サクシードのスタッドレス

サクシードのスタッドレスおすすめ13選 ワゴンとバンの純正サイズ別に選び方を解説

サクシードワゴンとバンのスタッドレスタイヤおすすめ13選。グレード別の純正タイヤサイズとホイールサイズ、型式一覧をまとめ、バン専用LTタイヤと乗用スタッドレスの違い、オールシーズンタイヤとの使い分け、交換時期の目安まで購入判断に必要な情報を整理しました。

サクシードのスタッドレスおすすめ13選 ワゴンとバンの純正サイズ別に選び方を解説

サクシードワゴン/バンのスタッドレスに適合する純正サイズとグレード

サクシードの純正スタッドレスサイズは、ワゴンの「165/80R13」「175/65R14」、バンの「155/80R14 88/86N」の3種類に分かれます。同じ車名でも、乗用登録のワゴンと4ナンバー貨物のバンではタイヤに求められる負荷能力が異なり、選べる銘柄そのものが変わります。なお、ワゴンは2013年10月、バンは2020年5月に生産を終えて姉妹車のプロボックスへ統合されたため、現在流通しているのは中古車が中心です。まずは自分の車がどのサイズに当てはまるかを、以下のグレード別一覧で確認してください。

サクシードワゴンの「165/80R13」タイヤを標準装備するグレード

  • ワゴン TX

サクシードワゴンの「175/65R14」タイヤを標準装備するグレード

  • ワゴン TX Gパケージ

サクシードバンの「155/80R14 88/86N」タイヤを標準装備するグレード

  • ハイブリッド1.5 TX CVT
  • ハイブリッド1.5 UL-X CVT
  • ハイブリッド1.5 UL CVT
  • ハイブリッド1.5 U CVT
  • 1.5 TX CVT
  • 1.5 UL-X CVT
  • 1.5 UL CVT
  • 1.5 U CVT

純正サイズが3種類に分かれる理由とロードインデックスの見方

ワゴンとバンでサイズが分かれる理由は、車両の登録区分と積載条件の違いにあります。ワゴンTXは13インチの165/80R13、上級のTX Gパッケージは14インチの175/65R14を履き、いずれも乗用車用スタッドレスの守備範囲です。一方のバンは、最大積載量400kg(ハイブリッド車は350kg)を前提に設計された4ナンバー貨物で、車両総重量が1.6tを超えるため、乗用サイズよりも高い負荷能力を持つLT(ライトトラック)規格のタイヤが指定されています。

サイズ表記の末尾にある数字と記号が、その負荷能力を示すロードインデックス(LI、1本あたりの最大負荷能力の指数)と速度記号です。165/80R13 83Qの「83」は1本あたり487kg、175/65R14 82Qの「82」は475kgを支えられることを意味します。これに対してバンの155/80R14 88/86Nは「88=560kg(単輪)/86=530kg(複輪)」で、乗用サイズより1本あたり70kg以上も余力が大きい設定です。荷物を満載した状態のバンで乗用サイズを履くと、この差がそのままタイヤへの過負荷になります。

速度記号も違いが出るポイントで、乗用スタッドレスの「Q」は160km/h、バン用LTの「N」は140km/hまでの対応です。日本の高速道路を法定速度で走る限り不足はありませんが、荷物を積んだ状態で長距離を巡航する場面が多い場合は、規格に合ったタイヤを選ぶことが結果的に発熱や偏摩耗のリスクを抑えます。指定空気圧は運転席ドア開口部のラベルに記載されていますので、バンは特に乗用車の感覚で低めに設定しないよう注意してください。

サクシードワゴンにおすすめのスタッドレスタイヤ8選

サクシードワゴンにおすすめのスタッドレスタイヤを紹介します。純正サイズの「165/80R13」「175/65R14」に適合する銘柄をピックアップしていますので、氷上性能・雪上性能・ライフ性能のどれを優先するかを軸に、各メーカーの性能を比較してみてください。ワゴンは車重が軽く、後席や荷室が空の状態ではリアが軽くなりやすいため、後輪の接地感を保てるタイヤかどうかが冬道の安心感を左右します。

