アルト(HA36S型)への装着をおすすめする13・15インチのスタッドレスタイヤ
スズキの代表的な軽自動車「アルト」の8代目(HA36型)に装着可能な、13インチと15インチのスタッドレスタイヤを紹介します。なお、アルトは2021年12月に9代目(HA37S/HA97S型、マイルドハイブリッド仕様を含む)へフルモデルチェンジしており、HA36型は現在では先代モデルにあたります。本記事は写真・スペックともにHA36型を前提としており、中古で購入したオーナーや、まだHA36型に乗り続けているユーザーを主な読者として想定しています。
新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用して開発されたHA36型アルトの各グレードが採用するタイヤサイズは、「145/80R13」と「165/55R15」の2種類です。グレードごとの装着サイズは次のとおりです。
タイヤサイズ「145/80R13」を標準装備するアルト(HA36)のグレード
- F
- L
- S
タイヤサイズ「165/55R15」を標準装備するアルト(HA36)のグレード
- X
ベースグレードのF・L・Sは13インチ、最上級グレードXのみが15インチという構成です。13インチ(145/80R13)はバネ下重量が軽く乗り心地もマイルドで、燃費や価格面でも有利な反面、最上級グレードX用の15インチ(165/55R15)はハンドリングの応答性や見た目の引き締まりで勝ります。どちらのサイズを履くかで、冬タイヤの選び方も変わってきます。
ここでは、軽量ボディとスズキのグリーンテクノロジーで低燃費を追求したHA36型アルトに適した、スタッドレスタイヤの選び方と具体的な商品情報をお届けします。
HA36型アルトに合うスタッドレスタイヤの選び方、どれくらいの性能が必要か
アルトは車両重量が約670〜740kg(HA36型、2WD/4WDやグレードで変動)と非常に軽いため、スタッドレスタイヤの負担は普通車より小さく、滑ったときのコントロールもしやすい傾向です。一方で、軽量ゆえに横風や圧雪のわだちに流されやすく、氷上性能の低いタイヤを履くと「軽いから止まれない、止まらない」という状況に陥りやすい点には注意が必要です。メカニック的な視点では、軽自動車でも氷上ブレーキ性能はしっかり確保されたクラスのスタッドレスを履いておくほうが、結果として安全マージンが大きくなるとされています。
選ぶ際に見落とされがちなのは、タイヤの「製造年週」と空気圧です。スタッドレスはゴムの柔軟性が命で、製造から3〜4年経過すると氷上性能が明確に落ちます。購入時にはサイドウォールに刻印された4桁の製造週(例:「2524」なら2024年の25週目製造)を確認するのが基本です。また、冬場は気温低下で空気圧が自然に下がるため、HA36型アルト指定空気圧はドア開口部のコーションラベルを必ず確認し、月に一度はチェックする習慣をつけると、氷上ブレーキの性能を長く維持できます。
HA36型アルトの13・15インチに装着可能なスタッドレスタイヤ
ここではタイヤサイズ「145/80R13」を採用するグレードF・L・Sと、「165/55R15」を採用する最上級グレードXの両方にサイズ展開している、各メーカーのスタッドレスタイヤを紹介します。国産プレミアムから輸入・アジアンタイヤまで、氷上性能・ライフ・価格のバランスを軸に比較検討していきます。
BLIZZAK VRX2はアクティブ発泡ゴム2と非対称パターンで氷上ブレーキ性能を追求するブリヂストンの定番スタッドレス
BRIDGESTONE BLIZZAK VRX2 145/80R13 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | BLIZZAK VRX2 |
| タイヤサイズ | 145/80R13 |
| ホイールサイズ | 13インチ |
| タイヤ外径 | 569mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 4,980円~(2026年調べ) |
アルトのスタッドレス BLIZZAK VRX2 15インチ
BRIDGESTONE BLIZZAK VRX2 165/55R15 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | BLIZZAK VRX2 |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 569mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 13,500円~(2026年調べ) |
BLIZZAK VRX2は、積雪のある寒冷地で高い装着実績を持つブリザックシリーズの一本です。シリカ配合比率を高めたアクティブ発泡ゴム2と、ブレーキ時の倒れ込みを抑えて路面をひっかく力を強化するWシェイプブロックで、アイスバーンでの制動距離短縮に振った設計になっています。なお、現行ラインアップではすでに後継モデルのBLIZZAK VRX3が登場しており、VRX2は在庫限りや併売となっているケースがあります。
実際のオーナーから聞かれるのは「アルトのような軽量車でも、カチカチの朝の橋の上できちんと止まってくれる安心感がある」という声です。一方で、新品時のドライ路面では若干ふわついた印象が出やすく、乾いた高速巡航メインの人には過剰スペックになる場合もあります。降雪地帯で通勤や家族送迎に使うユーザーに特に刺さる一本です。
