スバルインプレッサSPORT /G4の内装はどうなってる?グレード間の違いに触れながら解説
インプレッサはスバルが販売・製造を手掛けている乗用車です。初代インプレッサは1992年に発表され、歴史のあるロングセラーカーとして知られています。ボディタイプが2種類あり、5ドアハッチバックのインプレッサSPORTと4ドアセダンのインプレッサG4に分かれます。
インプレッサSPORTとインプレッサG4の内装はほぼ共通していますが、荷室容量など一部で異なる点もあります。今回はそれぞれの画像を参考にしながら、インプレッサの内装をコックピット・シートデザイン・ラゲッジルーム等の詳細に触れて解説していきます。
2019年秋にビッグマイナーチェンジするインプレッサの内装情報が明らかに!
SUBARUが2019年8月27日、2019年秋にビッグマイナーチェンジを行うインプレッサSPORT/インプレッサG4の先行予約を開始し、事前情報を専用サイトで公開しました。
今回の大幅改良では、外装デザインの刷新やアイサイト・ツーリングアシストを全グレード標準装備するといった安全性能の向上がメインとなっていますが、内装はどのようになっているのか確認していきましょう。
インプレッサの内装デザインは従来型と同じくSPORT/G4で共通しています。1.6i-L EyeSightにのみトリコットのシートが、その他のグレードにはファブリックとトリコットのシルバーステッチ入りシートが標準装備されています。
メーカーオプションでブラックレザーセレクションを選択できる点も、従来モデルと共通しています。ブラックレザーセレクションにはフロントシートヒーター付き本革シートのほか、本革巻ステアリングホイール/シフトノブや運転席/助手席8ウェイパワーシートなどが含まれています。
インプレッサスポーツ/G4のコックピットは先進性に満ちあふれた空間が広がる
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インプレッサスポーツ1.6i-L EyeSightのコックピット -
インプレッサスポーツ2.0i-L EyeSightのコックピット -
インプレッサスポーツ2.0i-S EyeSightのコックピット
上から順にスバル・インプレッサスポーツの1.6i-L EyeSight・2.0i-L EyeSight・2.0i-S EyeSightのコックピット画像です。画像はインプレッサスポーツですが、コックピットのデザイン・設計はインプレッサG4も共通となっています。
ダイナミック×ソリッドをコンセプトに作られたインプレッサの内装色はスポーティなブラックカラーで統一されており、随所にシルバー加飾をあしらった上質感漂うコックピットとなっています。運転席からの視界も良好で、走行中も周囲に細かく目配りしやすくなっています。
インプレッサスポーツとインプレッサG4ともに前後に55mm、上下に54mmまで動かせるチルト・テレスコピック機構が標準装備されています。ステアリングをドライバーが運転しやすい位置に調整することができます。
6.3インチのマルチファンクションディスプレイは視認性に優れていて、必要な車両情報をドライバーにわかりやすく知らせてくれます。操作はステアリングスイッチで行うことができます。
マルチインフォメーションディスプレイ付メーターは先進性が感じられるデザインです。メーターのセンターにある4.2型の液晶ディスプレイに車線逸脱警報やスピードメーター、燃費等の情報を表示します。エンジンスタート時には美しいウェルカム演出がなされます。
オートビークルホールド(AVH)機能は2018年10月11日発表のマイナーチェンジ(発売は11月2日)で追加されたシステムで、停車時に足がブレーキペダルから離れた際、自動で停止した状態をキープする機能です。坂道や長い信号待ちなどのシーンでドライバーの疲労を軽減して快適なドライビングに貢献します。
インプレッサスポーツ/G4には、スイッチを押すだけでオンオフの操作ができる電動パーキングブレーキ機能が標準搭載されています。発進する際はアクセルを踏めばブレーキが解除されます。
フルオートエアコンはダイヤル式で直感的な操作が可能で、車内温度を快適に保ちます。スタイリッシュなデザインがインプレッサのイメージに合っています。
電動式の運転席・助手席8ウェイパワーシートは2.0i-S EyeSightにのみ標準装備、1.6i-L EyeSightと2.0i-L EyeSightにもメーカーオプションで装着可能です。シートポジションを細かく調整できます。
アルミパッド付きスポーツペダルはインプレッサ2.0i-S EyeSightにのみ標準装備されています。スポーティな走りを予感させるデザインが魅力です。
スバルインプレッサスポーツ/G4のシート・パネルの組み合わせは2通り!
