ノート(E12型)の年間維持費 ~ グレード「e-POWER S」「S」「NISMO」をモデルケースとして概算
日産ノート(E12型)の年間維持費を求めます。2016年11月のマイナーチェンジで独自のe-POWERを追加し、登録車販売台数で3年連続首位(2017〜2019年)を記録した日産の主力コンパクトカーです。
ノートオーラNISMO
ノートオーラNISMO
なお、E12型ノートは2020年10月に生産終了、e-POWERモデルは同年11月に販売終了、ガソリンモデルは2021年8月に販売終了しています。現在は中古車市場での購入が主な選択肢で、現行モデルは2020年12月発売の3代目E13型です。本記事ではE12型を中古車で購入する場合も見据えた維持費の参考情報として活用ください。中古で買う場合は車両価格だけでなく、毎年いくらかかるのかを把握しておくことが予算組みのうえで重要になります。
モデルケースとして選んだのは、e-POWERを搭載する「e-POWER S」、リーズナブルなガソリン車「S」、ワークスチームが専用チューニングを施す「NISMO」の3グレードです。同じノートでもパワートレインや足回りが異なると維持費の内訳が変わるため、性格の違う3台を並べて比較します。
ノート(E12型)の特徴とグレード別主要諸元
ノート(E12型)の躍進のきっかけとなったe-POWERは、搭載エンジンを発電専用として使い、モーターのみで走行する独自のハイブリッドシステムです。電気自動車(リーフ)と共通のモーターを採用しており、力強くリニアな加速と優れた燃費を両立しています。アクセル操作だけで加速と減速をコントロールできる「ワンペダル」の感覚は、試乗して最初に驚かれるポイントの一つです。
e-POWERを搭載する各グレードはノート購入者の70%近くに選ばれるほどの人気を誇りました。後継のE13型ではガソリンモデルが廃止され、e-POWER専用モデルへと移行しています。逆に言えば、ガソリンエンジンのノートを新たに選べるのはE12型までで、シンプルな機構で維持費を抑えたい人が中古でガソリン車「S」を狙うケースも見られます。
| グレード | e-POWER S | S | NISMO |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,100mm | 4,100mm | 4,165mm |
| 全幅 | 1,695mm | 1,695mm | 1,695mm |
| 全高 | 1,520mm | 1,525mm | 1,540mm |
| ホイールベース | 2,600mm | 2,600mm | 2,600mm |
| 最小回転半径 | 5.2m | 4.7m | 5.2m |
| 燃費(JC08モード) | 37.2km/L | 23.4km/L | 24.0km/L |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
| 車両重量 | 1,190kg | 1,030kg | 1,110kg |
| エンジン | HR12DE DOHC水冷直列3気筒 |
HR12DE DOHC水冷直列3気筒 |
HR12DDR DOHC水冷直列3気筒 |
| 総排気量 | 1.198L | 1.198L | 1.198L |
| タイヤサイズ | 185/65R15 | 185/70R14 | 195/55R16 |
E12型ノートのグレード展開は、エントリーの「S」から、AUTECH仕様、SUVテイストの特別仕様車「シーギア」、NISMOによる専用チューニングを施した「NISMO」「NISMO S」まで多彩なラインナップが用意されていました。「NISMO S」はHR16DE型エンジンを搭載し、排気量が1.597Lと異なるため、自動車税の区分も変わります。同じノートでも、燃費重視のe-POWER、シンプルなガソリン車、走りに振ったNISMOで維持費の傾向が分かれる点を押さえておくと、グレード選びの判断材料になります。
ノート(E12型)の年間維持費(概算)~「e-POWER S」は約40.9万円・「S」は約40.7万円・「NISMO」は約43.5万円

年間走行距離を1万kmと設定し、燃料代・自動車税・車検代・任意保険料・駐車場代・諸経費を合算したノート(E12型)の年間維持費を概算しました。新車登録から3年以内(初回車検を基準)で試算すると、ガソリン価格170円/L(参考値)の場合、「e-POWER S」は約408,867円、「S」は約407,263円、「NISMO」は約434,996円です。中古でE12型を購入して継続車検(2年)を受ける場合は、車検代の年換算が上がるため、それぞれ約41.8万円・約41.5万円・約44.3万円が目安となります。
