「NISMO」が約9.1万円

任意保険には、自賠責保険が設定する限度額を超える人身事故や、補償対象外とする物損事故等が起きてしまった場合に備えて、ほとんどのドライバーが加入しています。SBI損害保険会社など各社が運用する任意保険は、加入者の年齢・補償プラン・車両の型式別料率クラス等の諸条件から保険料を導きます。

  • 年齢26歳以上
  • 年間走行距離11,000km以下
  • 対人賠償は無制限
  • 対物賠償は無制限
  • 13等級
  • ゴールド免許保有

ノート(E12型)は、20代後半の多くの層が新車での購入も可能であると判断できるので、保険加入者の年齢構成は26歳以上と条件設定を行いました。

等級は13・車両保険はつける・対物賠償は無制限とするなどの諸条件も加えてシミュレーションした結果、任意保険料はグレード「e-POWER S」が117,600円・「S」が90,500円・「NISMO」が91,200円と見積もる事ができました。

ノートの任意保険料の見積り額

「e-POWER S」 : 117,600 円(54,400円)

「S」:90,300 円(46,300円)

「NISMO」 : 91,200 円(46,700円)

※()内の数値は、車両保険なしの金額
※実費に近い保険額を把握したいという方には、ご自身の条件設定に合わせて再計算する事をお薦めします。

新品タイヤの購入費等を内訳とする諸経費は「e-POWER S」が約4.2万円 /「S」が約3.7万円 /「NISMO」が約6.7万円

新品タイヤの購入費用と、エンジンオイル・エレメント交換代を内訳として求めた諸経費の合計額は、「e-POWER S」が42,250円・「S」が37,250円・「NISMO」が66,833円となりました。

必要時に応じてエアコンフィルターの交換やバッテリー交換等を行う際には、それら作業にかかる費用も加算すれば、諸経費の概算値はリアリティーを増してきます。

ノートのグレード別 諸経費(概算値)の比較表
グレード e-POWER S S NISMO
タイヤ購入費用(年換算) 28,750円 23,750円 53,333円
オイル・エレメント交換代 13,500円 13,500円 13,500円
合計 42,250円 37,250円 66,833円
タイヤを購入する際の1年間の積立金は「e-POWER S」が約2.9万円・「S」が約2.4万円・「NISMO」が約5.3万円と概算

e-POWERを搭載するグレードでのモーター走行や、NISMOモデルでスポーティーな走りを堪能し続けるためには、路面と摩擦する際に表面が削られて・紫外線等の影響によってゴム成分が劣化していく、消耗品であるタイヤを定期的に新品へと交換する必要があります。

新品タイヤへと交換する周期は偏平率の高いタイヤを標準装備しているグレード「e-POWER S」と「S」は4年サイクルとし、走行性能を魅力とする「NISMO」はタイヤが受けるダメージが大きいと判断して3年サイクルと設定して考えます。

ノート(E12型)新品タイヤの購入費円115,000円/95,000円/160,000円の内訳

夏タイヤ:ブリヂストン「REGNO GR-12」の4本セットの安値相場は53,000円 / 42,000円 /75,000円

冬タイヤ:ヨコハマ「iceGUARD6」の4本セットの安値相場は62,000円 / 53,000円 / 85,000円

合計額:115,000円(タイヤサイズ:185/65R14)/ 95,000円(タイヤサイズ:185/70R14)/ 160,000円(タイヤサイズ:195/55R16)

※夏・冬タイヤはともに4本セットを安値相場で購入した場合を想定

維持費を求めるにあたってモデルケースとして選択したグレード「e-POWER S」が採用するタイヤサイズは185/65R15 、「S」は185/70R14で、「NISMO」は195/55R16です。

上記のように夏タイヤは、サイレントテクノロジーを特長とするブリヂストンの「REGNO GR-12」を、冬タイヤは制動力が4シーズンも長持ちするヨコハマの「iceGUARD6」を安値相場(4本セット)で購入した場合を想定します。

演算を行った結果、合計額はグレード「e-POWER S」が115,000円・「S」は95,000円・「NISMO」は160,000円となりました。その額を適用すれば、ノート(E12型)のタイヤ購入費に充てるべき1年間の積立金は、28,750円(115,000円÷4)/ 23,750円(95,000円÷4)/ 53,333円(160,000円÷3)であると見積もる事ができます。

グレード e-POWER S S NISMO
タイヤサイズ 185/65R15 185/70R14 195/55R16
タイヤ購入費 115,000円 95,000円 160,000円
年換算 28,750円 23,750円 53,333円
ノートのエンジンオイル・エレメント交換費用は13,500円かかると概算

ノート(E12型)が搭載する駆動用あるいは発電用のエンジンの状態を良好に保って、ドライブの質と安全性を高水準化させ続ける為には定期的にエンジンオイルとエレメントを交換する必要があります。

同車の製造・販売を行う日産は、エンジンオイルの理想的な交換時期の目安は、5000km走行ごとあるいは6ヶ月ごとと設定しています。

エンジンオイルに混じったスラッジ等の不純物をろ過して、エンジン効率の悪化を防ぐエレメントの交換は年に1回実施するものとして考えます。

オイル・エレメント交換費用「13,500円」の内訳

オイル交換(年2回):5,000円×2=10,000円
エレメント交換(年1回):2,000円
作業工賃:1,500円
合計金額:13,500円

※オイル・エレメント交換費用はディーラーやスタンドなどの依頼場所によっても異なりますが、平均的な金額である5,000円と2,000円と設定

※工賃は1作業あたり500円で計算

「ノート(E12型)」を購入する際には維持費も考慮してロングタームで満足できる1台を数あるグレードの中から選ぼう!

ノート

ノート(E12型)は、先進技術のe-POWERをスポーツ仕様のNISMOや、SUVテイストのシーギアなどにも導入して多数のグレード展開を行う日産の主力車です。

そんなノートを購入する際には、搭載するパワートレインやエクステリアのスタイリングを第一優先としながらも、必要となる維持費も若干意識してロングタームで満足できる1台を数あるグレードの中から選びましょう。