C-HRの内装を徹底解説!従来型からマイナーチェンジで進化したポイントは?
トヨタ・C-HRの内装をコックピットやシートデザイン、装備を中心に紹介します。
2019年10月に改良されたC-HRは従来モデルからどのようにテコ入れが行われたのでしょうか。今回の改良でC-HRに新設定されたGR SPORTグレードの内装についても触れていきます!
C-HR(G/G-T)にはオーキッドブラウンの内装カラーがラインナップ
C-HRの内装にはGとG-Tの2グレードに「オーキッドブラウン」を新たに設定。従来型では明るめのリコリスブラウンでしたが、今回はより落ち着いたカラーとなっています。ブラックカラーの上級ファブリックにブラウンの本革を合わせたシート表皮です。
GとG-Tのメーカーオプションについては、従来通りブラックの本革シートが用意されます。
新たに追加されたC-HR GR SPORTの内装はスポーティーな外観にマッチする専用ブラックを採用
新たに追加されたC-HR GRスポーツには、内外装ともにGR専用の特別装備を多数用意。ピアノブラックやダークシルバーのガーニッシュが質感アップに貢献しています。
専用ブラックの内装カラーはレーシーな雰囲気を高めてくれます。6MTモデルの足元にはスポーティーなアルミペダルを用意。合成皮革とパーフォレーション付きブランノーブのコンビシートはGRエンブレム付きで、シルバーのダブルステッチがアクセントとなっています。
ハイブリッドモデル・ガソリン車ともに2眼メーターを採用し、センターにマルチインフォメーションディスプレイを搭載。ハイコントラストで視認性の高い作りです。スタートスイッチにもGRロゴが入っています。
ステアリングホイールとシフトノブ・シフトブーツはどちらも本革巻です。ハンドルのスポークやエンブレムにはダークシルバーを採用し、上質なデザインとしています。
また、C-HRにはディスプレイオーディオとDCMを全車に搭載。車両とスマートフォンの連携を可能とし、より身近なコネクティッドサービスカーとして生まれ変わりました。オーディオやナビゲーション、メッセージなどさまざまなアプリを快適に使用することができます。
C-HRはマイナーチェンジを機に安全性能を強化!メーカーオプションでインテリジェントクリアランスソナー等を装備可能
C-HRは「インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]」、「リヤクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ[後方接近車両])」、「パノラミックビューモニター」をメーカーオプションで用意。
インテリジェントクリアランスソナーはアクセルの踏み過ぎ・踏み間違いによる衝突リスク・被害を軽減する機能です。リヤクロストラフィックオートブレーキでは、駐車場からバックで出る際に後方からの車両を検知してブレーキ操作を行います。パノラミックビューモニターは車両を上から見下ろすような映像を表示して死角を減らす機能で、周辺の状況確認に役立ちます。
従来モデルのC-HRの内装情報については以下にまとめています。
C-HRは意外と広い?コンパクトSUVの内装
2016年12月に登場したC-HRは、SUVとして初めて月間販売台数1位を取り日本の自動車市場へ衝撃を与えました。2017年度の上半期販売台数でもSUVで1位となり、勢いは止まりません。
2017年8月2日には欧州市場で販売されているブラックルーフ、北米市場で販売されているホワイトルーフを含めたツートーンカラーを新たにラインナップ。
2017年11月2日にはC-HR初の特別仕様車LEDエディションが追加されました。
2017年の自動車市場を賑わせた新たな世界戦略SUV C-HRの内装を紹介します。
C-HRの内装カラーは3種類用意
C-HRの内装はグレードにより違いがあります。
ベースグレードとなるSとS-Tにはブラックの内装とブラックのファブリックシート、GとG-Tにはリコリスブラウンの内装とブラックの上級ファブリックにブラウンの本革を使用したシート、そしてGとG-Tグレードにオプション設定されたリコリスブラウンの内装とブラックの本革シートの3種類が用意されています。
ブラックの内装とファブリックシート
ベースグレードのSとS-Tに標準装備されているのがブラックの内装とブラックのファブリックシートです。
インストルメントパネルやセンターコンソール、ドアトリムが全て黒で統一されています。センターメーター上部のソフトパッドもブラックを採用しているため纏まりのある内装となっています。
シートには通気性の良いファブリックシートを採用、硬すぎず、柔らかすぎない絶妙な座り心地がドライバーの負担を最小限に押さえ、快適なツーリングが楽しめます。
リコリスブラウンの内装とファブリック+本革シート
上級グレードのGとG-Tに標準装備されているのがリコリスブラウンの内装に、ブラックファブリックとブラウン本革が採用されたシートです。
ベースグレードのSとS-Tではブラックだったメーター上部のソフトパッドやドアトリムがリコリスブラウンに替わり、メリハリのある高級感を与えます。
センターコンソールやスイッチ周りは艶やかな輝きを持つピアノブラックに変わりました。
