インフィニティQX50のモデルチェンジ

QX50がモデルチェンジで新色カラーのオプシディアンを追加設定

インフィニティQX50のモデルチェンジで、日産スカイラインクロスオーバーは復活するのか?高級SUVがムラーノ以降出ていないこと、レクサスのSUVが売れていることを考えると復活する可能性もあります。さっそく、エクステリアや搭載エンジンをチェックしていきましょう。

QX50がモデルチェンジで新色カラーのオプシディアンを追加設定

インフィニティQX50がモデルチェンジ 2018年3月に新型へ

日産が海外で展開するブランド「インフィニティ」で販売されているQX50が2018年3月にモデルチェンジ。日本では2009年から2016年まで販売されていた「スカイラインクロスオーバー」にあたるモデルです。

「トヨタ・ハリアー/レクサス・RX」と同じような関係性で、2017年12月1日に開催したロサンゼルスモーターショーにて発表。
新型エンジンの搭載で燃費も良くなっている新型インフィニティQX50のエクステリアや搭載エンジン、搭載装備や価格帯・発売日をチェックしていきましょう。

インフィニティQX50に2024年モデル設定 改良点はボディカラー追加のみ

インフィニティのQX50へ2024年モデルを設定。モデルチェンジや一部改良ではないため変更点はなく、sensory・autographグレードへオプシディアンを新色として追加しています。2024年モデルのQX50の販売価格は42,045ドルから59,095ドルで。

新型インフィニティQX50のは旧型モデルよりも大型化して迫力のあるエクステリアに

インフィニティ新型QX50のフロントビューQX50コンセプト

新型インフィニティQX50のエクステリアは、「QX50コンセプト」をモデルにして作られると考えられていて、市販モデルに限りなく近いエクステリアになっています。

インフィニティ新型QX50のリヤビュー

ヘッドランプとテールランプのデザインは、放射状の線が入っているデザインで翼のように見えます。QX50スポーツ・インスピレーション・コンセプトと比べると、マフラー周りのパーツデザインがつるっとしたデザインになっていることや、リアウィンドウが大きくなって視認性がアップしています。

QXスポーツ・インスピレーション・コンセプトのリヤビューQXスポーツ・インスピレーション・コンセプト

インフィニティ新型QX50のスパイショット

新型インフィニティQX50と思われる車両のスパイショットで、グリルのエンブレムを見るとうっすらとインフィニティのデザインと分かります。ヘッドライトにもカモフラージュが施されていますが、擬装をしていてもとてもカッコいいデザインです。

リアビューでは、新型のテールランプを確認できます。シャープな翼のようなデザインになっていて、ホイールデザインもQX50コンセプトのものと、とても良く似ています。
ボディサイズは、全長4,693mm、全幅1,903mm、全高1,679mmになっていて、旧型モデルよりも大きくなっています。

インフィニティQX50のボディサイズ比較
2018年新型 2017年型
全長 4,693mm 4,745mm
全幅 1,903mm 1,800mm
全高 1,679mm 1,590mm

全長は短くなっていますが、全幅と全高が拡大して迫力が増したデザインになりました。

新型インフィニティQX50のパワートレインは新型2.0Lターボエンジン

インフィニティ新型QX50のエンジン

2017年型のインフィニティQX50には、スカイラインクロスオーバーと同様に「3.7LのV型6気筒エンジン」が搭載されていて、最高出力は330PS、最大トルクは362Nmです。新しい2018年型の新型インフィニティQX50には、VC-Tエンジンが搭載され2.0LのVCターボエンジンが搭載されています。

新型2.0Lターボエンジンスペック
種類 直列4気筒
過給機 ターボ
排気量 2.0L
最高出力 272PS
最大トルク 390Nm

2017年型の3.7Lエンジンに比べると、さすがに排気量に違いがあり最高出力は低下していますが、最大トルクはアップしています。他のメーカーでもダウンサイジングターボエンジンの搭載を進めているので、インフィニティも新型エンジンを新しいQX50へ搭載しています。

新型インフィニティQX50には自動運転技術のプロパイロットを搭載

新型リーフのエクステリア

新型インフィニティQX50には、新型リーフに搭載した「プロパイロット2.0」に、車線変更や追い越し機能を追加したプロパイロットを投入しています。

これで、高速道路での渋滞追従走行だけではなく、追い越し車線に入り設定速度より遅い車を追い越して走行車線に戻るなどの動作も自動運転で行ってくれるようになります。

新型インフィニティQX50の発売日は2018年3月で日本発売は未定・販売価格は40,300ドル~(日本円で約5,644,000円~)

インフィニティ新型QX50のエクステリア

新型インフィニティQX50の発売日は、2018年3月で日本導入の予定はありません。販売価格は36,550ドル(日本円で約4,160,400円)から45,150ドル(日本円で約5,139,500円)になっています。

2023年QX50の価格帯
QX50 PURE 40,300ドル~(日本円で約5,644,000円~)
QX50 PURE AWD 42,300ドル~(日本円で約5,924,000円~)
QX50 LUXE 43,600ドル~(日本円で約6,106,000円~)
QX50 LUXE AWD 45,600ドル~(日本円で約6,386,000円~)
QX50 SPORT 48,500ドル~(日本円で約6,793,000円~)
QX50 SPORT AWD 50,500ドル~(日本円で約7,073,000円~)
QX50 SENSORY 52,800ドル~(日本円で約7,395,000円~)
QX50 SENSORY AWD 54,800ドル~(日本円で約7,675,000円~
QX50 AUTOGRAPH AWD 57,350ドル~(日本円で約8,032,000円~)

新ネーミング戦略で誕生したインフィニティ・QX50のモデルチェンジ遍歴

QX50は日産がインフィニティブランドで展開するクロスオーバーSUVです。日本ではスカイラインクロスオーバーとして販売されていました。

インフィニティ 初代 J50型/2014年~2017年

2014年、「インフィニティ・EX」から車名を変更し、「インフィニティ・QX50」が誕生しました。
2015年、フロント具率とバンパーのデザインを変更した2016年モデルをニューヨーク国際オートショーで発表。中国市場には「QX50L」が導入されました。

インフィテニィ 2代目 J55型/2017年~

2017年、次期型となる「QX50 Concept」を米記憶国際自動車ショーにて公開。駆動方式がFFになり、ラゲッジスペースを拡大しています。
2019年、日本でも販売を開始しました。

インフィニティ QX50のモデルチェンジ遍歴
インフィニティ QX50のモデル 販売年表
初代 J50型 2014年~2017年
2代目 J55型 2017年~

インフィニティQX50の登場でスカイラインクロスオーバー復活か?

スカイラインクロスオーバーのエクステリア

インフィニティQX50は、日産ブランドでスカイラインクロスオーバーとして販売されていたこともありますが、残念ながら2016年に販売終了になっています。スカイラインやフーガがインフィニティのエンブレムを装着して販売されていたこともあり、新型QX50が新型スカイラインクロスオーバーとして復活する可能性もあるでしょう。

インフィニティQX50

2023年の時点では、日産のSUVはコンパクトなキックスと、ミドルサイズのエクストレイルしかなく、以前販売していたムラーノなど高級志向のSUVはありません。そこでQX50をベースにする新型スカイラインクロスオーバーとして復活させることで、ラインナップも拡充することができます。
レクサスのSUVであるNXやRXが売れていることを考えると狙い目のモデルでもありますし期待が高まります。