デリカD5のタイヤサイズ・ホイールサイズ

デリカD5の純正タイヤサイズと純正ホイールサイズの全グレード型式一覧

デリカD5は年式とグレードで純正タイヤサイズが4種類に分かれます。CV1W・CV2W・CV4W・CV5Wの型式別サイズ一覧に加え、16インチと18インチの選び方、社外ホイール装着時のハブ径やナット座面の注意点、2026年1月の大幅改良による足元の変更点まで解説します。

歴代デリカD5の純正タイヤサイズ・純正ホイールサイズ一覧

三菱自動車が販売するデリカD:5(デリカ ディーファイブ)は、2007年の発売開始以来、数多くの改良を重ねてきました。ミニバンの居住性とSUVの悪路走破性を両立させた唯一無二のモデルとして、根強いファン層を持っています。2019年2月にはダイナミックシールドを採用する大規模なマイナーチェンジを実施し、2025年12月に発表された2度目の大幅改良モデルが2026年1月9日に発売されました。この改良でS-AWC(車両運動統合制御システム)が全グレードに搭載され、ホイールアーチモールの追加により全幅は従来の1,795mmから1,815mmへ広がっています。

デリカD:5はカスタマイズを楽しむオーナーが非常に多いことでも知られています。インチダウンした社外ホイールにオールテレーンタイヤやマッドテレーンタイヤを組み合わせる本格的なオフローダースタイル、大径ホイールで足元を強調するラグジュアリースタイルなど、振れ幅の広さが人気の理由です。タイヤ・ホイールの交換は見た目だけでなく、乗り心地や燃料消費率、雪道でのグリップまで変える要素になります。

ただし、デリカD:5は18年以上にわたって生産が続いた結果、純正タイヤサイズが4種類、純正ホイールサイズが3種類存在します。ガソリン車とディーゼル車、2WDと4WD、標準モデルとローデストで足元の仕様が分かれているため、「デリカD5だから225/55R18」と決め打ちすると外径違いを買ってしまうことがあります。ここでは2007年から現在までの全グレード・型式別の純正サイズを一覧にしたうえで、社外ホイール選びで必要になるPCDやインセット、ハブ径、外径の考え方まで整理します。

まずは車検証で型式(CV1W/CV2W/CV4W/CV5W)と初度登録年を確認し、運転席ドアを開けた開口部にあるタイヤ空気圧ラベルで指定サイズを見るのが確実です。以下の一覧表と突き合わせれば、ご自身のデリカD:5がどのサイズ帯に属するかがはっきりします。

