シエンタが2022年8月23日にフルモデルチェンジ シカクマルなエクステリアと利便性の高いインテリアが特徴
シエンタがフルモデルチェンジして3代目へと進化しました。初代で1度は生産終了しましたが、ラインオフしてからおよそ6ヶ月後に復活を遂げてマイナーチェンジが施されたシエンタは、2015年にはフルモデルチェンジして2代目になり2023年8月23日に3代目へとフルモデルチェンジ。
日本専売車種ではなく台湾や香港、マカオやマレーシアでも販売されているグローバルな車種で、アジアのファミリー層や若年層のニーズを満たしています。
3代目となるシエンタのモデルチェンジ周期やエクステリア・コンセプトをチェックしていきましょう。
シエンタが2025年8月マイナーチェンジ実施 待望の電動パーキング&ブレーキホールド設定
シエンタが3代目で初のマイナーチェンジを2025年8月実施、改良内容はグレード追加やボディカラーの整理、待望の電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドを設定するということ。
オートブレーキホールドにはトヨタで初めてメモリー機能を搭載するとのことで、エンジン停止後の設定をそのまま引き継ぐことが可能に。
新グレードには4ナンバーの貨物登録になる2人乗り仕様のJUNO(ジュノ)を追加。お仕事以外にもレジャーでも活躍するでしょう。
ライバルのフリードは電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドを装備していることから、シエンタにこれらの装備を採用することで商品力がさらに向上します。
シエンタの一部改良が2024年5月20日実施 標準装備強化で商品力アップ
シエンタが2024年5月20日に一部改良。
改良内容はディスプレイオーディオプラスPlusの10.5インチディスプレイがZグレードに、G・Zグレードにパノラミックビューモニターも標準化。ベースグレードのXにはスマートエントリーを標準装備、ボディカラーの整理も実施。
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | 値段 |
---|---|---|---|
X | 5名 | 2WD(FF) | 1,995,200円 |
7名 | 2,035,200円 | ||
HYBRID X | 5名 | 2WD(FF) | 2,390,000円 |
4WD(E-Four) | 2,588,000円 | ||
7名 | 2WD(FF) | 2,430,000円 | |
4WD(E-Four) | 2,628,000円 | ||
G | 5名 | 2WD(FF) | 2,337,500円 |
7名 | 2,377,500円 | ||
HYBRID G | 5名 | 2WD(FF) | 2,687,500円 |
4WD(E-Four) | 2,885,500円 | ||
7名 | 2WD(FF) | 2,727,500円 | |
4WD(E-Four) | 2,925,500円 | ||
Z | 5名 | 2WD(FF) | 2,646,600円 |
7名 | 2,686,600円 | ||
HYBRID Z | 5名 | 2WD(FF) | 2,996,600円 |
4WD(E-Four) | 3,194,600円 | ||
7名 | 2WD(FF) | 3,036,600円 | |
4WD(E-Four) | 3,234,600円 |
3代目モデルのシエンタのエクステリアは新型アクア似の大口グリルを採用 樹脂バンパー装備でSUV感強めの見た目に
新型シエンタのエクステリア・フロントデザイン
3代目モデルのシエンタのエクステリアは2代目モデルのシエンタのような隈取グリルから、2021年にフルモデルチェンジした新型アクアのような大口グリルに変更。
シルエットはルノー カングーのようになり、サイドにはシトロエン ベルランゴのようなエアバンプに似た樹脂パーツを装備。2代目とは違う個性で登場しました。
全長 | 4,260mm |
---|---|
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,695mm |
ホイールベース | 2,750mm |
室内長 | 2,030-2,545mm |
室内幅 | 1,530mm |
室内高 | 1,300mm |
車両重量 | 1,350-1,370kg |
最低地上高 | 140mm |
総排気量 | 1.490L |
最小回転半径 | 5.0m |
エンジン最高出力 | 67kW(91ps)5,500rpm |
エンジン最大トルク | 120Nm(12.2kgm)3,800-4,800rpm |
フロントモーター最高出力 | 59kW(80ps) |
フロントモーター最大トルク | 141Nm(14.4kgm) |
リヤモーター最高出力 | 2.2kW(3.0ps) |
リヤモーター最大トルク | 44Nm(4.5kgm) |
WLTCモード燃費 | 28.2-28.4km/L |
乗車人数 | 5名/7名 |
初代シエンタのような親しみやすさを感じる「シカクマル」をテーマに、年代や性別問わないスタイルが特徴。
お買い物やチョイノリにも最適な5ナンバーボディ(全幅1,695mm)と、最小回転半径5.0mの取り回しやすさも魅力で、誰にでも扱いやすいモデルです。
シエンタハイブリッドZ
シエンタハイブリッドZのスペック
シエンタハイブリッドZ
シエンタハイブリッドZ
新型シエンタのボディカラーはモノトーン7色とツートーン2色の9色を設定
新型シエンタのボディカラー一覧
新型シエンタのボディカラーは人気初カラーを中心に、お洒落な色合いを9色設定します。
特にグレイッシュブルー、ベージュ、アーバンカーキなど、アースカラーを豊富に設定していて、欧州車のようなスタイリッシュなカラー展開になっています。
また9色に加えWELCABにのみ専用色としてスーパーホワイト2〈040〉が設定されています。
3代目新型シエンタのボディカラー
- ホワイトパールクリスタルシャイン(33,000円高)
- ダークグレー
- ブラック
- スカーレットメタリック(33,000円高)
- ベージュ
- アーバンカーキ
- グレイッシュブルー
- スカーレットメタリック×ダークグレー(77,000円高)
