キューブの内装デザインはどんな感じ?角ばったボディの中をのぞき見!
1998年に日産から登場したキューブ(CUBE)は、その名の通り四角いボディがかわいいトールワゴンです。ライバル車種と比べると販売台数が低迷していることや日産が掲げる新しいデザインコンセプトにマッチしないなどの理由から、2018年にキューブは販売終了。
キューブの内装はグレード別設定に設定される豊富なシートデザインや快適な室内空間など魅力がいっぱいです。コックピットの設計や収納スペースなどと合わせて、インテリアの内容を詳しくチェックしていきましょう。
めいっぱいくつろげる室内空間のキューブ
ジャグジーでゆったりとくつろぐ様子をイメージした、波打つ曲線が特徴的なキューブの室内。リアシートのヒップポイントを高く設定することで、後部座席に座った乗員の視界を見やすく開放的にし、前席とのコミュニケーションも取りやすい設計にしています。
ふっくらと厚みのあるシートも包み込むような心地よさで、乗員全員がリラックスできる空間づくりに貢献しています。頭上にもゆとりがあり、閉塞感がありません。
キューブのコックピットはグレード間でどう違ってくる?
上からキューブ15G・15X Vセレクション・15X・ライダーのコックピットです。ファインビジョンメーターを見てみると、ホワイトカラーのタコメーターとブルーのスピードメーターが融合したような先進的なデザインとなっています。全車エコモード付です。
15Xを除く3モデルのエアコンはデザイン性と機能性を両立したサークル型のインテリジェントエアコンシステムです。15Xは視覚的に操作しやすいダイヤル式のマニュアルエアコンですが、メーカーオプションで他グレードと同じインテリジェントエアコンシステムを装備可能です。
キューブの内装の標準装備はキルティングスエード調クロスのシート
キューブの標準装備となっているのは、ベージュのキルティングスエード調クロスのシート生地とフェザーグレーの内装色と、グレーのキルティングスエード調クロスのシート生地とグラファイトの内装色の2通りの組み合わせです。
15X Vセレクションと15Gグレードのビターショコラ(P)/ブリリアントホワイトパール(3P)2トーン・ブリリアントホワイトパール(3P)・ビターショコラ(P)のボディカラーの場合は上記の2つから選択できますが、それら以外のボディカラーを選んだ場合あるいは15Xグレードを選んだ場合は内装カラーを選ぶことはできません。
キューブ15Gに適用されるメーカーオプション内装いろいろ
日産キューブの15Gグレードをチョイスした場合、豊富なメーカーオプションでさらに自分好みの内装を装備することも可能です。こちらはボディカラーを問わず好きな内装を組み合わせられます。
スエード調クロスのシート生地に内装色ヴィンテージキャメルを組み合わせたデザインです。ぬくもりある木が似合いそうな雰囲気が漂います。
爽やかなブルー系のスエード調クロスと内装色ロルブーのコンビは、北欧風の家具をイメージしています。おしゃれで安らげる室内空間が広がります。
本革とアキレス株式会社の車両用合成皮革「カブロン」のコンビシートに内装色コダワリブラウンを掛け合わせたデザインは、背もたれのセンター部分の手編み模様がポイント。本革の風合いや質感が高級感を生み出します。
ダークブルーのスエード調クロス生地とインディゴブルーの内装色の組み合わせ。海辺にいるようなサーフデザインを思わせるカジュアルなデザインです。
触り心地の良いクラッシュベロアとラウンジブラウンの落ち着きあるデザインです。シンプルですが高級感があり、審美眼の鋭い大人もばっちり満足させてくれます。
また、キューブ15Gのメーカーオプションを選択すると、ステアリングも独自のカラーにコーディネートされます。ヴィンテージキャメル・ロルブー・コダワリブラウン・ラウンジブラウンの場合はライトウォームグレー、インディゴブルーを選択した場合はオフブラックのステアリングとなります。
ステアリングには日産オリジナルナビに対応したスイッチが搭載されているので、運転中もハンドルから手を離さずに操作できます。
キューブのライダーモデルにはモダンテイストな専用シートが設定
キューブのライダーモデルをセレクトした場合は、ライダーモデル専用のシート生地に内装色グラファイトの組み合わせが選択されます。格子柄ニットの生地がモダンでかっこいいキューブを演出します。
大きめのドアで乗り降りもラクラク
大きめのドアで乗降性をアップしている日産キューブは、大柄な方もスムーズに乗り降りできます。身体をかがめずに乗降できるよう、フロントピラーの傾斜を抑えるなどの工夫もなされています。死角が少ないことで安全運転にも貢献しています。
キューブのリアゲートには横開き式を採用
荷物を積みたいとき、車両の後ろにスペースがない場合にも便利に使える横開き式を採用しているキューブ。女性の方でも軽い力で開閉できるので、荷物を多く抱えているシーンなどでは特に大活躍してくれます。
常に車内に置いておきたい工具類などを保管するのに使えるディーラーオプションのラゲッジアンダーボードは、深さ約20cmの大容量を確保しています。ある程度の長さがあるものでも問題なく格納できます。
ラゲッジルームの横にはサイドポケットを設置しています。荷室内の大きな荷物とは分けておきたい小物類を入れておくのに便利です。
その他キューブの車内に設置されている使える収納スペース
取っ手のついたタンブラーを置くのにも便利な雪だるま型のカップホルダーは、運転席側に設置してあります。飲み物の隣に小物類を入れて使うのもアリです。
キューブの車内にはフックを設置する穴が4か所あります。着脱可能なフックが自由に取り付けられ、買い物袋などを引っ掛けるのにも便利です。ディーラーオプションでは、キューブの可愛いインテリアにマッチする「カラフルどこでもフック」が販売されています。
グローブボックスには2つの仕切りがついています。そのため書類や車検証がぐちゃぐちゃになることもなく、整理して保管することができます。
フロントシートには大型のアームレスト収納ボックスを設置しています。ボックスには箱ティッシュ1箱分が入るほどの収納スペースを確保しています。
メーカーオプションのガラスサンルーフでより開放的な室内空間を
スタイリッシュガラスルーフ+SHOJIシェード+ロールブラインドのセットは15X V Selectionと15Gグレードのメーカーオプションで装着可能です。開放的で気持ちの良い空間で、のびのびとした時間を過ごせます。
キューブの選べる内装で自分好みの「動くマイルーム」を実現
自分のイメージに合ったインテリアにカスタムできる日産キューブは、まさに「動くマイルーム」を体現したクルマです。かっこいいから可愛い、ラグジュアリーまで様々なテイストのデザインがラインナップしているため、必ず自分の理想を叶える内装を見つけることができます。
また、ゆとりある室内設計や豊富な収納ポイントなど、機能面においても非常に優秀です。高いデザイン性や居心地のよさを特に求めるドライバーにおすすめの車種と言えます。