クラリティPHEVの内装は?シートデザイン・インパネなど解説
ホンダのクラリティPHEVは、ハイレベルなEV走行性能と環境性能に上級セダンらしい上質感のある室内空間を組み合わせたプラグインハイブリッドモデルです。
なお、クラリティPHEVは2021年8月に日本国内での生産・販売を終了しています。現在は中古車市場での流通のみとなりますが、内装の質の高さや装備の充実度から今なお根強い人気を誇ります。本記事では、シートデザイン・収納・インパネなど内装の各部を詳しく解説します。
クラリティPHEVの内装カラーは「ホワイトアイボリー」と「ブラック」の全2種類

クラリティPHEVの内装カラーは、ベージュに近いホワイトアイボリーとクールなブラックの2種類が用意されており、選択したボディカラーによって内装カラーが決まる仕様です。
ホワイトアイボリーの内装はぬくもりのある心地よい空間

ホワイトアイボリーが適用されるボディカラーは、プラチナホワイト・パール、プレミアムディープロッソ・パール、コバルトブルー・パールの3色です。シートには肌触りが良く汚れやシワがつきにくいプライムスムースを採用しており、インパネ部にはブラウンウッド調パネルを配置して統一感を演出しています。明るいカラーが織りなす開放的な空間は、長距離ドライブでも疲れにくい印象です。実際に座ってみると、シート素材の上品な手触りと明るい室内の組み合わせが、国産セダンとは一線を画す上質さを感じさせます。
ブラックの内装はモダンテイストでシックな作り

スーパープラチナ・メタリック、モダンスティール・メタリック、クリスタルブラック・パールのボディカラーには、落ち着いたブラックの内装が適用されます。シート素材はホワイトアイボリーと同じくプライムスムースを使用。ブラックウッド調パネルでシックにまとめながら、木のぬくもりある質感も大切にした仕上がりです。
| 内装カラー | 対応するボディカラー |
|---|---|
| ホワイトアイボリー | プラチナホワイト・パール/プレミアムディープロッソ・パール/コバルトブルー・パール |
| ブラック | スーパープラチナ・メタリック/モダンスティール・メタリック/クリスタルブラック・パール |
MM思想のもとゆとりあるくつろぎ空間を演出したクラリティPHEV
最大5人がくつろげる「MM思想」のもと作り上げられたクラリティPHEVの内装
MM思想(マンマキシマム/メカミニマム)とは、「人のためのスペースは最大に、メカの空間は最小に」というホンダのクルマづくりの基本哲学です。クラリティPHEVもこの思想のもと、最大5名の大人がゆったりとくつろげる居住空間を確保しながら、エンジンやモーターなどをコンパクトにパッケージングしています。
後席はアームレストやベンチレーションが完備され長距離ドライブも快適
後部座席は床下のバッテリー配置を工夫することで、前席の下にゆったりと足を伸ばせるスペースを確保しています。センター部にはリッドとドリンクホルダー付きのアームレスト、アクセサリーソケット、後席にもエアコンの風をしっかり届けるリアベンチレーションが装備されており、長時間のドライブでも快適に過ごせます。PHEVモデルでありながら後席の足元の広さが犠牲になっていない点は、実際に座った方からも高く評価されています。
シートの角度・位置を細かく調整できるパワーシート
運転席8way・助手席4wayのメモリー付きパワーシート
クラリティPHEVには、調整位置の登録・呼び出し機能付きのパワーシートが装備されています。運転席は8way、助手席は4wayの調整が可能で、複数のドライバーが乗り換える場面でも素早く自分好みのポジションに戻せます。
シートヒーターで運転中もぽかぽか
一度使うと手放せないシートヒーター 寒い冬も素早くシートを温めてくれる
運転席と助手席には座面と背面を温める専用シートヒーターが装備されています。EV走行中でもシートヒーターを使用できるため、エンジンをかけずに車内を温めたい冬場に重宝します。PHEVならではの静粛性とシートヒーターの組み合わせは、特に冬のドライブで快適さを実感できるポイントです。
クラリティPHEVのインパネ周りはEV走行を意識した先進的なデザイン