- ダークグレー×アーバンカーキ(55,000円高)
ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉
ダークグレー〈1L7〉
ブラック〈202〉
スカーレットメタリック
ベージュ
アーバンカーキ
グレイッシュブルー
ダークグレー×スカーレットメタリック(77,000円高)
A
ダークグレー×アーバンカーキ(55,000円高)
また、インテリアにはファンツールパッケージというオプションが設定され、ファンツールパッケージを選択した場合はボディのBピラーが樹脂製からカラー同色に変更されます。
シエンタのインテリアカラーはブラック・フロマージュ、ファンツールオプションのカーキを含めた3種類
3代目シエンタの内装カラーはブラックを基本に、明るいベージュ系のフロマージュを最上位グレードのZで選択できます。
ファンツールパッケージはGグレード以上で選択できるオプションで、専用インテリアカラーのカーキが適用されます。
カーキのインストルメントパネル
カーキのファブリックシート
フロマージュのインストルメントパネル
フロマージュのファブリックシート
ブラックのイントルメントパネル
ブラックのファブリックシート
またファンツールパッケージを選択するとエクステリアのBピラーがボディー同色になりますが、2トーンのボディカラーを選択できなくなるため注意が必要です。
Zとファンツールパッケージのシート表皮は消臭・撥水撥油加工をしているため、食べ物や飲み物でシートを汚してもふき取りが容易で、子育て世代のユーザーにはとても嬉しい仕様になっています。
新型シエンタは2代目シエンタにラインナップするファンベースは廃止 電動パーキングやオートブレーキホールドも不採用
新型シエンタには採用車種が増えている電動パーキングブレーキや、停車時ブレーキを保持する機能のオートブレーキホールドは全グレードで採用されません。
グレード構成も2代目シエンタでラインナップしていたファンベースを撤廃して、3列7人乗りと、2列5人乗りのみのシンプルな構成になります。
シフト形状もノア/ヴォクシーと同様に、ガソリンモデルとハイブリッドモデルで違いがあります。
パワートレインの選びに迷っている場合はシフト周りのデザインで決める、という購入方法もありかもしれません。
シエンタのライバルはホンダのコンパクトミニバン フリード
日本で販売するコンパクトミニバンはシエンタのほか、ホンダが販売するフリードがあります。
コンパクトミニバンを検討する場合はシエンタか、フリードのどちらかを選ぶことになるでしょう。
シエンタは3列7人乗りと2列5人乗りを設定、フリードは2列目が独立したキャプテンシートを選べますが、シエンタはベンチシートのみ設定してキャプテンシートの設定はありません。
キャプテンシートが欲しい方はフリード、ベンチシートが欲しい方はシエンタというすみ分けができています。
またフリードは電動パーキングブレーキとブレーキホールドというシエンタに設定しない装備を設定します。
しかしその分車両価格はシエンタと比較すると高めなので、必要な装備や仕様をしっかり選ぶことが重要になります。
予防安全装備はフリードがホンダセンシングを全グレードに標準装備、シエンタはトヨタセーフティセンスを全グレードに標準装備するほかアドバンストパークなど駐車をサポートする高度運転支援のトヨタ チームメイトを設定します。
5ナンバーサイズのミニバン シエンタのモデルチェンジ遍歴
シエンタはトヨタが販売する5ナンバーのミニバン型の乗用車です。初代では一時販売が中止されましたが、9か月後に再開し、以来、モデルチェンジをしながら長く愛されるモデルになりました。
シエンタ初代 XP8#G型(1期:2003年~2010年/2期:2011年~2015年)
2003年9月、初代シエンタがデビューしました。2004年2月、4月、8月に仕様変更を実施しています。12月には特別仕様車「X"Limited"」「X"Limited・NAVI Package"」を発売。
2006年5月、マイナーチェンジを実施。2007年6月には特別仕様車「X"Limited”」を発売。
2010年10月、いったん販売を終了します。
2011年5月、代替え車種の売れ行き不振につき、計画が変更。安全装備などを追加などのマイナーチェンジを施し、9か月ぶりに販売を再開しました。
2012年4月、特別仕様車「DICE ”Limited”」を発売。2013年9月、一部改良を実施。
2014年9月には4WDモデルの販売を終了します。
シエンタ 2代目 XP17#G型(2015年~2022年)
2015年7月、12年ぶりのフルモデルチェンジで2代目シエンタが誕生。5ナンバーサイズを維持しつつ、ボディサイズが拡大されています。グレード体系は「X」「G」、ガソリン車には廉価版の「X ”Vパッケージ”」を設定。
2017年8月、特別仕様車「G ”Cuero”」を発売。
2018年9月、マイナーチェンジを実施。新しく2列シート車「FUNBASE X」「FUNBASE G」が設定されました。
2019年10月、特別仕様車「GLAMPER」を発売。
2020年1月、特別仕様車「G"Safety Edition"」「FUNBASE G"Safety Edition"」を発売。6月一部改良を実施。
2021年6月、一部改良では燃費性能を向上。同時に特別仕様車「G"Safety Edition II"」「FUNBASE G"Safety Edition II"」を発売。
シエンタ 3代目 MXP1#G型(2022年~)
2022年8月、フルモデルチェンジで「シカクマルシルエット」になり3代目に。グレード体系は「X」「G」「Z」のラインナップです。
シエンタのモデル | 販売年表 |
---|---|
初代 XP8#G型 | 1期:2003年~2010年/2期:2011年~2015年 |
2代目 XP17#G型 | 2015年~2022年 |
3代目 MXP1#G型 | 2022年~ |
2代目シエンタ G Cuero
2代目シエンタ G Cuero
2代目シエンタ G Cuero
2代目シエンタ G Cuero
2代目シエンタ G Cuero
2代目シエンタ G Cuero
2代目シエンタ G Cuero
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ
2代目シエンタ