左右非対称パターンが氷雪上性能に貢献しエッジ効果をアップさせるサクシードのスタッドレス

GOODYEAR ICE NAVI8 165/80R13 83Q

GOODYEAR ICE NAVI8 165/80R13 83Qグリップ力が高く氷上のひっかき効果もある GOODYEAR ICE NAVI8

車種 サクシード/ワゴン
メーカー グッドイヤー
ブランド ICE NAVI8
タイヤサイズ 165/80R13
ホイールサイズ 13インチ
タイヤ外径 594mm
ロードインデックス 83
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 7,980円~(2026年調べ)

氷上ブレーキと氷上コーナリング性能が飛躍的に向上して静粛性もアップしたサクシードのスタッドレス

GOODYEAR ICE NAVI8 175/65R14 82Q

GOODYEAR ICE NAVI8 175/65R14 82Qグリップ力が高いので氷上でしっかり止まってしっかり曲がる GOODYEAR ICE NAVI8

車種 サクシード/ワゴン
メーカー グッドイヤー
ブランド ICE NAVI8
タイヤサイズ 175/65R14
ホイールサイズ 14インチ
タイヤ外径 591mm
ロードインデックス 82
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 8,100円~(2026年調べ)

グッドイヤー ICE NAVI8(アイスナビ エイト)は氷上性能にすぐれ、凍った路面でのブレーキングやコーナリングでしっかりと路面をとらえるグリップ力のあるスタッドレスタイヤです。静粛性と転がり抵抗も向上し、ライフ性能にもすぐれているスタッドレスです。トレッド面を間近で見ると、非対称パターンのイン側とアウト側でブロックの大きさや溝の切り方が明確に描き分けられており、雪を噛む側と接地剛性を稼ぐ側の役割分担が視覚的にもわかります。国産プレミアム帯より一段手に取りやすい価格帯にあるため、年に数回の降雪に備える地域や、通勤距離が長く数シーズンでの履き替えを前提にするサクシードワゴンとの相性が良い一本です。逆に、毎朝ミラーバーンが出る地域で最大限の氷上性能を求める用途では、上位モデルとの差が体感として出やすくなります。

ブロック剛性と路面への接地面積を増加することでグリップ力が向上しブレーキングやコーナリング性能がアップしたサクシードのスタッドレス

YOKOHAMA iceGUARD7 165/80R13 83Q

YOKOHAMA iceGUARD7 165/80R13 83Qアイスグリップ性能にすぐれ効き持ちも長い YOKOHAMA iceGUARD7

車種 サクシード/ワゴン
メーカー ヨコハマ
ブランド iceGUARD7
タイヤサイズ 165/80R13
ホイールサイズ 13インチ
タイヤ外径 594mm
ロードインデックス 83
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 7,580円~(2026年調べ)

溝の排雪を素早く行いグリップ力につながりスノーブレーキや発進がしっかりとしているサクシードのスタッドレス

YOKOHAMA iceGUARD7 175/65R14 82Q

YOKOHAMA iceGUARD7 175/65R14 82Qスノー&アイス性能にすぐれグリップ力を発揮する YOKOHAMA iceGUARD7

車種 サクシード/ワゴン
メーカー ヨコハマ
ブランド iceGUARD7
タイヤサイズ 175/65R14
ホイールサイズ 14インチ
タイヤ外径 584mm
ロードインデックス 82
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 7,850円~(2026年調べ)