BLIZZAK VRXは寒冷地で信頼され続けてきた先代のロングセラースタッドレスタイヤ
BRIDGESTONE BLIZZAK VRX 145/80R13 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | BLIZZAK VRX |
| タイヤサイズ | 145/80R13 |
| ホイールサイズ | 13インチ |
| タイヤ外径 | 570mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
アルトのスタッドレス BLIZZAK VRX 15インチ
BRIDGESTONE BLIZZAK VRX 165/55R15 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | BLIZZAK VRX |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 569mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
BLIZZAK VRXは、RCポリマーで温度変化によるゴムの硬化を抑え、氷雪路とドライ路面の両面でグリップ力と制動力を確保する先代モデルです。ストレートリブレットの導入で装着初期から氷上グリップを発揮できる設計になっています。
すでにVRX2・VRX3という後継モデルが登場しているため、現時点では流通在庫・アウトレット中心の選択肢になります。メカニック的な視点では、スタッドレスはゴムの劣化が効く商品ジャンルのため、製造年週が古くなっている個体を安く買うより、可能なら最新ロットのVRX2またはVRX3を検討するほうが冬のトータルコストで見てお得になるケースが多いとされています。
iceGUARD 6はヨコハマの低燃費技術を取り込み氷上性能と経済性を両立するスタッドレス
YOKOHAMA iceGUARD 6 145/80R13 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | iceGUARD 6 |
| タイヤサイズ | 145/80R13 |
| ホイールサイズ | 13インチ |
| タイヤ外径 | 562mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 5,600円~(2026年調べ) |
アルトのスタッドレス iceGUARD 6 15インチ
YOKOHAMA iceGUARD 6 165/55R15 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | iceGUARD 6 |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 563mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 11,229円~(2026年調べ) |
iceGUARD 6は、ヨコハマの低燃費タイヤシリーズBluEarthで磨かれた技術を冬タイヤに応用したモデルです。オレンジオイルS配合でゴムの柔らかさを長くキープし、4年後のアイス制動性能の維持に強みを持ちます。プレミアム吸水ゴムが凍結路面の水膜を吸水して密着力を高める構造で、通勤からレジャーまで幅広い用途に対応します。
なお、ヨコハマは現在iceGUARD 7(iG70)を主力としてラインアップしており、iceGUARD 6は在庫限りとなっている販売店が多いです。長期使用で見えてくるのは「他ブランドと比べて効き方がマイルドで、ハンドルを切ったときの反応が唐突にならない」という点で、軽い車体のアルトとは相性が良いと多くのユーザーが指摘しています。反面、ディープスノー(深雪)での雪上グリップはVRX2などに一歩譲る傾向があり、除雪が追いつかない豪雪地帯メイン利用の人には物足りない場面もあります。
WINTER MAXX 02は液状ファルネセンゴムで冬道の密着力を高めるダンロップのスタッドレス
DUNLOP WINTER MAXX 02 145/80R13 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | WINTER MAXX 02 |
| タイヤサイズ | 145/80R13 |
| ホイールサイズ | 13インチ |
| タイヤ外径 | 566mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 5,580円~(2026年調べ) |
アルトのスタッドレス WINTER MAXX 02 15インチ
DUNLOP WINTER MAXX 02 165/55R15 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | WINTER MAXX 02 |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 567mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 12,700円~(2026年調べ) |
WINTER MAXX 02は、軟化剤としても機能する液状ファルネセンゴムを採用し、凍結路に密着しながら摩耗を抑える設計が特徴です。主溝のワイド化による排水性能向上で、ウェット路面やシャーベット路面でも操縦安定性を維持します。現在はさらに新しいWINTER MAXX 03が登場しており、在庫や年式によってはWM03と価格帯が近づく場面もあります。
