アリオンの内装の魅力とは?シートデザインや荷室など気になるポイント
トヨタ・アリオン(ALLION)は2001年から販売されていた5ナンバーサイズの4ドアセダンです。カリーナの後継車種として、姉妹車でコロナの後継にあたるプレミオとともに登場し、ロングホイールベースによるクラストップレベルの室内の広さを強みとしていました。
空前のSUVブームに押されてセダン人気が下火となり、アリオンは姉妹車のプレミオとともに2021年3月末に生産終了しています。後継車種は設定されず、同社のカローラセダンまたはプリウスがその役割を引き継ぐかたちとなりました。現在は中古車市場での流通のみとなっています。外装・内装ともに古き良きセダンらしいデザインで高級感があり、ビジネスシーンにもふさわしい上質なインテリアから、法人需要も高く熱烈なファンも少なくないモデルです。
アリオンの内装について、コックピット設計・シートインテリア・ラゲッジスペースを中心に、内装ドレスアップに役立つ純正アクセサリーもあわせて詳しくまとめます。中古車購入の検討に役立ててください。
アリオンのコックピットには精緻なメーター機器や使い勝手の良いエアコンが完備
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左から順にアリオンのA20″G-plusパッケージ”・A20・A18″Gパッケージ”・A18のコックピット画像
トヨタ・アリオンのコックピットはグレードによってガーニッシュや内装色が異なり、それぞれ異なる魅力があります。最上級グレードのA20″G-plusパッケージ”はステアリングにもインパネガーニッシュと同素材の加飾が施されており、特別感のある仕上がりです。グレードが上がるほど内装の質感も高まり、所有満足度に直結しています。
2眼デザインのオプティトロンメーターは視認性に優れ、走行中も必要な情報をしっかり確認できます。ホワイトの指針で統一されたスタイリッシュなデザインで、照度の調整も可能です。メーター間にはTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが設置されており、燃費情報や航続可能距離などをグラフィカルに表示します。
オートエアコンはシンプルなプッシュ式で操作が簡単です。A18・A15を除く全グレードに標準装備されており、花粉除去効果のあるエアフィルターを搭載しています。A18・A15はマニュアルエアコンが標準となりますが、オプション追加でオートエアコンに変更可能です。
クルーズコントロールはA20″G-plusパッケージ”とA20に標準装備されています。高速道路でアクセルを踏まずに一定速度を維持できるため、長距離ドライブでの疲労軽減に効果的です。
TOYOTAアリオンのシートと内装色の組み合わせはいろいろ!どれも上質感があって所有欲を刺激
アリオンの内装色はブラックとフラクセンの2タイプです。A20″G-plusパッケージ”・A18″G-plusパッケージ”・A18・A15はブラック、A20″G-plusパッケージ”・A18″G-plusパッケージ”・A15″G-plusパッケージ”はフラクセンが設定されており、A20・A18″Gパッケージ”・A15″Gパッケージ”はブラックとフラクセンのいずれかを選択できます。落ち着きのあるブラックはビジネス向け、明るく上品なフラクセンはプライベート使いにも好評でした。
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内装色:フラクセン シート:合成皮革+ファブリック(ハイラグジュアリー) 木目調パネル:レディッシュブラウン木(A20のG-plusパッケージ、A18のG-plusパッケージ、A15のG-plusパッケージ) -
内装色:ブラック シート:ファブリック(ラグジュアリー) 木目調パネル:ブラウン(A20、A18のGパッケージ、A15のGパッケージ) -
内装色:フラクセン※ シート:ファブリック(ラグジュアリー)※ 木目調パネル:ブラウン(A20、A18のGパッケージ、A15のGパッケージ)※設定色 -
アリオンの内装はグレードによって採用されるシートカラーも素材もさまざま 写真:内装色:ブラック シート:ファブリック 木目調パネル:ブラウン(A18とA15)
シートカラーはブラウン・フラクセン・ブラックの3色で、グレードごとにシート素材とインパネの種類が異なります。A20″G-plusパッケージ”・A18″G-plusパッケージ”・A15″G-plusパッケージ”がフラクセンの合成皮革×ファブリック(ハイラグジュアリー)にレディッシュブラウンの木目調パネル、A20・A18″Gパッケージ”・A15″Gパッケージ”がブラックまたはフラクセンのファブリック(ラグジュアリー)にブラウンの木目調パネル、A18・A15がブラックのファブリックにブラウンの木目調パネルの組み合わせです。中古車を選ぶ際はグレードと内装色の組み合わせを事前に確認しておくと失敗がありません。