ヨコハマ iceGUARD7(アイスガード セブン)は、スノー&アイス性能にすぐれ、ロングライフも実現しているスタッドレスタイヤです。ウルトラ吸水ゴムが素早く水膜を吸収し、高いエッジ効果とグリップ力を発揮します。オレンジオイルの配合によってゴムの硬化を抑える設計で、シーズンをまたいでも効きが落ちにくい点が評価されています。長期使用で指摘されやすいのは、3シーズン目以降に氷上の初期制動が徐々に鈍る傾向で、これは銘柄を問わず共通する変化です。年間走行距離が1万km前後で、ドライ路面を走る時間のほうが長いサクシードワゴンには、氷上性能と摩耗ライフのバランスが取れたこのクラスが扱いやすい選択になります。

驚くほどの強力なグリップ力で氷の路面をしっかりとつかむサクシードのスタッドレス

BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3 165/80R13 83Q

BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3 165/80R13 83Qアイス性能がハイレベルでグリップ力の違いを実感できる BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3

車種 サクシード/ワゴン
メーカー ブリヂストン
ブランド BLIZZAK VRX3
タイヤサイズ 165/80R13
ホイールサイズ 13インチ
タイヤ外径 594mm
ロードインデックス 83
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 9,890円~(2026年調べ)

驚きの氷上性能を誇りロングライフも実現しているので安心で安全なサクシードのスタッドレス

BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3 175/65R14 82Q

BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3 175/65R14 82Q効き持ち長く続きロングライフなのでサクシードワゴンに経済的な BRIDGESTONE BLIZZAK VRX3

車種 サクシード/ワゴン
メーカー ブリヂストン
ブランド BLIZZAK VRX3
タイヤサイズ 175/65R14
ホイールサイズ 14インチ
タイヤ外径 589mm
ロードインデックス 82
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 13,690円~(2026年調べ)

ブリヂストン BLIZZAK VRX3(ブリザック ブイアールエックス スリー)は、氷上性能に驚くほどすぐれているスタッドレスタイヤです。アイスブレーキでしっかりとまり、凍結路のコーナリングはしっかりと路面をグリップして安定した走行ができるスタッドレスです。ブリザックシリーズは北海道・北東北の主要5都市で高い装着率を維持しており、札幌市のタクシーでの装着調査でも突出したシェアを示しています。営業車として日常的に凍結路を走る車が選び続けている点は、カタログの数字よりも実用面の説得力があります。価格は今回紹介する乗用サイズのなかで高めですが、通勤路に橋やトンネル出口の凍結ポイントがある、坂道発進を毎朝繰り返すといった条件では、この価格差が安心感の差として返ってきます。2025年9月には後継のプレミアムモデルが登場したことで、VRX3はスタンダード寄りの位置づけへ移り、価格と性能のバランスが取りやすくなっています。

氷の上の水膜を瞬時に除去するナノ凹凸ゴムが氷上性能を発揮するサクシードのスタッドレス

DUNLOP WINTER MAXX03 165/80R13 83Q

DUNLOP WINTER MAXX03 165/80R13 83Q凍結路にぴったり密着するナノ凹凸ゴムがグリップ力を発揮する DUNLOP WINTER MAXX03

車種 サクシード/ワゴン
メーカー ダンロップ
ブランド WINTER MAXX 03
タイヤサイズ 165/80R13
ホイールサイズ 13インチ
タイヤ外径 594mm
ロードインデックス 83
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 10,339円~(2026年調べ)

タイヤを滑らせる水膜を瞬時に除去して路面をしっかりグリップするサクシードのスタッドレス

DUNLOP WINTER MAXX 03 175/65R14 82Q

DUNLOP WINTER MAXX 03 175/65R14 82Q効き目が長持ちするからグリップ力が衰えない DUNLOP WINTER MAXX 03

車種 サクシード/ワゴン
メーカー ダンロップ
ブランド WINTER MAXX 03
タイヤサイズ 175/65R14
ホイールサイズ 14インチ
タイヤ外径 591mm
ロードインデックス 82
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 13,010円~(2026年調べ)

