シエンタの内装

シエンタの内装は開放的な広々空間と随所にある収納と多彩なシートアレンジで使い勝手が抜群

3代目になったシエンタは「シカクマル」のコンセプトでアグレッシブなのにやさしいイメージ。内装は家族みんなが乗っても広々とした大空間で、室内高もあるので前席と後席の行き来が車内でできるほど。沢山の収納スペースや多彩なシートアレンジ、快適装備など、居心地のいいシエンタの内装を紹介。

シエンタの内装は開放的な広々空間と随所にある収納と多彩なシートアレンジで使い勝手が抜群

2代目シエンタの内装シート・コックピット・荷室など

スポーティなフロントフェイスに個性的なボディカラーが揃っているトヨタのシエンタ(SIENTA)は、2003年に製造・販売を開始した5ナンバーのミニバンです。発売12年目に初めて大幅なフルモデルチェンジを行い、現在は日本国内だけでなくインドネシアやマレーシア、台湾などでも販売されています。2018年8月1日には大人っぽいデザインが魅力の特別仕様車、G“Cuero(クエロ)を発売しました。高効率パッケージ技術を駆使し、コンパクトなボディに3列シートを上手く組み込んでおり、大人数でのおでかけが多い家庭におすすめのファミリーカーです。

SIENTAというネーミングは、英語の「楽しませる(エンターテイン)」とスペイン語の「7(シエテ)」を組み合わせた造語です。その名の通り、シエンタには内装・外装ともにユーザーを楽しませてくれる遊び心がたくさん詰め込まれています。グレードごとに異なるシートデザインや室内空間など、シエンタの内装について解説していきます。

シエンタに特別仕様車「グランパー」が登場!アウトドアシーンに映える一台

人気ミニバンのトヨタ・シエンタに特別仕様車グランパーが設定されました。黒を利かせたスポーティーでアクティブな雰囲気の内外装デザインに注目です。

シエンタ・グランパーの内装デザインシエンタ・グランパーの内装デザイン

シエンタ・グランパーの内装には特別仕様車専用デザインを設定。ブラックをベースとしたコックピットに、自然に馴染むコハクカラーのファブリックシートを合わせます。
また、シエンタ専用のエンブレムとフロアマットがセットとなったロゴアクセサリーセットを用意します。2列用は38,500円、3列用は48,950円です。

シエンタに5人乗りモデルが追加!車中泊やキャンプ・釣りに大活躍の1台

2018年9月11日にシエンタがマイナーチェンジを行い、5人乗りモデルの「FUN BASE」を追加しました。2列目がベンチシートになっている5人乗りで、セカンドシートを倒すと荷室からフラットになるため、荷物も積みやすい設計になっています。

シエンタ5人乗りの価格帯
5人乗り仕様のグレード ガソリン ハイブリッド
シエンタ ファンベースX(FUN BASE X) 1,776,600円~ 2,187,000円~
シエンタ ファンベースG(FUN BASE G) 1,980,720円~ 2,340,360円~

ラインナップは標準グレードの「X」と上級グレードの「G」で、ガソリン車とハイブリッド車の2種類が設定されていますが、駆動方式は2WDのみです。

シエンタ5人乗り仕様のフラットモード

荷室長は2,065mmあるため身長が高い人でも寝転がることができ車中泊も楽々です。26インチの自転車も2台積むことができるため、遠方のサイクリングなどを堪能することができます。

シエンタ5人乗り仕様の内装2018年のマイナーチェンジで新たに設定された5人乗り仕様ファンベースの内装は上級ファブリッドとファブリックの2種類を用意

シートマテリアルは上級ファブリックとファブリックの2種類用意されていて、シートカラーはブラックのみが設定されています。荷室には9つのユーティリティホールが開いていて、バーやラゲージテーブルなどを固定することができ、使い方はオーナーのアイディア次第で無限に広がります。

シエンタ5人乗り仕様のラゲージスペース

ラゲージスペースの下には床下収納が備え付けられていて、ハイブリッド車とガソリン車で形状が異なります。泥がついた長靴や川遊びのあとのサンダルや衣服など汚れたものや濡れたものを仕舞っておくのに最適な空間です。

シエンタ FUN BASEのラゲージスペースはオプションで更に使いやすく!オーナー好みの使い方が可能

シエンタ5人乗り仕様のユーティリティーホールシエンタの5人乗り仕様車ファンベースにはテーブルやバーを設置できるユーティリティーホールを設置

シエンタの内装には、新しく追加された5人乗りのFUN BASEで荷室にユーティリティホールが開いています。ここにはバーだけではなくテーブルなどを設置することができるため、様々な使い方ができるようになります。

