新型ゴルフGTIが2017年5月にマイナーチェンジ
ゴルフはヨーロッパ最大の自動車メーカーであるVW(フォルクスワーゲン)の看板車種です。2017年5月に行った7代目ゴルフのマイナーチェンジのタイミングに合わせて、そのスポーツグレードであるGTIもマイナーチェンジを行いました。
標準モデルは今回のマイナーチェンジでエンジンの改良は行いませんでしたが、GTIはエンジンを変更して運動性能が向上しています。その他、新型ゴルフGTIの車の特徴などを紹介します。
ゴルフGTI「TCR」の開発車両をスクープ!
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIのハイパフォーマンスモデル「TCR」のプロトタイプが目撃されました。
今回目撃された個体は比較的カモフラージュの薄い状態ですが、ダミーパーツもいくつか見受けられるため、今後も改良が加えられる初期プロトと思われます。ボディはGTIの開発車両と比べるとローダウンされていて、よりスポーティーなスタイリングです。ホイールは陣デザインが採用され、大型化されたインタークーラーやブレーキディスク、高性能サスペンションなどが確認できます。
ゴルフGTI TCRのパワートレインは最高出力300psを発揮する2.0L直列4気筒ターボエンジンに7速DSGデュアルクラッチを組み合わせます。6速MTが設定されるかどうかは未定とのこと。TCRの登場は2020年内と予想されています。
ゴルフGTIのプロトタイプがスパイショット!
2019年10月にフルモデルチェンジしたフォルクスワーゲン・ゴルフですが、その高性能モデルにあたるゴルフGTIの開発車両がカメラに捉えられました。
雪道でテスト走行中のところを目撃された今回の個体は、ほぼフルヌードに近い状態。スポーティーなスタイルへと変化し、すっきりとシャープなヘッドライトにメリハリのあるフロントグリルが確認できます。リヤには1本出しのデュアルエキゾーストパイプを搭載します。
予想されるパワートレインはEA888型の2.0リッター直列4気筒ターボチャージャーエンジンに6速MT/7速DCTの組み合わせで、最高出力は245ps~295ps。2020年3月のジュネーブモーターショーでの登場が濃厚で、翌年の2021年には発売が見込まれます。
ゴルフGTIの限定モデル「Golf GTI TCR」が受注スタート 納車は2019年11月頃から順次開始
WTCR(ワールド・ツーリング・カー・カップ)に参戦するレーシングカーのストリート走行向けモデル「Golf GTI TCR」が受注を開始しました。ゴルフGTI TCRの販売台数は600台限定で車両本体価格は5,098,000円。2019年11月頃の納車を見込んでいます。
パワートレインは最高出力213kW(290PS)/5400-6500rpm、最大トルク380Nm(38.7kgfm)/1950-5300rpmを発揮する直列4気筒DOHC 2.0Lターボエンジンにトランスミッション7速DSGを組み合わせます。0-100km/h加速は5.6秒で、日本国内で販売されたゴルフGTIの中でも史上最速を誇るハイスペックモデルです。
ゴルフGTI TCRのボディカラーは「ピュアグレー」「ピュアホワイト」「トルネードレッド」「ディープブラックパールエフェクト」の4種類がラインナップ。それぞれブラックルーフを装備し、ドアミラーもブラックペイントされています。
足元には専用デザインの19インチの黒アルミ”Reifnitz”を装着。リヤには“Akrapovič” チタンエキゾーストシステムを搭載します。
ゴルフGTI TCR にはTCR専用デザインを採用。精緻なコックピットは操作性に優れ、ホールド性の高いスポーツシートが標準装備されます。ブラックのインテリアカラーにファブリックとマイクロフリースを組み合わせ、GTIらしいレーシーなスタイリングです。
全長×全幅×全高 | 4,275mm×1,800mm×1,465mm |
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ホイールベース | 2,635mm |
車両重量 | 1,420kg |
乗車定員 | 5名 |
エンジン | 直列4気筒DOHC 2.0Lターボエンジン |
総排気量 | 1,984cc |
最高出力 | 213kW(290PS)/5400-6500rpm |
最大トルク | 380Nm(38.7kgfm)/1950-5300rpm |
トランスミッション | 7速DSG |
タイヤサイズ | 235/35 R19 |
ゴルフ8はグレードが簡素化?GTIはフロントアシストなどを標準装備した安全性の高いモデルへ