燃料代だけを見ると「e-POWER S」が頭一つ抜けて安く済みますが、年間維持費の合計で見ると3グレードの差は意外と小さく収まります。これは、e-POWERは任意保険の型式別料率や車検時の整備項目で費用が上乗せされやすく、燃料代で浮いた分を一部相殺するためです。実際のオーナーからも、燃費の良さほどには家計全体のクルマ代が劇的に下がったとは感じにくい、という声が聞かれます。「燃料代が安い=総維持費も大幅に安い」とは限らない点は、購入前に知っておきたいポイントです。
| グレード | e-POWER S | S | NISMO |
|---|---|---|---|
| 自動車税 | 34,500円 | 34,500円 | 34,500円 |
| 燃料代(参考値) | 57,120円 | 90,950円 | 88,400円 |
| 駐車場代 | 120,000円 | 120,000円 | 120,000円 |
| 車検代(年換算) | 37,397円(46,930円) | 34,063円(41,930円) | 34,063円(41,930円) |
| 任意保険料 | 117,600円 | 90,500円 | 91,200円 |
| 諸経費 | 42,250円 | 37,250円 | 66,833円 |
| 合計金額(目安) | 約40.9万円(約41.8万円) | 約40.7万円(約41.5万円) | 約43.5万円(約44.3万円) |
():継続車検(2年)時。燃料代は170円/L(参考値)で計算。車検代は2023年4月以降の自賠責料率で算出。任意保険料は条件次第で大きく変わります。
E12型ノートの自動車税は34,500円(2019年10月以前の初回登録・旧税率)
自動車税は普通車の場合、搭載エンジンの総排気量に応じて段階的に税額が決まります。E12型ノートは2012年〜2020年に販売されており、すべての個体が2019年10月以前に初回新規登録を受けているため、旧税率が適用されます。
総排気量1.198Lの「e-POWER S」「S」「NISMO」には「1L超〜1.5L以下」の区分が適用され、旧税率では34,500円となります。なお「NISMO S」は別エンジン(1.597L)を搭載するため区分が異なり39,500円です。中古でNISMO系を検討する際は、見た目が似ていてもグレードによって税額が変わる点に注意してください。
※E12型は全個体が2019年10月以前登録のため、旧税率が適用されます(税率改定前・後の比較表は参考情報として掲載)。
| 車の分類 | 総排気量 | 税額 | 税額(13年超) |
|---|---|---|---|
| 自家用車 | 1.0L以下 | 29,500円 | 33,900円 |
| 1.0L超~1.5L以下 | 34,500円 | 39,600円 | |
| 1.5L超~2.0L以下 | 39,500円 | 45,400円 | |
| 2.0L超~2.5L以下 | 45,000円 | 51,700円 | |
| 2.5L超~3.0L以下 | 51,000円 | 58,600円 | |
| 3.0L超~3.5L以下 | 58,000円 | 66,700円 | |
| 3.5L超~4.0L以下 | 66,500円 | 76,400円 | |
| 4.0L超~4.5L以下 | 76,500円 | 87,900円 | |
| 4.5L超~6.0L以下 | 88,000円 | 101,200円 | |
| 6.0L超~ | 111,000円 | 127,600円 |
| 車の分類 | 総排気量 | 税額 |
|---|---|---|
| 自家用車 | 1.0L以下 | 25,000円 |
| 1.0L超~1.5L以下 | 30,500円 | |
| 1.5L超~2.0L以下 | 36,000円 | |
| 2.0L超~2.5L以下 | 43,500円 | |
| 2.5L超~3.0L以下 | 50,000円 | |
| 3.0L超~3.5L以下 | 57,000円 | |
| 3.5L超~4.0L以下 | 65,500円 | |
| 4.0L超~4.5L以下 | 75,500円 | |
| 4.5L超~6.0L以下 | 87,000円 | |