ダンロップ WINTER MAXX 03(ウインターマックス ゼロスリー)はタイヤが滑る原因になる氷表面の水膜を瞬時に除去するナノ凹凸ゴムが、氷上性能を発揮するスタッドレスタイヤです。タイヤがすり減っても次々と新しい凹凸構造が出てくるので、アイス性能が長く続く、氷上性能特化型のスタッドレスです。ダンロップのスタッドレスは高密度のゴム配合による摩耗の少なさが持ち味で、走行距離が伸びやすい使い方でも溝の減りが穏やかに進みます。降雪は年に数回でも冬場のドライ走行が圧倒的に多い、という使い方をするサクシードワゴンでは、氷上性能だけでなくこの摩耗ライフが実質的なコストを左右します。

13インチと14インチで選べる銘柄が変わる点と新世代モデルの動向

純正サイズの違いは、選択肢の広さにも直結します。2025年9月に発売されたブリヂストンの新旗艦「BLIZZAK WZ-1」は、VRX3比で氷上ブレーキ制動距離を11%、氷上旋回のラップタイムを4%短縮したプレミアムモデルですが、13インチの設定は145/80R13・155/65R13・155/70R13にとどまり、165/80R13はラインアップに含まれていません。ワゴンTXの13インチで最上級の氷上性能を求める場合は、引き続きVRX3が現実的な選択肢になります。

同じく2025年9月発売のヨコハマ「iceGUARD 8(iG80)」も、全71サイズのうち最小リム径は14インチで、13インチの設定はありません。175/65R14 82Qは設定されているため、ワゴンTX Gパッケージであれば新世代モデルを選べます。iG80は新開発の「冬ピタ吸水ゴム」で氷とゴムの接触点を従来コンパウンド比63%増やし、氷上制動を従来品比14%短縮しています。

ダンロップからは2026年8月より、氷上性能に振り切った新シリーズ「WINTER MAXX ICE Pro」が順次発売されます。WINTER MAXX 03に対して氷上ブレーキ性能を25%、氷上コーナリング性能を9%向上させた一方、その代償として耐摩耗性を犠牲にしていることをメーカー自身が明言しています。サイズ展開は13インチから22インチまでの99サイズです。走行距離が多く摩耗ライフを重視する使い方であれば、氷上特化モデルよりも従来型のバランス型を選んだほうが1年あたりのコストは抑えられます。同じ「新製品だから良い」ではなく、走る路面と距離で選び分けるほうが結果的に満足度は高くなります。

サクシードバンにおすすめのスタッドレスタイヤ5選

サクシードバンにおすすめのスタッドレスタイヤを紹介します。LT規格の商用車・バン専用で、アイス性能にすぐれロングライフを実現している銘柄をピックアップしました。155/80R14 88/86N LTというサイズはラインアップ自体が限られており、乗用サイズのように十数銘柄から選ぶという状況にはなりません。裏を返せば、各メーカーの主力が1〜2銘柄に絞られているため、比較すべきポイントは氷上性能と耐摩耗性のどちらに寄せるかという1点に集約されます。

商用車が重視したいアイス性能とライフ性能を大きく向上させているサクシードのスタッドレス

GOODYEAR ICE NAVI CARGO 155/80R14 88/86N LT

GOODYEAR ICE NAVI CARGO 155/80R14 88/86N LTロングライフ性能が経済性に直結する GOODYEAR ICE NAVI CARGO

車種 サクシード/バン
メーカー グッドイヤー
ブランド ICE NAVI CARGO
タイヤサイズ 155/80R14
ホイールサイズ 14インチ
タイヤ外径 605mm
ロードインデックス 88/86
速度記号 N
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 9,850円~(2026年調べ)

