ヴォクシーにおすすめの高性能なタイヤをピックアップ
2022年にフルモデルチェンジを果たし4代目となったヴォクシーは、乗り心地や静粛性といった快適性を追求したモデルです。路面からの振動を吸収するボディ設計、防音材・吸遮音材の最適配置、高遮音ガラスによる風切り音の低減など、車内空間の静けさに徹底してこだわっています。なお現行モデルは2026年5月6日の一部改良でハイブリッド専用となり、ガソリン車は新車ラインナップから外れました。2022年から2026年前半までに販売されたガソリン車は中古市場に多数流通しているため、以下ではガソリン車・ハイブリッド車の双方を対象にサイズを整理します。
この静粛性をさらに引き上げるには、足元のタイヤ選びが効いてきます。ヴォクシーの純正タイヤサイズは「205/60R16」と「205/55R17」の2種類で、グレードだけでなく駆動方式によっても分かれる点が90系特有のポイントです。同じS-Zでも2WDとE-Four(4WD)でサイズが違うため、グレード名だけで判断すると間違えます。
「205/55R17」タイヤを標準装備するヴォクシーのグレード
- S-Z ハイブリッド 7人乗り/2WD
- S-Z ガソリン車 7人乗り/2WD
「205/60R16」タイヤを標準装備するヴォクシーのグレード
- S-Z ハイブリッド 7人乗り/E-Four
- S-Z ガソリン車 7人乗り/4WD
- S-G ハイブリッド 7人2WD
- S-G ハイブリッド 8人2WD
- S-G ハイブリッド 7人E-Four
- S-G ガソリン車 7人2WD
- S-G ガソリン車 8人2WD
- S-G ガソリン車 7人4WD
- S-G ガソリン車 8人4WD
購入から一度もタイヤを替えていない場合、運転席ドア開口部に貼られた空気圧ラベルにサイズが印字されています。ラベルには複数サイズが併記されるケースもあるため、確実なのは装着中のタイヤ側面に刻まれた数字を読む方法です。
4代目ヴォクシーにおすすめの低燃費/コンフォート/ミニバン専用タイヤ13選
ここからは16インチ・17インチそれぞれの純正サイズに適合するタイヤを紹介します。ヴォクシーは車両重量が1.6トンを超え、全高も1,895mmと高いため、乗用車用のスタンダードタイヤをそのまま履かせると横風やレーンチェンジでの揺り戻しが大きくなります。ミニバン専用設計のタイヤはショルダー部の剛性を高めてこの動きを抑え込む設計になっており、同じ価格帯でも安定感の出方がはっきり違います。静粛性重視のコンフォートタイヤ、経済性重視の低燃費タイヤ、ふらつき抑制重視のミニバン専用タイヤという3系統から、用途に合う一本を選んでください。
コンフォート・プラス・テクノロジーがヴォクシーの乗り心地を快適にする コンチネンタル コンフォートコンタクト CC7
Continental ComfortContact CC7 205/60R16 92V
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | コンチネンタル |
| ブランド | ComfortContact CC7 |
| タイヤサイズ | 205/60R16 |
| タイヤ外径 | 652mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | ラベル対象外 |
| 値段 | 11,250円~(2026年調べ) |
コンチネンタルのComfortContact CC7(コンフォートコンタクト シーシーセブン)は、静粛性と衝撃吸収性に軸足を置いたコンフォートタイヤです。舗装の継ぎ目や補修跡を越えたときの「ドン」という突き上げが丸くなり、3列目に座る人ほど違いを感じ取りやすい性格です。
国産プレミアムコンフォートと比べると価格が1本あたり1万円台前半に収まる点が現実的な強みで、4本交換の総額差は決して小さくありません。ただしJATMAの低燃費タイヤラベリング制度の対象外であり、転がり抵抗と燃費への寄与を数値で比較したい場合は判断材料が不足します。燃費の数字より静けさと価格のバランスを取りたい16インチ車に向く一方、「AAクラスの低燃費グレードが欲しい」という基準で選ぶ人には物足りません。実際に触れてみると、サイドウォールが同クラスの低燃費タイヤより柔らかくたわむ手応えがあり、乗り心地重視の設計思想が伝わってきます。
乗り心地が快適になりウェット性能も向上している燃費性能にすぐれた ダンロップ ルマン V+
DUNLOP LE MANS V+ 205/60R16 92H
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | LE MANS V+ |
| タイヤサイズ | 205/60R16 |
| タイヤ外径 | 656mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 12,790円~(2026年調べ) |