| 6.0L超~ | 110,000円 |
※新規登録から13年が経過したガソリン車(S・NISMOなど)は自動車税が重課され、1L超〜1.5L以下では39,600円となります。E12型の最初期モデルは2025年前後から対象です
※e-POWERはハイブリッド車に区分されるため、13年超による自動車税の経年重課の対象外です
※グリーン化特例が適用される車両には、新車登録の翌年度の自動車税に軽減措置があります
※年度の途中に新規登録した場合は、翌月から翌年3月までの月割り分を支払います
年間走行距離1万km・ガソリン170円/Lで試算した燃料代は「e-POWER S」が約5.7万円・「S」が約9.1万円・「NISMO」が約8.8万円
ノート(E12型)の年間燃料代は「年間走行距離」「実用燃費」「ガソリン価格」の3項目で概算できます。ガソリン価格は原油市況や政府の補助金によって変動し、全国平均は170円前後で推移しています。資源エネルギー庁の公表値を参考に、最新価格で再計算するとより実態に近づきます。
年間走行距離の目安
通勤・通学(往復30km×120日=3,600km)
週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
合計:3,600km+1,560km+4,800km=9,960km → 10,000km(切り上げ設定)
ノート グレード「e-POWER S」「S」「NISMO」の年間燃料代(概算値)の算出法
年間燃料消費量
「e-POWER S」:10,000km ÷ 29.8km/L = 336L
「S」:10,000km ÷ 18.7km/L = 535L
「NISMO」:10,000km ÷ 19.2km/L = 520L
1年間にかかる燃料代(ガソリン170円/Lで試算)
「e-POWER S」:336L × 170円/L = 57,120円
「S」:535L × 170円/L = 90,950円
「NISMO」:520L × 170円/L = 88,400円
※JC08モード燃費に0.8を掛けた実燃費近似値を使用。「e-POWER S」は29.8km/L(37.2×0.8)、「S」は18.7km/L(23.4×0.8)、「NISMO」は19.2km/L(24.0×0.8)
※ガソリン価格は170円/L(参考値)で設定。最新価格での再計算をお勧めします。
e-POWERとガソリン車「S」では、年間で約3.4万円の燃料代の差が出ます。e-POWERは発進・低速域でモーターが効くため、ストップ&ゴーの多い街乗りほど燃費が伸びやすく、その差はさらに広がります。一方で高速道路を一定速度で巡航する場面ではエンジンで発電しながら走るため、e-POWERの優位性は街乗りほど大きくありません。通勤やお買い物が中心の使い方ほど、e-POWERの燃料代メリットが実感しやすくなります。
年間駐車場代12万円の内訳 ~ 月極駐車場1万円のオーナーを想定
駐車場代は年間維持費のなかで最も個人差が生じやすい項目です。自宅に駐車スペースがあれば0円ですが、月極駐車場を借りている場合は大都市と地方で月数万円の差が出ます。ここでは全国平均の月1万円を用いて年12万円として計算しています。実費に近い金額を把握したい方は、実際の月極料金で再計算することをお勧めします。下表のとおり東京23区と地方都市では3倍近い開きがあり、住む地域によって年間維持費の順位が入れ替わることもあります。
全国主要都市の月極駐車場の相場(目安)
東京(23区):30,000円
大阪市:25,000円
横浜市:17,000円
名古屋市:11,000円
福岡市:11,000円
札幌市:10,000円
全国の平均相場:10,000円
ノート(E12型)の車検代 ~ 年換算では「S」「NISMO」が約3.4万円・「e-POWER S」が約3.7万円(2023年4月以降の自賠責料率で算出)
車検代は、重量税・自賠責保険料・印紙代の「法定費用」と、ディーラーや整備工場に支払う「代行手数料・整備費用」で構成されます。2023年4月の自賠責料率改定で保険料が大幅に引き下げられたため、法定費用の合計額が以前より下がっています。
| 車検の有効期間 | 3年(初回) | 2年(継続) |
|---|---|---|
| 自賠責保険料 | 24,190円(37ヶ月) | 18,160円(25ヶ月) |
| 重量税 | 36,900円 | 24,600円 |
| 印紙代 | 1,100円 | 1,100円 |
