ポルテの内装は使いやすくデザイン性も高い!コックピット・シートなどの詳細をチェック
トヨタ・ポルテ(Porte)は2004年から販売されていたトールワゴン車で、丸みを帯びた可愛らしい外装とオシャレな内装が特徴で、さらにスライドドアや低床フロアの採用などユニバーサルデザインを積極的に取り入れていることから、幅広い年齢層のユーザーから親しまれています。
ポルテの内装を、コックピット・シート・ラゲッジルーム・安全性能などの面に触れながら解説していきます。ポルテの特別仕様車「F"Raffine(ラフィネ)"」の内装インテリアも紹介します。
ポルテ特別仕様車「グランパー」はアウトドアカジュアルな一台
ポルテの特別仕様車として、アウトドアを楽しむユーザー向けに「グランパー」が発売されました。ブラックパーツを取り入れた外装とナチュラルな内装デザインが目をひく一台です。
グランパーの内装はすっきりとしたブラックカラーで、シートはコハクカラーのコンビシートです。シートは合成皮革とツイード素材を使用しており、質感の高さが感じられます。
また、ポルテ・グランパー専用のフロアマット(36,850円)を合わせると、より統一感のある内装になります。
トヨタ・ポルテが一部改良で安全性能を向上 特別仕様車「Fラフィネ」を同時発売
2019年7月3日、トヨタ・ポルテがマイナーチェンジされました。今回の改良ではトヨタ・セーフティ・センスの強化を図り、さらなる安全性能の向上を実現。同時に2018年にも販売されていた特別仕様車ポルテ Fラフィネを新設定しています。
さらに、マルチインフォメーションディスプレイの「航続可能距離」「燃費」等の情報の視認性も高めました。
黒をベースとした内装にブラウンカラーのシートがおしゃれなポルテ 特別仕様車 F“Raffine”。シート内装の標準装備はコハクですがブラックの設定もあります。
コックピットのインパネ周りは操作性に優れ、誰もが運転しやすい環境が完備されています。ハンドルとシフトレバーには本革を採用し、その他のパーツにもメッキやサテン調の加飾が散りばめられています。
ゆったりとした室内空間が広がるポルテは乗る人全員がリラックス
コンパクトなボディサイズのポルテですが、独自のレイアウト技術によりフロントシートからリヤシートまでゆとりある設計となっています。室内高は1,380mm、前後席間距離は1,050mm、着座可能助手席スライド量は最大520mm、テーブルモード時の助手席スライド量は最大700mmです。足元が広く窮屈感がありません。
運転席と助手席間、前後席間においてはウォークスルーとなっています。停車時にサッと移動できるので非常に便利です。
トヨタ・ポルテのコックピットは女性にも好まれるおしゃれでかわいい機能的なデザイン
プラムやフロマージュなどの内装カラーを採用したポルテのコックピットは、実用性も重視しつつ遊び心を忘れないデザイン性の高い運転環境となっています(画像はポルテのGグレード)。
ポルテのメーターはいずれもデジタル式センターメーターを採用しています。照度は調整できるので視認性に優れています。特別仕様車F"Raffine”のメーターはシルバー加飾が施された上質感のある専用デザインが採用されます。なお、この専用デザインはメーカーセレクトパッケージオプションで他のグレードにも装備可能です。
燃費情報や航続可能距離、アイドリングストップ時間など多彩な情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイは全車に標準装備されています。細かな情報も読み取りやすいデザインです。
トヨタ・ポルテのシフトノブは握り心地がよく、確かな操作感を味わえます。Gグレードと特別仕様車F"Raffine”には本革が採用されています。
チルトステアリング機構・運転席シート上下アジャスターを標準装備しているポルテ。運転しやすいベストな姿勢に調整できます。
プッシュ式オートエアコンはポルテのGグレードと特別仕様車F"Raffine”に、ダイヤル式マニュアルエアコンはF・Y・Xに標準装備されます。FとYのマニュアルエアコンにはメッキリングがあしらわれています。
ポルテのシートと内装色の組み合わせは?グレード・モデル別まとめ
ポルテのシート素材はグレードごとに異なります。内装色はプラムとフロマージュの2タイプがありますが、Yグレードの場合は選択できるのはプラムのみで、その他のグレードはシートとの組み合わせでプラムかフロマージュが設定されます。
ポルテGグレードのシートには、起毛タイプのトリコット素材が使用されています。シートカラーはブラックのみが展開しており、内装色はプラムとフロマージュがあります。
ポルテのFは撥水加工が施されたトリコットシートが設定されています。シートはフロマージュとブラックで、内装色との組み合わせはそれぞれフロマージュ×フロマージュ、プラム×ブラックとなっています。
ポルテのYグレードは通常タイプのトリコット素材が使用されています。唯一フロマージュの内装色がなく、シートも内装色もプラムカラーで統一されています。
Xモデルのシートにはジャージ素材が採用されています。シートカラーはプラムのみで、内装色との組み合わせはフロマージュとプラムの2タイプです。
特別仕様車F"Raffine”には専用デザインが用意されており、ツイード調ファブリックと合成皮革のおしゃれなコンビシートが適用されます。カラーはコハクとブラックの2種類から選べます(標準となるのはコハク)。内装色はブラックインテリアです。
ポルテのラゲッジルームは積載ラクラクでどんな荷物も載せられる!
