ルーミーのマイナーチェンジでは何がアップデートされる?スマアシ3を搭載して安全性を高めた
トヨタが発売している1LDカーのルーミーは、ダイハツが作っているトールのOEM車で2016年11月に発売されたモデルです。安全装備などもしっかりと揃っていますが、スマートアシスト2が搭載されていますが、トヨタでいうところのトヨタセーフティセンスCですので、歩行者には対応していません。
ルーミーは2016年の発売からマイナーチェンジを1度もしていませんでしたが、2018年11月1日にマイナーチェンジを実施、安全装備システムのスマートアシストが3にバージョンアップ、ソナーで障害物を検知し警告音で知らせてくれるコーナーセンサーをフロントとリアに装備、ボディカラーの追加や特別仕様車の設定などが行われました。2020年にはタンクと統合するビッグマイナーチェンジを行った、新型ルーミーのスマートアシストの内容やルーミーのスペックをおさらいしておきましょう。
新型ルーミーが2022年9月に一部改良を実施 排ガス規制やオプション内容を見直しへ
ルーミーが一部改良によりボディカラーの廃止、ナノイーXの追加などオプション内容の見直しなどを実施
メインは排ガスの法規対応で、エクステリアやインテリアの変更はありません。販売価格も最小限で、約10,000円の上昇になりました。
ルーミーは2020年にビッグマイナーチェンジを行い後期型へ移行。
フルモデルチェンジは2023年以降になると予想されるため、今回の一部改良が最後になる可能性もあるでしょう。
トヨタ ルーミーが2020年9月15日にマイナーチェンジ 次世代スマートアシストで全車速追従アダプティブクルーズコントロールを搭載
安全装備を向上してタンクと統合した新型ルーミー
トヨタのルーミー(ROOMY)が2020年9月15日に後期型にマイナーチェンジを行いました。
前回3にアップデートされたスマートアシストが、今回のマイナーチェンジで機能を追加した次世代のスマートアシストに進化しました。スマートアシスト3では、「衝突警報機能/衝突回避支援ブレーキ機能」「車線逸脱警報機能」「誤発進抑制制御機能」「先行車発進お知らせ機能」の5つの機能がありますが、次世代のスマートアシストではさらに機能が向上しています。
次世代スマートアシストの機能
- 夜間歩行者・追従二輪車対応の衝突被害軽減ブレーキ(Xは対象外)
- 前後方ブレーキ制御付き誤発進抑制機能(Xは対象外)
- 路側逸脱警報(Xは対象外)
- ふらつき警報(Xは対象外)
- 標識認識(Xは対象外)
- アダクティブドライビングビーム(カスタムのみ)
- サイドビューランプ(カスタムのみ)
- 全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(カスタムのみ)
エクステリアの変更点は、フロントグリル、前後のバンパー、ヘッドライトユニット内部、リヤコンビネーションランプ、アルミホイールのデザインが変わっています。また、ボディカラーも新色のクールバイオレットクリスタルシャイン、ターコイズブルーマイカメタリックを追加しました。
2020年マイナーチェンジ後のルーミーの変更点
- 電動パーキングブレーキ
- オートブレーキホールド
- フロントフェイスのデザイン変更
- ボディカラーの追加
- シート形状の変更
- シート表皮の変更
- 9インチディスプレイオーディオをオプション設定
- ウェルカムパワースライドドアの標準装備
- 充電用USB端子の標準装備
インテリアのシートは身体にフィットする仕様に変更されています。パワートレインや燃費性能に変更はなく、マイナーチェンジ後は27,500円から66,000円、販売価格がアップしています。
また、このマイナーチェンジでルーミーがタンクを吸収しモデルを一本化しています。
ルーミー・タンクも他の姉妹車と同様にひとつのモデルとして販売して、売上を伸ばしているルーミーの車名を残します。2018年度のルーミーの販売台数は86,265台、タンクは73,799台を売り上げていて、どちらも高い人気を誇っています。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
X | 2WD(FF) | 1,556,500円~ |
4WD | 1,732,500円~ | |
G | 2WD(FF) | 1,743,500円~ |
4WD | 1,919,500円~ | |
G-T | 2WD(FF) | 1,864,500円~ |
カスタムG | 2WD(FF) | 1,914,000円~ |
4WD | 2,090,000円~ | |
カスタムG-T | 2WD(FF) | 2,046,000円~ |
新型ルーミーのマイナーチェンジは2018年11月1日!スマアシ3と特別仕様車が設定