クッション性にすぐれ路面からの衝撃を受けにくいので乗り心地が向上した ダンロップ ルマン V+
DUNLOP LE MANS V+ 205/55R17 91V
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | LE MANS V+ |
| タイヤサイズ | 205/55R17 |
| タイヤ外径 | 662mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 91 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 15,560円~(2026年調べ) |
ダンロップのLE MANS V+(ルマン ファイブ プラス)は、2023年2月に登場したルマンVの進化版で、コンフォートタイヤとしては例外的に低燃費グレード「AA」を確保しています。タイヤ内側に貼られた特殊吸音スポンジ「サイレントコア」が、タイヤ内部の空気が共鳴して発生する「ゴー」という低い唸り音を直接抑え込む仕組みです。ロードノイズの中でもこの空洞共鳴音は車内で最も耳につく成分で、後席で会話をする機会が多いヴォクシーとの相性は良好です。
17インチの205/55R17は速度記号V、16インチの205/60R16はHという違いがありますが、日本の法定速度域ではどちらも余裕があり、実用上の差は乗り味に現れません。純正装着タイヤから履き替えたケースでは、路面の細かなざらつきに由来する「シャー」という高い音が減り、静かになったと感じる人が多い一方、剛性感を求める人には腰砕けに感じられる場面もあります。スポーティな手応えを期待して選ぶと期待とずれやすく、家族を乗せて流す使い方でこそ真価が出るタイヤです。
ヴォクシーの車内が静かで快適になるミニバン専用タイヤ ヨコハマ ブルーアース-RV RV03
YOKOHAMA BluEarth-RV RV03 205/60R16 92H
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | BluEarth-RV RV03 |
| タイヤサイズ | 205/60R16 |
| タイヤ外径 | 652mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 16,517円~(2026年調べ) |
ウェット性能に優れて摩耗を抑えてタイヤを長く使える ヨコハマ ブルーアース-RV RV03
YOKOHAMA BluEarth-RV RV03 205/55R17 91V
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | BluEarth-RV RV03 |
| タイヤサイズ | 205/55R17 |
| タイヤ外径 | 658mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 91 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 18,750円~(2026年調べ) |
ヨコハマのBluEarth-RV RV03(ブルーアース アールブイ ゼロスリー)は、転がり抵抗性能「A」とウェットグリップ性能の最高ランク「a」を両立させたミニバン専用の低燃費タイヤです。ウェットグリップaは制動距離の基準を満たしたタイヤにだけ与えられる区分で、雨天時に子どもを乗せて走る機会が多い使い方では、この一文字の差が安心感に直結します。
ミニバン専用を名乗るタイヤの本質は、外側ショルダー部の摩耗対策にあります。背の高い車はコーナーで外輪側に荷重が集中し、放置すると外側だけがV字に削れる偏摩耗が進行します。RV03は左右非対称パターンで外側ブロックを強化し、この片減りを遅らせる構造です。間近で見るとトレッドの外側と内側で溝の切り方がはっきり違い、内外の役割分担が視覚的にわかります。静粛性と経済性を欲張りたい層に向く反面、価格は同サイズのスタンダードタイヤより1本あたり数千円高く、走行距離が年間5,000km程度に留まる場合は投資回収の観点で割高になります。
ヴォクシーの広い車内を静かで快適な空間にする ブリヂストン レグノ GRV2
BRIDGESTONE REGNO GRV2 205/60R16 92H
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | REGNO GRV2 |
| タイヤサイズ | 205/60R16 |
| タイヤ外径 | 652mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 27,030円~(2026年調べ) |
レグノミニバン用チューニングによって静粛性をたもちつつふらつきも抑制する ブリヂストン レグノ GRV2
BRIDGESTONE REGNO GRV2 205/55R17 91V
