WR-Vのスタッドレス

WR-Vのスタッドレスおすすめ12選と16インチ17インチの選び方

WR-Vのスタッドレスタイヤ選びを、グレード別の純正サイズ、ロードインデックスと外径の見方、16インチと17インチの使い分けから整理。ヨコハマ・ブリヂストン・トーヨー・ダンロップ・グッドイヤー・ミシュランの12本を比較し、後継モデルの登場状況も紹介します。

WR-Vのスタッドレスおすすめ12選と16インチ17インチの選び方

WR-Vのスタッドレスに適合する純正サイズとグレード

WR-Vは最低地上高195mm、車両重量約1,230kgのコンパクトSUVです。ここで紹介するのは、そんなWR-Vに標準装備される「215/60R16」「215/55R17」にマッチングするスタッドレスタイヤです。同じ車種でもグレードによって扁平率とリム径が変わるため、冬タイヤを探すときはまず自分の車がどちらのサイズかを車検証と運転席ドア開口部のラベルで確認してください。

純正タイヤサイズに適合するスタッドレスタイヤは、以下のようなグレードに標準装備されます。

WR-Vの「215/60R16」タイヤを標準装備するグレード

  • X

WR-Vの「215/55R17」タイヤを標準装備するグレード

  • Z
  • Z 特別仕様車 BLACK STYLE
  • Z+
  • Z+ 特別仕様車 BLACK STYLE

2025年3月と同年7月の一部改良で追加された特別仕様車「BLACK STYLE」は、17インチホイールやドアハンドルをブラック化した仕様で、タイヤサイズはベースとなるZ・Z+と共通です。改良によるタイヤ・ホイールサイズの変更はないため、初期モデルから現行モデルまで同じサイズで冬タイヤを探せます。

WR-Vにおすすめのスタッドレスタイヤ12選

WR-Vにおすすめのスタッドレスを紹介します。FF駆動のWR-Vの冬道走行を足元から支えてくれるアイスグリップ性能にすぐれたタイヤをピックアップしているので、WR-Vのスタッドレス選びの参考にして下さい。16インチ用と17インチ用を同一ブランドでペアにして並べているため、自分のグレードに合う方を見比べながら選べます。

氷上制動が大幅に向上してアイス性能にすぐれた ヨコハマ アイスガード7

YOKOHAMA iceGUARD7 215/60R16 95Q

YOKOHAMA iceGUARD7 215/60R16 95Q接地面積とブロック剛性を増加して氷によく効く YOKOHAMA iceGUARD7

車種 WR-V
メーカー ヨコハマ
ブランド iceGUARD7
タイヤサイズ 215/60R16
ホイールサイズ 16インチ
タイヤ外径 664mm
ロードインデックス 95
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード X
値段 20,280円~(2026年調べ)

ウルトラ吸水ゴムがアイス性能だけではなくロングライフにも貢献する ヨコハマ アイスガード7

YOKOHAMA iceGUARD7 215/55R17 94Q

YOKOHAMA iceGUARD7 215/55R17 94Q硬くならないウルトラ吸水ゴムで永く効く YOKOHAMA iceGUARD7

車種 WR-V
メーカー ヨコハマ
ブランド iceGUARD7
タイヤサイズ 215/55R17
ホイールサイズ 17インチ
タイヤ外径 668mm
ロードインデックス 94
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード Z/Z+(BLACK STYLE含む)
値段 16,500円~(2026年調べ)

ヨコハマ iceGUARD7(アイスガード セブン)は、氷と雪に永く効くをキャッチフレーズにした、アイス性能とスノー性能、ロングライフにすぐれたスタッドレスタイヤです。ウルトラ吸水ゴムが氷上の水膜を吸い上げ、路面との密着度を高めることでグリップ力を確保します。

アイスガード7で評価が高いのは、4シーズン目でも氷上性能の落ち込みが小さい点です。年間走行距離が少なく、1シーズンあたり2,000km前後しか冬タイヤを使わない使い方だと、溝が残っているのにゴムが硬化して買い替えになるパターンが起こりがちですが、そうした使い方でも性能が長持ちします。一方で、真冬の峠を毎週越えるような使い方では、より新しい世代のモデルとの氷上性能差が出やすくなります。

