ムラーノにおすすめの低燃費性能や快適性能に優れたSUV向けタイヤ6選
2代目となるZ51型ムラーノにおすすめのSUV用タイヤを、標準装着サイズ別に詳しくご紹介します。ムラーノZ51は、流麗なデザインと高い走行性能を兼ね備えたクロスオーバーSUVとして、現在も根強い人気を誇るモデルです。走行距離が増えたり、乗り換えを検討される際、タイヤ選びは車の性能を左右する重要な要素になります。
Z51型ムラーノの標準タイヤサイズは、主に18インチの235/65R18と、オプション設定であった20インチの235/55R20の2種類があります。このサイズに対応したタイヤの中から、ムラーノオーナーの皆様の関心が高い「低燃費性能」「静かで快適な乗り心地」「高い耐久性」といった要素をバランス良く満たす、特におすすめの6モデルを厳選してご紹介します。特にSUV専用設計のタイヤは、ムラーノの持つ高いポテンシャルを引き出し、より快適なドライブを実現します。
ムラーノの250XLの純正サイズ235/65R18のタイヤおすすめ
まずは、タイヤサイズ235/65R18が適合する、ムラーノの次のグレードにおすすめのタイヤから見ていきましょう。
235/65R18タイヤを標準装備しているムラーノのグレード
- 250XL FOUR
- 250XL
ムラーノのグレードは大きく分けて、「250XL」や「250XV」の2WDと、4を表すFOURが付けられた「250XL FOUR」や「250XV FOUR」の4WDがあります。
トーヨータイヤ(TOYO TIRES)の「プロクセス CF2 SUV」は転がり抵抗性能とウェットグリップ性能のバランス化とともに乗り心地や耐摩耗性能が向上
TOYO TIRES PROXES CF2 SUV 235/65R18 106H
| 車種 | ムラーノ |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | プロクセス CF2 SUV |
| タイヤサイズ | 235/65R18 |
| タイヤ外径 | 764mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 106 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/b |
| 静粛性 | ★★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★ |
トーヨータイヤのPROXES CF2 SUV(プロクセス・シーエフツー・エスユーブイ)は、都市型SUVに求められる上質な乗り心地と経済性を追求して開発されたSUV専用の低燃費タイヤです。このタイヤは、独自の設計により接地面の剛性を最適化しています。これにより、優れた直進安定性を発揮し、高速走行時や長時間の運転におけるドライバーの疲労軽減に貢献します。また、路面からの不快な振動を効果的に吸収することで、上質で快適な車内空間を実現します。
さらに、PROXES CF2 SUVは、低燃費性能だけでなく、安全性能の確保にも注力しています。新設計のコンパウンド(ゴム)を採用することで、転がり抵抗の低減と同時に、ウェットグリップ性能(雨の日のグリップ力)を高い次元で両立しています。これにより、雨天時の走行でも安定したブレーキング性能を発揮し、高い安全性を確保します。長持ちする耐摩耗性も兼ね備えており、コストパフォーマンスに優れている点も、このタイヤが多くのSUVオーナーから選ばれる理由の一つです。
ヨコハマ(YOKOHAMA)の「ブルーアース RV-02」はSUV特有のふらつきや偏摩耗を抑制してグレード[a]の高いウェットグリップ性能により雨の日も安心
YOKOHAMA BluEarth RV-02 235/65R18 106V
| 車種 | ムラーノ |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | ブルーアース RV-02 |
| タイヤサイズ | 235/65R18 |
| タイヤ外径 | 763mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 106 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/a |
| 静粛性 | ★★★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★ |
ヨコハマタイヤのBluEarth RV-02(ブルーアース・アールブイゼロツー)は、ミニバン・SUV専用設計の「BluEarth」シリーズの代表的なタイヤです。このモデルは、SUVに求められる高い負荷能力と優れた低燃費性能を高次元で両立させています。特に、SUV特有のふらつきを抑えるための高剛性ショルダー設計を採用しており、高速走行時やカーブでも安定した操縦安定性を実現します。これにより、ドライバーはより安心して快適なドライブを楽しめます。
また、BluEarth RV-02は、安全性能と経済性のバランスに優れている点が大きな特徴です。「低燃費」「ウェットグリップ」「耐摩耗」という3つの基本性能において高い評価を獲得しています。特にウェットグリップ性能では、雨の日のブレーキ性能を重視した設計により、高い安全性を確保します。さらに、独自技術でパターンノイズの周波数をコントロールし、ロードノイズの低減を図ることで、優れた静粛性を実現します。偏摩耗の抑制にも配慮した構造により、タイヤを長く均一に使用でき、経済性にも大きく貢献します。
ムラーノの250XVと350XVの純正サイズ235/55R20のタイヤおすすめ
続いては、タイヤサイズ235/55R20が適合する、ムラーノの次のグレードにおすすめのタイヤです。
235/55R20タイヤを標準装備しているムラーノのグレード
- 350XV FOUR
- 250XV FOUR
- 250XV
20インチのサイズが適合するSUVタイヤには、グレーディングシステムによって等級付けされた低燃費タイヤのほか、泥道や雪道を走行できるM+Sタイヤがあります。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「アレンザ 001」はプレミアムSUVに求められる高い運動性能を発揮しながらライフ性能や低燃費性能もしっかり確保