2019年10月発売のフォルクスワーゲン・ゴルフ8ですが、米国での発売時には「バリュー・エディション」のみ1種類のグレード設定となる見込みです。米国以外でのラインアップは不明ですが、これまでのグレード体系が整理される可能性はあるでしょう。
ハイパフォーマンスモデル・ゴルフGTIは、「S」「SE」の2種類のラインアップを予定。ブラインドスポットモニター、フロントアシスト、リヤクロストラフィックアラート、Wi-Fi機能などを標準装備。より安全性の高いモデルとなる見込みです。
新型ゴルフGTIがニュルで走行テスト!ワールドプレミアは2020年の見込み
たびたび開発車両が目撃されているゴルフ8のホットモデル「ゴルフGTI」ですが、ついにニュルブルクリンクで高速テストを行っている姿がカメラに捉えられました。このまま順調に開発が進めば、2020年内にワールドプレミアされる可能性が濃厚です。
ニュルで目撃された新型「ゴルフGTI」は、以前捉えられた姿同様に、サイドスカートやリアスポイラーを装着。パワートレインは、アウディ製2.0L直列4気筒ターボの可能性が高く、最高出力は300PS。トランスミッションは6速MTと7速DCTの予定です。
コックピットにはGTI専用ステアリングホイール、ギアシフター、カーボンファイバートリムなどの専用装備が期待でき、内外装ともにスポーティーな装いとなるでしょう。
フォルクスワーゲン次期ゴルフGTIの開発車両が登場!
2020年モデルのVWゴルフ8に続き、カモフラージュされた次期ゴルフGTIの開発車両がカメラによって捉えられました。フォルクスワーゲンCEOハーバート・ディエス氏は自動車ニュースサイトAutomobile Magazineのインタビューで次期ゴルフGTIについて言及しており、今回目撃された車両をベースに2020年中には市販化されると予想されます。
エクステリアに注目すると、ヘッドライトはLED二眼ヘッドライトとLEDデイタイムランニングライトを搭載。従来型と比べて細く水平でシャープな目元になっていて、フロントロアグリルも大きくなるなど様々な変更点があります。
足回りにはブラック塗装を施したスパルタンな2×5スポークのアルミホイール、ブレーキディスクとチャンキーサイドスカートを装着しています。
リアには両サイドに1本ずつマフラーがセットされ、リアスポイラーも強い存在感を放ちます。
次期ゴルフGTIのインテリアデザインはベースのゴルフ8と共有し、現行型から大きく刷新する可能性が高いでしょう。
パワートレインは2.0L直列4気筒ターボチャージャーにマイルドハイブリッドを搭載する可能性があると噂されています。
特別仕様車「GOLF GTI Performance」が販売スタート!前回に引き続き大人気間違いなし!
ゴルフGTIの特別仕様車「Golf GTI Performance」が発売されました。2017年10月に発売された「Golf GTI Performance」は500台限定発売でしたが、完売になったモデルです。
今回の特別仕様車も前回同様人気となり、販売台数を伸ばすと考えられます。エンジンや足回りに変更はありませんが、19インチ専用アルミホイール「Santiago」を装着するなど、特別感を出しています。
グリル部分はレッドラインをあしらい、スタイリッシュなデザインのLEDヘッドライト、テールランプは点滅しながら流れるように光が流れるダイナミックインジケーターを装備し、シャープで鋭いGTIならではの印象を引き立たせています。
エンジンはパワフルな加速を実現する、2.0リットルTSIエンジンを搭載、最高出力245PSとなっており、トランスミッションは7速DSGを採用し、あらゆる走りに答えてくれる一台です。
シートはPerformance専用になるマイクロフリースシートで、レッドラインがスポーティーさの中に落ち着きを表現するアクセントとなっています。
ステアリングホイールは本皮を採用しているので、フロントタイヤへドライバーの意思が手のひらから伝わりやすくなっています。
ゴルフGTIのハイパフォーマンスモデルTCRが2018年末から量産開始の予定!シビックタイプRのライバルがついに公道に表れる
フォルクスワーゲン・ゴルフのスポーティモデルであるGTIをさらにハイパフォーマンスにしたモデルがゴルフGTI TCRです。コンパクトカークラスのホットハッチモデルで、日本で発売されるならシビックタイプRのライバルとなるでしょう。
搭載するエンジンは直列4気筒の2.0Lターボエンジンで、ラジエーターを2基追加し最高出力は290PSに向上、最大トルクは370Nmとなります。ノーマルのゴルフGTIと比べるとエンジンの排気量は変わりませんが、最高出力は60PS上昇、最大トルクは20Nm向上しています。
トランスミッションは7速のデュアルクラッチ・トランスミッションを搭載し、リミテッドスリップディファレンシャルギア(LSD)を備え駆動方式はFFです。