高いグリップ力だけではなく静粛性にもすぐれた ブリヂストン ブリザック VRX3

BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3 215/60R16 95Q

BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3 215/60R16 95Qツルツル路面になりやすい交差点付近でもしっかりグリップ力を発揮する BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3

車種 WR-V
メーカー ブリヂストン
ブランド BLIZZAK VRX3
タイヤサイズ 215/60R16
ホイールサイズ 16インチ
タイヤ外径 667mm
ロードインデックス 95
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード X
値段 24,200円~(2026年調べ)

凍った路面でしっかり止まってスムーズに発進できるグリップ力にすぐれた ブリヂストン ブリザック VRX3

BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3 215/55R17 94Q

BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3 215/55R17 94Q強力なグリップ力で凍結路のコーナリングも安定走行ができる BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3

車種 WR-V
メーカー ブリヂストン
ブランド BLIZZAK VRX3
タイヤサイズ 215/55R17
ホイールサイズ 17インチ
タイヤ外径 672mm
ロードインデックス 94
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード Z/Z+(BLACK STYLE含む)
値段 29,890円~(2026年調べ)

ブリヂストンBLIZZAK VRX3(ブリザック ブイアールエックス スリー)は、高いグリップ力が凍った路面をしっかりつかむ、アイス性能にすぐれたスタッドレスタイヤです。信号の手前や滑りやすい横断歩道の白線上でもしっかりと路面をグリップします。

ブリザックが北海道・北東北の主要都市で長年にわたり高い装着率を維持しているのは、朝晩に路面が凍る通勤時間帯で挙動が読みやすいという評価が積み重なっているためです。1.5Lエンジンで車両重量1,230kgのWR-Vなら、氷上での踏力に対する減速の立ち上がりが素直で、ABSが介入する前の段階でコントロールしやすくなります。価格は同クラスの中では高い部類に入るため、年に数回しか雪道を走らない地域では予算とのバランスを考える必要があります。

吸着クルミゴムが凍った路面のひっかき効果を発揮する トーヨータイヤ オブザーブ ギズ2

TOYOTIRES OBSERVE GIZ2 215/60R16 95Q

TOYOTIRES OBSERVE GIZ2 215/60R16 95Q氷より硬くアスファルトよりもやわらかい鬼クルミ殻が引っかき効果を発揮する TOYOTIRES OBSERVE GIZ2

車種 WR-V
メーカー トーヨータイヤ
ブランド OBSERVE GIZ2
タイヤサイズ 215/60R16
ホイールサイズ 16インチ
タイヤ外径 664mm
ロードインデックス 95
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード X
値段 16,270円~(2026年調べ)

吸着クルミゴムのコンパウンドが密着効果を高めてクリップ力に貢献する トーヨータイヤ オブザーブ ギズ2

TOYOTIRES OBSERVE GIZ2 215/55R17 94Q

TOYOTIRES OBSERVE GIZ2 215/55R17 94Q氷上性能を維持するからロングライフを実現する TOYOTIRES OBSERVE GIZ2

車種 WR-V
メーカー トーヨータイヤ
ブランド OBSERVE GIZ2
タイヤサイズ 215/55R17
ホイールサイズ 17インチ
タイヤ外径 668mm
ロードインデックス 94
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード Z/Z+(BLACK STYLE含む)
値段 19,000円~(2026年調べ)

トーヨータイヤ OBSERVE GIZ2(オブザーブ ギズツー)は、コンパウンドの吸着クルミゴムが凍結路面に密着してグリップ力を発揮し、効き持ちも長いスタッドレスタイヤです。細かく砕いた鬼クルミの殻が氷を引っかくことで、ブレーキング時のエッジ効果を補います。

ギズ2は圧雪路と新雪では上位ブランドと大きな差が出にくく、価格を抑えたい場合の現実的な選択肢になります。ただしミラーバーンのような磨かれた氷上では、後継のギズ3や他社の最新世代と比べて制動距離が伸びやすい傾向があります。降雪はあるが凍結までは滅多にしない地域の通勤用途、あるいはスキー場までの往復が年数回という使い方であれば、費用対効果は高くなります。