BRIDGESTONE ALENZA 001 235/55R20 102V
| 車種 | ムラーノ |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | アレンザ 001 |
| タイヤサイズ | 235/55R20 |
| タイヤ外径 | 766mm |
| タイヤの種類 | SUVタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 102 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/a |
| 静粛性 | ★★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★★ |
| 値段 | 27,500円~(2025年調べ) |
ブリヂストンのALENZA 001(アレンザ ゼロゼロワン)は、世界で高い評価を受けるプレミアムSUVに標準装着されることも多い、ハイパフォーマンスなオンロード向けタイヤです。このタイヤは、最新の技術を駆使して開発されており、特にドライ路面とウェット路面の両方で、優れた運動性能と高い応答性を発揮します。SUVのボディ剛性と重量を考慮した専用設計により、高速走行時にもドライバーの意図を正確に路面に伝え、軽快で安定したハンドリングを実現します。
また、ALENZA 001は、快適性や経済性にも徹底的に配慮しています。トレッドパターンの最適化により、ロードノイズを抑制し、長距離運転でも疲れにくい静かで上質な乗り心地を提供します。さらに、日本のタイヤラベリング制度において、燃費効率を示す「転がり抵抗性能」や、雨の日の安全性を図る「ウェットグリップ性能」で高いグレードを獲得しており、優れた低燃費性能も兼ね備えています。高い走行性能を長期間維持できるよう、摩耗寿命の向上も図っているため、ランニングコストを抑えたいオーナーにもおすすめのモデルです。
ミシュラン(MICHELIN)の「ラティチュード ツアー HP」はオンロードSUVの快適な乗り心地とともにグリップ力や耐摩耗性を高めて安全性や経済性に配慮
MICHELIN LATITUDE TOUR HP P235/55R20 102H
| 車種 | ムラーノ |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | ラティチュード ツアー HP |
| タイヤサイズ | 235/55R20 |
| タイヤ外径 | 766mm |
| タイヤの種類 | オールシーズンタイヤ |
| ロードインデックス | 102 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | M+Sタイヤのため対象外 |
| 静粛性 | ★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★★ |
ミシュランのLATITUDE TOUR HP(ラティチュード ツアー エイチピー)は、日本のクロスオーバーSUVオーナーに向けて開発された、ロングツーリングにも適した乗り心地重視のコンフォートタイヤです。このモデルは、SUVの車重や重心の高さを考慮し、接地面の形状を最適化する技術を採用しています。これにより、高速域での直進安定性が向上し、ドライバーに高い安心感と優れた居住性を提供します。長距離のドライブでも疲れを感じさせない、ミシュランらしい上質な走行性能が特徴です。
また、LATITUDE TOUR HPは、快適な静粛性と優れた経済性を両立させています。トレッドパターン設計の工夫により、走行時に発生するノイズを効果的に低減し、車内への不快な音の侵入を抑制します。さらに、ミシュラン独自の技術が偏摩耗を効果的に抑制することで、タイヤの寿命を延ばし、交換サイクルが長くなることで優れた経済性を実現します。ドライ・ウェットの両路面で安定した性能を発揮するため、ムラーノのような都市型SUVの日常使いからレジャーまで、幅広いシーンで活躍するバランスの取れたモデルです。
グッドイヤー(GOOD YEAR)の「エフィシェントグリップ SUV HP01」は都市型クロスオーバーSUVのニーズに応えて静粛性や操安性のほか低燃費性能を発揮
GOOD YEAR EfficientGrip SUV HP01 235/55R20 102V
| 車種 | ムラーノ |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | エフィシェントグリップ SUV HP01 |
| タイヤサイズ | 235/55R20 |
| タイヤ外径 | 766mm |
| タイヤの種類 | オールシーズンタイヤ |
| ロードインデックス | 102 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | M+Sタイヤのため対象外 |
| 静粛性 | ★★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★ |
| 値段 | 27,500円~(2025年調べ) |
グッドイヤーのEfficientGrip SUV HP01(エフィシェントグリップ エスユーブイ エイチピーゼロワン)は、都市型SUVをターゲットに開発されたスタンダードクラスのエコタイヤです。このモデルは、SUV専用構造を採用することで、車両の重さや重心の高さをしっかり支え、高い基本性能を発揮します。優れた低燃費性能と、雨天時でも安心感のあるウェットグリップ性能を高い水準で両立している点が大きな特徴です。
また、このタイヤは、快適性とロングライフにも配慮した設計をしています。接地面の形状を最適化し、走行中のタイヤの変形を安定させることで、偏摩耗を効果的に抑制します。これにより、タイヤが均一に摩耗し、使用期間が長くなることで優れた経済性を実現します。さらに、安定した接地形状は、ムラーノのようなSUVでも、ドライバーが意図した通りの正確で快適なハンドリングを可能にします。静粛性にも優れており、日常の街乗りから高速道路を使った長距離移動まで、快適なドライブをサポートします。
ヨコハマ(YOKOHAMA)の「ジオランダー SUV」はジオランダーの耐久性とブルーアースの低燃費性能を併せ持ちクロスオーバーSUVにふさわしい走りを実現