グッドイヤー ICE NAVI CARGO(アイスナビ カーゴ)は高い剛性で操縦安定性が向上しているバン専用スタッドレスタイヤです。ロングライフ性能も向上しているので、毎日の走行距離が多くなる商用車にはピッタリのスタッドレスです。日に100kmを超える配送ルートを走る使い方では、1シーズンで乗用車の1年分に近い距離を稼ぐこともあり、摩耗ライフの差がそのまま交換サイクルの差になります。バン用LTスタッドレスのなかでは価格が抑えめで、車両を複数台まとめて履き替える場面でも導入しやすい一本です。氷点下が続く地域で急坂の発進を繰り返すような条件では、より氷上性能に振った銘柄との差が出やすくなります。

すぐれたアイス性能と商用車が求める耐摩耗性能で耐久性が高いサクシードのスタッドレス

YOKOHAMA iceGUARD iG91 for VAN 155/80R14 88/86N LT

YOKOHAMA iceGUARD iG91 for VAN 155/80R14 88/86N LT氷上性能重視で冬道も毎日働く商用車に安全をもたらす YOKOHAMA iceGUARD iG91 for VAN

車種 サクシード/バン
メーカー ヨコハマ
ブランド iceGUARD iG91 for VAN
タイヤサイズ 155/80R14
ホイールサイズ 14インチ
タイヤ外径 604mm
ロードインデックス 88/86
速度記号 N
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 10,705円~(2026年調べ)

ヨコハマ iceGUARD iG91 for VAN(アイスガード アイジー キューイチ フォー バン)は、氷上性能にすぐれ、耐摩耗性能で耐久性もある、バン専用のスタッドレスタイヤです。氷上性能重視型で毎日の走行距離が多くなりがちなサクシードバンに適したタイヤです。乗用車用アイスガードで培った吸水ゴムの考え方をLT規格の高い剛性と組み合わせており、空荷でリアが軽い状態でも後輪が跳ねにくい接地感が得られます。積載量が日によって大きく変わる使い方では、この空荷時の落ち着きが実用上の扱いやすさに直結します。

耐偏摩耗性能が飛躍的に向上しLT専用メガ発砲ゴムⅡが氷上性能に貢献するサクシードのスタッドレス

BRIDGESTONE BLIZZAK VL1 155/80R14 88/86N LT

BRIDGESTONE BLIZZAK VL1 155/80R14 88/86N LT高いグリップ力で凍結路面をしっかりつかむ BRIDGESTONE BLIZZAK VL1

車種 サクシード/バン
メーカー ブリヂストン
ブランド BLIZZAK VL1
タイヤサイズ 155/80R14
ホイールサイズ 14インチ
タイヤ外径 612mm
ロードインデックス 88/86
速度記号 N
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 14,330円~(2026年調べ)

ブリヂストン BLIZZAK VL1(ブリザック ブイエル ワン)は、3Dコンビネーションサイプがすぐれた耐偏摩耗性能を発揮し、ロングライフを実現しているバン専用スタッドレスです。LT専用メガ発砲ゴムⅡが氷上性能に貢献し、高いグリップ力を発揮します。実際に履き替えた事例では、乗用車用スタッドレス特有のふわつきが少なく、夏タイヤに近いソリッドな乗り味が保たれるという評価が多く見られます。荷室に工具や部材を常時積んでいる車では、剛性の高さがハンドリングの正確さとして効いてきます。価格は今回のバン用5銘柄で中位ですが、偏摩耗しにくい設計は前輪駆動でフロント荷重が大きいサクシードバンにとって、シーズンをまたいで性能を保つうえで有利に働きます。

凍結路への密着力が高く操縦安定性がある商用車専用タイヤのサクシードのスタッドレス

DUNLOP WINTER MAXX SV 01 155/80R14 88/86N LT

DUNLOP WINTER MAXX SV 01 155/80R14 88/86N LT氷上性能の高さをとことん追求した商用車用タイヤ DUNLOP WINTER MAXX SV 01

車種 サクシード/バン
メーカー ダンロップ
ブランド WINTER MAXX SV 01
タイヤサイズ 155/80R14
ホイールサイズ 14インチ
タイヤ外径 602mm
ロードインデックス 88/86
速度記号 N
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 18,865円~(2026年調べ)