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | REGNO GRV2 |
| タイヤサイズ | 205/55R17 |
| タイヤ外径 | 660mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 91 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 25,800円~(2026年調べ) |
ブリヂストンのREGNO GRVⅡ(レグノ ジーアールブイ ツー)は、ミニバン専用に振ったレグノです。ミニバンは車内空間が広く、ボディ後方で発生した音が室内で反響しやすい構造のため、2列目・3列目ほどロードノイズを受け取りやすくなります。GRVⅡはこの後席側の音に的を絞ったチューニングが特徴で、静粛性を最優先するなら現時点でも有力な選択肢です。
後継として2025年2月にREGNO GR-XⅢ TYPE RVが登場しており、メーカー公表値ではGRVⅡ比でロードノイズを6%、パターンノイズを8%低減しています。価格差を許容できるなら新型、コストを抑えつつレグノの静けさを得たいならGRVⅡという選び方が現実的です。ただし1本2万円台後半という価格は、4本交換で10万円を超える水準に達します。年間走行距離が短く3万kmを走り切る前に経年劣化で交換時期を迎える使い方では、価格に見合った距離を使い切れずに終わりやすい点は理解しておきたいところです。
快適な車内空間で上質な走行ができる トーヨータイヤ プロクセス コンフォート 2S
TOYOTIRES PROXES Comfort 2S 205/60R16 92V
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | PROXES Comfort 2S |
| タイヤサイズ | 205/60R16 |
| タイヤ外径 | 652mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 12,801円~(2026年調べ) |
トーヨータイヤのPROXES Comfort 2S(プロクセス コンフォート ツーエス)は、転がり抵抗性能「AA」を確保しながら静粛性を重視したプレミアムコンフォートタイヤです。ミニバン専用を名乗る製品ではありませんが、高張力スチールベルトで車重を受け止める構造のため、1.6トン級のヴォクシーでも腰砕け感が出にくい設定になっています。
低燃費グレードAAは、ラベリング制度で上から2番目の区分にあたります。ヴォクシーのハイブリッド車をWLTCモード相当の23km/L前後で使い、月1,000km走行するとガソリン代は月約7,600円(レギュラー175円/Lで試算)です。転がり抵抗の改善で数%の差が出たとしても、金額に直すと月数百円の世界に収まります。低燃費グレードは「燃料代が劇的に下がる指標」ではなく「同じ静粛性なら燃費でも損をしない」という読み方が実態に近く、静けさとのバランスで選ぶのが妥当です。
路面への接地面積が大きくなってヴォクシーのふらつきを抑制する トーヨータイヤ トランパス mp7
TOYOTIRES TRANPATH mp7 205/60R16 92H
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | TRANPATH mp7 |
| タイヤサイズ | 205/60R16 |
| タイヤ外径 | 652mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 13,750円~(2026年調べ) |
ウェット性能と耐摩耗性能が優れていてロングライフで使用できるミニバン専用タイヤ トーヨータイヤ トランパス mp7
TOYOTIRES TRANPATH mp7 205/55R17 95V
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | TRANPATH mp7 |
| タイヤサイズ | 205/55R17 |
| タイヤ外径 | 658mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 95 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 11,600円~(2026年調べ) |
トーヨータイヤのTRANPATH mp7(トランパス エムピーセブン)は、ふらつき抑制と耐摩耗性能に振り切ったミニバン専用の低燃費タイヤです。前モデルmpZと比較したウェット制動距離は約15%短縮しており、雨の日の減速で余裕が生まれます。