A20″G-plusパッケージ”とA18″G-plusパッケージ”にはメーカーオプションでブラウンの本革シート+ライトブラウンの木目調パネルへの変更が可能でした。パーフォレーション仕様のため本革ながら通気性にも優れており、落ち着いたブラウンカラーがアリオンの車内に高級感を加えています。中古車市場では本革シート装備車に人気が集まる傾向があります。
ランバーサポート付きの運転席8wayパワーシートはG-plusパッケージ全車に標準装備されています。電動でシートポジションを細かく調整できるため、長距離ドライブでも快適な姿勢を保ちやすくなっています。
トヨタアリオンのラゲッジルームはコンパクトだけど様々な荷物が載せられる
コンパクトに見えるアリオンの荷室ですが、大型のゴルフバッグも問題なく積載できます。テールゲートの形状を工夫して開口部を大きく確保しており、重い荷物でもスムーズに積み降ろしできます。セダンながら実用性を重視した設計がアリオンの特徴のひとつです。
後部座席にはリクライニング機構付きの6:4分割可倒式ダブルフォールディングシートを採用しています。片側または両側を倒してラゲッジスペースを拡張でき、長尺物や大型荷物の積載にも対応します。セダンとしては異例ともいえるこのシートアレンジの柔軟性が、アリオンの大きなセールスポイントでした。
フロントシートのヘッドレストを外して倒せばフルフラットシートになります(A20″G-plusパッケージ”・A18″G-plusパッケージ”・A15″G-plusパッケージ”は助手席のみ対応)。仮眠を取りたいときや長距離移動時の休憩にも活用できます。
アリオンはA18とA15を除く全車にトヨタ・セーフティ・センスを標準装備
対車両自動ブレーキとペダル踏み間違い時加速抑制装置を搭載するグレードはサポカーS<ベーシック+>に、自動ブレーキ搭載グレードはサポカーに認定されています。A18・A15を除く全グレードには「トヨタ・セーフティ・センス」が標準装備されており、プリクラッシュセーフティ・レーンディパーチャーアラート・オートマチックハイビームの3機能を搭載しています。これらのオン・オフスイッチは運転席側に設置されており、走行中でも素早く操作できます。先行車発進告知機能やヒルスタートアシストコントロールも備わっており、日常のあらゆるシーンで安心感を提供します。
アリオンの内装のカスタムにおすすめの純正アクセサリーをピックアップ
ポリエステル製のフルシートカバーはアリオンのシートへのフィッティングに優れていました。内装色ブラックにはブラック、フラクセンにはグレージュが適用されます。革調シートカバーも同じ2色展開で、メーカーオプションの本革シートが装着されていないグレードであればいずれも装着可能です。シートの傷みや汚れが気になる中古車オーナーにも重宝するアクセサリーです。
ウッド調シフトノブはA18・A15″Gパッケージ”・A15に装着可能です。茶木目の上質なデザインがアリオンの内装をワンランク格上げしてくれます。標準のシフトノブから交換するだけで、コックピットの雰囲気が大きく変わります。
スカッフイルミネーションセットは4枚セットで提供されていました。フロント用プレートにはALLIONのロゴがブルーに輝くデザインを採用。セットで装備したいエントリーライトは高輝度ホワイトLEDを採用しており、乗降時の足元を明るく照らします。夜間のドライブをより上質な演出にしたいオーナーにおすすめの組み合わせです。
トヨタ・アリオンの内装は質感高くプレミアムセダンの魅力が感じられる
法人需要も高かったトヨタ・アリオンの内装は、ビジネスシーンでも違和感のないセダンらしい高級感のあるデザインです。内装色との相性を考慮したインパネガーニッシュとシートの組み合わせが全グレードに設定されており、どのモデルを選んでも満足度の高いインテリアを実現していました。
スタイリッシュで洗練されたコックピット空間、使いやすい位置に配置された先進安全装備のスイッチやエアコン周り、電動調整可能な運転席ポジションなど、快適なドライビング環境が整っています。さらに、セダンでありながらダブルフォールディング対応のリヤシートや大開口のラゲッジルームを備え、積載性でも実用的な設計でした。
アリオンは2021年3月末に生産終了となりましたが、純正アクセサリーやシートカバーなどのカスタムパーツを活用すれば、中古車購入後も自分好みの内装に仕上げることができます。質感の高いセダンを中古で探しているユーザーには、今なお魅力的な選択肢のひとつです。