凍った路面の凹凸に噛みあうように隙間なく密着する ダンロップ ウインターマックス 03

DUNLOP WINTER MAXX 03 215/60R16 95Q

DUNLOP WINTER MAXX 03 215/60R16 95Qナノ凹凸ゴムが氷の上で止まる効果を発揮する DUNLOP WINTER MAXX 03

車種 WR-V
メーカー ダンロップ
ブランド WINTER MAXX 03
タイヤサイズ 215/60R16
ホイールサイズ 16インチ
タイヤ外径 672mm
ロードインデックス 95
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード X
値段 23,720円~(2026年調べ)

氷に隙間なく密着するから排水するのも素早い ダンロップ ウインターマックス 03

DUNLOP WINTER MAXX 03 215/55R17 94Q

DUNLOP WINTER MAXX 03 215/55R17 94Q凍った路面に合わせて形状を変えるゴムが密着性を上げる DUNLOP WINTER MAXX 03

車種 WR-V
メーカー ダンロップ
ブランド WINTER MAXX 03
タイヤサイズ 215/55R17
ホイールサイズ 17インチ
タイヤ外径 675mm
ロードインデックス 94
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード Z/Z+(BLACK STYLE含む)
値段 30,920円~(2026年調べ)

ダンロップWINTER MAXX 03(ウインターマックス ゼロスリー)は、ナノ凹凸ゴムが凍結路面の形状に合わせ、噛みあうように隙間なく密着する、氷上性能特化型のスタッドレスタイヤです。効き持ち性能も高く、性能を維持したまま長く使用できます。

ウインターマックス03は摩耗の進みが穏やかで、除雪された乾いた舗装路を走る距離が長い都市部の使い方と相性がよいタイヤです。冬タイヤは春先に夏道を走る距離が増えるほど減りますが、この銘柄はその局面での目減りが少なくなります。剛性が高めのため、装着直後は舗装路での乗り味がやや硬く感じられる場面もありますが、100kmほど走ると当たりがついて落ち着きます。

ウルトラNAVIブレードが高いグリップ力に貢献する グッドイヤー アイスナビ8

GOODYEAR ICE NAVI8 215/60R16 95Q

GOODYEAR ICE NAVI8 215/60R16 95Qアイスブレーキング性能にすぐれ凍結路面でしっかり止まる GOODYEAR ICE NAVI8

車種 WR-V
メーカー グッドイヤー
ブランド ICE NAVI8
タイヤサイズ 215/60R16
ホイールサイズ 16インチ
タイヤ外径 672mm
ロードインデックス 95
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード X
値段 19,000円~(2026年調べ)

極小コンパウンドで凍った路面と密着しアイス性能にすぐれた グッドイヤー アイスナビ8

GOODYEAR ICE NAVI8 215/55R17 94Q

GOODYEAR ICE NAVI8 215/55R17 94Q極小分散シリカが氷の路面に隙間なくタイヤを密着させる GOODYEAR ICE NAVI8

車種 WR-V
メーカー グッドイヤー
ブランド ICE NAVI8
タイヤサイズ 215/55R17
ホイールサイズ 17インチ
タイヤ外径 675mm
ロードインデックス 94
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード Z/Z+(BLACK STYLE含む)
値段 24,400円~(2026年調べ)

グッドイヤー ICE NAVI8(アイスナビエイト)は、左右非対称パターンがアイス性能に貢献するスタッドレスタイヤです。マルチ・ディレクショナル・エッジが氷上ブレーキング性能に貢献し、ウルトラNAVIブレードがグリップ力を向上させています。

アイスナビ8は氷上性能と価格のバランスがとりやすく、除雪が行き届いた市街地と、時々出てくる圧雪路が混在する使い方に向きます。左右非対称パターンのため装着時にはOUTSIDE表示の向きを間違えないよう注意が必要で、自分でタイヤを組む場合は特に確認しておきたいポイントです。逆履きすると本来の排水性とエッジ効果が出ません。

タイヤが摩耗してもくっきりとしたトレッドパターンで効き持ちがいい ミシュラン X-アイス スノー

MICHELIN X-ICE SNOW 215/60R16 99H

MICHELIN X-ICE SNOW 215/60R16 99Hロングライフの実現でアイスブレーキング性能を維持する MICHELIN X-ICE SNOW

車種 WR-V
メーカー ミシュラン
ブランド X-ICE SNOW
タイヤサイズ 215/60R16
ホイールサイズ 16インチ
タイヤ外径 664mm
ロードインデックス 99
速度記号 H
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード X
値段 13,030円~(2026年調べ)

