N-VANのモデルチェンジ

N-VANのモデルチェンジ ラストワンマイル達成航続距離210kmのピュアEV N-VAN e:も

N-VANの発売で、ホンダの扱う軽自動車はほとんどNシリーズへと生まれ変わりました。助手席側ピラーレス構造で荷物も積みやすく効率が良くなるので、良き仕事の相棒となってくれるでしょう。

N-VANのモデルチェンジ ラストワンマイル達成航続距離210kmのピュアEV N-VAN e:も

ホンダのN-VANが2018年7月13日にモデルチェンジ!発売日・搭載機能・エンジン・安全装備

ホンダの新しい軽バン「N-VAN」は2018年7月13日に発売されました。ベース車両には同社から販売されているN-BOXを採用しています。
助手席側がピラーレス構造になっているので、90度開く助手席ドア、後部のスライドドアのおかげで荷物も積みやすく、フルフラットにできる荷室など、軽貨物に使いやすい仕組みが満載です。

N-VAN東京モーターショー2019に出展されたN-VAN

安全装備としてホンダセンシングも搭載し、眠くなりがちなお昼時や帰り道でも事故の可能性を少なくしてくれる、まさに頼りがいのある相棒です。
さっそく、N-VANの発売日や価格帯、エクステリアやインテリア、搭載装備やエンジンをチェックしていきましょう。

N-VAN特別仕様車STYLE+ NATURE追加など2024年4月18日一部改良

N-VAN特別仕様車STYLE+ NATUREのエクステリアN-VAN STYLE+ NATUREはカーキインテリアでアウトドアにぴったりの特別仕様車

N-VANが2024年4月18日一部改良を実施。
内容はホンダセンシングに急アクセル抑制機能の追加、4WDのGグレード・Lグレードにヒーテッドドアミラーの追加、FUNグレードのボディカラーにオータムイエローパールとボタニカルグリーンパールの2色を追加したこと。

また今回の改良で特別仕様車N-VAN STYLE+ NATURE(スタイルプラス ナチュレ)を設定。
エクステリアはマットブラックとピアノブラック調のフロントグリル、ブラックアウタードアハンドル、ブラックリアライセンスガーニッシュを、インテリアはシートやステアリング・ドア・インパネガーニッシュにカーキカラーを採用した、アウトドアなどに最適な特別仕様車。

2025年ホンダ N-VANの販売価格一覧
グレード 駆動方式 ミッション 値段
G 2WD(FF) 6MT 1,365,100円~
CVT 1,365,100円~
4WD 6MT 1,498,200円~
CVT 1,498,200円~
L 2WD(FF) CVT 1,510,300円~
4WD 1,643,400円~
FUN 2WD(FF) 6MT 1,764,400円~
CVT 1,764,400円~
4WD 6MT 1,897,500円~
CVT 1,897,500円~
FUN ターボ 2WD(FF) CVT 1,883,200円~
4WD 2,016,300円~
FUN 特別仕様車 STYLE+ NATURE 2WD(FF) CVT 1,859,000円~
4WD 1,991,000円~
e: L4 2WD(FF) 2,699,400円~
e: FUN 2WD(FF) 2,919,400円~

N-VANベースの商用BEV N-VAN e:の概要発表 2024年10月10日発売し最大航続距離は210kmを達成

N-VAN e:FUNのエクステリアN-VAN e:FUNは安全装備のホンダセンシングやLEDヘッドライトが標準装備されているレジャーでも大活躍するグレード

ホンダが軽BEV市場に参入することを発表。
N-VAN e:の航続距離は発表当初100kmを目指すとしていましたが、2023年の概要では210kmまで伸びたことで、商用BEVの役割を十分果たすスペックになりました。
バッテリーの薄型化と高天井化により室内空間を広くしたことで荷物の積載も向上しています。

  • 充電中のN-VAN e:N-VAN e:のエクステリア
  • 横から見たN-VAN e:充電中のN-VAN e:
  • スライドドアを開けたN-VAN e:N-VAN e:の後席はスライドドアで乗り降りしやすい
  • N-VAN e:の荷室N-VAN e:は背の高い荷物も運べる
  • N-VAN e:の運転席運転席以外をフラットにしたN-VAN e:

BEVの弱点でもある充電時間も、長過ぎない航続距離のおかげで6.0kW出力の普通充電器で約5時間、50kWの急速充電では約30分で80%まで充電可能。
グレード展開は使い勝手と機能性のバランスが良いe:L4、レジャーでも違和感なく乗れるe:FUN、助手席シートを外して最大限まで積載力を強化したe:L2(オンラインストア限定モデル)の3種を設定。