YOKOHAMA GEOLANDAR SUV 235/55R20 102V
| 車種 | ムラーノ |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | ジオランダー SUV |
| タイヤサイズ | 235/55R20 |
| タイヤ外径 | 766mm |
| タイヤの種類 | オールシーズンタイヤ |
| ロードインデックス | 102 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | M+Sタイヤのため対象外 |
| 静粛性 | ★★★★ |
| 燃費 | ★★★ |
| 耐久性 | ★★★ |
ヨコハマタイヤのGEOLANDAR SUV(ジオランダー・エスユーブイ)は、ムラーノのようなモノコック構造で低重心の都市型クロスオーバーSUVをメインターゲットとした、プレミアムコンフォートタイヤです。このタイヤは、街乗りや高速道路での快適性を徹底的に追求し、優れた静粛性を提供します。特に、トレッドパターンとコンパウンドを最適化することで、路面から発生するノイズを効果的に吸収し、上質な乗り心地を実現します。
また、GEOLANDAR SUVは、快適性だけでなく、高速走行時の安定した操縦性能も大きな強みとしています。SUVの車体に合わせた専用設計により、優れた直進安定性を発揮し、高速道路でのレーンチェンジや長距離運転においても安心感のある快適な走りを可能にします。さらに、SUVタイヤに欠かせない耐摩耗性能と、ウェットグリップ性能も高い次元で両立しており、安全性を維持しながらタイヤを長く使用できる経済性も兼ね備えています。
Z51型ムラーノのサマータイヤ選びに使う純正タイヤサイズと純正ホイールサイズ一覧表
| ムラーノのグレード名 | 純正タイヤサイズ | 型式 | 純正ホイールサイズ |
|---|---|---|---|
| 3.5 350XV FOUR 4WD | 235/55R20 | PNZ51 | 20インチ X 7.5J(+50) |
| 3.5 350XV FOUR モード ビアネロ 4WD | 235/55R20 | PNZ51 | 20インチ X 7.5J(+50) |
| 3.5 350XV FOUR モード ビアンコ 4WD | 235/55R20 | PNZ51 | 20インチ X 7.5J(+50) |
| 3.5 350XV FOUR モード ロッソ 4WD | 235/55R20 | PNZ51 | 20インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XL | 235/65R18 | TZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XL FOUR 4WD | 235/65R18 | TNZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XV | 235/65R18 | TZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XV FOUR 4WD | 235/65R18 | TNZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XV FOUR モード ビアネロ 4WD | 235/65R18 | TNZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XV FOUR モード ビアンコ 4WD | 235/65R18 | TNZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XV FOUR モード ロッソ 4WD | 235/65R18 | TNZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XV モード ビアネロ | 235/65R18 | TZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XV モード ビアンコ | 235/65R18 | TZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 2.5 250XV モード ロッソ | 235/65R18 | TZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 3.5 350XL FOUR 4WD | 235/65R18 | PNZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
| 3.5 350XV FOUR 4WD | 235/65R18 | PNZ51 | 18インチ X 7.5J(+50) |
ムラーノの最新情報:2025年モデルとなる第4代目が世界初公開!
日産ムラーノは、2015年に日本国内での2代目Z51型の生産を終了した後も、海外市場では3代目Z52型の販売を継続してきました。そして2024年10月、日産自動車は、ミドルサイズクロスオーバーSUVの新型(第4代目)ムラーノを世界初公開しました。この新型モデルは2025年モデルとして、北米市場を中心に2025年初頭から販売を開始しています。
約10年ぶりのフルモデルチェンジとなった第4代目ムラーノは、従来の優雅なデザインを継承しつつも、よりモダンでエネルギッシュなエクステリアが特徴です。パワートレインには、直列4気筒2.0リッターのVCターボエンジンを搭載し、9速オートマチックトランスミッションと組み合わせています。また、運転支援システムとして「プロパイロットアシスト1.1」や、最新の「ニッサン・セーフティ・シールド360」などを標準装備するなど、安全性と利便性を大きく向上させました。
近年、ホンダのCR-VやトヨタのRAV4のように、一度は日本市場から撤退しながらも、海外での販売好調を受けて国内に再導入されたSUVが相次いでいます。日産内でも、高級SUVの空白地帯があることから、この最新の第4代目ムラーノの日本市場への再導入を期待する声が非常に高まっています。先進技術と高級感あふれるデザインを兼ね備えた新型ムラーノの国内復活は、今後のSUV市場の大きな注目点になるでしょう。