| 合計 | 62,190円 | 43,860円 |
上記法定費用に代行手数料・整備費用を加算すると車検代の概算が求まります。大きな故障がないケースを前提として、「S」「NISMO」は一律4万円、e-POWERシステムの点検が加わる「e-POWER S」は一律5万円と設定します。e-POWERは駆動用モーターやインバーター、電圧系の点検項目があるため、整備工場によっては診断機を備えた店舗を選ぶ必要があり、その分が費用に乗りやすくなります。
| 車検の有効期間 | 3年(初回) | 2年(継続) |
|---|---|---|
| 法定費用 | 62,190円 | 43,860円 |
| 代行手数料・整備費用 | 40,000円 | 40,000円 |
| 合計 | 102,190円 | 83,860円 |
| 年換算 | 34,063円 | 41,930円 |
| 車検の有効期間 | 3年(初回) | 2年(継続) |
|---|---|---|
| 法定費用 | 62,190円 | 43,860円 |
| 代行手数料・整備費用 | 50,000円 | 50,000円 |
| 合計 | 112,190円 | 93,860円 |
| 年換算 | 37,397円 | 46,930円 |
※代行手数料・整備費用は故障の有無や依頼先によって大きく変わります。上記は目安です。E12型ノートは2024〜2025年以降に初期モデルが13年経過となり、重量税が加算されるケースも出てきます。
ノートの重量税 ~ 初回時が36,900円・継続車検時が24,600円(エコカー外・減税なし)
重量税は車検の有効期間と車両重量の区分によって金額が決まります。「e-POWER S」「S」「NISMO」の車両重量はいずれも1,000kg超〜1,500kg以下の区分に属します。新車購入時(3年分)は36,900円、継続車検(2年分)は24,600円です(エコカー外・減税なし)。中古でE12型を買う場合は2年分の24,600円が基本ですが、初回登録から13年・18年を超えると重課されるため、年式の古い個体ほど負担が増える点に注意してください。
| エコカー外 | エコカー | |||
|---|---|---|---|---|
| 車両重量/税率 | 減税無し | 本則税率 | 25%減税 | 50%減税 |
| ~500kg以下 | 12,300円 | 7,500円 | 5,600円 | 3,700円 |
| ~1,000kg以下 | 24,600円 | 15,000円 | 11,200円 | 7,500円 |
| ~1,500kg以下 | 36,900円 | 22,500円 | 16,800円 | 11,200円 |
| ~2,000kg以下 | 49,200円 | 30,000円 | 22,500円 | 15,000円 |
| ~2,500kg以下 | 61,500円 | 37,500円 | 28,100円 | 18,700円 |
| ~3,000kg以下 | 73,800円 | 45,000円 | 33,700円 | 22,500円 |
| エコカー外 | エコカー | |||
|---|---|---|---|---|
| 車両重量/税率 | 減税無し | 本則税率 | 25%減税 | 50%減税 |
| ~500kg以下 | 8,200円 | 5,000円 | 3,700円 | 2,500円 |
| ~1,000kg以下 | 16,400円 | 10,000円 | 7,500円 | 5,000円 |
| ~1,500kg以下 | 24,600円 | 15,000円 | 11,200円 | 7,500円 |
| ~2,000kg以下 | 32,800円 | 20,000円 | 15,000円 | 10,000円 |
| ~2,500kg以下 | 41,000円 | 25,000円 | 18,700円 | 12,500円 |
| ~3,000kg以下 | 49,200円 | 30,000円 | 22,500円 | 15,000円 |
※重量税は新規登録時あるいは車検時にまとめて支払います
※登録から13年・18年が経過すると重量税が加算されます
※エコカー減免制度が適用される車には税額の免除または一定割合の減免があります
ノートの自賠責保険料 ~ 2023年4月以降は37ヶ月加入で24,190円・25ヶ月加入で18,160円