ダンロップ WINTER MAXX SV 01(ウインターマックス エスブイ ゼロワン)は、氷上性能特化型のWINTER MAXXの「MAXXシャープエッジ」と「ナノフィットゴム」のコアテクノロジーを採用している氷上性能にすぐれたスタッドレスタイヤです。凍結路面に隙間なくフィットしてグリップ力を発揮し、ロングライフで商用車にぴったりのスタッドレスです。中古車として流通しているサクシードバンには、この銘柄が装着された状態で出てくるケースも多く、それだけ現場で選ばれてきた実績があります。今回紹介するバン用のなかでは価格が最も高い部類ですが、氷上性能と摩耗ライフを両立させたい配送用途や、山間部の営業ルートを毎日走る条件では投資に見合う一本です。

3Dオープンサイプとジグザグ主溝がスノー&アイス性能に貢献するサクシードのスタッドレス

TOYOTIRES DELVEX 935 155/80R14 88/86N LT

TOYOTIRES DELVEX 935 155/80R14 88/86N LTジグザグ状の連結部がエッジ効果と耐偏摩耗性能に貢献する TOYOTIRES DELVEX 935

車種 サクシード/バン
メーカー トーヨータイヤ
ブランド DELVEX 935
タイヤサイズ 155/80R14
ホイールサイズ 14インチ
タイヤ外径 604mm
ロードインデックス 88/86
速度記号 N
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 9,520円~(2026年調べ)

トーヨータイヤ DELVEX 935(デルベックス キューサンゴ)は、スノートラクションを発揮してアイス路面もしっかりグリップする商用車用スタッドレスタイヤです。商用車に求められる操縦安定性で氷上のコーナリングを安定走行し、レーンチェンジをふらつかずに走行できます。発泡ゴム系とは効き方の傾向が異なり、限界を超えるときの挙動が唐突になりにくいという声が多く、コントロール性を重視するドライバーから支持されています。バン用5銘柄のなかでは導入コストが抑えやすく、降雪量がそれほど多くない地域で「万一に備えて冬タイヤを用意しておく」という位置づけにも合います。

サクシードバンに乗用車用スタッドレスは履けるのか

結論から言えば、指定のロードインデックスを下回るタイヤを装着した状態では車検に通りません。155/80R14 88/86N LTの指定に対して、同じ14インチだからと乗用車用の175/65R14 82Q(LI82=475kg)を履くと、1本あたり85kgも負荷能力が不足します。この状態で荷物を積めば、走行中の発熱によるバーストのリスクが現実的なものになります。

それでもバン用タイヤの硬さを避けたい場合は、必要なLIを満たす乗用車用サイズに変更するという方法があります。ただしLI88以上を乗用サイズで確保しようとすると、たとえば185/70R14 88Sのように純正より30mm幅の広いタイヤになり、ホイールハウスとのクリアランスや外径の変化を個別に検証する必要が出てきます。純正の外径604mm前後から大きく外れると、スピードメーターの表示にもずれが生じます。特別な理由がなければ、指定サイズのLTスタッドレスを選ぶのが最も確実です。

もう一点、購入前に見落とされがちなのが購入時期です。155/80R14 88/86N LTは生産量そのものが乗用サイズより少なく、降雪シーズンに入ってから在庫が薄くなる場面が目立ちます。11月以降に慌てて探すより、シーズン前に押さえておくほうが銘柄の選択肢を確保できます。

スタッドレスとオールシーズンタイヤはどう使い分けるか

年に数回しか雪が降らない地域であれば、履き替えそのものをなくす選択肢もあります。ダンロップのバン用オールシーズンタイヤ「ALL SEASON MAXX VA1」は155/80R14 88/86Nをラインアップしており、サクシードバンやプロボックスバンの純正サイズにそのまま対応します。グッドイヤーからもVECTOR 4SEASONSのCARGOが用意されています。