リアビューは、切り込みの入ったディフューザーの両端にマフラーエンドが見えています。サイドスカートも装着されていて、2ドアの後ろにはTCRのロゴが入っているのが分かります。通常のゴルフGTIとのエクステリアの違いはサイドスカートやリアディフューザーくらいですが、しっかりと存在感を示しています。
新型ゴルフGTI TCRはオプションで250km/hリミッターを外すことができ最高速度は270km/hをマーク
ゴルフGTI TCRに搭載されている速度リミッターは時速250kmですが、レース仕様を考えて作られているTCRはオプションでリミッター解除をすることができ、最高速度は時速270kmほどに達します。標準装備のアルミホイールは18インチのBelvedere鍛造アルミ合金ホイールで、オプションで19インチにインチアップすることもできます。
ブレーキは赤いキャリパーでGTIのロゴが入っていて、パフォレーテッドディスクによる強化を行っています。時速250km以上で動く車体を停めるには強力なブレーキが必要となってくるわけです。
リアバンパーにはソナーを装備している証拠のくぼみがあり、安全装備も充実しています。装着しているタイヤは欧州では標準的なブランドのコンチネンタルのタイヤで、サイズは235/35R19です。
ゴルフGTI TCRのインテリアはシックかつレーシーなデザインで満足感の高い内装
ゴルフGTI TCRのインテリアはマイクロファイバーとファブリックのコンビシートを採用していて、シートの真ん中に赤いアクセントが入っています。座面と背中の当たる部分にはファブリックを使い、座面サイドと肩口にはマイクロファイバーが使われています。
サイドやヘッドレストはレザーみたいな質感を感じ、シートやヘッドレストのステッチには赤色の糸が使われています。ステアリングはレザー張りで、内側にはレッドステッチで編みこまれ上部にはレッドアクセントがあり、下部にはGTIのロゴが見えます。
ゴルフGTI TCRは2018年末から量産開始され欧州で販売
ゴルフGTIのハイパフォーマンスモデルであるGTI TCRはコンセプトモデルの時点でかなりの完成度に仕上げてきていて、このまま市販車として登場してもおかしくないレベルまで高まっています。噂では2018年末には量産を開始します。
販売地域は欧州で、日本仕様が発表されるかどうかは不明です。アメリカでもゴルフGTI TCRは発売されないと考えているため日本での発売の可能性も低いでしょう。
ゴルフGTIは世界的に人気の高いゴルフのスポーツ仕様車
ヨーロッパ最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンを代表する車といえば、日本でも街中で見かける機会の多い「ゴルフ」です。ゴルフはカローラに次いで世界の多くの国々で親しまれている車で、その累計生産台数は3,000万台を超えています。
ゴルフをスポーツ仕様車へと改良した「ゴルフGTI」は初代モデルの時から販売され、ゴルフがモデルチェンジするタイミングに合わせて、GTIもスポーツ仕様車としての魅力や性能をアップさせます。
2017年5月のマイナーチェンジによって誕生した新型ゴルフGTIでは、最高出力は10馬力アップして220馬力から230馬力となりパワフルさがアップしています。また、運転シーンに合わせ「ノーマル」から、省エネスタイルの「エコ」・走りの魅力が増す「スポーツ」・各機能を個別に制御できる「カスタム」へとドライブスタイルをチェンジ出来る機能も好評です。
エクステリアはハニカムグリルとヘッドライドが魅力的
モデルチェンジが行われる度に進化を遂げるハニカムグリルは、今回のマイナーチェンジではシャープさがアップしてスポーツグレードとしての貫禄がみなぎっています。リヤ部分などに専用ステッカーを取り付ける事でゴルフとの差別化を図ります。
新型ゴルフGTIでは、「光量に優れ」「消費電力が少なく」「長寿命」のLEDヘッドライトを搭載しています。LEDヘッドライトには、オプションにより安全性に直結するダイナミックコーナリングライトとダイナミックライトアシストを追加する事が可能です。GTIを象徴するレッドラインは、光源近くを引き立てるように配置されています。
新型GTIで初めて導入するLEDテールランプは最近のトレンドであるウェーブのように光が連なって点滅するダイナミックターンインジケーターを設置します。ゴルフ GTIのLEDテールランプから放たれる光のパターンは特徴的であるため、後ろを走るドライバーの視覚に入りやすいです。そのため、追突されるリスクは低下します。
チェック柄と各パーツに施されているレッドカラーの相乗効果は高い
ゴルフGTIのインテリアでやはり目立つのは、シートのチェック柄です。グレーやホワイトの色に計算し配色されたレッドカラーは、ステアリングホイールやインフォメントシステムのモニターなど各パーツにも差し色として取り入れられています。
