2019年に国内販売終了!長年にわたり愛され続けたザ・ビートルの内装を詳しくチェック
カブトムシのようなキャッチーなエクステリアが特徴の世界的大衆車フォルクスワーゲン ザ・ビートルの内装を紹介します。
VWのThe Beetleは2019年に販売を終了することが発表されています。初代モデルであるフォルクスワーゲン・タイプ1から数えるとおよそ80年もの歳月が流れていますが、今も多くのユーザーがその魅力の虜となっています。
世界中で愛され続けているフォルクスワーゲン・ビートルの内装の魅力を、コックピットやシート、ラゲッジルームなどに注目してまとめていきます。
また、ビートルの集大成として2018年10月23日に登場した、フォルクスワーゲン ザ・ビートルの特別仕様車「Meister(マイスター)」の内装や装備についても詳しく解説します。
ビートルのコックピットにはスタイリッシュで飽きのこないデザインを採用!純正インフォテインメントシステム“Composition Media”は全車に標準装備
VWザ・ビートルDesignのコックピットは、色とりどりのボディカラーと同じインパネカラーを採用しています。初代モデルから受け継いだ個性あふれるデザインで、乗る人の気持ちを明るくしてくれます。
R-LineシリーズとBaseのインテリアはブラックで統一されています。ダッシュパッドやステアリングホイールトリムも全て黒ですが、Designグレードよりもシンプルなデザインである分、社外品や純正アクセサリーなどで自分好みの内装にカスタムできるのが魅力です。
Volkswagenの純正インフォテインメントシステム“Composition Media(コンポジション・メディア)”はビートルの全グレードに標準装備されます。Bluetooth対応で視認性に優れており、スマホ感覚で操作が可能です。
純正ナビゲーションシステムの”716SDCW”は、ザ・ビートルの一部グレードに標準装備となる最新ナビです。地図が見やすくスマートフォンとの連携も可能で、ドライバーが土地勘のない道でも安心してナビを任せられます。
フォルクスワーゲン ザ・ビートルのシートデザインは飽きのこないシンプルなファブリックシート
ビートルのシートはどんなボディカラーとも相性が良く、長く乗っても飽きないデザインです。
Designにはコンフォートシート、R-Line・2.0 R-Lineのシートはスポーツシート、Baseには専用デザインのファブリックシートが標準装備されます。
メーカーオプションとなりますが、DesignはラグジュアリーなレザーシートかR-Lineシリーズと同じスポーツシート、2.0 R-Lineはレザーシートに変更することもできます。
安全性を最優先した車づくりを行うフォルクスワーゲンの「オールイン・セーフティ」とは?
フォルクスワーゲンは「オールイン・セーフティ」という理念を掲げ、全車に世界レベルの安全技術を搭載しています。「予防安全」「衝突安全」「二次被害防止」という3つのカテゴリにおいて安全性を強化しており、ビートルの場合は以下の安全機能が全グレードに標準装備されます。
予防安全
- ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)
- ドライバー疲労検知システム”Fatigue Detection System”
- リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)
- ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)
- ABS(アンチロック・ブレーキング・システム)
- ブレーキアシスト
衝突安全
- フロントエアバッグ(運転席/助手席、助手席エアバッグカットオフスイッチ)
- 頭部保護機能付サイドエアバッグ(運転席/助手席)
- むち打ち軽減ヘッドレスト(運転席/助手席)
- 全席3点式シートベルト
- フォースリミッター付シートベルトテンショナー(運転席/助手席)
- ISOFIX基準適合チャイルドシート固定装置(後席左右)
二次被害防止
- エマージェンシーストップシグナル
- ポストコリジョンブレーキシステム
フォルクスワーゲン ビートルのラゲッジルームは最大905Lの荷室容量を確保
ビートルの荷室スペースは、コンパクトなボディに反して大きめな作りとなっています。
通常モードでも310L、後部座席を倒せば905Lの荷室容量を確保できるので、荷物が多くなりがちなレジャーやお出かけシーンでも活躍してくれます。
ザ・ビートルの「Design」「R-Line」「2.0 R-Line」をベースに開発した特別仕様車” Meister(マイスター)”の内装は集大成にふさわしい豪華な装備が目玉!
フォルクスワーゲン ザ・ビートル特別仕様車のマイスターシリーズは、“See You! The Beetle キャンペーン”の第4弾として登場しました。
ベース車両となるのは「Design」「R-Line」「2.0 R-Line」の3グレードです。価格設定はそれぞれDesignマイスターが3,030,000円、R-Line が3,540,000円、2.0 R-Lineマイスターが3,970,000円となっています。
R-Lineと2.0 R-Lineの場合、ラグジュアリーなレザーシートが標準装備となります。シートカラーはブラックとレッドのバイカラー、またはブラックのどちらかを選択できます。
そのほか、死角となる後方の障害物を検知するリヤビューカメラや純正ナビゲーションシステムの”716SDCW”を搭載するなど、先進装備がとても充実しています。
VWザ・ビートルの内装をかっこよくカスタム!おすすめの純正アクセサリーをピックアップ
トルネードレッドのシフトカバーパネルは、ビートルによく似合うスポーティで質感の高いデザインです。レバーを握るたびにVWビートルと運転する楽しい気分が高まりそうです。
ドリンクホルダーにぴったりとはまるコースターもおすすめです。底面には「ビートルライン(Beetle Line)」のロゴがポイントとして刻まれています。
毛足の長いフロアマットには、華やかなレッドの花の押し型が入っています。ビートルのBaseやR-Lineのシックなブラックインテリアにもよくマッチします。
荷室にテールゲートストラップを取り付けておけば、テールゲートの開閉操作も非常に楽になります。ストラップの素材はシートベルトにも使われる頑丈な素材なので、千切れる心配もありません。
VWザ・ビートルの内装は快適装備を備え伝統デザインの中に進化を感じさせる
ザ・ビートルの内装は、DesignやR-Lineのモデル独自のデザインも魅力ですが、標準仕様となるBaseグレードもシンプルでカスタムのし甲斐があります。自分だけのザ・ビートルの内装を作り上げたいという方は、あえて標準仕様をセレクトするのも良いでしょう。ビートルは国内でも人気のモデルのため、内装用のカスタムパーツも手に入れやすいです。
ザ・ビートルはモデルチェンジを重ねるごとに快適性や居住性などあらゆる面で進化を遂げています。それでいて初代モデルから受け継ぐ伝統的なデザイン要素を随所に感じられることが、ビートルが長年にわたり若者から長年のファンまでたくさんのドライバーから愛され続けた理由のひとつではないでしょうか。
2019年、フォルクスワーゲン・ビートルはその長い歴史に幕を閉じます。しかし、これからも伝説的な大衆車として、多くのファンの心の中で生き続けるでしょう。そして早くも次世代型の情報が流れているので、今後の動向にも注目が集まります。