トヨタ・ポルテのリヤゲートの開口部は幅1,040mmに高さが810mmです。入口が広く設計されているので、どんな形状の荷物も積載がスムーズに行えます。また、ラゲージルームランプがついているので夜間の使用でも安心です。
ポルテはトライアングルモード・テーブルモード・フリースペースモードなど様々なシートアレンジが可能です。長尺物や植木鉢のような安定して置きたい背の高い荷物もスッキリと収納できます。リヤシートは6:4分割可倒式で、リクライニングとクッションリップアップ機構付きです。
トヨタ・セーフティ・センス(プリクラッシュセーフティ・レーンディパーチャーアラート・オートマチックハイビームなどの安全装)を有するポルテは、政府が推奨するセーフティサポートカーに該当します。運転席右側に配置されているToyota Safety Senseスイッチを押せば、それぞれ3つの安全機能の操作が可能となります。
トヨタのポルテに装着できるドレスアップ・ユーティリティアップにおすすめのオプションいろいろ
ポルテのカスタム用として、カラフルでかわいいラベンダーとカシスのインテリアコーディネートセットがラインナップしています。革巻きシフトノブ・ドレスアップトリム・ドレスアップパネルがセットとなります。それぞれ単体でも購入可能で、本革巻きシフトノブとドレスアップトリムにはホワイトとブラックも用意されています。
革巻きのステアリングカバーはプラムとブラックの2タイプがあります。インテリアコーディネートセットと合わせてカスタムすれば統一感のあるおしゃれなインテリアを演出できます。
ポルテの内装の印象をガラリと変えるにはシートカバーのカスタムがおすすめです。高級ソファのような革調シートカバーはギャザータイプのブラック、ダブルステッチを施したポリ塩化ビニル製のベージュとブラック(G・X専用)の2タイプが展開しています。
撥水タイプのフルシートカバーはベージュとプラムの2色で、Fを除くその他のグレードはプラムが適用されます。飲み物をこぼしたり、雨で濡れた状態で乗車してもサッとふき取れるので安心です。
コンソールボックスとドアポケットボックス(フロント・リア)は、ポルテ車内の収納ポイントを増やしたい方向けの純正アクセサリーです。CDなどを入れられるコンソールボックスは前後独立開閉式で、ドリンクホルダーも搭載されています。
ポルテの内装は幅広い年齢層の要望にマッチする親しみやすい機能美を有するデザイン
グレードによって内装デザインが異なるポルテですが、どのモデルもデザイン性の高いおしゃれなインテリアに仕上がっています。コックピットは視認性に優れたメーターや握り心地の良いステアリング・シフトノブ、快適な空調を維持するエアコン機器など装備も充実しています。
ラゲッジルームは何通りものシートアレンジであらゆる荷物が積載可能で、車内の収納力も優秀です。コンパクトなボディサイズながらも、ネットショップや実店舗で専用のグッズを揃えれば車中泊も可能な広さを有しています。子供から高齢者まで安心して乗車できるユーティリティの高い車として、今後も活躍してくれることでしょう。