ハイラックス ラギッドX(Hilux Rugged X)がオーストラリアで発売!日本仕様との違いは?
オーストラリアで販売されているハイラックスに、本格オフロード仕様の「Rugged X(ラギッドX)」と呼ばれるグレードが追加されました。
日本仕様の上級グレードであるZとの違いは、なにがあるのか?ハイラックス ラギッドXのエクステリアやインテリア、搭載装備やエンジン、価格帯などを紹介します。ハイラックス ラギッドXは、日本で発売する可能性はあるのかも、探っていきます!
ハイラックス ラギッドXは日本仕様にはないオーストラリアならではの個性的なエクステリア
ハイラックス ラギッドXは、日本でいうハイラックスZに、シュノーケルやバンパー型のカンガルーバー、フロントとリアにレッド塗装が施されたけん引フックなど、スポーティーかつオフローダーな装備が搭載されています。
河などを渡るときに吸気口から水が入ってくれば、エンジン内部にも水が入りこみ圧縮されウォーターハンマーが起こりエンジンは壊れますが、シュノーケルを装備していればルーフ付近の位置から吸気を行うので、多少車が水没してもエンジンは水を吸うことがないので、動き続けることができます。
ボール式のトーヒッチや黒く塗装されたスポーツバーが装備され、スタイリッシュに仕上がっています。とてもスポーティーな見た目ですので、人気が出そうなグレードです。
ホイールには、17インチのRugged専用アロイホイールが装備されています。Rogueと呼ばれるグレードには18インチが装備されていますが、Ruggedグレードはオフロードに視点を置いたグレードですので、1インチ小さくなっています。
ヘッドライト、フォグランプにはLEDが使われていて、Rugged XではバンパーにもLEDのバーが装備されます。
ボディサイズは、全長5,350mm、全幅1,885mm、全高1,815mm、ホイールベース3,085mmで、日本のハイラックスより少しだけ大きくなっています。
ラギッドX | Z(日本) | |
---|---|---|
全長 | 5,350mm | 5,335mm |
全幅 | 1,885mm | 1,855mm |
全高 | 1,815mm | 1,800mm |
ホイールベース | 3,085mm | 3,085mm |
2.8Lのパワフルなディーゼルエンジンを搭載したハイラックス ラギッドX
ハイラックス ラギッドXに搭載されているエンジンは、2.8Lのディーゼルエンジンで、6速マニュアルか6ATがラインナップしています。型式は「1GD-FTV」で、排気量は2,754cc、最高出力130kW、最大トルク450Nmです。
型式 | 1GD-FTV |
---|---|
種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ |
排気量 | 2,754cc |
最高出力 | 130kW/3,400rpm |
最大トルク | 450Nm/1,600~2,400rpm |
燃費 | 11.6km/L |
搭載されているエンジンは日本仕様の2GD-FTVではなく、ランドクルーザープラドと同様の2.8Lエンジンです。最高出力は20kW、最大トルクは50Nmアップしていて、よりパワフルな仕上がりになっています。
ハイラックス ラギッドXの販売価格は61,690豪ドルから
ハイラックス ラギッドXの価格帯は61,690豪ドル、日本円で約505万円です。(1豪ドル82円での計算)
ボディタイプはダブルキャブ、2.8Lのディーゼルエンジン、17インチアロイホイール、シュノーケルにトレーラーヒッチ、大型ブルバンパー、スポーツバーなどを装備していて、7つのエアバッグなどの安全装備も搭載されています。
ゴツいカンガルーバーではなく、フロントバンパー自体をブルバーにすることでスッキリとした見た目になっています。
カンガルーバーがないので、ヘッドライト周りやボンネットを開けるときなどの整備性も良くなっていると考えられ、スタイリッシュな見た目になっています。
ハイラックス ラギッドXの日本発売はあるのか?
Hilux Rugged Xは、2018年4月26日にオーダーが始まる新型モデルで、オーストラリアのトヨタで発売しました。日本仕様のハイラックスが発売されたばかりの日本ではすぐに来ないと思いますが、日本でも流行りそうなスタイリングなので、硬いブルバーを柔らかいFRPバンパーに変更したものなどがラインナップすると予想します。
日本では大型動物に衝突する危険性は限りなく低く、歩行者に対して衝突した時に致命的なダメージを与えるカンガルーバーは、純正オプションでもラインナップがなくなっているので、衝撃を吸収する柔らかいバンパーになると考えられます。
オーストラリアでは日本と同じく右ハンドル左側通行なので、販売している車両も右ハンドルです。どうしても早く欲しい人は、オーストラリアから輸入するという手もありますし、検討してみてはいかがでしょうか。