トヨタのアクアのマイナーチェンジ情報
トヨタのコンパクトハイブリッドカーであるアクアが2022年11月29日のマイナーチェンジ(一部改良)でコンプリートモデルのGRスポーツを追加。
アクアと言えば販売当初はJC08モード走行燃費37.0km/Lを誇る驚異的な燃費性能を武器に登場したコンパクトカーです。トヨタの誇るハイブリッドシステムとお手頃な販売価格も相まって2011年の販売開始以来爆発的なヒットを記録しています。
2017年6月19日に行われたマイナーチェンジにより日産ノートe-POWERに逆転されていた燃費面を強化し、コンパクトカークラス最高燃費の38.0km/Lを達成しました。その他にもエクステリア、インテリア(内装)が進化しています。
色鮮やかなポップオレンジクリスタルシャインなど豊富な2トーンカラーを設定する個性的なアクアを紹介します。
アクアが一部改良でGRスポーツに16インチアルミホイールを標準装備 ボディカラーの整理も実施
アクアが2020年8月3日に一部改良を実施、ボディカラーにセメントグレーメタリックとダークブラウンマイカメタリックを追加します。またGグレードに設定しているGRスポーツに専用の16インチアルミホイールを標準装備、GRスポーツ 17インチパッケージにはナビレディパッケージを標準装備します。
安全装備も追加され、Gグレードにはインテリジェントクリアランスソナーを装備して、踏み間違えや急発進などを抑制します。モデルライフが長期化しているアクアですが、2021年にはフルモデルチェンジの噂もあるため、最後の一部改良になるかもしれません。
グレード | 値段 |
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L | 1,818,300円~ |
S | 1,921,700円~ |
G | 2,126,300円~ |
G GRスポーツ | 2,440,900円~ |
G GRスポーツ 17インチパッケージ | 2,610,300円~ |
アクア特別仕様車S Style Black(Sスタイルブラック)にパノラミックビューモニターを追加して安全性向上
安全装備のトヨタセーフティセンスや、障害物を検知するインテリジェントクリアランスソナーなどを標準装備するコンパクトカーのアクア特別仕様車Sスタイルブラックが、新たにパノラミックビューモニターを標準装備して安全性能を向上しました。
パノラミックビューモニターを標準装備したSスタイルブラックは2020年6月3日に発売開始。ボディカラーは従来通りの5色で展開、販売価格は2,068,000円からになっています。
アクア特別仕様車Sスタイルブラックのボディカラー一覧
- ダークブルーマイカ
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- シルバーメタリック
- ブラックマイカ
- スーパーレッドV
トヨタ・アクアに特別仕様車「GLAMPER(グランパー)」が新設定
2019年10月4日、トヨタはアクアのSグレードをベースとした特別仕様車「グランパー」を設定し、販売をスタートしました。内外装ともにアウトドアカジュアルテイストに仕立てたおしゃれな一台です。
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ホワイトパールクリスタルシャイン -
スーパーレッド -
ベージュ -
グレイッシュブルー
アクア・グランパーのボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」「スーパーレッド」「ベージュ」「グレイッシュブルー(特別設定色)」の4種類。「ホワイトパールクリスタルシャイン」はメーカーオプション(+33,000円)となります。
アクア・グランパーのエクステリアに注目すると、まず目につくのが専用のLEDヘッドランプ。ドアハンドルやドアミラー、ホイールキャップはブラックカラーでシックにまとめられています。
アクア・グランパーは専用のエクステリアパーツにもマッチするブラックインテリアを採用。シートはナチュラルな風合いのコハクカラーのファブリック表皮です。
ベースとなるSは1,921,700円なので、プラス45,100円と考えるとお買い得な一台と言えるでしょう。
また、アクア・グランパーに合わせたTRDパーツも用意。今回ラインナップするのはサイドデカール(30,800円)、ドアハンドルプロテクター( 6,600円)、15インチアルミホイールセット(59,400円)です。カーボン調のデカールやプロテクターはレーシーなデザインで、鉄チン風のアルミホイールはアクアの足回りを逞しく見せてくれます。
グレード | アクア 特別仕様車S“GLAMPER” |
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エンジン・トランスミッション | リダクション機構付のTHS II 1NZ-FXE(1.5L) |
駆動方式 | 2WD(FF) |
値段 | 1,966,800円 |
TOYOTAアクアがマイナーチェンジとともに特別仕様車「S“Business Package”」を発売
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アクアの新ボディカラー「サーモテクトライムグリーン」 -