N-VANはG・L専用とFUN専用カラーを設定 N-VAN e:には2トーンカラーも設定

N-VANのボディカラーはグレードにより設定するカラーが違います。
G・Lグレードはタフタホワイト3・ルナシルバーメタリックの2色、その他のカラーはFUNグレードのみ選択可能。
商用車ベースとは思えないオータムイエローパールのような鮮やかなカラーラインナップもN-VANの魅力です。

N-VANのボディカラー一覧

  • タフタホワイト3
  • ルナシルバーメタリック
  • ボタニカルグリーンパール(33,000円高)
  • オータムイエローパール(33,000円高)
  • プラチナホワイトパール(33,000円高)
  • ソニックグレーパール(33,000円高)
  • ナイトホークブラックパール
  • N-VANのタフタホワイト3タフタホワイト3
  • N-VANのルナシルバーメタリックルナシルバーメタリック
  • N-VANのボタニカルグリーンパールボタニカルグリーンパール(33,000円高)
  • N-VANのオータムイエローパールオータムイエローパール(33,000円高)
  • N-VANのプラチナホワイトパールプラチナホワイトパール(33,000円高)
  • N-VANのソニックグレーパールソニックグレーパール(33,000円高)
  • N-VANのナイトホークブラックパールナイトホークブラックパール

N-VAN e:のボディカラーはモノトーンカラー5色と2トーンカラー3色の8色展開でインテリアカラーもアイボリーとブラウン系の2色を用意しています。
安全装備ホンダセンシングはN-VAN e:L4とN-VAN e:FUNに標準装備して安心・安全なドライブが可能です。

N-VAN e:のボディカラー一覧

  • プラチナホワイトパール(33,000円高)
  • オータムイエローパール(33,000円高)
  • ボタニカルグリーンパール(33,000円高)
  • ソニックグレーパール(33,000円高)
  • ナイトホークブラックパール
  • オータムイエローパール×ブラック(104,500円高)
  • ボタニカルグリーンパール×ブラック(104,500円高)
  • ソニックグレーパール×ブラック(104,500円高)
  • N-VAN e:のプラチナホワイトパールプラチナホワイトパール(33,000円高)
  • N-VAN e:のオータムイエローパールオータムイエローパール(33,000円高)
  • N-VAN e:のボタニカルグリーンパールボタニカルグリーンパール(33,000円高)
  • N-VAN e:のソニックグレーパールソニックグレーパール(33,000円高)
  • N-VAN e:のナイトホークブラックパールナイトホークブラックパール
  • N-VAN e:のオータムイエローパール×ブラックオータムイエローパール×ブラック(104,500円高)
  • N-VAN e:のボタニカルグリーンパール×ブラックボタニカルグリーンパール×ブラック(104,500円高)
  • N-VAN e:のソニックグレーパール×ブラックソニックグレーパール×ブラック(104,500円高)

2021年2月5日に「N-VAN」が一部改良し発売開始!

N-VAN「フレームレッド」「サーフブルー」N-VAN新色「フレームレッド」「サーフブルー」

ホンダの軽バン「N-VAN」が一部改良し2021年2月5日から発売開始されました。
今回の一部改良では、色鮮やかな「フレームレッド」「サーフブルー」の新色追加、Honda SENSING(ホンダ センシング)の全グレード標準装備、オートライト/オートハイビームをG・Lグレードにも追加などが行われています。働く人にも使い勝手を求める人にも、新型N-VANは自分らしく楽しみたいニーズにこたえてくれるでしょう。

ダムドがホンダN-VANのボディキットを先行発表!東京オートサロン2020でデビュー予定

N-VAN専用ボディキットの「マリブ」と「デナリ」N-VAN専用ボディキットの「マリブ」と「デナリ」

2019年10月18日、ドレスアップ・エアロパーツを扱うダムドがホンダN-VANの新作ボディキット「N-VAN MALIBU.(マリブ)」と「N-VAN DENALI.(デナリ)」を発表しました。いずれも東京オートサロン2020での実写発表を予定しています。

ネオクラ感満載のN-VAN MALIBU.は、ビーチがよく似合う軽快さを感じさせる一台。N-VAN DENALI.はアウトドアにぴったりなワイルドで逞しいデザインとなっています。各パーツの価格などの詳細は今後解禁される見込みです。

新型N-VANが発売1か月で14,000台を受注し好調な立ち上がり

新型N-VAN新型N-VANは目標を上回る販売台数に!