ダンロップのWINTER MAXXシリーズはライフ性能の長さを長所として打ち出しており、実際のオーナーからは「4シーズン目でもブロック欠けが起きにくい」という声が多く聞かれます。高速道路を冬タイヤで長時間巡航する通勤ユーザーや、積雪の浅い関東以西の都市部ユーザーに特に向いており、逆にアイスバーン常連の地域では同価格帯の国産プレミアム他社と比較検討するのがおすすめです。
OBSERVE GARIT GIZは鬼クルミ殻配合でアルトの冬道の安全性を高めるトーヨータイヤのスタッドレス
TOYO TIRES OBSERVE GARIT GIZ 145/80R13 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | OBSERVE GARIT GIZ |
| タイヤサイズ | 145/80R13 |
| ホイールサイズ | 13インチ |
| タイヤ外径 | 562mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 4,510円~(2026年調べ) |
アルトのスタッドレス OBSERVE GARIT GIZ 15インチ
TOYO TIRES OBSERVE GARIT GIZ 165/55R15 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | OBSERVE GARIT GIZ |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 563mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 8,000円~(2026年調べ) |
OBSERVE GARIT GIZは、トーヨータイヤが長年進化させてきた鬼クルミ殻配合と、氷点下でも柔軟性を保つナノゲルを組み合わせた、冬のあらゆる路面に対応する設計のスタッドレスです。グッドデザイン賞の受賞歴があるブロックパターンは、軽自動車の13インチや15インチに履かせても見た目の安っぽさが出にくく、アルトのスチールホイールに組み合わせても足元が締まって見えます。
現行ラインアップではすでに後継のOBSERVE GARIT GIZ PROが登場しているため、本モデルは在庫・数量限定の扱いになっている店舗が増えています。価格重視でアイス・スノー性能のバランスを取りたいユーザーに向いており、「安いが効かない」アジアンタイヤと「高いが効く」国産プレミアムの中間を狙いたい人に刺さる選択肢です。
ICE NAVI 7は日本の降雪地帯向けに設計されたグッドイヤーのコスパ重視スタッドレス
GOOD YEAR ICE NAVI 7 145/80R13 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | ICE NAVI 7 |
| タイヤサイズ | 145/80R13 |
| ホイールサイズ | 13インチ |
| タイヤ外径 | 566mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 4,849円~(2026年調べ) |
アルトのスタッドレス ICE NAVI 7 15インチ
GOOD YEAR ICE NAVI 7 165/55R15 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | ICE NAVI 7 |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 567mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 11,400円~(2026年調べ) |
ICE NAVI 7は、トレッド面にワイドな溝をジグザグに配置するバイティングスノーデザインと、柔軟性を強化したエキストラコンタクトコンパウンドで、アイス制動・スノートラクション・コーナリング性能をバランスよく引き上げたグッドイヤーの定番モデルです。国産プレミアムに比べて価格が控えめで、アルトのような軽自動車との組み合わせで「冬タイヤ4本+ホイールセット」の総額を抑えたいユーザーに向いています。
すでに後継のICE NAVI 8が登場しているため、ICE NAVI 7は流通在庫中心の扱いとなっている店舗が多いです。積雪の浅い地域で年に数回の雪に備える「保険的な」スタッドレス用途としての相性が良く、オーナーから一般的に聞かれるのも「ドカ雪がない地域ならコスパで十分納得できる」という評価です。
ESPIA W-ACEは速度レンジに強みを持つファルケンのスタッドレス
FALKEN ESPIA W-ACE 145/80R13 75S
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ファルケン |
| ブランド | ESPIA W-ACE |
| タイヤサイズ | 145/80R13 |
| ホイールサイズ | 13インチ |
| タイヤ外径 | 564mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | S |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