各パーツとシートのチェック柄にレッドカラーを施すことの相乗効果でインテリア空間は洗練されます。
シフトレバーはトランスミッション毎に異なり、6速 DSGタイプではスタイリッシュなデザインを、6速M/Tでは車名にちなんでゴルフボールを用いた遊び心あふれるデザインを採用しています。
新型ゴルフGTI スペック
マイナーチェンジによって誕生した新型ゴルフGTIのボデイサイズや最高出力など車のスペックを紹介します。搭載するエンジンについては詳しく取り上げます。
全長 | 4,275mm |
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全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 2,635mm |
最小回転半径 | 5.2m |
燃費 | 14.6km/L |
燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1380kg |
エンジン | 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ |
最高出力 | 230PS/4,700-6,200rpm |
最大トルク値 | 350Nm/1,500-4,600rpm |
総排気量 | 1.984L |
トランスミッション | 6速M/T |
メーカー希望小売価格 | 3,899,000円 |
スポーツグレードGTIのエンジンは高性能
ゴルフのスポーツグレードであるGTIに搭載されているエンジンは2.0L TSLエンジンです。前モデルで採用していた燃料直接噴射に加え、マルチポイント噴射が可能なデュアルインジェクションシステムを採用しています。その結果、最高出力を10PSアップする事に成功しました。
スポーツグレードであるGTIが搭載する高性能エンジンの加速力や安定感は体感してみる価値があります。
デジタルメータークラスター
オプション設定で追加できる大型ディスプレイが魅力的なデジタルメータークラスターには、速度メーターなどの各メーターをデジタル表示させます。解像度の高いディスプレイではカラフルな色の組み合わせを視覚的に楽しめます。
画面中央にはVWのインフォテインメントシステムと連動したマップを表示させる事も可能です。
インフォテインメントシステム ~ スマホ感覚で操作できる大画面スクリーン
新型ゴルフGTIでは、9.2インチ大画面タッチスクリーンに車に関する様々な情報を表示させるインフォテインメントシステムを搭載します。スマホ感覚で操作が出来るスクリーンには、ナビゲーション情報などをマルチに表示させる事ができます。
インフォテインメントシステムでは、フォルクスワーゲン車専用に開発されたオーディオシステムで音楽を楽しめます。
また、インフォテインメントシステムでは「Volkswagen Car-Net」のコンセプトに基づきスマホとの間での通信が可能であり、アプリ機能を利用することで目的に合わせてサービスの利便性を高める事が出来ます。
新型ゴルフGTIでは世界トップレベルの安全技術を標準装備
新型ゴルフGTIには、「予防安全」「衝突安全」「二次被害防止」の3つの項目を満足させる総合安全理念であるVWオールイン・セーフティのもと、渋滞時追従支援システム「Traffic Assist」やバック時の視界の確保をサポートするリヤビューカメラ「Rear Assist」などの安全技術が標準装備されています。
ボディカラーは全7色
新型ゴルフGTIのボディカラーは全7色です。どのボディカラーも色に深みがあり、レッドカラーやブルーカラーといった土台となる色の魅力を拡げています。
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トルネードレッド -
アトランティック ブルーメタリック -
タングステン シルバーメタリック -
ホワイトシルバーメタリック -
ピュアホワイト -
ディープブラック パールエフェクト -
オリックスホワイト マザーオブパールエフェクト
世界で支持される車のスポーツ仕様車「ゴルフGTI」を体感してみよう!
ゴルフは世界で支持されている車です。文化や環境が異なる国々が多い中で、ゴルフが世界で支持される理由には「ブランドイメージ」「街中走行に適している」「故障しにくい」等が挙げられます。
スポーツ仕様車であるゴルフGTIには走りの魅力も加わります。マイナーチェンジによって誕生した新型GTIでは、走りの魅力がさらに進化しています。
そんな魅力的な車であるゴルフGTIでドライブすれば、世界で支持をされる理由を実感できます!