ルーミーのマイナーチェンジは2018年11月1日に行われることが決定しました。安全装備のスマートアシスト2がスマートアシスト3に進化することのほかにも、上級グレードのGをベースにした特別仕様車が発表されました。
2018年11月1日での工場出荷時期目安は新型ルーミーで1ヶ月程度、ウェルキャブ仕様車で1~2ヶ月程度ですのですぐに注文して年内納車が可能だと考えます。
新型ルーミーにて改良された内容
- スマートアシスト3を標準装備(Xを除く)
- 接近お知らせ表示付きコーナーセンサーを標準装備(フロント・リアそれぞれ4つ・Xを除く)
- モノトーンボディカラーにファイアークォーツレッドメタリックを追加
- カスタム専用色のツートンカラーに黒×赤と黒×白のボディカラーを追加
スマアシ3・コーナーセンサーを装備して安全性が増した
11月1日に発表された特別仕様車は、Cozy Editionと呼ばれエクステリアとインテリアが特別なものとなり「ナビレディパッケージ」と「コンフォートパッケージ」が標準装備、さらに撥水機能つきのファブリックシートが装備されます。ナビレディパッケージではバックカメラ・ステアリングスイッチの2つが装着され、コンフォートパッケージでは運転席・助手席シートヒーターとシートバックテーブルが装備されます。
センタークラスターは艶のあるピアノブラックになり質感向上
モノトーンボディカラーにファイアークォーツレッドメタリックを追加したほかに、メーカーオプションのカスタム専用色で、ルーフ色にブラックマイカメタリック・ボディがファイアークォーツレッドメタリックと、屋根へブラックマイカメタリック・ボディにパールホワイト3のツートンカラーを2色追加しています。
ルーミー特別仕様車Cozy Editionの内容
- ベースは上級グレードのG
- エクステリアにはメッキパーツを装備
- ナビレディパッケージとコンフォートパッケージを標準装備
- インテリアにもメッキパーツを装備するほか、センタークラスターにはピアノブラック塗装に
- ボディカラーにファイアクォーツレッドメタリック・プラムブラウンクリスタルマイカを設定して全6色に
全てのグレードでスマートアシスト3にアップデートされるため価格帯は65,000円ほどアップし、特別仕様車はさらに45,000円ほど上がりました。標準仕様車では既存グレードのG“S”とカスタムG”S”は廃止されました。
2WD | 4WD | |
---|---|---|
X | 1,463,400円 | 1,636,200円 |
X “S” | 1,528,200円 | 1,701,000円 |
G | 1,684,800円 | 1,857,600円 |
G-T | 1,803,600円 | – |
カスタムG | 1,836,000円 | 2,008,800円 |
カスタムG-T | 1,965,600円 | – |
G “Cozy Edition” | 1,730,160円 | 1,902,960円 |
助手席リフトアップシートAタイプ X ”S” | 1,745,000円 | 1,905,000円 |
助手席リフトアップシートAタイプ G | 1,889,000円 | 2,049,000円 |
助手席リフトアップシートBタイプ X ”S“ | 1,910,000円 | 2,070,000円 |
助手席リフトアップシートBタイプ G | 2,054,000円 | 2,214,000円 |
助手席リフトアップシート車が装備されているウェルキャブ仕様にも同様のマイナーチェンジが施され、スマートアシスト3へと進化しているため安心して乗ることができます。ウェルキャブ仕様車では、X”S”グレードが残っているため全てのグレードでスマートアシスト3が標準装備になっています。
ルーミーのマイナーチェンジで安全装備がスマートアシスト3に進化すると考えられる
マイナーチェンジで安全装備のスマートアシスト3を装備すると予想される
2018年11月1日にマイナーチェンジを行うと予想されているトヨタのルーミーは、安全装備を搭載していますがスマートアシスト2を装備していて歩行者の自動ブレーキに対応していない旧世代のものです。そこで、今回行われると予想されているマイナーチェンジでスマートアシスト3へ進化し安全装備をパワーアップさせます。
スマートアシスト3の機能
- 衝突警報機能(対車両・対歩行者)
- 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
- 車線逸脱警報機能
- 誤発進抑制制御機能(前方・後方)
- 先行車発進お知らせ機能
- オートハイビーム
スマートアシスト2では車両に対してのみ緊急ブレーキが作動しますが、約50km/h以内で走行中に速度差が30km/h以内の作動条件になっています。マイナーチェンジ後に搭載されると予想されているスマートアシスト3では、速度帯は約80km/hまで拡大しているので停止が間に合わなくても被害を軽減してくれます。しかも歩行者に対しても緊急ブレーキが作動するようになり約50km/hまでの速度帯で作動するシステムです。