アルトのスタッドレス ESPIA W-ACE 15インチ
FALKEN ESPIA W-ACE 165/55R15 75H
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ファルケン |
| ブランド | ESPIA W-ACE |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 566mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | H |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 7,160円~(2026年調べ) |
ESPIA W-ACEは、一般的な国産スタッドレスの速度記号Qに対し、SやHという上位の速度レンジを持つ点が大きな特徴です。雪の少ない地域で高速道路を冬タイヤのまま長距離走る人や、スタッドレスのままスキー場へ向かう往復で速度域が上がりがちなドライバーには、ふらつきの少なさとして違いが出やすくなります。
氷に密着する専用アイスホールドゴムと、ブロックのエッジ成分を多方向に増やすラッセルパターンで、氷上グリップも一定水準を確保しています。メカニック的な視点では、速度レンジに余裕があるタイヤは発熱と摩耗のバランスが取りやすく、ドライ路面が混在する通勤用途でも偏摩耗しにくい傾向があります。豪雪地帯向けというより、「冬の関東・甲信・東海の郊外+年数回のスキー」という使い方にはまる一本です。
165/55R15を履くアルト最上級グレードXに装着できるスタッドレスタイヤ
ここからは、タイヤサイズ165/55R15のみで展開されるモデルを中心に紹介します。アルトの最上級グレードXのユーザー向けの選択肢になります。
ICE ASIMMETRICOは日本仕様を意識したピレリの非対称パターンスタッドレス
PIRELLI ICE ASIMMETRICO 165/55R15 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ピレリ |
| ブランド | ICE ASIMMETRICO |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 563mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 6,700円~(2026年調べ) |
ICE ASIMMETRICOは、日本特有の冬の路面状況を想定して開発されたピレリのスタッドレスで、センター部の3Dバタフライサイプが氷上コントロール性能を支える設計になっています。現行ラインアップは後継のICE ASIMMETRICO PLUSが中心で、本モデルも在庫や旧版として流通しています。
欧州ブランド特有のドライ路面での剛性感が残っており、ヨーロッパ車を想起させるカッチリしたハンドリングが持ち味です。アルトXはターボ仕様のアルトワークスやアルトターボRSと共通サイズのため、走りを意識するユーザーから選ばれる場面が多い銘柄です。反面、ブリザックなどの氷上特化国産プレミアムと比べるとアイスバーンの絶対性能では一歩譲るため、アイスバーン走行がメインの地域では選択の優先度を下げるのが無難です。
WS-1は3Dサイプと連結ブロックでコスパを狙うナンカンのアジアンスタッドレス
NANKANG WS-1 165/55R15 75Q
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ナンカン |
| ブランド | WS-1 |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 563mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
| 値段 | 9,670円~(2026年調べ) |
ナンカンのWS-1は、パターンブロックに連結デザインを採用して剛性を高めつつ、IN側に3Dサイプ、OUT側に多角形ブロックを配する構造で、アジアンタイヤとしてはバランス型の設計になっています。価格は国産プレミアムの半額程度で手に入ることが多く、「冬の間のセカンドセットを最小投資で組みたい」というニーズに刺さります。
購入前に見落とされがちなのは、アジアンスタッドレスは年式や個体差による性能のばらつきが国産よりも大きい点です。購入時は製造週をチェックし、装着後の最初の1か月はアイスバーンでの急制動を避け、性能の出方を自分の走り方で確かめておくと安心です。積雪の少ないエリアで年数回しか雪に遭遇しない都市部ユーザーや、週末しか乗らないセカンドカーとしてのアルトオーナーに向いた選択肢です。
X-ICE XI3はトータルバランスに優れるミシュランのスタッドレス
MICHELIN X-ICE XI3 165/55R15 75T
| 車種 | アルト |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | X-ICE XI3 |
| タイヤサイズ | 165/55R15 |
| ホイールサイズ | 15インチ |
| タイヤ外径 | 563mm |
| ロードインデックス | 75 |
| 速度記号 | T |
| タイヤ種類 | スタッドレス |