注目したいのが17インチのロードインデックスで、純正相当の91に対しmp7は95を確保しています。91は最大負荷能力615kg、95は690kgで、1本あたり75kgぶんの余裕が加わる計算です。7人乗車+荷物という条件でも荷重に対する余力が残るため、キャンプや帰省で満載にする使い方との相性が良好です。ただし荷重指数が上がる分だけ構造は硬めで、空車に近い街乗りでは16インチのコンフォートタイヤと比べて突き上げをやや拾います。静けさを最優先する人が選ぶと期待とずれやすく、荷物と人を積む前提の車として使う人にこそ刺さるタイヤです。
横風や重さに影響されないふらつきにくいミニバン専用低燃費タイヤ ダンロップ エナセーブ RV505
DUNLOP エナセーブ RV505 205/55R17 91V
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | エナセーブ RV505 |
| タイヤサイズ | 205/55R17 |
| タイヤ外径 | 661mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 91 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 16,470円~(2026年調べ) |
ダンロップのエナセーブ RV505は、従来品比で耐ふらつき性能19%向上、耐摩耗性能53%向上という数値を掲げるミニバン専用の低燃費タイヤです。パターンノイズは34%、ロードノイズは31%低減し、転がり抵抗性能は「AA」に到達しています。
耐摩耗性能53%向上という数字を実生活に置き換えると、3万kmで山が終わっていたタイヤが4万km台まで使えるイメージになります。年間1万km走る使い方なら交換サイクルが1年近く延びる計算で、4本総額を走行距離で割った1kmあたりのコストは目に見えて下がります。ミニバンは前輪の外側から減っていくため、長持ちの土台になるのは偏摩耗の抑制です。一方で摩耗に強いコンパウンドは新品時の当たりが硬めに出やすく、交換直後に「前のタイヤより硬い」と感じる場面があります。数百km走って表面が馴染むと落ち着くため、初期の印象だけで判断しないほうが公平です。
音が響きやすい広い室内のミニバンでも静粛性が高いので快適に過ごせる グッドイヤー エフィシェントグリップ RVF02
GOODYEAR EfficientGrip RVF02 205/60R16 92V
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip RVF02 |
| タイヤサイズ | 205/60R16 |
| タイヤ外径 | 656mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 92 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 11,000円~(2026年調べ) |
静粛性と乗り心地・ライフ性能の向上で快適が長く続く グッドイヤー エフィシェントグリップ RVF02
GOODYEAR EfficientGrip RVF02 205/55R17 95V
| 車種 | ヴォクシー |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip RVF02 |
| タイヤサイズ | 205/55R17 |
| タイヤ外径 | 662mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 95 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 16,140円~(2026年調べ) |
グッドイヤーのEfficientGrip RVF02(エフィシェントグリップ アールブイエフ ゼロツー)は、静粛性と低燃費グレードAAを両立させたミニバン向けタイヤです。トレッドのブロック配置を不等ピッチにしてノイズの周波数を分散させる設計で、特定の速度域で「ヒュー」という単調な音が立ち上がる現象を抑えます。
16インチが1本1万円台前半、17インチが95のロードインデックスという構成で、国産プレミアムに対して価格を抑えつつミニバン専用設計の恩恵を受けたい場合に候補となります。輸入ブランドではあるものの日本市場向けに開発された製品のため、サイズ展開や取り扱い店舗で困る場面は多くありません。静粛性の絶対値ではレグノ系に譲りますが、4本交換で1万円以上の差が出る点を踏まえると、費用対効果で選ぶ層に向いた一本です。
16インチと17インチはどちらを選ぶべきか 純正サイズの違いと乗り味の変化
90系ヴォクシーで迷いやすいのが、16インチと17インチのどちらを基準に考えるかという点です。結論から言えば、純正サイズをそのまま維持するのが最も無難で、履き替えるなら次の違いを理解したうえで判断してください。
| 比較項目 | 205/60R16 | 205/55R17 |
|---|---|---|
| 標準装備グレード | S-G全車、S-Zの4WD・E-Four | S-Zの2WD |
| タイヤ価格帯 | 相対的に安い | 16インチより1本あたり数千円高い |
