オデッセイのグレードを総まとめ!Honda SENSING全車標準装備の後期型グレード解説
ホンダのミニバン「オデッセイ(5代目・RC型)」は、2013年に4代目から大幅な路線変更を行い、スライドドアを採用したハイトールミニバンとして再スタートしました。2017年11月のマイナーチェンジでは先進安全装備「Honda SENSING」が全車標準装備化され、エリート機能を全グレードで享受できるようになりました。
なお、5代目オデッセイは2021年12月に国内向け生産を終了し、2023年12月に中国生産の改良モデルとして復活を果たしています。本記事では中古車市場で多く流通している5代目後期型(2017年マイナーチェンジ以降)のグレード別装備・価格・燃費・駆動方式を詳しく解説します。
5代目後期型(2017年マイナーチェンジ)の主な変更点とボディサイズ
2017年11月のマイナーチェンジでは、安全装備の充実とデザインのリフレッシュが行われました。
5代目オデッセイ後期型の主な変更点
- Honda SENSINGに「歩行者事故低減ステアリング」を追加し、全車標準装備化
- フロントフェイスのデザイン変更
- フォグランプをLEDに変更・全グレード標準装備化
- ボディカラーの一部入れ替え(「プラチナホワイト・パール」「コバルトブルー・パール」を追加)
グレード体系はガソリン車3グレード・ハイブリッド車3グレードの計6パターンで、標準・上級・最上級の3段階構成です。全グレードにHonda SENSINGが標準装備されているため、安全面で妥協なく選択できます。
ボディサイズは全長4,840mm・全幅1,820mmの8人乗り設定。4代目と比べて全高が高くなり室内の頭上空間が広くなった反面、立体駐車場には入らないケースが多い点には注意が必要です。
| 全長 | 4,840mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,820mm |
| 全高 | 1,695mm |
| ホイールベース | 2,900mm |
| 最低地上高 | 150mm |
| 室内長 | 2,935mm |
| 室内幅 | 1,560mm |
| 室内高 | 1,325mm |
オデッセイ ハイブリッドモデルのグレード比較
ハイブリッドモデルに共通する特徴は以下のとおりです。駆動方式はFFの2WDのみで、4WDは設定されていません。雪道や悪路に強い4WDが必要な方はガソリンモデルを選ぶ必要があります。
搭載エンジンは「LFAエンジン(2.0L)」とモーターを組み合わせたハイブリッドシステムで、WLTCモード燃費は20.0〜20.8km/L(JC08モードは26.0km/L)です。全グレードでレギュラーガソリンを使用でき、ランニングコストを抑えられます。
HYBRID・Honda SENSING:ハイブリッド標準グレード
「HYBRID・Honda SENSING」はハイブリッドモデルの標準グレードです。駆動方式は2WD、乗員定員は7人または8人乗り、ボディカラーは6色、燃費は20.8km/L(WLTCモード)、価格は7人乗りが383万円・8人乗りが375万円です。
オデッセイ ハイブリッドのボディカラー(全6色)
- プラチナホワイト・パール
- スーパープラチナ・メタリック
- クリスタルブラック・パール
- コバルトブルー・パール
- プレミアムスパイスパープル・パール
- プレミアムディープロッソ・パール
HYBRID・Honda SENSINGの主な標準装備
- ブラック・ファブリックシート
- 運転席8ウェイパワーシート
- 16インチアルミホイール
- サイドエアバッグ・サイドカーテンエアバッグ
- 電子制御パーキングブレーキ
- ナビ装着用スペシャルパッケージ(ステアリングスイッチ・バックカメラ等)
- Honda SENSING(渋滞追従機能付きクルーズコントロール含む)
標準グレードながら運転席パワーシートや渋滞追従機能付きのHonda SENSINGを装備しており、装備内容は充実しています。
HYBRID ABSOLUTE・Honda SENSING:ハイブリッド上級グレード
「HYBRID ABSOLUTE・Honda SENSING」はハイブリッド上級グレードです。駆動方式は2WDのみ、乗員定員は7・8人乗り、ボディカラーは全7色、燃費は20.2km/L(WLTCモード)、価格は7人乗りが393万円・8人乗りが385万円です。
HYBRID ABSOLUTE・Honda SENSINGの主な標準装備
- プライムスムース・ファブリックコンビシート(手触りの良い上質素材)
- アブソルート専用チューニングサスペンション
- 17インチアルミホイール
- サイドエアバッグシステム
- 電子制御パーキングブレーキ
- ナビ装着用スペシャルパッケージ
標準グレードとの違いは、シート素材がコンビシートになりホイールが17インチに拡大、アブソルート専用チューニングサスペンションが加わる点です。ボディカラーには「プレミアムヴィーナスブラック・パール」が追加され全7色になります。
HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING:ハイブリッド最上級グレード
ハイブリッドモデルの最上級グレード「HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING」は、駆動方式は2WDのみ、乗員定員は7人乗りのみ、燃費は20.0km/L(WLTCモード)、価格は415万円からで、ボディカラーは全7色です。
HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSINGの主な標準装備
- プライムスムース・ファブリックコンビシート
- アブソルート専用チューニングサスペンション
- 17インチアルミホイール