FUN BASEセットでは、ユーティリティフック4つ・システムバー2本・ラゲージマルチネット・ラゲージアッパーボード・ラゲージアッパーボックス・専用フロアマット・グレードエンブレムがパッケージングされたもので、荷室が2段になりボックスも装着されるため更に収納性が高まります。アッパーボードのおかげで下段の荷物は隠れるためセキュリティ性も向上します。

シエンタ5人乗り仕様車のテーブル

ラゲージテーブルはユーティリティホールが開いている場所なら好きな高さに設置することができ、カップホルダーが両端に2個設置してあるためキャンプや車中泊で活躍します。テーブルのデザインもブラックと木目調のツートンになっているためファッショナブルな作りです。

シエンタ5人乗り仕様のラゲージの活用方法工具を使わずに着脱できるため気軽にレイアウトを変更できるのがポイント

ラゲージアッパーボードは荷室を上下に仕切ることができ、トノカバーの役割も果たしてくれます。下段に置いた荷物を外から隠してくれるだけではなく、直射日光を避けることができますので購入した食料品などを置いておく場所に最適です。上段にも荷物を置くことができますし、ボードは軽量で工具を使わないで脱着できるため背の高い荷物を積むときも楽ちんです。

シエンタ5人乗り仕様車のオプションパッケージ紫外線99%カットのウインドウ・ステアリングヒーター・シートヒーターはオプションパッケージで設定

シエンタの内装に関するオプションパッケージには、スーパーUVカット・シートヒーターパッケージが設定されていて、フロントガラスにはUVカット・運転席と助手席にはUVとIR(赤外線)をカットするガラスが装着できます。

更にステアリングヒーターと運転席・助手席にシートヒーターが装着され座面のほかに腰と肩部分を温めてくれるほか、寒い冬に冷たくなりがちなハンドルを温めてくれるヒーターが装着されるためしっかりと握り安全運転することができます。

走りの楽しさがより高まる先進的かつ実用的なコックピット設計

シエンタのコクピットシエンタのコクピットは燃費情報や燃費履歴を表示してエコ運転をサポート

クリアな視界が広がるシエンタのコックピットを見てみると、ハイブリッドカー・ガソリン車ともに2眼メーターで、走行情報をキャッチしやすいポジションに配置されています。クリアで見やすいマルチインフォメーションディスプレイがエコな走りをサポートします。

シエンタのステアリングスイッチステアリングスイッチだけでオーディオ操作を完結

ステアリング左部には音量の調整(1)や選曲・選局(2)、モードをセレクト(3)するステアリングスイッチをメーカーパッケージオプションで装着可能です(X“Vパッケージ”以外全車が適用対象)。ハンドルから手を離さずにオーディオ操作ができます。

シエンタのインパネ周りは純正アクセサリーで木目調やいぶし銀調にカスタマイズ可能

シエンタのインパネシエンタの木目調インパネ

トヨタシエンタはカスタマイズのための純正アクセサリーも充実しています。メーターフードはウッド調のものを純正アクセサリーとして用意してあります。定番の木目調ですが、一気に上質感が増す人気のデザインです。

シエンタのインパネガーニッシュ

スイッチベース・センタークラスター・インパネガーニッシュは、ウッド調といぶし銀調の2種類からセレクト可能です。メーターフードと合わせてウッド調で統一したカスタムを楽しむのも良いですし、艶やかで特別感のあるいぶし銀調でスタイリッシュに演出するのもおすすめです。

シエンタのシート内装は全5パターンがラインナップ

シエンタの内装バリエーションは、2018年8月に登場した特別仕様車を含め全部で5つのタイプが用意されています。各シートインテリアの特徴を紹介します。

2トーンカラーがおしゃれなフロマージュ×ダークブラウンの上級ファブリック

シエンタのフロマージュ×ダークブラウン上級ファブリック内装フロマージュ×ダークブラウン上級ファブリックのシエンタの内装

フロマージュの内装にダークブラウンの上級ファブリックを用いたシート内装色は、ハイブリッドGとGの2グレードに標準装備されています。落ち着いたブラウンカラーの生地がおしゃれです。

大人っぽいブラック×ブルーブラックの上級ファブリック

シエンタのブラック×ブルーブラック上級ファブリック内装ブラック×ブルーブラック上級ファブリックのシエンタの内装

ブラック×ブルーブラックの上級ファブリックは大人の魅力が感じられます。シートカラーは青みがかった黒を設定することでハイセンスな装いに仕上がっています。ハイブリッドGとGに設定可能(指定がない場合はフロマージュ×ダークブラウンに設定)です。

