シエンタの内装

シエンタの内装(3代目)徹底解説 シートアレンジや収納・快適装備まで紹介

シエンタの内装について3代目・2代目を比較しながら詳しく解説。ディスプレイオーディオの種類・グレードごとのシートカラー・パノラミックビューモニター・ドライブレコーダーの違い、シートアレンジのバリエーションまで網羅。購入・比較検討をしている方に役立つ情報をまとめています。

2代目シエンタの内装シート・コックピット・荷室など

スポーティなフロントフェイスに個性的なボディカラーが揃っているトヨタのシエンタ(SIENTA)は、2003年に製造・販売を開始した5ナンバーのミニバンです。2015年7月に約12年ぶりとなるフルモデルチェンジで2代目となり、2022年8月の3代目登場に伴い販売を終了しています。以下で紹介するのは2代目(170系)モデルの内装情報です。

SIENTAというネーミングは、英語の「楽しませる(エンターテイン)」とスペイン語の「7(シエテ)」を組み合わせた造語です。グレードごとに異なるシートデザインや室内空間など、シエンタの内装について解説していきます。

シエンタ(2代目)特別仕様車「グランパー」アウトドアシーンに映えるアクティブな内装

2代目シエンタには特別仕様車「グランパー(GLAMPER)」が2019年10月に設定されました。現在は販売終了しています。黒を利かせたスポーティーでアクティブな雰囲気の内外装デザインが特徴でした。

シエンタ・グランパーの内装デザイン

シエンタ・グランパーの内装には特別仕様車専用デザインを採用。ブラックをベースとしたコックピットに、自然に馴染むコハクカラーのファブリックシートを合わせたデザインでした。シエンタ専用のエンブレムとフロアマットがセットとなったロゴアクセサリーセットも設定されていました。

2代目シエンタに5人乗り2列シートモデル「ファンベース」が追加

2018年9月11日のマイナーチェンジで、5人乗り2列シートの「FUN BASE(ファンベース)」が追加されました。2列目がベンチシートで、セカンドシートを倒すと荷室からフラットになる設計で、アウトドアや車中泊を楽しむユーザーに支持されたモデルです。なお、ファンベースは2代目販売終了に伴い、3代目シエンタではラインナップされていません。

2代目シエンタ 5人乗りモデル(ファンベース)の価格帯(販売当時)
グレード ガソリン ハイブリッド
ファンベースX(FUN BASE X) 1,776,600円〜 2,187,000円〜
ファンベースG(FUN BASE G) 1,980,720円〜 2,340,360円〜

ラインナップは「X」と「G」で、ガソリン車とハイブリッド車の2種類が設定されていましたが、駆動方式は2WDのみでした。

荷室長は2,065mmあるため身長が高い人でも横になることができ車中泊も快適です。26インチの自転車も2台積むことができます。

5人乗り仕様ファンベースの内装は上級ファブリックとファブリックの2種類を用意

シートマテリアルは上級ファブリックとファブリックの2種類で、シートカラーはブラックのみの設定でした。荷室には9つのユーティリティホールがあり、バーやラゲージテーブルなどを固定してカスタマイズできる仕様になっていました。

ラゲージスペースの下には床下収納が備え付けられており、ハイブリッド車とガソリン車で形状が異なります。泥がついた長靴や川遊び後のサンダルなど、汚れたものや濡れたものを収納するのに最適な空間です。

シエンタ FUN BASEのラゲージスペースはオプションで更に使いやすくカスタム可能

シエンタの5人乗り仕様車ファンベースにはテーブルやバーを設置できるユーティリティーホールを設置

FUN BASEではユーティリティホールにバーだけでなくテーブルなども設置でき、様々な使い方が可能でした。

FUN BASEセットでは、ユーティリティフック4つ・システムバー2本・ラゲージマルチネット・ラゲージアッパーボード・ラゲージアッパーボックス・専用フロアマット・グレードエンブレムをパッケージングし、荷室を2段活用できる構成となっていました。

ラゲージテーブルはユーティリティホールに好みの高さで設置でき、両端にカップホルダーが2個付いているためキャンプや車中泊で重宝しました。ブラックと木目調のツートンデザインもファッショナブルな仕上がりでした。

工具を使わずに着脱できるため気軽にレイアウトを変更できるのがポイント

ラゲージアッパーボードは荷室を上下に仕切り、トノカバーの役割も果たしていました。下段の荷物を外から隠しつつ直射日光も遮るため、食料品の保管にも適していました。ボードは軽量で工具不要で脱着できるため使い勝手も良好でした。

スーパーUVカット・ステアリングヒーター・シートヒーターはオプションパッケージで設定

スーパーUVカット・シートヒーターパッケージでは、フロントガラスにUVカット、運転席・助手席にUVとIR(赤外線)カットガラスが装着できました。さらにステアリングヒーターと運転席・助手席のシートヒーターが加わり、座面だけでなく腰と肩部分も温められる仕様でした。

走りの楽しさがより高まる先進的かつ実用的なコックピット設計

シエンタのコクピットは燃費情報や燃費履歴を表示してエコ運転をサポート

2代目シエンタのコックピットは、ハイブリッド車・ガソリン車ともに2眼メーターで、走行情報をキャッチしやすいポジションに配置されています。クリアで見やすいマルチインフォメーションディスプレイがエコな走りをサポートします。

ステアリングスイッチだけでオーディオ操作を完結

ステアリング左部には音量調整(1)、選曲・選局(2)、モードセレクト(3)のステアリングスイッチをメーカーパッケージオプションで装着できました(X”Vパッケージ”以外全車が適用対象)。ハンドルから手を離さずにオーディオ操作ができる便利な装備です。

