CX-5の維持費

CX-5の年間維持費を比較|ガソリン車 vs クリーンディーゼル車の費用差と内訳

CX-5はガソリンとディーゼルどちらがお得?燃料代・車検代・保険料など維持費の内訳を項目ごとに比較。どちらを選ぶか迷っている方に役立つ費用試算をまとめました。

CX-5の年間維持費を比較|ガソリン車 vs クリーンディーゼル車の費用差と内訳

CX-5の「ガソリン車」VS「クリーンディーゼル車」年間維持費はどちらがお得?

マツダが誇る人気SUVのCX-5は、ガソリン車とクリーンディーゼル車のどちらを選ぶかで年間維持費が変わってきます。車両価格はディーゼル車のほうが高いものの、燃費の良さや燃料単価の安さが年間コストを下げる可能性があります。

この記事では、ガソリン車(25S PROACTIVE)とクリーンディーゼル車(XD PROACTIVE)を比較しながら、自動車税・燃料代・駐車場代・車検代・任意保険・諸経費の年間維持費を項目別に詳しく解説します。

CX-5の「ガソリン車」と「クリーンディーゼル車」のスペックを比較

CX-5のフロントマスク

年間維持費の試算は、新車で購入したケースを想定しています。比較するグレードはガソリン車が「25S PROACTIVE」、クリーンディーゼル車が「XD PROACTIVE」です。

  ガソリン車(25S PROACTIVE) クリーンディーゼル車(XD PROACTIVE)
全長 4,545mm 4,545mm
全幅 1,840mm 1,840mm
全高 1,690mm 1,690mm
ホイールベース 2,700mm 2,700mm
最小回転半径 5.5m 5.5m
燃費(カタログ値) 14.6km/L 17.2km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン 軽油
乗車定員 5名 5名
車両重量 1,610kg 1,680kg
エンジン 水冷直列4気筒 DOHC16バルブ(SKYACTIV-G 2.5) 水冷直列4気筒 DOHC16バルブ直噴ターボ(SKYACTIV-D 2.2)
総排気量 2.488L 2.188L
駆動方式 4WD 4WD

CX-5の年間維持費:ガソリン車は約55万円・ディーゼル車は約48万円

各費用を積み上げた結果、ガソリン車の年間維持費は約553,207円、ディーゼル車は約480,715円となりました。ディーゼル車のほうが年間約7万円安くなる計算です。ディーゼル車が有利な主な理由は、燃費の良さ・軽油の単価の安さ、そして重量税の免税措置です。

ただし、ガソリン価格は時期によって変動します。燃料代の試算は資源エネルギー庁の直近データを参考に、レギュラーガソリンを約157円/L、軽油を約145円/Lとして計算しています。

費用項目 ガソリン車 ディーゼル車
自動車税 43,500円 43,500円
燃料代(年間) 134,392円 105,415円
駐車場代(年間) 168,000円 168,000円
車検代(年積立) 37,815円 35,315円
任意保険料 96,600円 96,600円
諸経費(タイヤ・オイル等) 73,333円 73,333円
合計(年間) 約553,640円 約522,163円

※自動車税は2019年10月以降に初回登録した場合の税額(43,500円)で試算。駐車場代は広島市の月極相場(月14,000円)で算出。任意保険は30歳以上・ゴールド免許・14等級・本人限定・車両保険あり・対人対物無制限の見積もり例。

CX-5の自動車税43,500円の内訳

車と維持費を計算する電卓

自動車税は毎年4月1日時点の車の所有者・使用者に課される税金で、5月末が納付期限です。期限を超えると延滞金が発生します。

税額は総排気量によって決まります。25S PROACTIVEの排気量は2.488L、XD PROACTIVEは2.188Lで、どちらも「2.0L超〜2.5L以下」の区分に該当します。2019年10月以降に初回登録した場合は43,500円、それ以前の登録は旧税率の45,000円が適用されます。

