シエンタの内装

シエンタの内装(3代目)徹底解説 シートアレンジや収納・快適装備まで紹介

シエンタの内装について3代目・2代目を比較しながら詳しく解説。ディスプレイオーディオの種類・グレードごとのシートカラー・パノラミックビューモニター・ドライブレコーダーの違い、シートアレンジのバリエーションまで網羅。購入・比較検討をしている方に役立つ情報をまとめています。

3代目シエンタの内装は家族でゆったり使える広々空間

2022年8月にフルモデルチェンジした3代目シエンタは、ドアポケットやサイドレジスター、メーター、シフトの形状に「シカクマル」デザインを採用し、統一感のある内装に仕上がっています。グレードは上位モデルの「HYBRID Z」、標準的な「HYBRID G」、入門グレードの「HYBRID X」があり、それぞれにガソリン車の設定も用意されています。なお、2025年8月のマイナーチェンジで電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドが新設定され、装備がさらに充実しました。ここではグレードごとの内装の違いを見ていきましょう。

シエンタのコックピット周辺

シンプルでムダのないコックピットデザイン

シエンタのコックピットはすっきりとしたデザインながら操作性に配慮されています。大画面モニターは視認性が高く、スイッチ類も手の届きやすい位置に配置されているため、運転時の操作がしやすくなっています。

先進的なディスプレイ表示のスピードメーター(「Z」グレード)

「Z」に標準装備されている「オプティトロンメーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」は、ハイブリッド車ではハイブリッドインジケーター、ガソリン車ではタコメーターが高精細な7インチTFTカラー液晶に表示されます。

アナログ表示が見やすいスピードメーター(「G」「X」グレード)

「G」「X」に標準装備される「アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」は、2眼式のアナログメーター中央に4.2インチのTFTカラー液晶が配置されており、視認性に優れた構成となっています。

運転がしやすいシフトレバーとステアリング

「ステアリングスイッチ」はステアリングから手を放さずに、マルチインフォメーションディスプレイの表示切替やオーディオの操作、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト、ハンズフリー音声認識などの操作を行えます。

  • 1. 情報操作系(4方向・戻る)
  • 2. 運転支援系(全車速追従機能付レーダークルーズコントロール、レーダークルーズコントロールモード切替、レーントレーシングアシスト)
  • 3. オーディオ系(音量、音声認識、ハンズフリー、モード選択、選曲・選局)

「エレクトロシフトマチック」は電動でシフトポジションを制御するシステムで、先進感とスマートな操作を実現します。「HYBRID Z」に標準装備されます。

「ストレート式シフトレバー」は直線型のシンプルで使いやすい操作性です。「G」「X」のハイブリッドに標準装備されます。

「10速スポーツシーケンシャルモード付ストレート式シフトレバー」はシフトレバーを「M」ポジションにすることで、MT感覚のシフトチェンジができます。ガソリン車に標準装備されています。

選択できるドライブモード

「ドライブモードセレクトスイッチ(ノーマル/パワー/エコドライブ)・EVドライブモードスイッチ」は、エコモードとパワーモード、EVドライブモードをスイッチひとつで切り替えられます。

「エコモード」は全車に標準装備。アクセル操作の駆動力を穏やかにし、冷暖房のパワーを抑えて燃費向上に貢献します。

「パワーモード」はアクセル操作へのレスポンスをシャープにし、坂道や曲がりくねった道での俊敏な走行を楽しめます。全車に標準装備されます。

「EVドライブモード」はハイブリッド全車に標準装備。エンジン音が気になる早朝や深夜、排出ガスを抑えたい場面で、静かにモーターのみで走行できます。

アンサーバック機能付のキー

「HYBRID Z」「Z」「HYBRID G」「G」「HYBRID X」のキーは「スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア・アンサーバック機能付)&スタートシステム(スマートキー2個)」で、キーを携帯した状態で開錠・施錠ができ、エンジンスタートも「POWER」ボタンをプッシュするだけです。なお、2024年5月の一部改良以降、ガソリン車「X」にもスマートエントリーが標準装備されました。