新コンパウンドと新トレッドパターンが高いグリップ力を発揮する ミシュラン X-アイス スノー

MICHELIN X-ICE SNOW 215/55R17 98H

MICHELIN X-ICE SNOW 215/55R17 98HVTSサイプとNewクロスZサイプがしっかりと氷をつかむ MICHELIN X-ICE SNOW

車種 WR-V
メーカー ミシュラン
ブランド X-ICE SNOW
タイヤサイズ 215/55R17
ホイールサイズ 17インチ
タイヤ外径 668mm
ロードインデックス 98
速度記号 H
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
適合グレード Z/Z+(BLACK STYLE含む)
値段 15,620円~(2026年調べ)

ミシュランX-ICE SNOW(エックスアイス スノー)は、高剛性のコンパウンドと2種類のサイプが高いアイスグリップ力を発揮するスタッドレスタイヤです。タイヤが50%摩耗してもトレッドパターンがくっきり残っているので、アイス性能が長続きします。

X-ICE SNOWでWR-Vユーザーに効いてくるのが速度記号Hという点です。国産スタッドレスの多くが最高速度160km/h対応のQ規格なのに対し、Hは210km/hまで対応します。冬の高速道路を長距離走る機会が多い使い方では、直進安定性と高速巡航時の落ち着きで差が出ます。ロードインデックスも99/98と純正の95/94より高く、4人乗車+スキー用具を積んだ状態でも荷重面の余裕があります。ただし空気圧はエクストラロード規格に準じた設定が必要になるサイズもあるため、装着時に車両ラベルの指定値とタイヤ側の条件を店舗で確認してください。

WR-Vのスタッドレス選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ

WR-Vのグレード 型式 タイヤサイズ ホイールサイズ
X 5BA-DG5 215/60R16 16インチ×7J(+55)
Z 5BA-DG5 215/55R17 17インチ×7J(+55)
Z+ 5BA-DG5 215/55R17 17インチ×7J(+55)

PCDは114.3mm、ホール数は5穴、ハブ径は64mmで全グレード共通です。スタッドレス用にホイールを別途用意する場合は、この4つの数値がそろっているかを最初に確認してください。数値が合っていても、スポークの厚みによってはナットが規定トルクで締まらない製品があるため、ホイールとナットの適合は組み合わせ単位で見る必要があります。

タイヤを選ぶときにチェックしたいのは、ロードインデックス(荷重指数)、タイヤ外径、ナットの3点です。ロードインデックスは純正の95(16インチ)と94(17インチ)を下回らないことが条件になります。WR-Vの車両重量は約1,230kgで、大人4人が乗れば1,470kg前後まで増えますが、95相当の負荷能力があれば十分な余裕を確保できます。外径は純正が664mmと668mmで、この前後4mm以内に収まっていれば速度計の表示ずれは実用上ほとんど問題になりません。

見落とされがちなのがナットです。Xグレードは16インチのスチールホイールにフルホイールキャップを組み合わせているため、社外アルミホイールを冬用に用意する場合はスチール用ナットからアルミ用ナットへの交換が必要になります。ホイールだけ買って当日に装着できなかったというつまずきは、この1点が原因になるケースが多く見られます。

16インチと17インチはどちらが冬向きか インチダウンという選択肢

Z・Z+に乗っていて冬タイヤの費用を抑えたい場合、16インチへのインチダウンが現実的な選択肢になります。215/60R16はX用として純正設定されているサイズなので、ブレーキキャリパーとの干渉やフェンダーとの関係を心配する必要がありません。外径も668mmから664mmへ4mm縮むだけで、差は0.6%以内に収まります。

インチダウンのメリットは価格だけではありません。扁平率が55から60に上がることでサイドウォールが厚くなり、雪でわだちができた路面や凍って盛り上がった路肩を越えるときの当たりがやわらぐという実感を伴う違いが出ます。接地面の幅が変わらないまま縦方向のたわみが増えるため、圧雪路での接地感も掴みやすくなります。

15インチまで下げると205/70R15が外径の近いサイズになりますが、選べるホイールとタイヤの銘柄が限られ、結果として16インチより高くつく場面が少なくありません。冬のインチダウンは16インチで止めておくのが、費用と選択肢のバランスがとれる落としどころです。逆に、17インチのままドレスアップ性を維持したい場合や、通勤路がほぼ除雪済みの舗装路という条件であれば、純正サイズを継続する方が保管や履き替えの管理はシンプルになります。