自動車税額(2019年10月以前に初回新規登録した場合)
排気量 税額 13年超の税額
1.0L以下 29,500円 33,900円
1.0L超~1.5L以下 34,500円 39,600円
1.5L超~2.0L以下 39,500円 45,400円
2.0L超~2.5L以下 45,000円 51,700円
2.5L超~3.0L以下 51,000円 58,600円
3.0L超~3.5L以下 58,000円 66,700円
3.5L超~4.0L以下 66,500円 76,400円
4.0L超~4.5L以下 76,500円 87,900円
4.5L超~6.0L以下 88,000円 101,200円
6.0L超 111,000円 127,600円
自動車税額(2019年10月以降に初回新規登録した場合)
排気量 税額
1.0L以下 25,000円
1.0L超~1.5L以下 30,500円
1.5L超~2.0L以下 36,000円
2.0L超~2.5L以下 43,500円
2.5L超~3.0L以下 50,000円
3.0L超~3.5L以下 57,000円
3.5L超~4.0L以下 65,500円
4.0L超~4.5L以下 75,500円
4.5L超~6.0L以下 87,000円
6.0L超 110,000円

燃料代:ガソリン車134,392円 / ディーゼル車105,415円の内訳

燃料代は「年間走行距離」・「実燃費」・「燃料単価」の3つで算出します。年間走行距離は通勤・買い物・レジャーを合算した10,000kmを目安とし、実燃費はカタログ値から約2割落ちとして計算します。

年間走行距離の目安

通勤・通学(往復30km×120日=3,600km)
週1回のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
月1回のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
合計:3,600+1,560+4,800=9,960km ≒ 約10,000km

ガソリン車134,392円の内訳

カタログ燃費14.6km/Lから2割引きした実燃費は約11.68km/L。10,000km÷11.68≒856Lが年間使用量です。レギュラーガソリンの全国平均価格を157円/Lとすると、856L×157円=134,392円となります。

クリーンディーゼル車105,415円の内訳

カタログ燃費17.2km/Lから2割引きした実燃費は約13.76km/L。10,000km÷13.76≒727Lが年間使用量です。軽油の全国平均価格を145円/Lとすると、727L×145円=105,415円となります。ガソリン車との年間差額は約29,000円です。

※燃料価格は資源エネルギー庁の直近データを参考にした目安です。実際の価格は時期・地域によって異なります。

CX-5を置いておくための駐車場代168,000円の内訳

屋内にある警備員付きの駐車場

駐車場代は、自宅に駐車スペースがない場合に月極駐車場を借りる費用です。地域や設備によって大きく異なります。各主要都市の月極駐車場の相場目安は以下の通りです。

  • 東京(23区)相場:30,000円
  • 大阪市の相場:25,000円
  • 横浜市の相場:17,000円
  • 広島市の相場:14,000円
  • 名古屋市の相場:11,000円
  • 福岡市の相場:11,000円
  • 札幌市の相場:10,000円

CX-5はマツダの本社・主要工場がある広島県のブランド車です。広島市の相場14,000円で計算すると、年間の駐車場代は14,000円×12=168,000円となります。自宅に駐車スペースがある方はこの費用をそのまま節約できます。

車検代:ガソリン車37,815円 / ディーゼル車35,315円の内訳(年積立)

車検は新車購入から3年後、2回目以降は2年ごとに受ける義務があります。費用は「法定費用(重量税・自賠責保険料・印紙代)」「車検基本料」「サービス料」の3つで構成されます。

ガソリン車(25S PROACTIVE)の車検代:年積立37,815円

25S PROACTIVEはエコカー減税の対象車で、車両重量1,610kgは「2,000kg以下」の区分に該当します。本則税率30,000円から25%減税(7,500円)が適用されるため、3年車検時の重量税は22,500円、1年換算で7,500円です。

自賠責保険料は2023年4月以降の改定料金が適用され、12ヶ月で11,500円です。ディーラーへの車検基本料・サービス料を年換算25,000円として積み立てると、年間積立額は7,500円+11,500円+25,000円=44,000円となります(初回車検の3年分を1年換算)。

クリーンディーゼル車(XD PROACTIVE)の車検代:年積立35,315円

XD PROACTIVEはクリーンディーゼル補助金制度の対象車で、新車登録時から一定期間は重量税が全額免税されます。自賠責保険料はガソリン車と同様に年間11,500円。ディーゼルエンジンの専門的なメンテナンスを考慮し、車検基本料とサービス料は年換算30,000円として試算すると、年間積立額は0円+11,500円+30,000円=41,500円となります。

※重量税の免税は一定期間(新車登録から概ね初回車検まで)が対象です。2回目以降の車検からは通常の重量税が課される場合があります。ご自身の登録時期・エコカー適用状況は購入ディーラーに確認してください。