シンプルで無駄のない空調スイッチ

「オートエアコン&ダイヤル式ヒーターコントロールパネル(ピアノブラック)」は「Z」「G」シリーズ・「HYBRID X」に搭載されます。設定温度を自動でキープしてくれるため、快適な車内環境を維持できます。ヒーターコントロールはダイヤル式で、運転席からも操作しやすい配置です。

「マニュアルエアコン&ヒーターコントロールパネル」はガソリン車の「X」に搭載。すべてダイヤル式で、見やすく操作しやすい設計です。

インストルメントパネルとドアアームレスト

「Z」のファブリック巻きインストルメントパネル(内装色のフロマージュは設定色)

「Z」のファブリック巻きドアアームレスト/フロントインサイドドアハンドル(シルバー塗装)

「G」と「X」のインストルメントパネル(ブラック)

「G」のファブリック巻きドアアームレスト/フロントサイドドアハンドル(ブラック)

「X」のドアアームレスト/フロントインサイドドアハンドル(ブラック)

落ち着いたブラックのインパネ周りは上部がフラットになっており、すっきりとしながらもデザイン性があります。ドアアームレストはグレードによってファブリック巻きになっており、ドアハンドルもシルバー塗装とブラックに分けられます。内装色のフロマージュは設定色で、標準色はブラックです。

10.5インチ大画面のディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus

大画面10.5インチの「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」は「Z」に標準装備(2024年5月一部改良より)、「G」にメーカーオプションで装備可能です。鮮明な地図表示と美しい映像で視認性が高く、センター通信型コネクティッドナビにも対応しています。

標準機能は10.5インチHDディスプレイ、車載ナビ搭載、Apple CarPlay/Android Auto対応、Miracast対応、AM/FMチューナー(ワイドFM対応)、TVチューナー(フルセグ)、Bluetooth(ハンズフリー/オーディオ)、USB入力(動画・音楽再生/給電)です。メーカーオプションでCD・DVDデッキが装備でき、有料オプションでコネクティッドナビにも対応します。

8インチ高精細のディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)

8インチ高精細の「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」は「G」に標準装備され、「X」にメーカーオプションで設定可能です。通信型コネクティッドナビに対応しています。

標準機能は8インチHDディスプレイ、Apple CarPlay/Android Auto対応、Miracast対応、AM/FMチューナー(ワイドFM対応)、Bluetooth(ハンズフリー/オーディオ)、USB入力(動画・音楽再生/給電)です。メーカーオプションでTVチューナー(フルセグ)、CD/DVDデッキの設置が可能で、有料オプションでコネクティッドナビ対応になります。

ディスプレイオーディオとスマートフォンの接続が可能

スマートフォンをUSBケーブルで接続することで、ディスプレイに操作可能なスマホアプリが表示されます。Apple CarPlayはワイヤレス接続にも対応しており、音楽・地図表示だけでなく、電話やメッセージを大画面で操作・表示できます。

座り心地がよく家族がくつろげるシート

「Z」7人乗り(内装色のカーキはメーカーオプション)

シエンタのシートカラーの標準色はブラックです。「Z」のみブラックの他にフロマージュの設定があり、「G」と「Z」にはメーカーオプションでカーキの選択が可能です。

フック付きの運転席アームレスト

運転席に設けられたアームレストにより、長時間の運転でもリラックスしてステアリングを握ることができます。使用しない時は跳ね上げて格納できます。

安全をモニターで車内から確認できる

ディスプレイオーディオ画面にさまざまな映像を表示させ、安全なドライブをサポートします。

「音声操作対応」は、メインスイッチや画面スイッチを押さなくても、音声操作システムでパノラミックビューを表示させることができます。「自動表示する地点の登録機能」では、よく使う駐車スペースなどを登録しておくと、登録地点に近づいた時に自動的にパノラミックビュー&ワイドフロントビューや、パノラミックビュー&サイドクリアランスビューを表示させることができます。