ホンダは新型N-VANの受注状況を発表し発売後1か月で目標(月販3000台)の約5倍にあたる14,000台を受注したと発表していました。
ライバルとなるエブリイの販売台数は微減でとどまっていることから、新たな市場開拓に成功したと言えるのではないでしょうか。

N-VANグレード別構成比

販売されたグレード別の構成比は+STYLEが多いため商用車よりも普段使いの乗用車として購入している方も多いようです。
センターピラーレスで車中泊も可能なシートレイアウトを持つN-VANなので趣味に使うセカンドカーとしての需要も高そうです。

N-VAN

また発売3か月で累計受注台数が24,000台を突破して納期が最長5か月に及ぶことも発表されています。(2018年10月22日時点)
商用バンとしては19年振りのフルモデルチェンジで、今回はバモスの後継車種という位置づけもあり乗用車用グレード「+STYLE」を設定したことで爆発的な大ヒットになりました。

商用車向けのN-VANにオシャレなN-VAN+スタイルが設定

新型N-VAN+スタイルのエクステリア新型N-VANには商用車向けのグレードと乗用車に最適なN-VAN+スタイルがラインナップ

新型N-VANは商用車向けに作られている側面が強いですが、今回の新型発表では乗用車として普段使いできるオシャレなN-VAN+スタイルが追加されています。
ホンダで販売されていたバモスも、カスタムベースカーとして人気の車種だっただけに、後継車のN-VANも人気のカスタムベースカーになるでしょう。

またN-VANはバモスのような箱型バンなので積載性も高く、車中泊にも最適な車です。軽キャンピングカーとしてデザインされたコンプリートカーも、今後登場するかもしれません。

ボディサイズは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,850mm~1,960mmでホンダが販売する大人気のN-BOXと全長と全幅は同じですが、全高が高い分N-VANは使い勝手が向上しています。

N-VANのボディサイズ
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,850mm~1,960mm
ホイールベース 2,520mm
最低地上高 145mm
乗員定員 4人

空間が広いN-VANのインテリアはタフなイメージでN-VAN+スタイルは質感高い

新型N-VANの内装新型N-VANは助手席までフルフラットになる

新型N-VANのインパネ収納たっぷりのインパネ 仕事でもプライベートでも大活躍間違いなし

新しいN-VANのインテリアは、運転席・助手席、リアシートの4名乗車が可能ですが、商用の貨物車ですのでリアシートは簡易的なものになっています。

助手席までフルフラットになるシートアレンジに、助手席側ピラーレス構造ですので絨毯などの長尺物も楽々積み込むことができます。運転席側にはドリンクホルダーが1つ見え、シフトノブはパネルに設置されているのが確認できます。
また、トランク側にはリアクォーターウインドウ付近に黒い穴が見え、バックドア付近にはバーを設置しているのが見えるので、5つの穴各所にバーを設置できます。

N-VAN+スタイルは洗練された内装

N-VAN+スタイルはシルバー樹脂やピアノブラック調カラーを取り入れ洗練された上質な内装になっています。
触れる機会が多いインナーハンドルにはクロームメッキを使用して、ドアトリムにもファブリックを使用しています。

N-VAN+スタイルの内装N-VAN+スタイルの内装は上質な素材が使われるので乗用車として人気がでそう

目つく場所には上質な素材が使われているので、「N-VAN+スタイル ファン」「N-VAN+スタイル クール」は満足度の高いグレードになっています。

新型N-VANはどのグレードがお買い得?搭載装備などで検証

ホンダの軽貨物車であるアクティバン・乗用仕様のバモスの後継となるモデルが新型「N-VAN」で、アクティバンがN-VANのG・Lに、バモスがN-VAN FUN(ハイルーフ)・N-VAN COOL(ロールーフ)となりました。

最近では仕事に使う軽貨物車や軽トラックでも自動ブレーキなどの安全装備が充実していて、ホンダのN-VANにはどのような装備が標準で搭載されているのでしょうか?仕事だけに使う・プライベートにも使いたいなどそれぞれの使い方に応じたおすすめグレードを選びました。