デリカD5の型式別の純正ホイールサイズ・タイヤサイズ一覧表

2007年から現在まで販売されているデリカD5

2007年1月~

デリカD5のグレード 型式 タイヤサイズ ホイールサイズ
2.3 P 7人乗/8人乗 4WD CV1W 225/55R18 18インチ×7J(+38)
2.3 G-Power Package 7人乗/8人乗 4WD CV1W 225/55R18 18インチ×7J(+38)
2.3 G 7人乗/8人乗 4WD CV1W 225/55R18 18インチ×7J(+38)
2.3 M 8人乗 4WD CV1W 215/70R16 16インチ×6.5J(+38)
2.3 アーバンギア P EDITION 7人乗 4WD CV1W 225/55R18 18インチ×7J(+38)
2.3 アーバンギア G-Power Package 7人乗/8人乗 4WD CV1W 225/55R18 18インチ×7J(+38)
2.3 アーバンギア G 7人乗/8人乗 4WD CV1W 225/55R18 18インチ×7J(+38)
2.3 JASPER 8人乗4WD CV1W 225/55R18 18インチ×7J(+38)
2.0 ローデスト G ナビパッケージ CV4W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.0 ローデスト G パワーパッケージ CV2W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.0 ローデスト G パワーパッケージ CV4W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.0 ローデスト G プレミアム CV4W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.2 D パワーパッケージ ディーゼルターボ 4WD CV1W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.2 D プレミアム ディーゼルターボ 4WD CV1W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.2 アクティブギア ディーゼルターボ 4WD CV1W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.2 シャモニー ディーゼルターボ 4WD CV1W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.2 ジャスパー ディーゼルターボ 4WD CV1W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.2 ロイヤルエクシード ディーゼルターボ 4WD CV1W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.2 ローデスト D パワーパッケージ ディーゼルターボ 4WD CV1W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.2 ローデスト ロイヤルツーリング ディーゼルターボ 4WD CV1W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 G 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 G ナビパッケージ 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 G パワーパッケージ 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 G プレミアム 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 シャモニー 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G ナビパッケージ 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G ナビパッケージ カスタマイズパッケージA 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G ナビパッケージ カスタマイズパッケージB 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G パワーパッケージ 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G パワーパッケージ カスタマイズパッケージA 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G パワーパッケージ カスタマイズパッケージB 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G プレミアム 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G プレミアム カスタマイズパッケージA 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G プレミアム カスタマイズパッケージB 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト M カスタマイズパッケージA 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト M カスタマイズパッケージB 4WD CV5W 225/55R18 18インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G カスタマイズパッケージA CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G カスタマイズパッケージB CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G ナビパッケージ CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G ナビパッケージ カスタマイズパッケージA CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G ナビパッケージ カスタマイズパッケージB CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G パワーパッケージ CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G パワーパッケージ カスタマイズパッケージA CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G パワーパッケージ カスタマイズパッケージB CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G プレミアム CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G プレミアム カスタマイズパッケージA CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト G プレミアム カスタマイズパッケージB CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト S カスタマイズパッケージA CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 ローデスト S カスタマイズパッケージB CV5W 215/55R17 17インチ X 7.0J(+38)
2.4 C2 G CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 C2 G ナビパッケージ CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 C2 G パワーパッケージ CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 C2 G プレミアム CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 C2 M CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 C2 M パワーパッケージ CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 C2 S CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 エクシード CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 エクシード II CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 シャモニー CV5W 215/60R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 G ナビパッケージ CV4W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 G パワーパッケージ CV2W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 G パワーパッケージ CV4W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 G プレミアム CV4W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 M CV2W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 M CV4W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 M リミテッド CV2W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 エクシード II CV4W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 ナビコレクション M CV4W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.0 ローデスト リミテッドエディション CV4W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 M 4WD CV5W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 M パワーパッケージ 4WD CV5W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 M リミテッド 4WD CV5W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 エクシード II 4WD CV5W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 ナビコレクション M 4WD CV5W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)
2.4 ローデスト リミテッドエディション 4WD CV5W 215/70R16 16インチ X 6.5J(+38)

デリカD5の純正タイヤサイズは何種類か 4サイズの外径を比較

一覧表を整理すると、デリカD5の純正タイヤサイズ(新車装着サイズ)は4種類に集約されます。それぞれのタイヤ外径を計算すると、サイズ選びの判断基準がはっきりします。

純正タイヤサイズ ホイールサイズ タイヤ外径の目安 主な設定グレード
215/70R16 16×6.5J(+38) 約707mm M系、エクシードII、ナビコレクションなど
225/55R18 18×7.0J(+38) 約705mm G、G-Power Package、P、ローデスト、シャモニー、ジャスパーなど
215/60R16 16×6.5J(+38) 約664mm 初期の2WD系(C2、エクシード)
215/55R17 17×7.0J(+38) 約668mm 初期の2WDローデスト

注目すべきは、215/70R16と225/55R18の外径がわずか2mm程度しか違わない点です。インチが2つ離れているのに外径がほぼ同じという設計になっているため、18インチ車が16インチへインチダウンしても、速度計の誤差やABS・横滑り防止装置の制御には実質的な影響が出ません。デリカD5でインチダウンが「安く済ませるための妥協」ではなく定番カスタムとして定着しているのは、この外径の一致が背景にあります。