2代目シエンタのインパネ周りは純正アクセサリーで木目調やいぶし銀調にカスタマイズ可能

シエンタの木目調インパネ

2代目シエンタはカスタマイズ用の純正アクセサリーも充実していました。メーターフードはウッド調のものを純正アクセサリーとして用意しており、一気に上質感が増す人気のデザインでした。

スイッチベース・センタークラスター・インパネガーニッシュはウッド調といぶし銀調の2種類からセレクト可能でした。艶やかなウッド調で統一するか、スタイリッシュないぶし銀調でコーディネートするか、オーナーの好みで楽しめる仕様でした。

2代目シエンタのシート内装は全5パターンがラインナップ

2代目シエンタの内装バリエーションは、2018年8月に登場した特別仕様車を含め全部で5つのタイプが用意されていました。

2トーンカラーがおしゃれなフロマージュ×ダークブラウンの上級ファブリック

フロマージュ×ダークブラウン上級ファブリックのシエンタの内装

フロマージュ×ダークブラウン上級ファブリックのシート内装は、ハイブリッドGとGの2グレードに標準装備されていました。落ち着いたブラウンカラーの生地がおしゃれな印象を与えるデザインです。

大人っぽいブラック×ブルーブラックの上級ファブリック

ブラック×ブルーブラック上級ファブリックのシエンタの内装

ブラック×ブルーブラックの上級ファブリックは青みがかった黒でハイセンスな装いが魅力でした。ハイブリッドGとGに設定可能(指定がない場合はフロマージュ×ダークブラウンに設定)でした。

フロマージュ×フロマージュのファブリックは優しいカラーリングの内装

フロマージュ×フロマージュファブリックのシエンタの内装

フロマージュ統一カラーのインテリアは、ハイブリッドXとXグレードに設定できました(X”Vパッケージ”には標準設定)。シートの背もたれやヘッドレストの裏側にはブラックのファブリックを使用したデザインです。

スタイリッシュさを追求したブラック×ブルーブラックのファブリック

ブラック×ブルーブラックファブリックのシエンタの内装

ブラック×ブルーブラックのファブリック内装はハイブリッドXとXの2モデルに設定できました。インパネガーニッシュのラインとアッパーボックスのオレンジカラーが映える、洗練されたデザインです。

特別仕様車専用 合成皮革+オレンジステッチ

合成皮革+オレンジステッチのシエンタの内装

特別仕様車のハイブリッドGクエロとGクエロには、シート・シフトノブ・ステアリングホイールにオレンジステッチが施されたブラックのインテリアカラーが設定されていました。スポーティで遊び心のあるデザインが特徴でした。

ラゲージスペースの多彩な使い道も2代目シエンタの魅力

2代目シエンタのラゲージスペースは荷室幅1,260mm、荷室高1,085mmと十分な容量を確保していました。大きなサイズから長さのある荷物まで出し入れしやすく、荷室フロア高は505mmと低めで、重い荷物も持ち上げずスムーズに積載できました。

トノカバー、防水性のラゲージトレイ、ロングラゲージマット、仕切り付きのラゲージソフトボックスなど、荷室を便利にする純正アクセサリーも数多くラインナップしていました(車いす仕様車など一部設定対象外モデルあり)。

シートアレンジ豊富で乗降性も重視した設計

マウンテンバイクを2台乗せられるシエンタのシートアレンジ

サードシートをセカンドシートの下に格納し、ラゲージをフラットにするシートアレンジで26インチのマウンテンバイク2台も余裕をもって積載できました。

3人乗りスペースを確保しつつ長物の荷物も載せられる

セカンドシートは5:5分割式なので左右独立して倒すことができ、3人乗車の状態で絨毯のような長物も積載できました。

サードシートを格納するとレジャーで使う大量の荷物も収納できるスペースを確保できる

4人乗車時でも十分な荷室容量を確保できました。ダイブイン格納でサードシートをすっきり格納し、乗員の座席にもゆとりを残すことができます。

セカンドシートはワンタッチで折りたためるため簡単にサードシートへ乗り込める

タンブル機構付きのセカンドシートはワンタッチで折りたたむことができ、サードシートへのアクセスが容易でした。また、乗り込み高さは330mmと低床設計で、セカンドシート周辺には手すりを3か所設置しており、子供や高齢者の乗降時も安心な設計です。

Toyota Safety Sense Cで安心安全なドライビング(2代目)

2代目シエンタはトヨタ・セーフティ・センスCをメーカーオプションで設定

2代目シエンタはメーカーオプションでToyota Safety Sense C(トヨタ・セーフティ・センスC)を装着できました。自動ブレーキ・車線はみ出しアラート・自動ハイビームをセットとしたトヨタ独自の衝突回避支援パッケージで、装着車はサポカーとして認定されていました。なお、現行3代目ではToyota Safety Senseが全車に標準装備となっています。

シエンタの内装はパパも家族も嬉しい工夫がいっぱい

2代目シエンタの内装は、オレンジをアクセントカラーとして加えたスポーツテイストのデザイン性と、お年寄りから小さな子供まで全年齢への細やかな配慮を両立したファミリーカーの名作でした。現在販売されているのは3代目(2022年8月〜)で、「シカクマル」デザインと電動パーキングブレーキ搭載(2025年8月マイナーチェンジ以降)など、より使い勝手が向上しています。2代目の中古車は現在も流通しており、コスパを重視する方に選ばれています。