クラリティPHEVのパワー/チャージメーターは、バッテリー残量と走行モードをもとに、ブルーのラインでその時点で走行可能な出力領域を視覚的に表示します。直感的に現在の走行状態を把握できる先進的なビジュアルは、EV走行を意識した運転スタイルを自然とサポートしてくれます。
3つの走行モードを切り替えるスイッチ
クラリティPHEVは3つの異なる走行モードを選択できる
クラリティPHEVは、ECON・SPORT・HVの3つの走行モードを切り替えられます。ECONはEV走行を優先してバッテリーを効率的に使うモード、SPORTはアクセルレスポンスを高めて力強い走りを楽しむモード、HVはエンジンとモーターを組み合わせてバッテリーを温存するハイブリッドモードです。日常の街乗りはECON、高速道路での合流や追い越しにはSPORTと、シーンに応じて使い分けるのがオーナーの間でも定番の活用法です。
充電スタンド検索や防災情報にも対応したナビゲーション
充電スタンド検索や防災情報通知にも対応したホンダ純正ナビを標準装備
クラリティPHEVには、到着予想機能・充電スタンド検索・防災情報の通知・ルート検索などに対応したホンダ純正ナビゲーションシステムを標準装備しています。PHEVとして充電スタンドの場所をスムーズに確認できる点は、日常使いでも長距離移動でも実用的です。
エアコンはナビのディスプレイでも操作可能
ナビ画面上で操作できるフルオートエアコン
インテリジェント・デュアル・フルオートエアコンディショナーは、ナビ画面上でタッチ操作して空調を調整することができます。物理スイッチとディスプレイ操作の両方に対応しており、視認性が高く操作も直感的です。
本革巻のステアリングとハンドルから操作できる減速セレクター
本革を使ったステアリングは高級感があり握り心地も良好
ステアリングホイールには手によく馴染む本革を使用しており、握り心地の良さと高級感を両立しています。
回生ブレーキの利きを変更できるセレクターを活用するとブレーキ操作を減らして運転できる
ステアリングホイールのサイドに設置された減速セレクターを使えば、アクセルオフ時の減速度を4段階に変更できます。回生ブレーキの効きを最大にすれば、ブレーキペダルの使用頻度を大幅に減らした「ワンペダル感覚」の運転も可能で、バッテリーへの回生量を高めてEV走行距離を伸ばす効果も期待できます。

眩しさを抑えて安全性を高める防眩ルームミラー
防眩ミラーで夜間のドライブも安心
ルームミラーには、夜間走行時に後続車のヘッドライトの光を自動で抑制し眩しさを軽減する防眩機能が搭載されています。夜間の高速道路など後続車が多い場面でも視界を確保しやすくなります。
スマホアプリで車両情報を遠隔確認できるHonda Remote App対応
スマホアプリでバッテリー残量などの車両情報を確認できる
バッテリー残量・車内温度・航続可能距離といった車両情報は、Honda Remote Appというスマートフォンアプリで確認できます。タイマー充電の設定や、出発時刻に合わせたエアコンの遠隔操作も可能です。充電が完了したかどうかを外出先からすぐ確認できる点は、PHEV車のオーナーにとって特に便利な機能です。
クラリティPHEVの荷室は512Lと大容量でゴルフバッグ4個が積める
ラゲッジ容量はゴルフバッグが4つ入る512Lを確保
トランクルームの荷室容量は512Lを確保しており、9.5型のゴルフバッグが4個積み込めるほどの大容量です。PHEVモデルはバッテリーの搭載によって荷室が狭くなるケースも多い中、512Lというサイズはセダンとしても十分な水準です。トランクスルー機構により長尺物の積載にも対応しており、シートは左右それぞれ分割して倒すことができます。
室内を存分に生かした収納力もクラリティPHEVの内装の魅力
室内収納も充実しており、ドアポケットに加えて運転席上部のサングラスボックス、運転席・助手席両方に設置されたスマートフォンポケットなど、日常使いで重宝する収納スペースが随所に設けられています。
クラリティPHEVの内装には環境に優しい素材を多数採用
クラリティPHEVは走行時の環境性能だけでなく、内装素材にも環境配慮が徹底されています。シートサイドの裏地・サンバイザー・ルーフライニングには植物由来素材を使用。ピラーガーニッシュやリアトレーには低炭素製造プロセスで作られた部品を採用しており、環境負荷低減素材の使用率は内装表面積の約70%に達しています。
クラリティPHEVの内装はMM思想を意識したゆとりある居住空間が広がる

クラリティPHEVの内装は、EV走行を意識した先進的なデザインと、ホンダのMM思想に基づく広々とした居住空間が高い水準で両立しています。512Lの大容量トランクは旅行やアウトドアにも対応でき、環境素材の積極活用も含めてPHEVモデルとしての完成度は非常に高いといえます。
2021年8月に国内販売は終了していますが、中古車市場では状態の良い個体も流通しています。上質な内装と充実した装備を備えたクラリティPHEVを検討する際は、バッテリーの劣化状態や充電設備の有無も合わせて確認することをおすすめします。


