| 乗り心地 | サイドウォールが厚く突き上げがマイルド | やや硬質でロードインフォメーションが増える |
| 操縦安定性 | 穏やか | たわみが少なくコーナーで踏ん張る |
| 見た目 | タイヤの厚みが目立つ | ホイールが大きく引き締まって見える |
16インチ車から17インチへ変更する場合、タイヤサイズは205/55R17を選べば外径差はほぼ生じません。外径は16インチが約652mm、17インチが約657mmで、差は1%未満に収まるためスピードメーターの誤差も許容範囲です。逆に17インチ車から16インチへ落とすインチダウンは、スタッドレスタイヤの購入費を抑える手段として選ばれています。冬用タイヤは同じ銘柄でも17インチのほうが4本で2万円前後高くなるため、雪道を走る頻度が高い地域では16インチのホイールセットを冬用に用意する選択が経済的です。
一方で、90系に15インチは装着できません。ブレーキ周りのクリアランスが確保できないためで、80系までの15インチホイールをそのまま冬用に流用する計画は成り立ちません。
90系ヴォクシーのホイールは80系から流用できるのか インセットとPCDの確認ポイント
80系から90系に乗り換えたオーナーが最も戸惑うのが、手持ちのホイールが使えない点です。ヴォクシーは90系でインセットが変更され、80系までの+50前後から+40へと浅くなりました。PCDは114.3、ボルト穴数は5穴で共通ですが、インセットが10mm異なるとホイールが外側へ10mmせり出す計算になり、フェンダーとの位置関係やサスペンションとのクリアランスが変わります。スタッドレス用に保管していた前車のホイールセットをそのまま持ち込んで、装着できずに引き返すケースが起きやすい部分です。
社外ホイールを検討する際は、リム径・リム幅・インセット・PCD・穴数に加えてハブ径も確認しておきましょう。90系のハブ径は60mmで、これより大きい汎用ホイールを使う場合はハブリングで隙間を埋めて центрирование(センター出し)を行います。ホイールを裏返して手を当てると、センターの穴周辺とボルト穴の座面形状の違いがはっきりわかり、純正と社外の設計思想の差を実感できます。
ホイールナットについては、装着するホイールの座面形状(純正は平面座、社外の多くはテーパー座)に合ったものを使う必要があります。形状が合わないナットで締め付けると緩みや脱落につながるため、社外ホイールを購入する際は専用ナットの手配まで含めて計画してください。
タイヤ交換の時期はいつか 溝の残りと製造年から判断する
交換の判断材料は、溝の残量と経過年数の2つです。溝が1.6mmまで減るとスリップサインが現れ、この状態での走行は道路運送車両法の保安基準に適合せず、整備不良として取り締まりの対象になります。ただし1.6mmは限界値であり、ウェット路面での排水性能は溝が4mmを切ったあたりから目に見えて落ちます。家族を乗せて高速道路を走る機会があるなら、残り4mmを交換検討の目安に置くほうが安全側です。
経過年数の目安は5年です。ゴムは走らなくても酸化と硬化が進み、サイドウォールに細かなひび割れが出てきます。走行距離が年間3,000km程度に留まるヴォクシーでは、溝を使い切る前に経年で寿命を迎えるパターンが少なくありません。製造年週はタイヤ側面の4桁の数字で確認でき、たとえば「2325」は2025年の第23週製造を示します。
タイヤの整備状態については、日本自動車タイヤ協会(JATMA)が2025年に実施した路上タイヤ点検で、点検車両の約半数に空気圧不足が確認されています。JAFの2025年度ロードサービス出動理由でもタイヤのパンク・バースト・空気圧不足は上位に入り、お盆時期の高速道路では出動理由の4割超を占めました。空気圧は月に約5%自然に低下するため、月1回はガソリンスタンドやカー用品店で点検する習慣を持ちたいところです。指定空気圧より50kPa不足した場合の燃費悪化率は市街地で2.5%、高速道路で4.8%というデータもあり、経済性の面でも放置は損になります。ヴォクシーの指定空気圧は運転席ドア開口部のラベルに記載されているため、その数値に合わせてください。
ヴォクシーのタイヤ交換費用はどれくらいか 工賃相場と依頼先の選び方
交換にかかる総額は「タイヤ本体代+交換工賃+廃タイヤ処分料」で決まります。16インチから18インチの組み替え工賃は4本で7,000円台から16,000円台と店舗によって幅があり、廃タイヤ処分料は4本で2,000円前後が一般的です。持ち込みタイヤの場合は工賃が割高に設定される店舗が多く、ネット購入と取り付けを分ける際は事前に持ち込み可否と料金を確認しておくと想定外の出費を避けられます。
| 依頼先 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| ディーラー | 車両を熟知しており作業品質が安定している | 費用が高くなりやすく持ち込みに対応しない場合がある |