ほかにも、車線逸脱警報機能や前後の誤発進抑制機能はスマアシ2のルーミーでも搭載していますが、新たに追加されるのがオートハイビームで、明かりがない場所を走行していると自動的にハイビームになり、対向車や先行車を検知するとロービームに切り替えてくれる機能です。
暗い場所は人や停止車両などを見つけにくく、ロービームで走行中に見つけても気がついた時にはもう遅いということがありますので、自動的にハイビームに切り替えてくれる機能は普段ハイビームを使う習慣がない人でも安心して走行できます。
ルーミーのマイナーチェンジ前にスペックをおさらい
ルーミーは2016年11月に新発売したトールワゴンで、ダイハツのトールをベースにしたOEMモデルです。全長は3,700mm・全幅1,670mm・全高1,735mmのコンパクトサイズで、全高が高いため室内の広さは抜群です。ボディカラーはモノトーンが9色、ツートンカラーが5色の全14色設定で、駆動方式はFFの2WDと4WDが用意されています。
全長 | 3,700mm |
---|---|
全幅 | 1,670mm |
全高 | 1,735mm |
ホイールベース | 2,490mm |
最低地上高 | 130mm |
室内長 | 2,180mm |
室内幅 | 1,480mm |
室内高 | 1,355mm |
乗員定員 | 5人 |
搭載されているエンジンは、直列3気筒の1.0Lエンジンで自然吸気のNAとターボエンジンの2種類が用意されています。2WDにはNAとターボの2種類が設定されていますが、4WDにはNAしかない点に注意が必要です。
NA | ターボ | |
---|---|---|
型式 | 1KR-FE | 1KR-VET |
種類 | 直列3気筒 | 直列3気筒ターボ |
排気量 | 996cc | 996cc |
最高出力 | 51kW/6,000rpm | 72kW/6,000rpm |
最大トルク | 92Nm/4,400rpm | 140Nm/2,400~4,000rpm |
ミッション | CVT | CVT |
燃費 | 24.6km/L | 21.8km/L |
安全装備にはスマートアシスト2のほかに、LEDヘッドライトやパワースライドドアを装備し、メーターのマルチインフォメーションディスプレイもカラー表示になっているなど、安全装備や快適装備が充実しています。
価格帯は146万円からでエアログレードの「カスタム」になると177万円からになり、グレード名にTがつくものはターボエンジンが搭載されているモデルになります。
2WD | 4WD | |
---|---|---|
X | 1,463,400円 | 1,636,200円 |
XS | 1,528,200円 | 1,701,000円 |
G | 1,620,000円 | 1,792,800円 |
GS | 1,684,800円 | 1,857,600円 |
G-T | 1,803,600円 | – |
カスタムG | 1,771,200円 | 1,944,000円 |
カスタムGS | 1,836,000円 | 2,008,800円 |
カスタムG-T | 1,965,600円 | – |
マイナーチェンジで安全性能が向上する現行型ルーミーの画像13枚
- ルーミー
- ルーミー
- ルーミー
- ルーミー
- ルーミー
- ルーミー
- ルーミー カスタムG-T
- ルーミー カスタムG-T
- ルーミー カスタムG-T
- ルーミー カスタムG-T
- ルーミー カスタムG-T
- ルーミー カスタムG-T
- ルーミー カスタムG-T
ルーミーのマイナーチェンジは安全装備がパワーアップし安心できる車になって帰ってくるだろう
2016年から発売されたトヨタのルーミーは、コンパクトカーながら両側スライドドアを採用し全高も高いので広々と使える車です。エンジンの排気量は1.0Lですので自動車税も1番安いものになり燃費も20.0km/L以上を記録しているのでコストパフォーマンスに優れています。
搭載されている安全装備はトヨタセーフティセンスCに相当するスマートアシスト2で、対歩行者への自動ブレーキに対応していない旧世代のものです。そこで、2018年11月1日のマイナーチェンジで、歩行者への自動ブレーキにも対応したスマートアシスト3を搭載しより安心感がありお得感もある車にすると考えられます。
コンパクトなサイズで存在感もあるトヨタのルーミーは、5人乗りの普通車ですので子供などの送迎もしやすくとても使いやすい車です。スマートアシスト3になることで、オートハイビームが搭載されるので普段ハイビームを使わない人でも暗闇で障害物や人を見つけやすくなるため、事故の可能性もグンと下がります。