自賠責保険は公道を走るすべての車両への加入が法律で義務付けられています。2023年4月の料率改定で普通自動車の保険料が大幅に引き下げられ、その後も据え置かれてきました。新車購入時の37ヶ月加入は24,190円、継続車検時の25ヶ月加入は18,160円です。中古でE12型を購入する場合は継続車検(25ヶ月加入:18,160円)が適用されます。
なお、自賠責保険料は2026年11月1日から13年ぶりに引き上げ(平均約6%)が予定されています。それ以降に車検・更新を受ける場合は保険料が上がるため、車検のタイミングによっては法定費用が現在の試算より増えることを見込んでおくと安心です。
| 車種:普通自動車 | 保険期間 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 37ヵ月 | 36ヵ月 | 25ヵ月 | 24ヵ月 | 13ヵ月 | 12ヵ月 | 1ヵ月 | |
| 36,780円 | 35,950円 | 26,680円 | 25,830円 | 16,380円 | 15,520円 | 5,870円 | |
| 車種:普通自動車 | 保険期間 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 37ヵ月 | 36ヵ月 | 25ヵ月 | 24ヵ月 | 13ヵ月 | 12ヵ月 | 1ヵ月 | |
| 24,190円 | 23,690円 | 18,160円 | 17,650円 | 12,010円 | 11,500円 | 5,740円 | |
※新車購入時は37ヶ月加入となります
※自賠責保険に加入していなければ車検は受けられません
※2026年11月1日以降は保険料が引き上げ予定です
※離島・沖縄は除く
ノートの車検を指定工場に依頼した場合の印紙代は1,100円
印紙代は車検の適合性を公的機関に認定してもらう際の手数料です。指定工場(保安基準適合証を発行できる工場)に依頼した場合は、普通車・軽自動車を問わず一律1,100円となります。
| 指定工場 | 1,100円(一律) |
|---|---|
| 認定工場 | 軽自動車:1,400円 5ナンバー:1,700円 3ナンバー:1,800円 |
対人賠償無制限・車両保険あり・13等級の条件で試算した任意保険料は「e-POWER S」が約11.8万円・「S」が約9.0万円・「NISMO」が約9.1万円
任意保険は自賠責保険では補えない人身事故・物損事故に備えて多くのドライバーが加入します。保険料は等級・年齢条件・車両の型式別料率クラスなどで大きく変動します。以下の条件で概算した参考値です。
- 年齢26歳以上
- 年間走行距離11,000km以下
- 対人賠償・対物賠償ともに無制限
- 13等級
- ゴールド免許保有
上記の条件でシミュレーションした結果、任意保険料は「e-POWER S」が117,600円(車両保険なし:54,400円)・「S」が90,500円(車両保険なし:46,300円)・「NISMO」が91,200円(車両保険なし:46,700円)となりました。e-POWERは車両本体価格が高く修理時の部品代も上がりやすいため、車両保険を付けると保険料が高めに出る傾向があります。実費に近い保険料を把握したい方は、ご自身の条件で複数社の見積もりを比較することをお勧めします。
ノートの任意保険料の見積り額(参考値)
「e-POWER S」:117,600円(54,400円)
「S」:90,500円(46,300円)
「NISMO」:91,200円(46,700円)
※()内は車両保険なしの金額
※実費に近い保険料を把握したい方は、ご自身の条件設定に合わせて再計算することをお勧めします
タイヤ購入費とオイル交換代を含む諸経費は「e-POWER S」が約4.2万円・「S」が約3.7万円・「NISMO」が約6.7万円
夏用・冬用タイヤの年間積立購入費とエンジンオイル・エレメント交換費用を合算した諸経費は、「e-POWER S」が42,250円・「S」が37,250円・「NISMO」が66,833円となりました。NISMOだけ突出しているのは、サイズの大きいスポーツタイヤを使い、交換サイクルも短くなるためです。エアコンフィルター交換やバッテリー交換などを行う場合はさらに加算が必要です。
| グレード | e-POWER S | S | NISMO |
|---|---|---|---|
| タイヤ購入費(年換算) | 28,750円 | 23,750円 | 53,333円 |
| オイル・エレメント交換代 | 13,500円 | 13,500円 | 13,500円 |