| タイヤ専門店 | 銘柄の選択肢が多く相談しながら選べる | 春先と冬前の繁忙期は予約が取りにくい |
| ガソリンスタンド | 店舗数が多く給油のついでに依頼できる | 在庫銘柄が限られ選択の幅が狭い |
| 自分で交換 | 工賃がかからない | ジャッキアップを伴い締め付け不足は脱輪につながる |
ミニバンは乗用車区分より工賃が高めに設定される店舗が多く、ヴォクシーもミニバン料金が適用されます。4本同時交換なら1本あたりの単価が下がる料金体系が一般的なため、2本ずつ分けて交換するより総額を抑えられるうえ、前後の摩耗差による挙動の乱れも避けられます。
ヴォクシーで起きやすい偏摩耗とローテーションの考え方
ヴォクシーは前輪駆動が基本で、駆動力と操舵の負担が前輪に集中します。加えて全高1,895mmという背の高さがあるため、コーナリング時に外側前輪へ荷重が偏り、フロントタイヤの外側ショルダーが先に削れていきます。走行距離が伸びてくると、フロントだけ溝が浅くなり、リアには十分な山が残るという状態が起きやすくなります。
前後のタイヤサイズが同一で回転方向の指定がない銘柄であれば、5,000kmごとを目安に前後を入れ替えるローテーションが有効です。摩耗の進行を均すことで4本を同時期に使い切れるようになり、結果として4本まとめて交換する前提の費用計画が立てやすくなります。ただし方向性パターン(トレッドに矢印表示があるタイプ)は左右を入れ替えられないため、前後のみの入れ替えに限られます。購入前にパターンの種類を確認しておくと、後々の運用で迷いません。
もう一点、ミニバン特有の見落としがあります。3列目に人を乗せる機会が多い車は後軸荷重が大きく変動するため、乗車人数が多い旅行前には空気圧を規定値に戻しておくことが安定性に直結します。空気圧が不足したまま高速道路を走ると、タイヤの接地面が波打つスタンディングウェーブ現象が起きやすくなり、最悪の場合バーストにつながります。
ヴォクシーのタイヤ選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ
| ヴォクシーのグレード | タイヤサイズ | ホイールサイズ | 型式 |
|---|---|---|---|
| S-Z:ハイブリッド 7人乗り/E-Four | 205/60R16 | 16×6.0J(インセット+40) | 6AA-ZWR95W-BPXRB |
| S-Z:ガソリン車 7人乗り/4WD | 205/60R16 | 16×6.0J(インセット+40) | 6BA-MZRA95W-BPXRH |
| S-G:ハイブリッド 7人・8人乗り/2WD | 205/60R16 | 16×6.0J(インセット+40) | 6AA-ZWR90W-BPXSB |
| S-G:ハイブリッド 7人乗り/E-Four | 205/60R16 | 16×6.0J(インセット+40) | 6AA-ZWR90W-BPXSB |
| S-G:ガソリン車 7人・8人乗り/2WD | 205/60R16 | 16×6.0J(インセット+40) | 6BA-MZRA90W-BRXSH |
| S-G:ガソリン車 7人・8人乗り/4WD | 205/60R16 | 16×6.0J(インセット+40) | 6BA-MZRA95W-BRXSH |
| S-Z:ハイブリッド7人乗り/2WD | 205/55R17 | 17×6.0J(インセット+40) | 6AA-ZWR90W-BPXRB |
| S-Z:ガソリン車 7人乗り/2WD | 205/55R17 | 17×6.0J(インセット+40) | 6BA-MZRA90W-BPXRH |
PCDは114.3、ボルト穴数は5穴、ハブ径は60mmで全グレード共通です。中古車で購入した個体は前オーナーが社外ホイールへ交換している場合があるため、車検証の型式と実際に装着されているホイールの刻印を突き合わせて確認してください。
ヴォクシーのタイヤには低燃費でふらつきにくいミニバン専用タイヤがおすすめ
4代目ヴォクシーは、低燃費性能と操縦安定性、そして静粛性を高い水準でまとめたモデルです。この土台があるからこそ、タイヤの性格がそのまま体感差として出ます。純正装着タイヤはコストと性能のバランスを取った設計のため、履き替えによる変化を最も感じ取りやすい部品でもあります。
選び方の軸は3つに整理できます。後席の会話や車内の静けさを最優先するならプレミアムコンフォート系、高速道路での横風や揺り戻しを抑えたいならミニバン専用設計、走行距離が多く1kmあたりのコストを重視するなら耐摩耗性能を打ち出した低燃費タイヤです。3つすべてを最高水準で満たす製品は存在しないため、自分の走り方で優先順位を決めることが結局は満足度につながります。週末の買い物中心で年間5,000km程度なら価格重視、通勤と帰省で年間1万5,000kmを超えるならライフ性能重視という判断が現実的です。
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