シートには座面と背面に座り心地の良いファブリックを使用、肩・頭・足の乗車する方が触れやすい部分には高級素材の本革が使われています。
ファブリックの縫い目にはC -HRのコンセプト「ダイヤモンド」のひし形があしらわれたデザイン性の高いシートとなっています。
オプション設定の本革シート
C-HRの上級グレードGとG-Tには本革シートがオプション設定されています。
内装カラーは標準装備されているリコリスブラウンですが、シートにはブラックの本革シートに変更されます。
ダイヤモンド形に表面処理されたデザインと滑らないようにチューニングされた素材が満足度を向上します。本革シートに変更した場合のオプション価格は75,600円です。
広い視界と感覚で操作できるスイッチ
C-HRはトヨタの次世代プラットフォーム「TNGA」を採用することにより低重心で安定性の高いボディとなっています。細いフロントピラーデザイン、サイドミラーの取り付け位置を後方に置くなど視界を最大限まで確保できるように工夫されています。
ステアリングは操作性と握り心地を追求
安定したドライビング操作を実現するトップレザーのステアリングホイールには「かがり縫い」を採用してドライバーにとって理想的な握り心地を追求しています。
ステアリングにはオーディオスイッチやレーダークルーズコントロールのスイッチも装備され、初めてでも感覚で操作できるように使い勝手の良さを考慮されています。
統一デザインの空調と感覚的に操作できるスイッチ
自然に手が届く位置に配置されているのが空調スイッチです。
上位グレードには車の中の空気を清浄に保つナノイーが搭載され、ロングドライブでも乾燥し難い工夫がされています。
温度調整は感覚的な上下スイッチに、使用頻度が高いスイッチはC-HRのコンセプト「ダイヤモンド」をモチーフにしたひし形デザインを採用して内装の統一化を図っています。
最小限の視線移動で多くの情報を確認できるマルチディスプレイ
コクピット中央にあるのが2眼のコンビネーションメーターです。
立体造形で奥行きと先進性を表現したメーターは、照度コントロール付きで昼間でも快適な視認性を確保します。
メーター中央に配置されている4.2型のTFTマルチインフォメーションカラーディスプレイは燃費情報や航続可能距離など、ドライバーに必要な情報をステアリングスイッチの操作で瞬時に表示します。
3種類のシートアレンジで最大容量1,112Lを確保
C-HRには後席全て倒すフルフラットモードと、左右の片側だけを倒すシートアレンジが可能です。
フルフラットモードでは後席部が若干持ち上がり完全なフラットにはなりませんが、滑らかな荷室になるので最大1,112Lもの大きな空間となります。
これは日産ジュークよりも大きな空間で十分な実用性があります。フルフラット時最大の奥行は1660mmなので子供や小柄な大人は車中泊が可能な広さとなっています。
6対4分の分割式で片側だけ倒すシートアレンジでは後席の乗員数や荷物の量など状況により使い方が選べ、臨機応変な対応が可能となります。
C-HRは必要十分な収納力でファミリーで長距離ドライブも楽しめる
車内の収納は必要十分な容量となっています。
センターコンソール、グローブボックス、全後席のドアポケット、シートドアポケットなど装備して家族旅行にも十分な収納力を持っています。
ラゲージルームの下にも収納があるのも魅力的です。
C-HRのデザインモチーフ「ダイヤモンド」がアクセント
C-HRの内装を彩るのがデザインモチーフとなっている「ダイヤモンド」のデザインです。
ドアトリムやスピーカーグリル、天井に至るまでひし形のダイヤモンドデザインを採用しています。
目に見えるインテリアの各所はもちろん、ラゲージルームの滑り止めなど見えない部分にもダイヤモンドデザインを採用して統一性のある内装を演出しています。
煌びやかな室内イルミネーション
ライトを付けると室内イルミネーションが点灯します。
ブルーのLEDが使われたイルミネーションはカップホルダーやドアトリムに採用され、夜間の室内空間をエレガントに彩ります。ダイヤモンドモチーフのC-HRらしい上品で豪華な演出が嬉しいです。
C-HRの後席は大人3人が乗れる広さ
C-HRはデザインを優先した起伏のあるボディ形状で、後席に向けて天井が低くなるクーペのようなスタイリングのため居住性を犠牲にしています。
後席はライバルのホンダ ヴェゼルよりも狭く、窓も小さいため圧迫感が感じられます。後席シートにはリクライニング機能もないため姿勢を変えられない事も居住性の悪化を招いています。
しかし実際に後席に座ると、しっかり体を支えてくれるシート形状と低めの乗車ポジションが相まって空間に余裕が生まれます。
C-HRの後席は子供であれば3人乗れる十分な空間があり「狭いけど大人3人が乗れる」広さも持っています。
C-HRは乗って楽しい上質な室内空間
C-HRはその独特なエクステリアへ目が行きがちですが内装もエレガントに仕上がっています。シンプルでありながら落ち着いた室内空間を持ち、コクピットにはドライバーをサポートする機能が盛りだくさんです。
全車速レーダークルーズコントロールなどクラストップレベルの運転支援性能と安全性を持つため、室内空間を楽しみながらドライブができます。
C-HRは大人が余裕を持って楽しめる上質な室内空間となっています。