X-ICE XI3は、除水力に優れるクロスZサイプと、エッジ効果を高めるZigZagマイクロエッジを組み合わせ、アイスグリップとライフ性能をバランス良く仕上げたミシュランのスタッドレスです。サイプ底に丸みを持たせてブロックの大きさと配置を最適化することで、シーズン終盤にも性能低下が緩やかに進む設計になっています。
すでに後継モデルのX-ICE SNOW、さらにその次の世代へと世代交代が進んでおり、本モデル自体は生産終了・在庫限りの扱いです。速度記号Tというカテゴリー内でも高めのレンジを持つため、高速巡航時の安定感を重視するユーザーに向いていました。現在新規購入を検討する場合は、後継のX-ICE SNOW系を含めて比較するのが現実的です。
アルトのスタッドレスの選び方を地域・用途・コストで整理する
ここまで紹介した銘柄を、地域や用途、予算の観点から整理します。HA36型アルトは車体が軽い分、タイヤ選びの影響が大きく出やすい車で、同じモデルでも地域や使い方次第で最適解が変わります。
- 北海道・東北・北陸など豪雪&アイスバーン地帯:BLIZZAK VRX2(または現行VRX3)、iceGUARD 6/7 などの国産プレミアムが第一候補
- 関東・甲信越・東海の山沿い、スキー・スノボ往復中心:WINTER MAXX 02/03、OBSERVE GARIT GIZ、ICE NAVI 7/8 などバランス型
- 関東平野部・関西平野部など積雪数回の地域:ICE NAVI 7/8、WS-1 などコスパ重視モデルで十分な場面が多い
- 冬でも高速道路で距離を伸ばすユーザー:ESPIA W-ACE の速度記号H、ミシュラン系などが安心感に直結
メカニック的な視点では、「氷上ブレーキが効くタイヤ」と「減りにくいタイヤ」は完全な両立が難しく、スタッドレスは3〜4シーズンでの交換を前提にコストを設計するのが現実的です。タイヤ単体の価格だけで比較せず、ホイールセット化して脱着工賃・保管費用まで含めて計算すると、年間コストの見え方が変わります。
HA36型アルト用ホイールの選び方、サイズ・インセット・PCDの基本
HA36型アルトの純正ホイール基準は、13インチグレード(F・L・S)が4.00J-13 インセット+45、PCD100/4穴、15インチのXが4.50J-15 インセット+45、PCD100/4穴が目安です。社外ホイール選定時は、PCD100・4穴・ハブ径54mm前後を満たすことが前提で、インセットが+40〜+50程度に収まっていると干渉トラブルが起きにくくなります。
ホイールナットはM12×P1.25(12mm×ピッチ1.25mm)のテーパーナット(袋・貫通はお好みで)を選ぶのが基本ですが、社外アルミ用と鉄チンホイール用で必要なナット形状が変わる場合があるため、ホイールに合わせた専用ナットを用意することが推奨されます。型式やグレードで細部が異なるケースもあるため、取り付け時には実車のスタッドボルトとホイール穴形状を確認したうえで選択するのが確実です。
スタッドレスはいつ履き替える、交換のタイミングと保管のコツ
冬タイヤへの交換は、気温7℃以下が目安と言われます。朝晩の気温が安定して一桁前半に下がり始める時期(関東以西では11月下旬〜12月上旬、東北・北陸以北では11月上旬前後)に履き替えておくと、急な降雪に慌てずに済みます。タイヤメーカー各社も、凍結路は必ずしも積雪時だけではなく、乾いて見える路面でも発生することに注意を促しています。
オフシーズンの保管は、直射日光と雨を避け、立てて置く場合は月に一度ほど向きを変える、横積みする場合は重量を分散させるのがセオリーです。ホイール付きで保管する際はタイヤの空気圧を半分程度に落とし、カバーをかけて高温多湿を避けると、ゴムの硬化と変形を抑えられます。メカニック的な視点では、夏に高温の屋外で放置したスタッドレスは、翌シーズンの氷上性能が顕著に落ちるケースが多く、保管環境が寿命を直接左右します。
安全装備とスタッドレスの組み合わせで冬の走行リスクを抑える
HA36型アルトの後期型には、スズキセーフティサポートとして自動ブレーキ(デュアルセンサーブレーキサポート)や誤発進抑制機能が用意されていましたが、これらのシステムは乾いた舗装路を前提にチューニングされているため、凍結路では制動距離そのものはタイヤ性能に大きく依存します。警察庁の交通事故統計でも、冬期の人身事故は首都圏を含む降雪・凍結路で急増する傾向が報告されており、夏タイヤのまま突然の降雪に遭遇するパターンが一因とされています。
また、国土交通省は大雪時の大規模な立ち往生対策として、一部の高速道路や直轄国道で「冬用タイヤ規制」や「チェーン規制」を実施しています。スタッドレスを装着していても、チェーン規制区間では別途タイヤチェーンが必要になる場面があるため、年末年始や連休に長距離移動する場合は、チェーンをトランクに常備しておくと安心です。
ロングセラーのスズキ「アルト」にスタッドレスタイヤを装着して冬ドライブを安全に楽しむ
各グレードで4WD車を展開してきたアルトは、雪の降る寒冷地で乗られることも多い一台です。1979年に誕生した初代から数えて現行は9代目HA37S/HA97S型となり、本記事で扱ったHA36S型は先代モデルに位置づけられます。中古市場でもタマ数が豊富で、セカンドカーや通勤用途として現役で使われているオーナーが多いのが特徴です。
住んでいる地域の路面状況、年間走行距離、主な用途に合わせて冬タイヤを選ぶことで、軽量ボディのアルトはむしろ雪道に強い一面を見せてくれます。手元の車のグレードと装着サイズ、使い方を重ね合わせながら、自分に合った一本を選び、冬のドライブを安全に楽しみましょう。