N-VANのG・Lは仕事の相棒にピッタリなベースグレード

新型N-VANのGグレードN-VANを道具として機能性を追求した「G」グレード 機能を追加した「L」グレードも用意

N-VANのベースグレードである「G」と「L」は、自営業や法人での使用を想定したモデルで「G」には最低限の装備を用意し「L」には電動ドアミラーなど快適装備を追加したモデルです。

N-VAN Gの標準装備

  • ホンダセンシング(Honda SENSING)
  • AM/FMチューナー
  • 運転席・助手席エアバッグ
  • マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ
  • ダイブダウン機能付き助手席・リアシート
  • フルオートエアコン

標準グレードのGは、自動ブレーキなどのHonda SENSINGを標準装備して安全面を確保しながらも、フルオートエアコンを装備しています。オーディオはラジオチューナー・未塗装ドアミラー・マニュアルレベリングのハロゲンヘッドランプなどでコストパフォーマンスを上げています。

上級グレードにあたる「L」では、Gの装備に加えてナビ装着用スペシャルパッケージをメーカーオプション、ボディカラーに合わせた電動格納式リモコンカラードドアミラーを標準装備しています。

ボディカラーは「タフタホワイト2」「ルナシルバーメタリック」の営業車にピッタリな2色が設定されていて、白は清潔感のある印象を与え、シルバーは忙しくて洗車できない時でも汚れが目立ちにくい色です。

N-VANのFUN・FUNターボは普段使いもこなせるポップな仕様

新型N-VANの+STYLE FANグレード仕事もレジャーも楽しめる「+STYLE FAN」グレード

ハイルーフ仕様のカジュアルなグレードが「N-VAN +STYLE FUN」で、先代のバモスを思い起こすモデルです。ボディカラーは一気に7色まで増え、FUNだけに「プレミアムイエローパール2」が設定されています。エンジンもターボモデルがラインナップしていますが、ターボエンジンを選ぶとトランスミッションはCVTのみになりますので注意が必要です。

N-VAN +STYLE FUNの標準装備

  • ホンダセンシング(Honda SENSING)
  • USBオーディオ・AUXジャック
  • 運転席・助手席エアバッグ
  • フルLEDヘッドライト
  • ダイブダウン機能付き助手席・リアシート
  • フルオートエアコン
  • スマートキー
  • 電動格納カラードドアミラー

標準のN-VANと比べるとラジオチューナーのみだったオーディオが、USBオーディオになり携帯音楽プレイヤーやスマホと接続できるAUXジャックも搭載しています。ヘッドライトはフルLEDになりリフレクタータイプではなくプロジェクタータイプですので、より広い範囲を明るく照らしてくれます。
車の鍵もスマートキーになり、ドアハンドルのボタンを押して開閉してエンジンをかけることができます。

N-VANのCOOL・COOLターボはロールーフでスタイリッシュ仕様

新型N-VANの+STYLE COOLグレードローフールでスタイリッシュスタイルの「+STYLE COOL」グレード

N-VAN +STYLE COOLは、ロールーフ仕様のスタイリッシュな見た目で仕事のほかに買い物などの普段使いもしやすいモデルです。エンジンやトランスミッションはFUNと同様にNA仕様は6MTとCVT、ターボ仕様はCVTのみラインナップしていて駆動方式はどちらもFFの2WDと4WDが採用されています。

N-VAN +STYLE COOLの標準装備

  • ホンダセンシング(Honda SENSING)
  • USBオーディオ・AUXジャック
  • 運転席・助手席エアバッグ
  • マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ(オートライト付き)
  • ダイブダウン機能付き助手席・リアシート
  • フルオートエアコン
  • スマートキー
  • 電動格納式カラードドアミラー

ハイルーフ仕様のFUNと比べてCOOLはヘッドライトに違いがあり、LEDではなくオートライト機能付きのハロゲンヘッドランプになっています。センサーが暗くなったと判断すると自動的にスモールライトやヘッドライトを点灯し、無灯火運転を防止してくれます。

N-VANは全グレード4ナンバーの軽貨物車なので維持費もお得に

N-VAN

N-VANは軽トラックと同じ軽貨物車の分類で、5ナンバーではなく4ナンバーのプレートが付きます。自家用乗用の5ナンバー軽自動車の税金は10,800円ですが、自家用貨物の4ナンバーだと半額の5,000円になります。

