インサイトの内装をコックピットやシートを中心に解説!
2014年3月に販売を終了していたホンダのインサイトですが、アメリカンホンダが2018年にフルモデルチェンジしたインサイトを販売し、2018年12月に日本国内でも復活しました。
2022年には再び生産終了したホンダのインサイトは、コックピットの設計やシートデザイン、ラゲッジルーム等の内装は従来モデルからどのように一新されているのでしょうか。気になるインサイトの最新情報を、画像を交えながらお伝えします。
インサイトの本革+ウルトラスエードのブラックコンビシート
EX BLACK STYLEに設定されているのは、本革とウルトラスエードを組み合わせたブラックコンビシートです。最上級グレードならではの高級感あふれるリュクスなデザインが魅力です。
インサイトEXグレードのシート オプションで本革ブラックシートに変更できる
EXグレードには、プライムスムースとファブリックのブラックコンビシートが設定されます。異素材を組みわせることで、メリハリのあるインテリアに仕上がっています。なお、EXの場合はメーカーオプションを選択すると本革を用いたブラックレザーシートに変更することもできます。
インサイトのベースグレードにはブラックのファブリックシートを標準装備
標準仕様のインサイトLXには、ファブリック素材のブラックシートが標準装備されます。ふかふかと座り心地が良く、落ち着いた雰囲気の内装色です。
海外版の場合はベースグレードのLXモデルがブラッククロス、上級のEXモデルがブラッククロスかブラックモカクロス、最上級グレードであるTouringモデルがブラックモカかブラックのレザー素材という設定でした。ブラックやアイボリーなどの落ち着きのあるインテリアカラーが揃っていた2代目インサイトと比べると、今回もそのベーシックで上質なイメージを変わらず踏襲しているように感じられます。
インサイトのコックピットは先進性と実用性をバランスよく両立したデザイン
必要な情報をシンプルに映し出すインサイトのコクピット
先進性を感じさせるインサイトの液晶メーターは様々な走行情報を見やすく映し出し、ドライバーの運転操作をサポートします。表示する情報を必要最小限に絞り込んでいるため、すっきりとした画面で視認性をアップさせています。
上がアップルカープレイ(Apple CarPlay) 下がアンドロイドオート(Android Auto)の画面
8インチのディスプレイオーディオタッチスクリーンはスマートフォンとの連携も可能です。Apple CarPlayとAndroid Autoに対応しており、電話やメッセージの送受信、ラジオなどの機能を使用できます。
インサイトのシフトはスイッチで切り替える
インサイトのセンターコンソール周辺を見てみると、シフトレバーが設置されていないのが特徴的です。スイッチでP・R・N・Dを選択したり、足を離してもブレーキがかかるブレーキホールドを起動させる仕様となっています。
スイッチの横には小物入れとUSB端子が設置されており、スマートフォンの充電スペースとしても便利です。その手前には車両への負荷を軽減するECONや力強い加速が可能となるスポーツ、EVなど走行モードを切り替えられるボタンがあります。
3段階調整のシートベンチレーション
インサイトの運転席・助手席の独立式シートヒーターは3段階で調整可能で、雨や雪の日など寒い日に活躍してくれます。その他のエアコンボタンも操作しやすいようわかりやすくデザインされ運転中も操作しやすいように工夫されています。
センターコンソールにはドリンクホルダーを完備 その他にも収納類が充実している
センターコンソール後方をスライドすると、ドリンクホルダーが2つと小物入れが設置してあります。小物入れには眼鏡ケースや財布などが収納可能で、サッと取り出しやすく使い勝手良く設計されています。その他にもスマートフォンを収納できる大型コンソールトレーやサングレストレー、コートフックやリヤセンターアームレスなど便利な収納類が充実しています。
手触りの良いステアリングとディスプレイなどを操作するスイッチ
手触り良いステアリングホイールは握り心地の良い革素材のスポーティなデザインを採用し、マルチインフォメーションディスプレイを操作するレフトセレクターホイールは操作性抜群です。ボリュームスイッチや電話の応答スイッチも同じく左に配置しています。
フロントからリアまでどの席に座ってもリラックスできる室内空間が広がる
通気性に優れ長時間座っていても快適なインサイトのシート
シートは通気性に優れた素材を使用しており、通年快適な座り心地を保っていて、ステッチが二重になっているのもポイントです。本革シートにはパンチング加工があり暑い日でもむれにくい工夫がされています。
後席は大人3人が乗っても余裕がある
リアシートの設計も、乗員が窮屈な思いをすることのないゆとりある作りとなっています。ボリュームのあるシートが乗員の身体の負担を軽減し、快適な室内環境を作り出します。
ホンダインサイトのラゲッジスペースは広々としていて使い勝手も抜群
後席は6:4分割可倒式で荷室は519Lの容量を確保
リアシートはシートアレンジに便利な6:4分割可倒式となっています。荷室容量はおよそ519Lと、ラゲッジルームも広く確保されています。
大口のラゲッジは奥行もあり荷物を積みやすい設計になっている
HONDAのインサイトの荷室はフラットで、大きなゴルフバッグやキャリーケースなどもラクラク積み込みやすい作りです。奥行きと室内高に余裕があり、高さのある荷物も積載可能となっています。
EX BLACK STYLE・EX・LXの全グレードにホンダセンシングを標準搭載
安全装備ホンダセンシングを全てのグレードに標準装備
ホンダのインサイトは、EX BLACK STYLE・EX・LX全てのグレードにホンダの先進安全運転システムである「Honda SENSING」を標準装備しており、居心地の良さだけでなく安全面にも配慮しています。万が一のときには道路逸脱防止システムや衝突軽減ブレーキシステム、交通標識認識機能などが作動し、ドライバーや乗員の安全を守ります。
インサイトの内装は実用的ながらも根底にある上質感を忘れないスタイル
インサイトは2014年に2代目が生産終了、その後2018年に3代目として復活しましたが、2022年に再び生産終了に。トヨタのプリウスなど、強力なライバルにも引けをとらない質感を持つモデルでした。