これらはスノーフレークマーク(3PMSF)を備えており、高速道路の冬用タイヤ規制下でも通行できます。ただし、大雪時に発令されるチェーン規制の区間では、冬用タイヤであってもタイヤチェーンの装着が必要です。この2つの規制は別物ですので、混同しないようにしてください。

オールシーズンタイヤが力を発揮するのは、浅雪やシャーベット状の路面までです。ミラーバーンやブラックアイスバーンが日常的に発生する地域では、氷上性能に特化して開発されたスタッドレスとの差が明確に出ます。メーカー自身も、日常的に雪道や凍結路を走る場合はスタッドレスを装着するよう案内しています。タイヤ保管場所がない、履き替えの手間と工賃を年2回かけたくないという事情と、走行地域の路面条件を天秤にかけて判断してください。

サクシードワゴン/バンのスタッドレス選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ

サクシードワゴン/バンのグレード 型式 タイヤサイズ ホイールサイズ
ハイブリッド1.5 TX CVT 6AE-NHP160V 155/80R14 88/86N 14インチ×5J(+39)
ハイブリッド1.5 UL-X CVT 6AE-NHP160V 155/80R14 88/86N 14インチ×5J(+39)
ハイブリッド1.5 UL CVT 6AE-NHP160V 155/80R14 88/86N 14インチ×5J(+39)
ハイブリッド1.5 U CVT 6AE-NHP160V 155/80R14 88/86N 14インチ×5J(+39)
1.5 TX CVT 2WD/DBE-NCP160V
4WD/DBE-NCP165V
155/80R14 88/86N 14インチ×5J(+39)
1.5 UL-X CVT 2WD/DBE-NCP160V
4WD/DBE-NCP165V
155/80R14 88/86N 14インチ×5J(+39)
1.5 UL CVT 2WD/DBE-NCP160V
4WD/DBE-NCP165V
155/80R14 88/86N 14インチ×5J(+39)
1.5 U CVT 2WD/DBE-NCP160V
4WD/DBE-NCP165V
155/80R14 88/86N 14インチ×5J(+39)
ワゴン TX 2WD/NCP58G
4WD/NCP59G
165/80R13 13インチ×5J(+39)
ワゴン TX Gパケージ 2WD/NCP58G
4WD/NCP59G
175/65R14 14インチ×5.5J(+45)

ワゴンとバンでは型式の系統そのものが異なります。ワゴンは50系のNCP58G(2WD)/NCP59G(4WD)、バンは160系のNCP160V(ガソリン2WD)/NCP165V(ガソリン4WD)/NHP160V(ハイブリッド)です。中古車で購入した場合、車検証の型式欄を見れば自分の車がどちらの系統かがすぐに判別できます。ネットでタイヤやホイールを探すときは、この型式と車台番号を控えておくと適合確認がスムーズに進みます。

スタッドレス用ホイールを選ぶときの確認項目

タイヤだけを組み替えるのか、ホイールセットで用意するのかで、シーズンごとの手間とコストは大きく変わります。年2回の組み替え工賃を毎年払い続けるより、スチールホイールを1セット用意して脱着だけで済ませるほうが、3シーズン目あたりで費用が逆転するケースが多く見られます。脱着なら自分で作業することも可能で、作業時間も短く済みます。

ホイールを選ぶ際は、リム径とリム幅、インセット、穴数、PCD(ボルト穴が描く円の直径)を純正値と照合してください。純正の数値は上の一覧のとおりで、バンとワゴンTXが14インチ×5J(+39)と13インチ×5J(+39)、ワゴンTX Gパッケージが14インチ×5.5J(+45)です。あわせてハブ径も確認し、ホイール側が車両のハブより大きい場合はハブリングで中心を出すと振動が出にくくなります。

もう一点、純正のスチールホイールと社外アルミホイールではナットの座面形状が異なることがあり、そのまま流用すると締結が不十分になります。ホイールを新調するときは、そのホイールに適合する座面形状のナットを合わせて用意してください。走行後100km前後での増し締めも、脱着作業をしたシーズン初めには忘れずに行っておきたい作業です。