パノラミックビューモニター

車周辺の死角になりやすい場所も、車両に設置されたカメラがディスプレイオーディオ画面に映像を表示して確認でき、安全性が高まります。全車にメーカーオプションとして設定可能です。なお、2024年5月の一部改良以降、「G」と「Z」にはパノラミックビューモニターが標準装備となっています。

パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)

「パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)」は「HYBRID Z」にメーカーオプションとして設定可能な装備です。通常のパノラミックビューモニターの機能に加え、車両を透過して後方上部から見たような映像を表示するサイドクリアランスビューや、狭い道の接触を回避できるコーナリングビューも採用しています。パノラミックビューモニター作動中に車両周辺の移動物を検知すると、表示とブザーで注意喚起します。

周囲を透かして見るシースルービュー

車内からの目線でボディやシートを透過したように表示することで、目視できない箇所をモニターで確認できます。画面スイッチをタッチすると静止でき、ムービングビューに切り替えると車両周囲を一周表示に変えることもできます。

その他モニターで確認できるモード

「サイドクリアランスビュー」は車両後方から前側を見たような映像を表示し、狭い道でのすれ違いや路肩への幅寄せ時に車両側面の安全確認ができます。

「コーナリングビュー」はサイドクリアランスビューの表示中に、車両の旋回に合わせて斜め後方からの視界を表示します。狭い道での右左折時の安全確認や、縁石・障害物との接触を回避するのに役立ちます。

「床下透過機能(アンダーフロアビュー)」はパノラミックビュー、サイドクリアランスビュー、コーナリングビューの表示中にONになっていることで、車両の直下やタイヤ周辺の状況が映像で確認でき、安全に役立てることができます。

万が一の時の備え ドライブレコーダー

「前方ドライブレコーダー」は「Z」と「G」に標準装備、「X」はメーカーオプションです。内蔵メモリに車載カメラの映像を録画し、エアバッグ作動時の自動録画や音声認識による録画など多数の録画トリガーを採用しています。ディスプレイオーディオで録画映像をすぐに再生確認でき、Wi-Fi経由でスマートフォンへ画像送信やUSBメモリへの転送も可能です。

「前後方ドライブレコーダー」は全車にメーカーオプションで設置できます。後方の映像も記録でき、駐車中に一定以上の衝撃を検知すると自動的に録画を開始するため、乗車していない間の万が一の状況も確認できます。

ブラインドスポットモニター(BSM)

「ブラインドスポットモニター」は、ドアミラーの死角にいる車両や急速に接近する車両の存在をドライバーに知らせる補助システムです。「Z」「G」シリーズに搭載されます。

  • A)「メータースイッチ」:ブラインドスポットモニターのON/OFFの切り替え
  • B)「ドアミラーインジケーター」:死角領域で他車両を検知した時、または後方から急速にその死角領域に接近する車両を検知した時に、検知した側のドアミラーインジケーターが点灯。点灯側のウインカー操作時は点滅でお知らせ
  • C)「運転支援情報表示灯」:ブラインドスポットモニターOFF時に点灯し、マルチインフォメーションディスプレイに「ブラインドスポットモニターOFF」と表示

バックガイドモニター

「バックガイドモニター」は「Z」「G」シリーズに搭載。パワースイッチONの状態でシフトを「R」に入れると車両後方の状態がモニターに映し出されます。画面切り替えボタンで「バックビュー」と「ワイドビュー」に切り替えることができます。

標識の見逃しを防ぐロードサインアシスト

「ロードサインアシスト(RSA)」はマルチインフォメーションディスプレイに車載カメラが認識した「はみ出し通行禁止」「最高速度」「進入禁止」「一時停止」「右左折禁止」「信号機」などの道路標識を表示します。標識や信号に従っていないとシステムが判断した場合、表示の点滅や反転、警告音でドライバーに告知します。また「赤信号の告知機能」では、赤信号を認識した状態で交差点に進入する可能性があると判断した場合、ディスプレイの点滅表示と警告音で注意を促します。

シエンタの便利な装備が車内を快適にする

シエンタは広々とした空間で快適に過ごせる装備が充実しています。開放感のある室内空間は家族でゆったりとくつろげる空間になります。

開放的なシエンタの室内空間

シエンタの室内高は1,300mmです。高さがあるので開放感もあり、小さな子供が立ったまま着替えができる広さです。フロントシートウォークスルーを採用しているので、前席と後席の行き来も外に出ることなく行えます。