トヨタアクアの特別仕様車 S“Business Package”
2019年7月1日、トヨタ・アクアが一部改良とともにビジネスモデルの特別仕様車「S“Business Package”」を発表しました。
アクアのエクステリアはフロントグリルやホイールキャップ、リヤコンビネーションランプのデザインが変更され、新規のボディカラーとして「サーモテクトライムグリーン」が加わりました。
インテリアはGグレードのシートデザインがブラウン基調となり、Sグレードのインパネやレジスターリングの意匠が変更されています。
また、アクアにはメーカーパッケージオプションとして「パノラミックビューモニター」を新設定。Crossover・Crossover“Glam”・G・G“ソフトレザーセレクション”・S“Style Black”の5モデルには「リバース連動機能」を標準装備しています。
特別仕様車の「S“Style Black”」は高機能表皮シートを装備、同じく特別仕様車の「Crossover“Glam”」には通常はオプション扱いとなる「ナビレディパッケージ」を特別装備し、ドアアウトサイドハンドルにメッキ加飾をあしらうなど、限定車の装備にもテコ入れが行われています。
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働く人を支える快適装備を備えたアクアの特別仕様車 S“Business Package”の室内 -
積載性能にも優れた特別仕様車 S“Business Package”のラゲッジルーム
アクア「S“Business Package”」は、アクア Sをベース車両としたビジネス仕様の特別限定車です。インテリアカラーはナチュラルグレーでシンプルにまとまっていて、広々としたラゲッジルームはフラットで積載性の高い作りです。
ボディカラーはビジネスの場にも馴染むスーパーホワイト2・シルバーメタリック・ブラックマイカの3カラーが展開。安全装備として駐車操作をアシストするインテリジェントクリアランスソナー、衝突回避支援パッケージ Toyota Safety Senseを搭載します。
アクアに特別仕様車「クロスオーバー グラム(Crossover Glam)」を追加 ブラウンとブラック基調の艶やかな内外装が特徴
2017年にマイナーチェンジして新型となったアクアに2018年9月4日特別仕様車クロスオーバー グラムが追加されました。
この特別仕様車のベースは「Crossover」で特徴は内装にブラウンとブラックを使い、外装には専用色のオリーブマイカメタリックを採用、そしてアクセルとブレーキの踏み間違いを防ぐ安全装備インテリジェントクリアランスソナーを標準装備したことです。
ボディカラーは専用色のオリーブマイカメタリック、ホワイトパールクリスタルシャイン(32,400円高)、ブラックマイカ、スーパーレッドV、ベージュの5色です。 特にオリーブマイカメタリックは公式のイメージにも採用されている一押のボディカラーで上品で優しい雰囲気のボディカラーになっています。
クロスオーバー グラムはシフトノブやインパネなど内装の各所に専用装備を採用しています。専用シートはダークブラウンと合成皮革+ファブリックで座り心地も良くお洒落なデザインになっています。
駐車時や発進時に障害物と衝突する可能性がある場合にアラートしてくれる安全装備のインテリジェントクリアランスソナーを標準装備していることから、運転に自信のない方や初めて車を購入する方にもおすすめです。
特別仕様車クロスオーバー グラムの販売価格は2,123,280円~になっています。
2017年6月19日のマイナーチェンジで販売台数1位を目指す
JC08モード走行燃費37.0km/Lの驚異的な燃費性能を誇るトヨタのコンパクトハイブリッド車であるアクアですが、2016年には同じトヨタのプリウスが40.8km/Lを達成、日産のコンパクトカーであるノートe-POWERにも37.2km/Lを達成され、アクアの魅力である燃費性能で惜敗する結果となっていましたが、今回のマイナーチェンジで同社のプリウスには及ばないものの、日産ノートe-POWERを抜きクラス最高燃費の38.0km/Lを達成しました。
トヨタ史上最速の4年2ヶ月で100万台を売り上げたアクアですが、近年では強力なライバル車を前に販売台数で負ける状況が続いていました。
そのためフルモデルチェンジを目前に控えながらもテコ入れのため、2014年12月のマイナーチェンジに続き2017年6月19日に2度目のマイナーチェンジが行われました。今回のマイナーチェンジに合わせて注目のクロスオーバーも追加されています。
MC前 アクア |
MC後 アクア |
アクア クロスオーバー |
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パワートレイン | ハイブリッド | ハイブリッド | ハイブリッド |
全長 | 3,995mm | 4,050mm | 4,060mm |
全幅 | 1,695mm | 1,715mm | |
全高 | 1,455mm | 1,500mm | |
車両総重量 | 1,355kg | 1,335kg | 1,375kg |
室内長 | 2,015mm | ||
室内幅 | 1,395mm | ||