スタッドレスの寿命はどれくらいか 交換時期の見極め方

スタッドレスタイヤには、夏タイヤのスリップサインとは別に「プラットフォーム」という突起が縦溝の底に設けられています。これは新品時の溝から50%摩耗した高さに設定されており、露出した時点で冬用タイヤとしての性能は発揮できません。新品時の溝は約10mmですので、5mm程度減ったら冬タイヤとしての寿命と判断します。サイドウォールの矢印(↑)マークの延長線上を見ると位置がわかります。

一方のスリップサインは残溝1.6mmを示すもので、こちらは道路運送車両法の保安基準に関わる数値です。1箇所でも露出していれば車検には通らず、整備不良として扱われます。プラットフォームが出ていてもスリップサインまでは距離がありますが、その状態で凍結路を走るのは、氷上性能を失ったタイヤで冬道に出るのと同じことです。

溝が残っていても、ゴムの硬化によって性能は落ちていきます。実際のオーナーから聞かれるのは、4シーズン目に入ったあたりで氷上の効きが鈍く感じられるという声です。保管方法でも差が出ますので、シーズンオフは直射日光と雨を避け、洗って乾かしたうえで空気圧をやや下げた状態で屋内に置いておくと劣化を遅らせられます。ホイール付きなら平積み、タイヤ単体なら立てて保管し、月に一度は向きを変えると変形を防げます。

サクシードには乗用のワゴンモデルと商用のバンモデルがある

スタッドレスタイヤ

サクシードは商用車のイメージが強いですが、ワゴンモデルは乗用となっていて、インテリアも快適に過ごせるようになっています。バンモデルは商用として毎日活躍できるよう、使い勝手がいいインテリアです。バンモデルにはLT規格のタイヤを装着する必要がありますので、サマータイヤ同様、スタッドレスもLT規格の小型トラック・バン専用を装着しましょう。

2002年の登場時、サクシードは姉妹車のプロボックスより最大積載量が50kg多く、前後の意匠も作り分けられた上位モデルという位置づけでした。2014年の大規模マイナーチェンジでプラットフォームが共通化され、最大積載量も同一になったことで、両車の違いはエンブレム程度に収束しています。2018年11月にはアクアやカローラフィールダーと同系のハイブリッドが追加され、燃費性能と安全装備が大きく引き上げられました。

ワゴンとバンで冬タイヤの選び方はどう変わるか

同じサクシードでも、冬タイヤに求める性格はワゴンとバンで明確に分かれます。ワゴンは乗用登録で乗車人員を運ぶことが前提のため、氷上性能と快適性を両立した乗用スタッドレスが素直に選べます。13インチのTXであれば、そもそも扁平率80というタイヤ自体のたわみが大きく、荒れた雪道でも乗り心地の角が取れやすいという利点があります。

バンは空荷と満載で後輪の荷重が大きく変わるのが特徴です。リアが軽い状態では圧雪路で後輪が跳ねやすく、下り坂やレーンチェンジでの安定感がタイヤの剛性に左右されます。LT規格のバン用スタッドレスは、この荷重変動を前提に剛性が確保されているため、乗り味は硬めでも挙動は読みやすくなります。乗り心地の柔らかさを期待して選ぶと物足りなさを感じやすい一方、荷物を積んで冬道を走る用途では狙いどおりの安心感が返ってきます。

買って後悔しやすいパターンとしては、価格だけでバン用と乗用サイズを比較してしまうケースが挙げられます。負荷能力の条件が違う以上、この2つは同じ土俵の商品ではありません。走行距離が多いなら摩耗ライフを、凍結路の頻度が高いなら氷上性能を優先し、そのうえで規格に合った銘柄のなかから予算に収まるものを選ぶ、という順序で絞り込むと判断を誤りません。