ヴェゼルの比較・ライバル車はCX-3？サイズや価格で検証

ヴェゼルを国産車と外車のライバルと価格やボディサイズなどから徹底比較

ホンダが販売するヴェゼルは、2014年～2016年度の1月～12月の間、SUVの新車販売台数1位に輝き続けている大ヒット車種です。他の車種を寄せ付けない人気の秘密は、絶妙なサイズと価格にあります。

ですが他の自動車メーカーからも、とても魅力的な車種が続々投入されていて、2016年12月に満を持して登場したトヨタ「C-HR」や、モデルチェンジでレンジエクステンダーEVのe-powerを投入する日産「ジューク」など、たくさんの車種が販売されています。

そこで、ヴェゼルのライバルとなる車種のボディサイズや搭載機能、価格などを見比べながら国産車・外車を徹底比較します。

ヴェゼルはフィットベースの扱いやすいコンパクトSUV

ホンダのヴェゼルは、2013年12月に発売するやいなや、2014年度には販売台数10万台を突破し、2015年・2016年とSUV販売台数1位を獲得し続けている1台で、エンジンラインナップはハイブリッド・ガソリンともに1500ccのエンジンを使っています。

ヴェゼルが人気となっている秘訣は、ホンダのコンパクトカー「フィット」をベースとした絶妙なサイズ感、ベースグレードで192万円かつ燃費が20.6km／Lと、お手頃価格・省燃費にあります。

2015年4月に1度目のマイナーチェンジ、2016年2月には2度目のマイナーチェンジをして、スポーティーな「RSグレード」の追加、安全装備のホンダセンシングの追加をして、より魅力的に進化しています。また、2017年の秋にはマイナーチェンジを行い更に進化しました。

ホンダのヴェゼルもいいけど、他の車種も検討しているという方へ、気になる価格やボディサイズを比較してください。

1．トヨタ・C-HRはヴェゼルと最も比較対象になりやすいコンパクトSUV

トヨタが販売するC-HRは、2016年12月に販売するやいなや爆発的な売上を記録している車種で、2017年4月の新車販売ランキングでも1位に輝きました。

C-HRが人気になっている秘密は、ダイナミックなエクステリアだけではなく、豪華な内装にもあります。また、プラットフォームは新採用のTNGAを使って運動性能も申し分ありません。衝突被害軽減や、車線逸脱をドライバーに知らせてくれる「トヨタセーフティセンスP」も搭載し、安全装備も十分にあります。

ラインナップは「ハイブリッド・2WD」「ガソリン・4WD」の2グレードあり、ヴェゼルと異なる点はハイブリッドエンジンに4WDのラインナップが無いところです。

2．日産・ジュークは日本のSUVブームを作った購入しやすいクロスオーバー

日産が販売するコンパクトSUV「ジューク」は、2010年6月から販売していて、2度のマイナーチェンジをしています。「1.5リットルNAエンジン」「1.6リットルターボエンジン」の2種類のエンジンラインナップがあります。

ボディカラー・エクステリアパーツ・インテリアパーツの組み合わせで90通りものカスタマイズが出来るジュークは、自分だけの個性を作り上げることができます。内装の色もイエローの他に、レッドやホワイトを選ぶことが出来ます。見た目だけではなく、安全装備も搭載していてエマージェンシーブレーキ・車線逸脱警報（LWD）、アラウンドビューモニターの「セーフティシールド」を備えています。

また、走行性能を高めた「NISMO（ニスモ）」グレードも存在し、メーカー独自のチューニングを施しています。出力は214PSにパワーアップしたエンジンを搭載し、8速マニュアルモード付きCVTを採用しています。

3．マツダ・CX-3はデミオベースの美しい魂動デザインが魅力

マツダが販売するクロスオーバーSUV「CX-3」は、2015年から販売していてCX-5に続き「魂動デザイン」を採用しています。エンジンは「1.5リットルディーゼルターボエンジン」を採用し、燃費もオートマ車で23.0km/L、マニュアル車で25.0km/Lあります。

