アクセラの内装は?コクピット・シートデザイン・収納など
マツダのアクセラは2003年から販売する車種で、教習車仕様が教習車市場における1/3のトップシェアを誇ることでも知られています。そんなマツダのベンチマーク車種のアクセラの内装について、シートデザインやアレンジ、コクピット周りやラゲッジルーム・収納などをメインに紹介していきます。
アクセラのシートデザインはブラック・ピュアホワイト・クロスの内装がラインナップ
アクセラのシートカラーには、穴あけ加工を施し車内の静粛性をアップするパーフォレーションレザーを採用したブラックとピュアホワイトの2タイプと、スポーツテイストの強いクロスブラックが設定されています。
大人の魅力が感じられるブラックのシートデザインの内装
程よい光沢のあるブラックカラーのパーフォレーションレザーシートからは、アクセラらしいワイドアンドローのこだわりが感じられます。クールで落ち着きのある空間を演出し、アクセラにプレミアム感をプラスします。
解放的な空間が広がるピュアホワイトのシートデザインの内装
同じくパーフォレーションレザー素材を用いたピュアホワイトカラーのシートデザインは、車内の雰囲気をパッと明るくしてくれます。パーフォレーションレザーのシートはL Packageグレードに適用されます。
スポーティなイメージがかっこいいクロスのスイートデザインの内装
クロス(ブラック)はL Package以外のグレードに適用されるシートデザインで、パーフォレーションレザーと比べるとスポーティな印象が強い素材を使用しています。
アクセラのラゲッジルームは最大419Lで外出時にも活躍してくれる
アクセラのラゲッジルームの容量と装備はモデルごとに異なります。アクセラスポーツの場合は364L(4WD車は362L)で荷物の目隠しになるトノカバー付き、アクセラセダンは419Lで小物入れとして便利なサブトランクボックス付き、アクセラハイブリッドは312Lでサブトランクボックスとトランクルームネット装備と、それぞれゴルフバッグなども余裕で積み込めるサイズでお出かけにも便利です。アクセラスポーツのトノカバーは、荷物を積み込む際には上方へと大きく開くので邪魔になりません。
シートアレンジが多彩な6:4分割を採用したリアシート
15C・15S・15S PROACTIVE・22XD PROACTIVE・22XD L Packageセダンとアクセラスポーツ全車に採用したリアシートは6:4分割可倒式です。シートバックを倒せば多彩な荷室の使い方ができます。
アクセラのコクピットは安全性と快適性を兼ね備えている
アクセラのコクピットは、単眼メーターを体幹中心の延長線上に配置するなど、走行情報や利便情報が表示される場所のレイアウトをそれぞれ考慮して意識のわき見を防ぐ設計となっています。さらにディスプレイにおいては視線移動時間・焦点調節時間を短縮する工夫がされ、よりドライバーが運転に集中できる環境が整えてあります。
走行情報を表示するアクティブ・ドライビング・ディスプレイは高コントラスト化され、読み取りやすさをアップさせた作りとなっています。エンジンがオンになるとメーターフードの上部に表示されます。
簡単ワンプッシュでスタートするエンジンボタン
アドバンストキーを携帯した状態でブレーキペダルを踏み、エンジンボタンをワンプッシュするとエンジンのオンオフが簡単にできます。MT車の場合は、クラッチペダルを踏み込んでボタンを押す操作により起動します。
シートとステアリングも人間にとって使いやすく快適な設計に
L Packageの場合、運転席・助手席のシートとステアリングにはそれぞれヒーターが装備されており、寒い秋冬の運転でも身体を冷えから守ります。ステアリングヒーターは3時と9時の位置に内蔵され、安全なハンドル操作をサポートしてくれます。
運転席の10wayパワーシートはメモリー機能が付いており、運転する人それぞれに合ったポジションを記憶させておくことができます。シートスイッチに2パターン、所持するアドバンストキーの数に記憶することが可能で、自分のキーに記憶させておくと解錠時にオートでそのポジションに切り替わります。アクセラを複数人で兼用している家庭や長時間のドライブでドライバーが変わった時などにも便利です。
また、ステアリングの前後位置や高さを調整可能なチルトアンドテレスコピックステアリングが全車に標準装備、運転席のシートの高さを上下に調整できる運転席ラチェットレバー式シートリフターはL Package以外のグレードに標準装備されています。
エアコンは運転席と助手席で個々に温度の設定が可能
フルオートエアコンは運転席と助手席それぞれに温度設定ができるので、暑がりの方と寒がりの方双方が快適に過ごせる空調を作り出せます。さらに花粉除去フィルター付きなので、季節を問わず常に室内を綺麗な空気で満たします。
オルガン式アクセルペダルは全車に採用
オルガン式アクセルペダルとは、ペダルと足が同じ軌跡を描きかかとがズレにくいペダルで、高級車によく用いられます。マツダはスカイアクティブテクノロジーを採用したアクセラを含む主要車種全てにおいてオルガン式アクセルペダルを導入しています。アクセルのコントロール操作がしやすく、また踏み間違いが起こりにくいのが特徴です。
クルマづくりにおいて、マツダはドライビングポジションを非常に重視しています。特にペダルの位置は人間の体幹を意識してバランスの良さを追求。ナチュラルな形で手足を伸ばすとペダルやハンドルが届く状態を理想のペダルレイアウトとしています。
スイッチ操作でパーキングブレーキが可動
スイッチを軽く操作すればパーキングブレーキをかけられる電動パーキングブレーキスイッチは、22XD PROACTIVEと22XD L Packageに標準装備されています。ブレーキペダルを踏みながらスイッチを押す、または発進するためにアクセルペダルを踏むことで解除されます。
定速走行が可能なクルーズコントロール機能つき
15S PROACTIVE・15XD・15XD PROACTIVE・22XD PROACTIVE・HYBRID-C・HYBRID-S PROACTIVE・HYBRID-S L Packageに標準装備されているクルーズコントロール機能を使えば、およそ30~100km/hの間で走行している際にアクセル操作なしで定速走行ができます。AT車の場合はスカイアクティブドライブとエンジンの協調制御が働くため、走行状況にあったギアを選択することで低燃費での走行が可能です。
視認性に優れたアクセラの前方視界
アクセラは前方の状況をすぐに確認できるよう、ドアミラーの位置をドア部に設置することでミラー越しの視界を見通しよく確保しています。歩行者や自転車などを見逃さない安全運転が可能です。
マツダ コネクトはアクセラ15C以外のグレード全てに標準装備
ハンズフリー通話やインターネットラジオ、ナビゲーションなどのさまざまな最新サービスを利用できるマツダコネクトは、15Cグレードを除く全車に標準装備されています(15Cはメーカーオプションセットに対応)。電話やオーディオなどの一部操作は音声認識機能に対応しているので、走行中も前方から視線をそらさず安全に操作できます。
アクセラの内装はベーシックを極めた機能的なデザイン
マツダのアクセラのシートデザインは、上質感を意識しつつも親しみやすいシンプルな内装に仕上げられています。ゆっくりとやすらげる室内空間はもちろん、たっぷりとした容量のラゲッジルームや人間中心設計で使い勝手の良いコクピット、アクセラとのドライブをより快適・便利にするマツダコネクトシステムなど、機能性も充実しているので長時間の運転や遠出も楽しくなります。ベーシックなデザインだからこそ妥協せずこだわり抜いている点が、アクセラの内装の大きな魅力と言えるでしょう。