室内高 | 1,175mm | ||
ホイールベース | 2,550mm | ||
最小回転半径 | 4.8m | 5.4m | |
最低地上高 | 140mm | 170mm | |
燃費 | 37.0km/L | 38.0km/L | 34.4km/L |
乗員定員 | 5名 | ||
販売価格 | 1,761,382円~ | 1,785,240円~ | 2,097,700円~ |
L | 1,818,300円~ |
---|---|
S | 1,921,700円~ |
G/G ソフトレザーセレクション | 2,097,700円~ |
クロスオーバー | 2,097,700円~ |
S スタイルブラック | 2,087,800円~ |
クロスオーバー グラム | 2,198,900円~ |
G GRスポーツ | 2,372,700円~ |
G GRスポーツ 17インチパッケージ | 2,581,700円~ |
マイナーチェンジの変更点は3つ!燃費向上・内外装変更・SUVモデル追加
今回のマイナーチェンジの変更点は3つです。
- 燃費性能の向上
- エクステリア・インテリア・ボディサイズの変更
- SUVモデルの追加
この3つが変更点です。特にアクアの魅力である燃費性能の向上は最低でも日産ノートe-POWERの37.2km/Lを超え38.0km/Lを達成しました。
ハイブリッドエンジンが改良され燃費性能が向上!JC08モード燃費で38.0km/Lを達成
アクアにとって低燃費No.1の称号はなんとしても奪回したいところです。特に日産のノートe-POWERが37.2km/Lを達成して爆発的な人気となっていることから、+0.8Km/Lの僅差ですがノートe-POWERの燃費を超えた38.0km/Lを達成しています。
現在トヨタから販売中のプリウスの燃費を超えることはできませんでしたが、コンパクトカーでトップの燃費となるので日産ノートe-POWERを販売台数でも超える可能性があります。
アクアのグレード | JC08モード燃費 |
---|---|
L | 38.0km/L |
S | 34.4km/L |
G | 34.4km/L |
クロスオーバー | 34.4km/L |
アクアの実燃費は21km/Lから31.0km/Lまで幅が広いです。これはエコ運転を心がけること、冬場のエアコン仕様で燃費が低下することで燃費性能が変化します。平均的な実燃費は25.0km/L前後になっているので燃料費の節約を兼ねたハイブリッドカーでは及第点と言えます。
外観の変更は小規模だがスポーティー感が強まる
アクアのマイナーチェンジでエクステリアやインテリア、更にはボディサイズの全長が45mm伸びています。
エクステリアの変更はヘッドライトとリアコンビネーションランプの変更となりスポーティーな外観となりました。
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スーパーホワイト2 -
シルバーメタリック -
ブラックマイカ -
ライムホワイトパールクリスタルシャイン -
グレーメタリック -
ブラッキッシュアゲハガラスフレーク -
スーパーレッドV -
オレンジパールクリスタルシャイン -
イエロー -
フレッシュグリーンマイカメタリック -
クリアエメラルドパールクリスタルシャイン -
ブルーメタリック -
ジュエリーパープルマイカメタリック -
スーパーレッドV×スティールブロンドメタリック -
ブラッキッシュアゲハガラスフレーク×スティールブロンドメタリック -
ライムホワイトパールクリスタルシャイン×カッパーメタリック -
ライムホワイトパールクリスタルシャイン×エアーイエロー -
ベージュ(クロスオーバー専用色)
ボディの色はグレードにより選べるものと選べないものがあります。ベースグレードのSではスーパーホワイト2、シルバーメタリック、ブラックマイカの3色のみ選択できますが、グレードSは13色、グレードGとG“ソフトレザーセレクション”ツートンカラー含めた17色、クロスオーバーでは専用色のベージュを含めた14色から選ぶことができます。
マイナーチェンジによりアクアのインテリアが洗練され進化!インパネ周りの質感の向上
インテリアにはLを除くグレードで、センターメーターにTFTマルチインフォメーションディスプレイが標準追加され、インパネ周辺の質感がアップされました。
アクアの内装はインパネとシートで全8種類から選択できます。
Lの内装はナチュラルグレー
アクアのベースグレードになるLには、クセのないシンプルなナチュラルグレーの内装になっています。年代や性別を問わないカラーで、商用車として購入する方に人気となっています。
Sの内装はブルーブラックとレッド
アクアのグレードSは安全装備が充実したグレードです。深い色合いのブルーとポップなカラーのレッドの内装が用意されていて、女性からの人気が高い内装になっています。多彩なボディカラーが用意されているので自分好みのアクアにすることができます。
Gの内装はディープブラウン
アクアの最上級グレードGの内装は落ち着いたブラウンを採用しています。Sと比較すると派手さはないものの高級感があるため満足度の高い内装になっています。明るめのボディカラーと合わせるととても可愛くなります。
G“ソフトレザーセレクション” の内装はブラックとホワイトのレザー