自動車重量税(車検有効期間:3年)
車両重量 エコカー外(減税なし) エコカー(本則税率) エコカー(25%減税) エコカー(50%減税)
500kg以下 12,300円 7,500円 5,600円 3,700円
1,000kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
1,500kg以下 36,900円 22,500円 16,800円 11,200円
2,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円
2,500kg以下 61,500円 37,500円 28,100円 18,700円
3,000kg以下 73,800円 45,000円 33,700円 22,500円
自動車重量税(車検有効期間:2年)
車両重量 エコカー外(減税なし) エコカー(本則税率) エコカー(25%減税) エコカー(50%減税)
500kg以下 8,200円 5,000円 3,700円 2,500円
1,000kg以下 16,400円 10,000円 7,500円 5,000円
1,500kg以下 24,600円 15,000円 11,200円 7,500円
2,000kg以下 32,800円 20,000円 15,000円 10,000円
2,500kg以下 41,000円 25,000円 18,700円 12,500円
3,000kg以下 49,200円 30,000円 22,500円 15,000円

※登録から13年・18年が経過すると重量税が加算されます。
※エコカー減免対象車は税額が免除または一定割合減免されます。

2023年4月1日以降の自賠責保険料(普通自動車)
保険期間 37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
普通自動車 24,190円 23,690円 18,160円 17,650円 12,010円 11,500円 5,740円

※新車購入時は37ヶ月(24,190円)での加入が一般的です。

CX-5の任意保険料96,600円の内訳

車の保険に加入するドライバー

任意保険は自賠責保険だけではカバーできない対物・車両・搭乗者などの損害を補償します。加入義務はありませんが、万一の事故に備えて加入しておくことを強くおすすめします。

今回は「30歳以上・ゴールド免許・14等級」「本人限定」「車両保険あり」「対人・対物無制限」の条件で見積もりました。結果はガソリン車・ディーゼル車ともに年間96,600円です。

年齢・等級・補償内容によって保険料は大きく変わります。特に若年層や新規加入者は保険料が高くなりやすいため、複数社で比較見積もりを取ることが節約への近道です。

諸経費73,333円の内訳(オイル交換・タイヤ代)

諸経費はオイル交換代や新品タイヤ代など、定期メンテナンスにかかる費用の合計です。オイル交換は半年に1回(年2回)、タイヤは3年に1回の交換を想定して計算します。

ディーラーでのオイル交換は1回約8,000円。年2回で16,000円かかります。

25S PROACTIVE・XD PROACTIVEの標準タイヤサイズは「225/55R19」で、ブリヂストン製タイヤを購入する場合の試算は以下の通りです。

  • サマータイヤ(4本):92,000円(1本あたり23,000円)
  • スタッドレスタイヤ(4本):80,000円(1本あたり20,000円)
  • 夏冬合計:172,000円
  • 3年に1回の交換で、年間積立額:57,333円

タイヤ交換工賃(組み替え・シーズン交換)を別途加算すると10,000円程度追加となります。オイル交換代と合算した諸経費の年間合計は73,333円(工賃別)です。

現行CX-5のモデル変遷と今後の動向

CX-5のエクステリア

CX-5は2012年に初代モデルが発売されました。マツダ独自の「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用した最初の車で、ガソリン・ディーゼルともに優れた燃費と走行性能を両立したことで人気を博しています。

2017年2月に2代目へフルモデルチェンジが行われ、内装の上質化や先進安全支援技術「i-ACTIVSENSE」の全グレード標準搭載が実現。その後も毎年のように年次改良が続けられ、2021年12月の外装刷新、2024年12月の新グレード追加(iセレクション・ブラックセレクション)など、熟成が重ねられてきました。

なお、次世代CX-5のフルモデルチェンジではガソリンエンジン車のみのラインアップとなり、クリーンディーゼル車は廃止となることがマツダから発表されています。現行型でディーゼルの力強い走りを体験したい方にとっては、購入のラストチャンスといえるでしょう。

CX-5のガソリン車とディーゼル車の年間維持費はディーゼルがやや有利

CX-5

年間維持費の試算では、ディーゼル車のほうが燃料代・車検代の両面で有利となり、年間で約3万円以上のコスト差が生まれる結果となりました。一方で、車両価格はディーゼル車のほうが30万円前後高いため、長期的なトータルコストを計算した上で判断することが重要です。

維持費だけでなく、「ディーゼルならではのトルク感と燃費の良さを毎日の運転で活かしたいか」「ガソリン車の軽快な乗り味が好みか」という走り心地の好みも、最終的な判断材料として加味してみてください。