CX-3のインテリアは、ドライバーが使いやすいように配置されていて上質な雰囲気があります。ハンドルの奥に見えるヘッドアップディスプレイは、車線逸脱などの安全装備の警報を表示したり、現在出ている速度を表示したりと、視線を移動せず情報を確認できるようになっています。

4．スバル・XVはヴェゼルを超える走破性を持つ本格派SUV

スバルが販売するクロスオーバーSUVの「XV」は、インプレッサ・XVとして2010年から販売し2017年5月に3代目とフルモデルチェンジします。2008年に登場した安全装備のアイサイトは、バージョン3へと進化して全グレードに標準装備されます。

新しいプラットフォームである「スバル グローバル プラットフォーム」を採用し、車体強度アップや衝撃を吸収しやすいボディへと進化しています。また、雪道を走る人のことを考え、ヘッドライトウォッシャーやドアミラーヒーター、フロントワイパーの凍結を緩ませるワイパーデアイサーが装備されています。

ヘッドライトウォッシャー

ワイパーデアイサー

エンジンは「1.6リットルガソリン」「2.0リットルガソリン」の2種類あり、どちらも自然吸気（NA）エンジンです。ヴェゼルと比べると大き目のボディサイズですが、ぬかるんだ雪道などを走破する時に活躍する「X-MODE」がついているなど、XVはオフロード寄りの車です。

5．スズキ・SX4 Sクロスはスズキが逆輸入する都会派クロスオーバー

スズキが販売するクロスオーバーSUV「SX4 Sクロス」は、2006年から販売していて、2013年には2代目へとフルモデルチェンジしました。先行して販売されている欧州では、すでに2代目のマイナーチェンジが実施されています。

スタイリングは欧州デザインを思わせるオシャレなエクステリアで、エンジンは「1.0リットルターボ」「1.4リットルターボ」エンジンを積んでいます。

7．BMW・X1は価格も高いが満足度も高い外車SUV

BMWが販売する「X1」は、クロスオーバーSUVシリーズで1番コンパクトな1台です。2009年から販売され、2015年には2代目へとフルモデルチェンジしました。

インテリアは、黒と白を基調として所々に木目を使い非常に高級感があります。メーターのマルチインフォメーションディスプレイには、様々な情報が表示されてドライバーを支援してくれます。オートエアコンやパーキングアシスト、手を使わずにセンサーで開けられるバックドアなど、快適装備も充実しています。

搭載するエンジンは「直列4気筒2.0リットルガソリン」「直列3気筒1.5リットルガソリン」に、ツインターボを搭載しています。また「直列4気筒2.0リットルディーゼルエンジン」のラインナップもあり、同じくツインターボを搭載しています。

ヴェゼルと比べると価格は2倍近くしますが、それに見合うパフォーマンス、プレミアムな日常を手に入れることが出来ます。

8．MINI・クロスオーバーはヴェゼルと同じく全高が低いお洒落なSUV

MINI（BMW）が販売しているクロスオーバーは、2013年から3代目のミニを販売しています。女性に人気のワン・クーパーのクロスオーバーSUV版といったイメージで、直列3気筒1.5リットルターボ+モーターのガソリンモデルと、直列4気筒ディーゼルターボエンジンの2グレードあります。

「ALL4」という4輪駆動システムは、路面状況や車の状況に合わせて最適なトルク配分をホイールに伝え、力強い走りを実現します。他にもオプションの「ランフラットタイヤ」を履けばパンクしてもバーストせずに最高速度80km/Lで走り続けることができます。
コンパクトサイズでおしゃれなミニ・クロスオーバーは、楽しい毎日を提供してくれます。

ヴェゼルと比較されるライバルも個性的な車がたくさん

販売すると同時に爆発的な大ヒットを飛ばし、2017年の販売台数1月～4月で首位に立っているトヨタC-HRを始め、日産のジューク、マツダのCX-3、スバルのXVなどの国産車だけではなく、外車のBMWのX1、MINIのクロスオーバーなど、おしゃれでプレミアムな車もたくさんあります。
ヴェゼルの比較車種をチェックして、自分に似合う1台を選んでください。