スタッドレスへの履き替え工賃とホイールセットの考え方

冬タイヤの総額は「タイヤ代+作業工賃」で決まります。タイヤとホイールが組み上がった状態のものを付け替える脱着作業は、4本で4,000〜6,000円前後が相場です。一方、タイヤ単体を購入してホイールに組み替える場合は、WR-Vが該当する16〜18インチで12,000〜17,000円前後が目安になり、バランス調整やゴムバルブ交換が別料金になることもあります。

この差が効いてくるのが2年目以降です。ホイールセットで持っていれば毎年の作業は脱着だけで済み、年間4,000〜6,000円前後に抑えられます。タイヤ単体で買った場合は毎年2回の組み替えが発生し、5年使えば工賃だけで10万円近い差になる計算です。ホイールを買い足す初期費用は増えますが、3シーズン以上使う前提なら回収できます。

作業を依頼する時期も費用と待ち時間に直結します。11月中旬から12月上旬は予約が集中し、店舗によっては繁忙期料金が設定されます。北日本や山間部の初雪は11月に入ると珍しくないため、10月中に予約を入れておくと選択肢が広がります。

スタッドレスの寿命と交換時期はどこで見極めるか

スタッドレスタイヤには、新品時の溝の深さから50%摩耗した位置に「プラットフォーム」という段差が設けられています。ここが露出したら冬用タイヤとしての性能は保証されません。夏タイヤのスリップサインが残り溝1.6mmで法的な使用限度を示すのに対し、プラットフォームはそれよりずっと手前で冬性能の限界を知らせる指標です。

もう一つの寿命がゴムの硬化です。溝が十分に残っていても、製造から年数が経つと低温でのしなやかさが失われ、氷上での密着力が落ちます。サイドウォールに刻印された4桁の数字が製造週と製造年を示しているので、購入時にここを確認しておくと、何シーズン使えるかの目安が立ちます。使用期間としては3〜4シーズンを一区切りに、5シーズン目からは氷上性能の落ち込みを前提に走り方を変えるという考え方が実際的です。

保管方法でも寿命は変わります。直射日光と雨がかかる屋外にそのまま置くと硬化が早まりやすく、屋内保管や専用カバーの使用で差が出ます。ホイール付きなら横積み、タイヤ単体なら縦置きが基本で、空気圧は指定値より下げた状態で保管するとサイドウォールへの負担が減ります。

FF駆動のWR-Vで冬道を走るときに知っておきたいこと

WR-Vは4WDの設定がなくFFのみです。前輪が駆動と操舵の両方を担うため、雪道では「発進はしやすいが、登坂の途中で止まると再発進しづらい」「ブレーキと同時にハンドルを切るとアンダーステア(曲がりにくい状態)が出やすい」という特性が出ます。これはスタッドレスの銘柄選び以上に、走らせ方でカバーする部分が大きくなります。

登り坂では停止しないで済むよう車間を広めにとり、坂の途中の信号では手前で速度を落として流れに合わせる走り方が有効です。カーブでは進入前に減速を終えておき、ハンドルを切っている最中はアクセルもブレーキも一定に保つと挙動が安定します。最低地上高195mmは新雪が積もった駐車場や除雪の残った路肩を越えるうえで有利に働きますが、車体が雪に乗り上げれば前輪の荷重が抜けて空転するため、地上高があること自体は脱出性能を保証しません。

装備面では、非常用にタイヤチェーンを積んでおく価値があります。大雪時には国土交通省が指定する区間でチェーン規制が実施される場合があり、この規制下ではスタッドレスタイヤだけでは通行できません。年に一度あるかどうかの状況ですが、峠越えのルートを使うなら備えておきたい装備です。

燃費面では、スタッドレス装着中は転がり抵抗が増えて夏タイヤより1割前後落ちる場面が多く見られます。WLTCモードで16.2〜16.7km/LのWR-Vが冬に14km/L台まで落ちたとすると、月1,000km走行でガソリン代はレギュラー175円/L換算で月1,000〜1,500円ほど増える計算です。冬タイヤの費用を考えるときは、この分も含めて見ておくと実態に近くなります。