これに対して215/60R16と215/55R17は、外径が約664〜668mmと40mm前後小さい別グループです。初期の2WD(C2系・エクシード・2WDローデスト)に設定されていたサイズで、4WD系の215/70R16や225/55R18とは互換性がありません。中古で初期型を購入した方が「デリカD5の純正は215/70R16」という一般的な情報だけを見てタイヤを買い、外径が40mm変わってスピードメーターがずれるという取り違えが起きやすい部分です。購入前に必ず車検証の型式と空気圧ラベルを照合してください。

16インチと18インチはどっちがいいか 用途別の選び方

外径が同じ以上、16インチと18インチの差は「タイヤの厚み(サイドウォールの高さ)」に集約されます。215/70R16のサイドウォール高さは約150mm、225/55R18は約124mmで、その差は約26mmです。この26mmが乗り心地と見た目の両方を左右します。

16インチはサイドウォールが厚く、荒れた舗装や雪でできたわだちを乗り越えるときの角の取れ方が穏やかになります。林道やキャンプ場までのダート、除雪しきれない生活道路を走る機会が多いなら16インチが向いています。オールテレーンタイヤやマッドテレーンタイヤの設定サイズが豊富なのも16インチで、タイヤ本体の価格も18インチより抑えられるため、スタッドレスタイヤ用のセカンドセットとして16インチを組む使い方も定番です。

18インチはサイドウォールが薄い分、ステアリングを切った瞬間の反応が素直で、高速道路の巡航で車体の傾きが収まるのが早くなります。全高1,875mmという背の高い車体を街乗り中心で扱う場合、18インチのほうが挙動が落ち着いて感じられます。一方で、扁平率が低いタイヤは縁石や路面の段差でホイールリムを打つリスクが上がります。目の前にすると18インチ車はタイヤハウスの隙間が締まって見え、足元の情報量が増える反面、ホイールのガリ傷は16インチ車より目立ちます。

迷った場合は、年間の走行の何割が舗装路かで切り分けるのが実用的です。舗装路が9割なら18インチ、雪道や未舗装路が3割を超えるなら16インチ、という判断で大きく外しません。

純正ホイールのPCD・インセット・ハブ径 社外ホイールを選ぶ前の必須数値

社外アルミホイールを探すときに必要になるのは、インチ数とリム幅(J数)だけではありません。デリカD5のホイール取り付け諸元は以下のとおりで、16インチ・18インチを問わず共通です。

  • PCD(ボルト穴の円の直径):114.3mm
  • 穴数:5穴
  • インセット(オフセット):+38
  • ハブ径(センターホール):67mm
  • リム幅:16インチは6.5J、17インチ・18インチは7.0J

PCD114.3の5穴は国産SUV・ミニバンで最も流通量の多い規格で、選べるホイールの本数が非常に多いのが利点です。インセット+38は、社外品では+35や+40が設定されることが多く、±5程度であればフェンダーとの位置関係が大きく崩れることはありません。数値が小さくなるほどホイールは外側へ出るため、+38から+30へ変えると片側8mm外に出る計算になります。

ハブ径67mmはデリカD5で押さえておきたい数値です。社外ホイールはセンターホールを73mmなど大きめに作った汎用設計が多く、そのまま組むとナットだけで車体中心を出すことになります。デリカD5は車両重量が2トン近く、18インチのタイヤ・ホイールセットも重いため、ハブリング(73mmから67mmへ変換するリング)を併用したほうがセンター出しが安定し、走行中の微振動が出にくくなります。ハブ径についてはこの1点を押さえれば十分で、サイズやPCD、インセットと同じ比重で確認しておけば問題ありません。

ホイールナットの規格と座面形状の落とし穴

デリカD5(CV系)のハブボルトはM12×P1.5、六角は21HEXです。ここまでは他の三菱車やトヨタ車と同じですが、注意すべきは座面形状です。三菱の純正アルミホイールは平座(フラット座)タイプのナットで締結されており、一般的な社外ホイールが採用する60度テーパー座とは形状が異なります。