さらに配達などの業務用に使うもので登録するともっと安くなり3,800円になるので、コストパフォーマンスに優れるモデルです。

車検も初回は2年ですが、継続の2回目以降は1年ごとではなく2年毎にやってくるので、普通貨物車(白の1・4ナンバー)に比べて車検代の負担も半分になります。

ホンダの新しい軽貨物車であるN-VANはHonda SENSINGの安全装備も標準で搭載され、営業車はもちろん自家用車でも使いやすいモデルで、4ナンバー登録になるのでとてもコストパフォーマンスのいい車です。

助手席はピラーレスで荷物も人も乗り降りしやすい

新型N-VANの最大の注目点は助手席側がピラーレスになっていることです。
助手席ドアと後席スライドドアの間の柱がないだけで、人や物を載せることが多く想定される新型N-VANの利便性はとても良くなります。

新型N-VANの室内サイズ

新型N-VANの後席開口部のサイズ

軽バンでは初の安全装備を全グレードで標準装備

N-VANには安全装備のホンダセンシングが標準装備され、乗用車のN-BOXに搭載しているものと同様のパッケージです。

新型N-VAN搭載の安全装備

  • 衝突軽減ブレーキ
  • 誤発進抑制機能
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • アダプティブ・クルーズ・コントロール
  • 車線維持支援システム
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能
  • 後方誤発進抑制機能
  • オートハイビーム

衝突軽減ブレーキや、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能があれば、お昼ご飯を食べたあとの運転や帰り道など、眠気を誘う時間帯での事故を少なくすることもできます。

N-VANの搭載エンジンは新型N-BOXと同じS07B型を採用

N-VANに搭載されるエンジンは、新型N-BOXに搭載されている「S07B」型です。ラインナップは標準グレードに自然吸気のNAエンジン、上級グレードにはターボが設定されています。

新型N-VAN搭載エンジン
NA ターボ
型式 S07B型 S07B型
種類 直列3気筒 直列3気筒ターボ
排気量 658cc 658cc
最高出力 39kW(53ps)/6,800pm 47kW(64ps)/6,000rpm
最大トルク 64Nm(6.5kgm)/4,800rpm 104Nm(10.6kgm)/2,600rpm
燃費 17.6km/L~23.8km/L 21.2km/L~23.6km/L

軽バンには安全性やファッション性も求められる「N-VAN」ライバル車

軽バンには、仕事で運ぶ沢山の荷物を積み込める積載能力だけではなく、働く女性を意識したファッション性や、安全性も求められる時代となりました。

軽自動車の新車販売台数No.1(2017年)のN-BOXを始め、好調さを維持するホンダNシリーズから、新たに登場する「N‐VAN」は、先行するライバル車であるダイハツ「ハイゼットキャディー」や、スズキ「エブリィ」を意識して、積載能力だけではなく、ファッション性や安全性を充実させます。

ここでは、ライバル車と積載能力や安全性能などを比較しながら、軽バン市場に新たに加わる「N‐VAN」の優れているポイントを紹介していきます。

働く女子ウケするダイハツ「ハイゼットキャディー」はN‐VANのライバル車

N-VANのライバルのハイゼットキャディーカラフルなボディーカラーで働く女性からも人気がある

ダイハツの「ハイゼットキャディー」は、働く女性を意識して、これまで地味で実用性のみを重視していた軽バンにファッション性を取り入れました。

ボディカラーの選択肢はN‐VANの方が1色だけ多い

ハイゼットキャディーのボディカラーでは、標準カラーのホワイト・シルバーに加え、「ミストブルーマイカメタリック」「トニコオレンジメタリック」「ライトローズマイカメタリック」といった、女子ウケするポップなカラーパックも用意します。

一方のN-VANも働く女性からの支持を集めようと「プレミアムイエローパール2」「プレミアムピンクパール」といった色鮮やかな塗装色を選べます。

選択できるボディカラーは、ハイゼットキャディーでは全6色であるのに対して、N‐VANは全7色です。

N-VANは助手席側ピラーレスで荷物の積み下ろしを楽に

ハイゼットキャディーは、「人と荷物のグッドバランス」をテーマに掲げて開発された車です。同車は、軽バンでは常識となっていたシート下にエンジンを配置する方法は取らずに、前に置くなどして工夫することで、小柄な女性あっても乗りやすい低いシートを実現させました。

また、同時に荷室フロア高は595mmと設定することで、「大きな荷物」や「重い荷物」を積み下ろしする際に、体に負担のかからない自然な体勢での作業を可能とします。

一方の「N‐VAN」は、ハイゼットキャディーと同様に、小柄な女性であっても室内への乗車がしやすい低いシート、フラットな低床荷室設計を採用します。N‐VANの荷室フロア高は525mmと、ハイゼットキャディーよりも70mm低く設定されています。