スタッドレスの世代交代と後継モデルの状況

ここで紹介している12本のうち、いくつかのブランドはすでに後継モデルが登場しています。トーヨータイヤのオブザーブ ギズ2は2024年8月発売のギズ3へ、ヨコハマのアイスガード7とブリヂストンのブリザックVRX3は2025年9月発売のアイスガード8とブリザックWZ-1へ、ダンロップのウインターマックス03は2026年8月発売のウインターマックス アイスプロへ、ミシュランのX-ICE SNOWは2026年8月発売のX-ICE SNOW+へと、それぞれ世代が進みました。

後継モデルはいずれも氷上制動を主要な進化点に掲げています。ギズ3はギズ2比で氷上ブレーキ性能を22%短縮、ブリザックWZ-1はVRX3比で氷上ブレーキ性能を約11%向上、ウインターマックス アイスプロは03比で氷上ブレーキ性能を25%向上と各社が公表しており、X-ICE SNOW+はアイス・スノー性能を維持しつつウェット性能を約7.3%、耐摩耗性能を約25%高めています。

一方で、旧世代モデルは在庫があるうちは価格が下がる局面に入ります。ミラーバーンが日常的に出る地域なら新世代を選ぶ意味は大きく、降雪が年数回で凍結もまれな地域なら旧世代を安く手に入れる判断も合理的です。買う前に、自分の生活圏でどの路面に一番多く遭遇するかを整理しておくと選びやすくなります。

WR-Vのスタッドレスに関するよくある質問

SUV専用のスタッドレスでないとだめですか。WR-Vは車両重量1,230kg前後、全高1,650mmと、車重も重心も乗用車の範囲に収まります。純正サイズのロードインデックスを満たしていれば、乗用車用のスタッドレスで問題ありません。SUV専用設計は重量級のSUVでの剛性確保を狙ったもので、WR-Vのクラスでは選択肢を広く取れるメリットの方が大きくなります。

オールシーズンタイヤで代用できますか。圧雪路までなら対応できますが、凍結路での制動力はスタッドレスに及びません。年に数回みぞれが降る程度の地域で履き替えの手間を省きたい場合には選択肢になりますが、アイスバーンが出る地域ではスタッドレスを選んでください。

空気圧はどう設定すればよいですか。運転席ドア開口部に貼られたラベルの指定空気圧に合わせるのが基本です。グレードによってサイズが異なり、エクストラロード規格の銘柄では別の設定が必要になる場合もあるため、装着時に確認しておくと安心です。冬は気温低下で自然に空気圧が下がるため、月に1回の点検を習慣にすると偏摩耗と燃費悪化を防げます。

新品装着後にすぐ雪道を走っても大丈夫ですか。スタッドレスは表面に製造時の離型剤が残っており、本来のグリップが出るまでに時間がかかります。装着後100km程度は急加速や急ブレーキを避けた慣らし走行を行ってから雪道に入ると、性能を引き出しやすくなります。

WR-Vはラギット感あふれる四角いフェイスのコンパクトSUV

2024年3月22日、ホンダから新型車WR-Vが誕生しました。インド市場で販売されているエレベイトをベースモデルにしたラギット感あふれるスタイルで、2025年3月と同年7月の一部改良を経た現在のメーカー希望小売価格は2,149,400円から2,580,600円です。全長4,325mm、全幅1,790mm、全高1,650mm、ホイールベース2,650mmというサイズで、ヴェゼルと全長・全幅がほぼ同じでありながら全高が70mm高く、アイポイントの高さで車両感覚がつかみやすくなっています。

パワートレインは1.5Lの直列4気筒エンジンで、最高出力118PS、最大トルク142N・mをCVTを介して前輪に伝えます。駆動方式はFFのみですが、冬の北海道でのテスト走行を行っており、冬道でも満足できる走行が期待できます。信頼できる性能にすぐれたスタッドレスを装着し、WR-Vの冬道走行をさらに快適で安全なものにしましょう。

ラゲッジ容量に余裕があり、リアシートを倒せばスキー板やスノーボードを車内に積める点も冬のレジャーで効いてきます。冬タイヤをホイールセットで用意して自宅で履き替える使い方をする場合も、外した4本を一時的に積んで運べる荷室の広さは実用面での強みになります。