実際に触れてみると、純正ホイールのナット穴は座ぐりが浅く平らで、テーパー座ナットの円錐部分が当たらないことが指先でも分かります。社外ホイールへ交換する際に純正ナットを流用すると、座面が正しく密着せず、走行中に緩む原因になります。ホイールを注文するときは、テーパー座ナット20個を必ずセットで用意してください。逆に、社外ホイールから純正ホイールへ戻す際にテーパー座ナットを使い回すのも同じ理由で危険です。夏タイヤと冬タイヤでホイールの種類が違う場合は、ナットもセットで分けて保管するのが確実です。

インチダウンとインチアップはどこまで許容されるか

デリカD5でよく選ばれる社外サイズは、純正の215/70R16に対して一回り太い225/70R16と235/70R16です。外径を計算すると225/70R16が約721mm、235/70R16が約735mmで、純正の707mmに対してそれぞれ約14mm、約28mm大きくなります。

225/70R16はタイヤハウスとの隙間に余裕があり、純正車高のままタイヤとホイールだけを交換する場合でも干渉のリスクが低いサイズです。ホワイトレターのオールテレーンタイヤを組むと、足元だけでクロカン寄りの表情になります。235/70R16は純正車高でぎりぎり収まる大きさで、リフトアップと組み合わせると見た目のバランスが取りやすい一方、ホイールのインセットや車両の個体差、フルステア時のインナーライナーとの接触には注意が必要です。装着前に販売店で現車合わせをしてもらうのが安全です。

18インチから16インチへのインチダウンは、Mグレードに16インチ×6.5Jの純正設定がある以上、ブレーキキャリパーとの干渉を心配する必要がありません。同じ車種内で16インチが成立していることが、そのまま適合の裏付けになります。逆に18インチから20インチへのインチアップは、外径を705mm前後に維持しようとすると扁平率が非常に低くなり、乗り心地と段差での耐衝撃性が犠牲になります。デリカD5の性格を考えると、20インチ化は見た目を最優先する場合の選択肢と割り切ったほうが後悔しにくくなります。

はみ出しについては、2017年6月の保安基準改正により、タイヤの側面(ラベルやリムガードなどゴム部分)に限って10mm未満のはみ出しが認められています。ホイールやナット、タイヤの接地面が外に出るのは対象外で不適合となるため、ワイドトレッドスペーサーで無理にツラを出すカスタムは車検で不合格になります。2026年1月の改良でホイールアーチモールが追加された現行モデルは、フェンダー端の位置そのものが変わっているため、旧型のツラ位置データをそのまま流用すると判断を誤ります。

空気圧とロードインデックス(荷重指数)の確認方法

デリカD5の空気圧指定は、運転席ドアを開けた開口部のラベルに記載されています。2019年2月以降のディーゼル4WD(型式3DA-CV1W)で225/55R18 98Hを装着するグレードの場合、三菱自動車が公表している指定空気圧は240kPa(2.4kgf/cm2)です。空気圧はグレード・サイズ・タイヤ種別によって異なるため、他のサイズを履いている車両や、LTタイヤ(小型トラック用)へ変更した車両は、必ず自車のラベルとタイヤメーカーの負荷能力表を確認してください。

ロードインデックスも見落とされがちです。215/70R16の純正装着タイヤはLI100(1本あたり800kg)、225/55R18はLI98(同750kg)が基準になります。デリカD5は車両重量が1,900kg前後あり、8人乗車+荷物という使い方では前後軸の負担が一気に増えます。社外サイズを選ぶ際にLIが純正を下回るものを組むと、高速走行時にタイヤがたわみやすくなり、発熱の面でも不利になります。安さだけでタイヤを選ぶと、この指数を確認しないまま基準を下回るケースが出やすいため、サイズ表記の末尾の数字まで見比べる習慣をつけると失敗しません。

2026年1月の大幅改良で足元はどう変わったか

2025年12月に発表され、2026年1月9日に発売された大幅改良モデルでは、グレード体系がG、G-Power Package、Pの3本立てに整理され、いずれも225/55R18の18インチを標準装備します。16インチ(215/70R16)を履いていたMグレードやURBAN GEAR、過去のローデスト系は現行の新車ラインナップからは外れており、16インチ純正を求める場合は中古車が対象になります。メーカー希望小売価格は4,510,000円から4,944,500円です。