アクアの最上級グレードGに用意された特別仕様車がG ソフトレザーセレクションです。最上級の装備と手触りの良いソフトレザーを使った特別な内装で、ブラクとホワイトのカラーが用意されています。ホワイトの内装は高級車に採用されていることが多く、コンパクトカーでは珍しい内装です。
クロスオーバーの内装はシルバーブラックとホワイトレザー
2017年のマイナーチェンジで設定されたSUVモデルのクロスオーバーにはシルバーブラックの内装が装備されています。またオプションにはホワイトレザーを設定しているため質感を上げたい方はホワイトレザーを選択することをおすすめします。
広い室内のクロスオーバーSUVモデル「クロスオーバー(Crossover)」を追加
アクアは2014年12月のマイナーチェンジに合わせ地上最低高が20mm高いクロスオーバースタイルの「クロスオーバー」を追加しました。
2017年6月19日のマイナーチェンジではX-URBANが名称変更されクロスオーバー(Crossover)として追加されました。
アクアクロスオーバーはアクアよりも地上最低高が30mm高くなっているので運転のしやすさや走破性の高さが強調されます。
アクアのライバルはホンダのフィットと日産のノートe-POWER
2017年6月19日にマイナーチェンジされたアクアのライバル車を紹介します。ボディサイズや燃費性能を現行のアクアと比較しましょう。
ホンダのフィットは燃費もよく車内も広いコンパクトカー
2017年6月下旬にモデルチェンジされるホンダのフィットがアクアの最大のライバルとなります。マイナーチェンジ後のフィットハイブリッド仕様車では現行アクアよりも0.2km/L伸び37.2km/Lを実現しています。
ボディサイズや室内の広さも現行アクアと似ているので、アクアの購入を検討している方をホンダのフィットをライバルとすると値引き交渉も上手く行くでしょう。
新型フィット諸元 | アクア諸元 | |
---|---|---|
パワートレイン | ハイブリッド | ハイブリッド |
全長 | 3,955mm | 4,050mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,525mm | 1,455mm |
車両総重量 | 1,080kg | 1,335kg |
室内長 | 1,935mm | 2,015mm |
室内幅 | 1,450mm | 1,395mm |
室内高 | 1,280mm | 1,175mm |
ホイールベース | 2,530mm | 2,550mm |
最小回転半径 | 4.9m | 4.8m |
最低地上高 | 135mm | 140mm |
燃費 | 36.4km/L | 38.0km/L |
乗員定員 | 5名 | 5名 |
値段 | 1,884,400万円~ | 1,785,240円~ |
日産のノートe-POWERはシリーズハイブリッドを武器に販売台数を拡大
走行にはハイブリッドのモーターのみを使用し、ガソリンはハイブリッドのバッテリーを充電するためだけに使用する仕様がウケ大ヒットを記録している、日産が販売するノートe-POWERです。
電気自動車では充電を気にして走行する必要がありましたが、充電にガソリンを使用することで充電切れの心配がありません。
37.2km/Lの高い燃費性能、モーター走行のみの静粛性が特徴です。ボティサイズはアクアよりも少し大きいですが、画期的な走行技術はマイナーチェンジ後のアクアの強力なライバルとなります。
新型ノートe-POWER諸元 | アクア諸元 | |
---|---|---|
パワートレイン | ハイブリッド | ハイブリッド |
全長 | 4,100mm | 4,050mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,520mm | 1,455mm |
車両総重量 | 1,445kg | 1,335kg |
室内長 | 2,065mm | 2,015mm |
室内幅 | 1,390mm | 1,395mm |
室内高 | 1,255mm | 1,175mm |
ホイールベース | 2,600mm | 2,550mm |
最小回転半径 | 5.2m | 4.8m |
最低地上高 | 130mm | 140mm |
燃費 | 37.2km/L | 38.0km/L |
乗員定員 | 5名 | 5名 |
値段 | 1,772,280万円~ | 1,785,240円~ |
マイナーチェンジで追加されたSUVモデル「アクア クロスオーバー」の画像5枚
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アクア クロスオーバー -
アクア クロスオーバー -
アクア クロスオーバー -
アクア クロスオーバー -
アクア クロスオーバー
アクアのマイナーチェンジ後の新車販売台数に注目
2011年の発売開始後1ヶ月で約12,000台を売り上げた日本を代表するハイブリッド専用車のアクアは、2回目のマイナーチェンジで大きな進化を遂げました。
ホンダのフィットや、日産のノートe-POWERなど強力なライバルが登場している中、新たな記録は誕生するのでしょうか。
マイナーチェンジしたアクアの今後の新車販売台数に注目が集まっています。