- LEDアクティブコーナリングライト(コーナーリング時に照射範囲を自動調整)
- マルチビューカメラシステム(前後左右の死角を確認)
- ブラインドスポットインフォメーション(死角の車両を検知)
- 運転席・助手席シートヒーター
- トリプルゾーン・フルオートエアコン(3つの独立ゾーン制御)
- 助手席4ウェイパワーシート
ミニバンで生じやすい死角をカバーする「ブラインドスポットインフォメーション」と「マルチビューカメラシステム」を標準装備するのがEXグレードの特徴です。寒い日にすぐ温まれる前席シートヒーター、前後左右のエアコンを独立制御できるトリプルゾーンエアコンも装備されています。
オデッセイ ガソリンモデルのグレード比較
ガソリンモデルのオデッセイには「K24W」エンジンが搭載されています。標準グレードの排気量は2.4L・最高出力は175PS・最大トルクは225Nmで、アブソルートグレードでは直噴エンジンになり最高出力190PS・最大トルク237Nmに向上します。
燃費はJC08モードで12.6〜13.6km/Lです。ガソリンモデルは4WDが選択でき、Honda SENSINGのクルーズコントロールには渋滞追従機能が付かない点がハイブリッドモデルとの大きな違いです。全グレードでレギュラーガソリンを使用します。
G・AERO Honda SENSING:ガソリン標準グレード
ガソリン標準グレード「G・AERO Honda SENSING」は、駆動方式は2WDと4WD、ボディカラーは全6色で、2WDには7人・8人乗り、4WDには8人乗りが設定されています。価格はFF7人乗りが306万円・FF8人乗りが298万円・4WDが318万円です。
G・AERO Honda SENSINGの主な標準装備
- ブラック・ファブリックシート
- サイドエアバッグシステム
- LEDヘッドライト
- 両側パワースライドドア
- ナビ装着用スペシャルパッケージ
- 17インチアルミホイール
ガソリン標準グレードながら17インチアルミホイール・LEDヘッドライト・両側パワースライドドアを標準装備しており、日常使いに必要な機能がそろっています。4WDモデルは雪道や悪路に対応したい方に最適です。
ABSOLUTE・Honda SENSING:ガソリン上級グレード
ガソリン上級グレード「ABSOLUTE・Honda SENSING」は、駆動方式は2WDと4WD、FFには7・8人乗り、4WDには8人乗りが用意されています。燃費は13.0〜14.0km/L(JC08モード)、価格はFF7人乗りが332万円・FF8人乗りが324万円・4WDが344万円です。
ABSOLUTE・Honda SENSINGの主な標準装備
- プライムスムース・ファブリックコンビシート
- 運転席8ウェイパワーシート
- 本革巻きステアリング
- アブソルート専用チューニングサスペンション
- パドルシフト
アブソルートグレードから直噴エンジン(最高出力190PS)に変わり、走行性能が向上します。シートは上質なプライムスムース・ファブリックコンビシート、ステアリングは本革巻きとなり内装の質感も高まります。4WDも選べる点で、雪道ドライブの多い方にも対応できます。
ABSOLUTE・EX Honda SENSING:ガソリン最上級グレード
ガソリン最上級グレード「ABSOLUTE・EX Honda SENSING」は、ボディカラーが全7色、駆動方式は2WDと4WD、燃費は13.0〜13.6km/L(JC08モード)、乗員定員はFF7人乗り・4WD8人乗り、価格はFFが354万円・4WDが365万円です。
ABSOLUTE・EX Honda SENSINGの主な標準装備
- LEDアクティブコーナリングライト
- ブラインドスポットインフォメーション
- マルチビューカメラシステム
- 運転席・助手席シートヒーター
- トリプルゾーン・フルオートエアコン
- 助手席4ウェイパワーシート
ハイブリッドEXグレードとほぼ同等の最上位装備を持ちながら、4WDが選択できる点がガソリンEXグレードならではのメリットです。ハイブリッドEX専用の電子制御パーキングブレーキは装備されませんが、全方向カメラ・シートヒーター・トリプルゾーンエアコンなど快適装備はしっかり揃っています。
運転の快適性を求めるならハイブリッド、4WDが必要ならガソリンがおすすめ
5代目オデッセイのグレード選びは、ライフスタイルと使用シーンで判断するのがポイントです。以下の表を参考に選択してください。
| 比較項目 | ハイブリッド | ガソリン |
|---|---|---|
| 燃費 | 20.0〜20.8km/L(WLTC) | 12.6〜14.0km/L(JC08) |
| 駆動方式 | 2WD(FF)のみ | 2WD・4WD |
| 渋滞追従クルーズ | 全車標準(Honda SENSING) | なし |
| 最大乗員 | 7・8人 | 7・8人 |
- 高速道路の長距離走行が多い・燃費重視の方には、渋滞追従機能付きHonda SENSINGを全車搭載するハイブリッドモデルがおすすめです。
- 雪道や悪路での使用がある・4WDが必要な方はガソリンモデル一択です。ハイブリッドモデルは4WDの設定がありません。
- 装備と価格のバランスを重視するなら、ガソリン「ABSOLUTE・Honda SENSING」かハイブリッド「HYBRID ABSOLUTE・Honda SENSING」が、質感と機能の両立という点で中古車市場でも人気の高いグレードです。
全グレードにHonda SENSINGが標準装備されているため、安全性は購入グレードを問わず確保されています。5代目後期型は中古車市場で比較的豊富に流通しており、状態のよい個体も見つけやすいモデルです。なお、2023年12月には改良モデルが中国生産車として復活しており、新車での購入を希望する方は現行モデルも選択肢に加えるとよいでしょう。