フロマージュ×フロマージュのファブリックは優しいカラーリングの内装

シエンタのフロマージュ×フロマージュファブリック内装フロマージュ×フロマージュファブリックのシエンタの内装

フロマージュとフロマージュの組み合わせで統一感を出したファブリックのインテリアは、ハイブリッドXとXグレードに指定できます(X“Vパッケージ”には標準設定)。シートの背もたれやヘッドレストの裏側にはブラックのファブリックを使用しています。

スタイリッシュさを追求したブラック×ブルーブラックのファブリック

シエンタのブラック×ブルーブラックファブリック内装ブラック×ブルーブラックファブリックのシエンタの内装

ブラック×ブルーブラックのファブリックの内装はハイブリッドXとXの2モデルに設定できます。インパネガーニッシュのラインとアッパーボックスのオレンジカラーが映える、上級ファブリックにも劣らない洗練されたデザインです。

特別仕様車だけの専用上級ファブリック・合成皮革+オレンジステッチ

シエンタの合成皮革+オレンジステッチ内装合成皮革+オレンジステッチのシエンタの内装

シエンタの特別仕様車ハイブリッドGクエロとGクエロには、シート・シフトノブ・ステアリングホイールにオレンジステッチが施されたブラックのインテリアカラーが設定されています。スポーティで遊び心のあるデザインがシエンタオーナーの心を満たしてくれます。

ラゲージスペースの多彩な使い道もシエンタの魅力のひとつ

シエンタのラゲージスペース

荷室幅は1,260mmで荷室高は1,085mmと、たっぷりとしたラゲージスペースもトヨタシエンタの大きな魅力です。大きなサイズの荷物から長さのある荷物までラクラク出し入れ可能です。また、荷室フロア高は505mmと低めで、重い荷物も持ち上げずスムーズに積載できます。

車上荒らし対策にもなるトノカバーや防水性のラゲージトレイ、セカンドシートまでを汚れから守る防水性のロングラゲージマット、仕切り付きのラゲージソフトボックスなど、荷室をさらに便利する純正アクセサリーも数多くラインナップしています(車いす仕様車など一部設定対象外モデルあり)。

シートアレンジ豊富で乗降性も重視した設計

シエンタのシートアレンジマウンテンバイクを2台乗せられるシエンタのシートアレンジ

サードシートをセカンドシートの下に格納し、ラゲージをフラットにするシートアレンジです。26インチの大きなマウンテンバイク2台も、余裕をもって載せることができます。

シエンタの3人乗りシートアレンジ3人乗りスペースを確保しつつ長物の荷物も載せられる

セカンドシートは5:5分割式となっているので左右独立して倒せます。そのため、3人が乗った状態で、絨毯のように長さのあるものを積載可能です。

シエンタの4人乗りアレンジサードシートを格納するとレジャーで使う大量の荷物も収納できるスペースを確保できる

4人乗車でも十分な荷室容量が確保されるシエンタのラゲージスペース。ダイブイン格納でサードシートをすっきり格納し、乗員の座席にもゆとりを残します。

シエンタのセカンドシート格納方法セカンドシートはワンタッチで折りたためるため簡単にサードシートへ乗り込める

タンブル機構付きのセカンドシートはワンタッチで折りたためるので、サードシートへアクセスしやすいのがポイントです。大人数でのドライブでも煩わしさを感じることがありません。
また、乗り込み高さは330mmと低床設計で、セカンドシート周辺には手すりを3か所設置しており、子供や高齢者が乗り降りする際も安心です。

メーカーオプションのトヨタ・セーフティ・センスCで安心安全なドライビング

シエンタの安全装備シエンタはトヨタ・セーフティ・センスCをメーカーオプションで設定

トヨタシエンタはメーカーオプションでToyota Safety Sense C(トヨタ・セーフティ・センスC)を装着できます。トヨタセーフティセンスCは自動ブレーキ・車線はみ出しアラート・自動ハイビームをセットとしたトヨタ独自の衝突回避支援パッケージで、こちらを装着した車は国が定めるサポカーとして認定されます。

シエンタの内装はパパも家族も嬉しい工夫がいっぱい

シエンタの内装

シエンタの内装は、オレンジをアクセントカラーとして加えたスポーツテイストの強いデザイン性の高さもさることながら、お年寄りや小さな子供、子供を抱えたママなど全年齢への細やかな配慮が感じられる設計です。「かっこいいクルマに乗りたい」というパパの願いと、「家族みんなが快適に過ごせる」という条件を満たしたファミリーカーに最適な車種と言えます。特に最新の特別仕様車「G Cuero」は、スタイリッシュな魅力を前面に出したデザインに、トヨタ・セーフティ・センスCなど人気のオプションをプラスした、いいとこ取りのモデルです。