足元まわりの変更点は、ホイールアーチモールの新採用と18インチアルミホイールの新デザインです。Pはブラック+切削光輝仕上げ、G-Power PackageとGはダークグレー仕上げとなり、グレードによる質感差がはっきりしました。間近で見ると、樹脂のアーチモールがタイヤ側面を縁取ることで、実寸以上に踏ん張っている印象を受けます。全幅が1,795mmから1,815mmへ広がったのはこのモールの張り出し分で、全長4,800mm、全高1,875mm、ホイールベース2,850mmは従来どおりです。

走行面ではS-AWC(Super All Wheel Control)が全グレードに搭載され、4輪の駆動力と制動力を統合制御します。最低地上高185mmとあわせて、雪道のわだちや荒れた林道での安定性が高められました。タイヤ選びの観点では、S-AWCが介入する前提でグリップの限界を扱う車になったため、オールテレーンタイヤなど舗装路のグリップが穏やかな銘柄を組む場合は、雨天の高速道路での挙動を早めに確かめておくと安心です。

純正サイズを調べるときによくある間違い

デリカD5のサイズ確認でつまずきやすいポイントは3つあります。

  • グレード名だけで判断してしまう:同じ「G パワーパッケージ」でも、2.0(CV2W/CV4W)は215/70R16、2.4(CV5W)は225/55R18と分かれます。エンジンと駆動方式まで含めて特定する必要があります。
  • ローデストを一括りにしてしまう:2WDローデストの初期型は215/55R17、4WDローデストは225/55R18で、外径が約37mm異なります。ローデストという名称だけでは足元は決まりません。
  • 前オーナーの履き替えを純正と誤認する:中古車の場合、納車時点で社外ホイールに交換済みという例が珍しくありません。車両に付いているタイヤのサイズではなく、必ずドア開口部のラベル記載値を基準にしてください。

長期使用で見えてくる部分としては、走行距離が伸びるにつれてタイヤの片減りが目立ちやすくなる傾向があります。車重が重く、リアにも荷重がかかる使い方が多い車種のため、ローテーションの間隔を1万km程度で区切っておくと、内減り・外減りによる寿命の短縮を抑えられます。

買い替え・履き替えで後悔しやすいパターンと向き不向き

タイヤ・ホイール選びで「思っていたのと違った」となりやすいのは、次のようなケースです。

見た目を優先して235/70R16のブロックタイヤを純正車高のまま組んだ場合、フルステア時や大きな段差で干渉音が出ることがあります。オーナーから一般的に聞かれるのも、この「ハンドルを大きく切ったときだけ音が出る」という相談です。太いオフロードタイヤを狙うなら、リフトアップとセットで計画したほうが結果的に満足度が高くなります。

また、18インチ車の乗り心地を良くしたくて16インチへ落としたところ、期待したほど静かにならなかったという声もあります。インチダウンで改善するのは主に段差の突き上げで、ロードノイズはタイヤの銘柄によるところが大きいためです。静粛性を重視するなら、インチの選択よりもミニバン用コンフォートタイヤかオールテレーンタイヤかという銘柄選びのほうが効きます。

一方で、雪国や積雪地域での使用、キャンプ場や河川敷など未舗装路へ入る機会が多い方には、16インチ+厚みのあるタイヤという組み合わせが明確に刺さります。デリカD5はミニバンの居住性を保ったまま悪路に入れる数少ない選択肢で、その性格を素直に伸ばせるのが16インチだからです。逆に、年間を通じて舗装路の街乗りと高速道路しか走らず、見た目の精悍さを重視する方には、純正18インチのまま銘柄だけを見直すのが最も費用対効果の高い選択になります。

ご自身のデリカD5をドレスアップする際や、タイヤ交換、ホイール選びをする際は、上記の一覧表で純正サイズを確認したうえで、外径・インセット・ハブ径・ナット座面の4点を照合してください。この4点さえ押さえておけば、通販でも実店舗でも適合ミスはほぼ防げます。