N‐VAN最大の特徴と言えるのが「助手席側ピラーレス」です。N‐VANは、軽バンでは初となる助手席側のセンターピラーをなくして、バックスペースが塞がっている際に、助手席側にできる大きな開口部から、荷物を積み下ろせる設計を採用して、積載力をあげます。

ハイゼットキャディー・グレード「X SA3・4WD」のスペック
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,850mm
ホイールベース 2,455mm
荷室長 1,310mm
荷室幅 1,210mm
荷室高 1,235mm
最大積載量 150kg
乗車定員 2名
燃費(JC08モード) 21.8km/L
最小回転半径 4.4km/L
エンジン KF型 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置
総排気量 658cc
最高出力 47kW/6,400rpm
最大トルク 92Nm/3,200rpm

N-VANは人や荷物を安全に運ぶために「ホンダセンシング」を全車に標準装備

N-VAN

ハイゼットキャディーは、顧客満足度の高い車です。その理由には、同車にクルマだけではなくて、歩行者に対しても発動される安全機能や、車線逸脱警報機能などがパッケージングされる「スマートアシスト3」が搭載されている事も関わっています。

ホンダは軽バンにも求められる安全性を充実させるために、N-VAN全車に先行車発進お知らせ機能や、歩行者事故低減ステアリング等の安全機能がパッケージングされる「ホンダセンシング」を標準装備させます。

コストパフォーマンスの高いスズキ「エブリイ」はN-VANのライバル車

N-VANのライバルのエブリイエブリイのコストパフォーマンスの高さは軽バンNo.1

商用車として長い歴史を誇るスズキのエブリイは、優れた燃費性能や積載能力、スズキセーフティサポートによる高い安全性能を特徴とするコストパフォーマンスの高い車です。

同車は、マツダのスクラム・日産のNV100クリッパー・三菱のミニキャブバンにOEM供給されていることでも有名です。

N-VANは搭載するパワートレインで軽バンNo.1クラスの静粛性とスムーズな走りを実現

スズキ「エブリイ」は、可変バルブタイミング技術に優れ、低中速域からもパワフルでスムーズな走行を可能とするR06A型エンジンを搭載する事で、軽バンNo.1の低燃費を実現します。

※2018年3月時点

同車はトランスミッションでは、パワフル走行をアシストする「5MT」、かんたん操作で運転をサポートする「4AT」、走行性と低燃費を両立させるセミオートマチック式の「5AGS」を採用します。

N‐VANは、トランスミッションでは、ダイレクトな操作感覚が魅力的な「6MT」に、軽バンNo.1クラスの静粛性とスムーズな走りをサポートするCVTを採用します。

エブリィ グレード「GA」2WD・5MTのスペック
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,800mm
ホイールベース 2,455mm
荷室長 1,905mm[975mm]
荷室幅 1,315mm[1,385mm]
荷室高 1,140mm
最大積載量 350kg[250kg]
乗車定員 2名[4名]
燃費 21.8km/L
最小回転半径 4.4km/L
エンジン RO6A型 水冷4サイクルDOHC12バルブVVT
総排気量 658cc
最高出力 36kW/5,700rpm
最大トルク 62Nm/3,500rpm

N-VANとエブリイの最大積載量は同じ350kg

エブリイは、荷室底面長を長くして・荷室高は高くして・荷室底面地上高は低くする設計を採用して、中サイズのダンボールなら17箱敷き詰める事ができる最大積載量350kg(2名乗車)の荷室スペースを確保します。

一方のN‐VANは、コンパクトエンジンを車の前方部に配置させて、床を低くする「低床スクエアパッケージ」を導入することで、エブリイと同様の最大積載量350 kg(2名乗車)の荷室スペースを実現させます。

N-VANはワークスタイルをサポートできるアクセサリーが充実

日本を代表する軽バンとして、長年多くのドライバーを支えてきたスズキのエブリイは、荷室上部スペースも上手に使えるネットラックや、工具や作業着などを荷室上部に吊り下げる事を可能とするマルチルーフバー等のアクセサリーを充実させて、日々の仕事のサポートを行います。

対して、N‐VANもフラーワショップやクリーニング店などの業種で、利便性の高い「セパレートカーテン」や「ラゲッジアシストポール」などのアクセサリーを充実させて、ビジネスをサポートします。