| 合計 | 42,250円 | 37,250円 | 66,833円 |
タイヤを4年周期で購入した場合の年間積立金は「e-POWER S」が約2.9万円・「S」が約2.4万円・「NISMO」が約5.3万円(3年周期)
タイヤは使用に伴い摩耗・劣化する消耗品で、定期的な新品交換が必要です。偏平率の高いタイヤを装備する「e-POWER S」(185/65R15)と「S」(185/70R14)は4年サイクル、走行性能を重視した「NISMO」(195/55R16)はタイヤへのダメージが大きいと判断し3年サイクルで交換するものとして計算します。NISMOは扁平率の低いスポーツタイヤを履き、走りを楽しむほどショルダー部分が早く摩耗するため、実際のオーナーでも3年を待たず交換する人が見られます。
ノート(E12型)新品タイヤの購入費の内訳(目安)
夏タイヤ:4本セット安値相場 53,000円(185/65R15)/42,000円(185/70R14)/75,000円(195/55R16)
冬タイヤ:4本セット安値相場 62,000円(185/65R15)/53,000円(185/70R14)/85,000円(195/55R16)
合計:115,000円(185/65R15)/95,000円(185/70R14)/160,000円(195/55R16)
※タイヤ価格は銘柄・時期によって変動します。購入時の最新価格でご確認ください。
上記の合計額を各サイクルで割ると、年間積立金は28,750円(115,000円÷4)・23,750円(95,000円÷4)・53,333円(160,000円÷3)となります。冬タイヤを使わない地域なら、この積立金はおおむね半額程度に抑えられます。
| グレード | e-POWER S | S | NISMO |
|---|---|---|---|
| タイヤサイズ | 185/65R15 | 185/70R14 | 195/55R16 |
| タイヤ購入費(夏+冬) | 115,000円 | 95,000円 | 160,000円 |
| 交換サイクル | 4年 | 4年 | 3年 |
| 年換算 | 28,750円 | 23,750円 | 53,333円 |
オイル・エレメント交換費用 ~ 全グレード年間13,500円が目安
エンジンのコンディションを良好に保つためには、定期的なオイル・エレメント交換が必要です。日産はエンジンオイルの交換目安を5,000km走行ごとまたは6ヶ月ごとと設定しており、年間走行距離10,000kmのモデルケースでは年2回のオイル交換を想定しています。エレメントは年1回の交換として計算します。e-POWERもエンジンを搭載しているため、ガソリン車と同様にオイル交換は必要ですが、エンジンが発電に徹していて高回転を多用しないぶん、エンジン本体への負荷は比較的穏やかとされる使われ方になります。
オイル・エレメント交換費用「13,500円」の内訳
オイル交換(年2回):5,000円×2=10,000円
エレメント交換(年1回):2,000円
作業工賃:1,500円
合計:13,500円
※金額はディーラーやガソリンスタンドなど依頼先によって異なります。
ノート(E12型)を中古車で選ぶ際にも維持費を考慮してグレードを決めよう

e-POWERを中心に多彩なグレードを展開し、登録車販売台数で3年連続首位を獲得したノート(E12型)は、現在は中古車市場での流通が主体です。後継のE13型はe-POWER専用となったため、ガソリン車を求める方やコストを抑えた中古コンパクトカーを探す方にはE12型が選択肢の一つとなっています。
今回の試算では、年間維持費の合計は3グレードとも約40万円台に収まり、燃費の良いe-POWERでも任意保険や整備費でガソリン車との差が縮まることが分かりました。燃料代を最優先するなら街乗り中心でe-POWER、購入費と整備のシンプルさを取るならガソリン車「S」、走りの楽しさに費用をかけられるならNISMO、という選び方が一つの目安になります。
ただし、E12型の初期モデルは2025年前後から新車登録13年が経過し始め、ガソリン車では自動車税や重量税の増税措置が適用されるケースが増えます。中古車購入の際は登録年月を確認し、増税後の維持費も計算に入れた上でグレードを選ぶことをお勧めします。年式・走行距離・装備のバランスと、毎年の維持費の両面から、自分の使い方に合った一台を見極めてみてください。
























