レクサスCTは2017年8月24日にマイナーチェンジ その後フルモデルチェンジせず2022年に生産終了
レクサスCTは2017年8月24日にマイナーチェンジを受け、エクステリアやインテリア、安全装備が刷新されました。CTはレクサスで初のコンパクトサイズのハイブリッド専用車として登場したモデルです。
ここでは2017年の改良でどこがどう変わったのかを振り返りつつ、その後のCTがたどった結末までを整理します。結論から言えば、CTはついに一度もフルモデルチェンジを受けないまま、2022年に生産を終えました。
レクサスCTは2022年10月に生産終了 最終特別仕様車を経て後継はUX・LBXへ
まず、いま最も知っておきたいのがCTの現状です。レクサスは2022年3月3日、最終特別仕様車「CT200h Cherished Touring(チェリッシュト ツーリング)」を設定・発売すると同時に、2022年10月をもって生産を終了することを正式に告知しました。翌11月には販売も終了しています。
Cherished Touringは中級グレードのバージョンCをベースに、フロントグリルやフォグランプベゼル、リアバンパーベゼルへシルバー塗装を施し、クリムゾン基調の専用内装やステアリングヒーターなどを備えた感謝仕様でした。価格は422万3,000円(専用2トーンは7万7,000円高)です。
CTは2011年1月の発売から約11年9カ月、約65の国と地域で累計およそ38万台を販売しながら、最後までフルモデルチェンジを受けませんでした。2018年に同じセグメントのSUVであるUXが登場したことで役割が見直され、EV版後継の噂もありましたが、そちらは実現していません。現在、レクサスのエントリー枠は2023年秋に登場したLBXが受け皿となっており、コンパクトハッチとしてはUXが近い立ち位置です。CTの直接的な後継は登場していない、というのが2026年時点の状況です。
レクサスCTはレクサスブランドで最小サイズだった
CTはレクサスブランドの中で最もコンパクトな、小型ハッチバック型のハイブリッド車でした。2011年の販売開始以来、ラグジュアリーブランドでありながら比較的手の届きやすい価格帯も評価され、人気車種の一角を占めました。
コンパクトな車体ながら「ダイナミック」で「スポーティ」な走りと優れた燃費を両立していたことが、ユーザーから高く評価されていました。
CTにも「Lexus Safety System +(レクサス・セーフティ・システム プラス)」を標準搭載
2017年の改良でCTには、当時LCなど上位車種に採用されていたレクサスの予防安全パッケージ「Lexus Safety System +(レクサス・セーフティ・システム プラス)」が標準装備されました。
レクサス・セーフティ・システム+には、次のような機能が含まれます。
- プリクラッシュセーフティシステム:先行車や歩行者との衝突を回避、被害を軽減させる
- レーンディパーチャーアラート:走行車線から車がはみ出した際に警告や運転のサポートを行う
- オートマチックハイビーム:ハイビームを自動的に切り替え、夜間走行時の視界の確保をサポート
- レーンキーピングアシスト:カメラで道路のラインを確認し、車線に沿って走行できるよう支援
これらの予防安全システムにより、安心感が大きく高められました。この改良以降にラインナップされたレクサス各車にも、同システムが広く採用されていきました。
スピンドルグリルのメッシュ構造がフロントフェイスに凄みを持たせた
2017年8月24日の改良で、CTのボディデザインはそれまでよりシャープになり、いっそう洗練されました。
とりわけ目を引いたのが、新たにデザインされたスピンドルグリルのメッシュ構造です。高輝度の金属調ペイントで華やかな上質さを表現しており、単調ではなく、一言では言い表せない網目状の立体加工が特徴でした。
ヘッドランプ上側にアローヘッド(矢じり)状のクリアランスランプを採用したことで、より精悍な表情のエクステリアになりました。
足元には新意匠の16インチアルミホイールを採用し、ダークメタリックとのツートーンによってダイナミックでスポーティな印象を高めていました。
CTは10色のボディカラーとF SPORT限定カラー3色の全13色をラインナップ
2017年改良時のレクサスCTは、F SPORTグレードにラヴァオレンジクリスタルシャインとヒートブルーコントラストレイヤリングを加え、全13色展開となっていました。
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ソニッククオーツ -
マーキュリーグレーマイカ -
ソニックチタニウム -
ブラック -
グラファイトブラックガラスフレーク -
レッドマイカクリスタルシャイン -
マダーレッド -
アンバークリスタルシャイン -
ディープブルーマイカ -
スパークリングメテオメタリック -
ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT限定カラー) -
ラヴァオレンジクリスタルシャイン(F SPORT限定カラー) -
ヒートブルーコントラストレイヤリング(F SPORT限定カラー、当時162,000円高)
シートはツートンカラーでナビディスプレイが10.3インチへ大型化
CTでは、シート表皮にオーナメントパネルとの色調が見事に調和するツートンカラーを採用していました。
あわせてナビディスプレイが10.3インチへ大型化され、使い勝手も高まりました。
ボディサイズやパワートレインは2017年改良でも据え置きのまま生産終了
CTの前回の改良は2014年1月でした。そこから3年が経っていたため、2017年の改良ではサイズや燃費の見直しも見込まれましたが、実際にはボディサイズやパワートレインに変更はありませんでした。
CTは2011年の発売以来、最後までフルモデルチェンジを受けることなく、基本骨格を保ったまま2022年に生産を終えています。以下は改良時点の主要諸元です。
| 全長 | 4,350mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,765mm |
| 全高 | 1,460mm |
| ホイールベース | 2,600mm |
| 最小回転半径 | 5.2m |
| 燃費 | 26.6km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン | 直列4気筒DOHC |
| 車両重量 | 1,440kg |
| 総排気量 | 1.797L |
※CT200h F SPORTをモデルとしています。
レクサスCTの価格は2017年改良時点で3,839,815円から
Lexus Safety System +を搭載したCT200hの価格は、2017年改良時点でベースグレードが3,839,815円~、最上級のversion Lが4,858,334円~でした。
| グレード | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|
| version L | 4,858,334円 |
| F SPORT | 4,481,481円 |
| version C | 4,063,888円 |
| ベースグレード | 3,839,815円 |
「乗りやすさ」「低燃費」に安全性を加えたレクサスCTは役目を終えて生産終了
2017年8月24日の改良で、CTは従来の「ラグジュアリー」「乗りやすさ」「低燃費」に、Lexus Safety System +による安全性という価値を加えました。エントリーモデルとして長く支持されたCTですが、2022年10月にフルモデルチェンジを受けないまま生産を終えています。直接の後継は登場しておらず、いまレクサスでその立ち位置に近いのはUX、そしてエントリー枠を担うLBXです。中古車としては流通量も安定しており、レクサス入門の一台として狙いやすい存在になっています。