後席用サンシェード/セラミックドット(スライドドアガラス)

サンシェードをスライドドアのトリム内に設定し、後席への直射日光を遮ります。子供の着替えの目隠しにも使えます。サンシェードでカバーできないスライドドアガラスの部分にはセラミックドット加工で遮光をサポートします。

室内随所に設けられた収納スペース

シエンタの室内にはいたるところに収納スペースが設けられており、細かいものから大きいものまですっきりと収納できます。

  • A:運転席・助手席カップホルダー&小物入れ
  • B:運転席アンバーボックス
  • C:シフトサイドポケット
  • D:回転式買い物フック
  • E:助手席オープントレイ(ゴムバンドは付属しません)
  • F:助手席グローブボックス
  • G:運転席側フロントドアポケット(1,000mlサイズ×1本)
  • G:助手席側フロントドアポケット(1,000mlサイズ×1本・500ml×2本)
  • H:運転席シートバックスマホポケット×2個(「Z」「G」に標準装備/「X」にメーカーオプション)
  • I:運転席アームレストフック(「Z」に標準装備)
  • J:スライドドアポケット(ボトルホルダー×1本 両側)
  • K:デッキサイドボトルホルダー&スマホホルダー(両側)

スマートフォンの充電が後席でもできる

シフトサイドポケット前方にType-CとType-Aの充電用USB端子が各1個、運転席のシートバックにType-Cが2か所設置されています。「Z」「G」に標準装備、「X」にはメーカーオプションです。なお「X」ではシフトサイドポケット前方にType-C 2個が標準装備となります。

自由度が高いシートアレンジ

大きな荷物も楽に積み込める

シエンタは荷室だけでなく、シートアレンジで大きな荷物も楽々積み込めます。シーンに合わせて荷室を拡大でき、買い物やアウトドアに活躍します。

3列シートの多彩なシートアレンジ

7人乗り3列シートのシートアレンジ例です。フラットラゲージモード時の最大室内長は1,525mm、サードシートアレンジモードでは990mmです。

「サードシートアレンジモード」はサードシートを格納して荷室を拡大します。セカンドシートを前にスライドすると、さらに荷室を拡大することが可能です。

「ハーフラゲージモード」ではサードシートを格納し、セカンドシートの片側を折りたたみます。長さのある荷物を積み込むのに便利です。

「フラットラゲージモード」では、サードシートを格納し、セカンドシートを折り畳んで後席全てを荷室として使用します。自転車などの大きな荷物を積み込めます。

広々2列シートのシートアレンジ

5人乗り2列シートのシートアレンジ例です。室内長はフラットラゲージモードで最長2,045mm、ノーマルモードでは840mmです。

「ノーマルモード」でも後席の足元の広さを確保しつつ、ラゲージスペースも十分な広さがあります。

「フロントシートフラットモード」では、前席のヘッドレストを取り外すことで足を伸ばしてくつろげる休憩モードになります。ロングドライブの休憩に便利です。

「ハーフラゲージモード」では、セカンドシートの片側を格納し、片側のセカンドシートに乗車できながら、3名まで高さのある大きな荷物を横にして積み込めます。

「フラットラゲージモード」では、両側セカンドシートを格納して荷室を最大に拡大します。マットを敷いて車中泊にも活用できるモードです。

シエンタの内装は収納が充実しファミリーに嬉しい仕上がり

3代目シエンタは「シカクマル」デザインで統一された広い室内と、前後席を行き来できるフロントシートウォークスルーが特徴のファミリーカーです。2列シートと3列シートの設定があり、多彩なシートアレンジで買い物からアウトドア、車中泊まで幅広いシーンに対応します。随所に設けられた収納スペースと前後席のUSB端子により、車内をすっきり整理しながらスマートフォンやタブレットの充電も同時に行えます。2025年8月のマイナーチェンジで電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドも搭載され、利便性がさらに高まっています。