インプレッサスポーツ/G4のシートデザインとパネルの種類は2タイプに分かれます。
2.0i-LEyeSightと2.0i-S EyeSight はシルバーステッチ入りファブリック×トリコットのシート生地にダークシルバー金属調のパネル、1.6i-L EyeSightはトリコット×トリコットのシート生地にカーボン調のパネルを採用しています。渋いインテリアですが幅広い年齢層に受け入れられやすいスタイリッシュな組み合わせです。
多彩なシートアレンジが可能なインプレッサスポーツのラゲッジルームは385Lの荷室容量を確保
リヤシートに6:4分割可倒式を採用しているインプレッサスポーツ/G4は、載せる荷物の形状や乗車人数に合わせて様々なシートアレンジが可能です。大きな荷物を積載する際にも居住性を損なわないようパッケージングに工夫されています。
インプレッサスポーツの荷室容量は385Lと、大きなゴルフバッグを3個積めるほどのスペースが確保されています。テールゲートの開口部も大きく開くので、積載もスムーズに行うことができます。
その他、サブトランクやカーゴフックなどを搭載しており、ただ広いだけではない実用性を備えたラゲッジルームとなっています。
インプレッサG4の荷室容量はインプレッサスポーツを上回る460L!
かなりの広さを有するインプレッサG4のラゲッジルーム。荷室容量は460Lとかなりの大容量で、スーツケースやゴルフバッグなどかさばる荷物も楽々収納できます。床面も段差が少なくフラットなので、荷物をおろす際もスムーズです。
SUBARUのインプレッサスポーツ/G4はサポカーS該当車!高い安全性が認められている
スバルのインプレッサスポーツ/G4は高齢ドライバーに推奨される高い安全性能を有したサポカーSに該当します(ステアリング連動ヘッドランプ装着車はサポカーSワイド、非装着車はサポカーSベーシック+)。
プリクラッシュブレーキや後退時自動ブレーキシステム、クルーズコントロール機能、車線逸脱警報など様々な安全装備がセットとなった「アイサイトコアテクノロジー」をインプレッサ全車に標準装備しています。
後側方警戒支援システム・ハイビームアシストなどの運転支援システム機能「アイサイトセーフティプラス」、視界を拡張するサイドビューモニターを含む「アイサイトセーフティプラス」はメーカーオプションで装着可能です。
インプレッサスポーツ/G4におすすめのカスタムパーツ・便利なオプションアイテム
インパネとフロント・リアドアパネルは「カーボン調・ブラック」と「ミスティドット」の2タイプにカスタムが可能。爽快な走りを見せてくれるインプレッサにぴったりな洗練されたデザインが魅力です。
コンソールリッドとコンソールオーナメントのカスタムパーツがセットになったインテリアパッケージもラインナップしています(それぞれ単品での購入も可能)。スエード調人工皮革「ウルトラスエード」を贅沢に使用した高級感のあるインテリアアイテムで、上質感のあるインプレッサスポーツ/G4にもよくマッチします。
サイドシルプレートはLEDタイプとLEDなしの通常タイプの2種類が展開しています。LEDタイプはエンブレムとともにSUBARUのロゴがホワイトカラーに光ります。点灯時間はおよそ30秒です。
インプレッサスポーツ/G4専用のラゲッジアイテムも豊富に用意されています。カーゴボックスは散らかりがちなたくさんの荷物を整理整頓できます。トノカバー(SPORT専用)は盗難防止や荷物のプライバシー保護のために役立ちます。防水性のカーゴトレーマット(SPORT専用)はレジャー好きのユーザーにおすすめです。
インプレッサスポーツ/G4に乗り込む際、足元を明るく照らしてくれるフットランプ。先進的なブルーのイルミネーションがドライバーを温かく迎えてくれます。
スポーティネスな本革のシートや上級装備をセットにしたメーカー装着オプションのブラックレザーセレクションは、スポーツにもG4にも装備可能です。このセットに含まれるのは以下の装備となります。
- LEDハイandロービームランプ+ステアリング連動ヘッドランプ
- クリアビューパック
- 本革巻ステアリングホイールand シフトレバー
- キーレスアクセスandプッシュスタート
- 本革シート(フロントシートヒーター付)
- 運転席and助手席8ウェイパワーシート
- スーパーUVカットフロントドアガラス
スバルインプレッサスポーツ/G4の内装はあらゆる魅力を詰め込んだ次世代デザイン
2018年10月11日のマイナーチェンジを経て新たに先進装備を備えたインプレッサスポーツとインプレッサG4。内装カラーはどちらも共通して黒でまとめられ、上質かつスポーティな雰囲気が漂います。カスタムパーツやオプションも充実しており、自分の個性を出したインプレッサにすることも可能です。
用途や目的によってマッチするボディタイプは異なりますが、インプレッサSPORTとインプレッサG4のどちらを選択しても満足できるでしょう。