サクシードワゴン/バンのタイヤに適合する純正サイズとグレード
サクシードにはワゴンタイプと商用バンタイプの2種類があります。ワゴンは2013年10月に、バンは2020年5月にプロボックスへ統合する形で販売を終えましたが、中古市場での需要は続いており、商用車として日々走り続けている車両が数多くあります。走行距離が伸びやすい使われ方をするため、タイヤ交換の頻度も乗用車より高くなります。
ここで紹介するのはサクシードワゴン/バンの純正サイズ「165/80R13」、「175/65R14」、「155/80R14 88/86N」に適合するタイヤです。これらの3サイズはサクシードワゴン/バンの次のようなグレードに標準装備されます。
「165/80R13」タイヤを標準装備するサクシードワゴンのグレード
- TX
「175/65R14」タイヤを標準装備するサクシードワゴンのグレード
- TX Gパッケージ
「155/80R14 88/86N」タイヤを標準装備するサクシードバンのグレード
- ハイブリッド1.5 TX CVT
- ハイブリッド1.5 UL-X CVT
- ハイブリッド1.5 UL CVT
- ハイブリッド1.5 U CVT
- 1.5 TX CVT
- 1.5 UL-X CVT
- 1.5 UL CVT
- 1.5 U CVT
タイヤ選びで最初に押さえたいのは、ワゴンとバンで求められる規格が根本的に異なる点です。サクシードワゴンは5ナンバーの乗用車扱いのため一般的な乗用タイヤが使えますが、サクシードバンは4ナンバーの貨物車扱いのため、最大積載時の負荷能力を満たすバン・小型トラック用タイヤ(LT表記のタイヤ)が必要です。純正指定のロードインデックスを下回るタイヤを装着すると車検に通らないだけでなく、積載時にタイヤへ過大な負荷がかかります。
ワゴンとバンでタイヤの何が違うのか?ロードインデックスと速度記号の見方
サクシードバンの純正サイズ「155/80R14 88/86N」に含まれる「88/86」がロードインデックス(LI/負荷能力を示す指数)です。数字が2つ並ぶのはバン・小型トラック用タイヤ特有の表記で、前の88が単輪(1輪ずつ装着)で使う場合、後ろの86が複輪(1軸に2本ずつ装着)で使う場合の1本あたりの指数を示します。サクシードバンは単輪装着のため、判断に使うのは88のほうです。88は1本あたり560kgを支えられることを意味し、4本で2,240kg分になります。
一方、乗用タイヤの155/80R13や175/65R14に設定されるロードインデックスは82から83程度で、1本あたり475kgから487kgです。サクシードバンの最大積載量は400kgあり、車両重量と合わせた車両総重量を支えるには乗用タイヤでは負荷能力が足りません。荷物を積まずに走ることが多いとしても、車検時に確認されるのは最大積載状態を前提とした要件です。
末尾の「N」は速度記号で、140km/hまで対応することを示します。高速道路の法定速度域には十分ですが、乗用タイヤのS(180km/h)やH(210km/h)と比べると設計上の速度域は低めです。バン用タイヤは高速性能よりも荷重支持能力と耐摩耗性に振られた設計であり、この違いが乗り味の硬さとしても表れます。実際に触れてみると、バン用タイヤのサイドウォールは乗用タイヤより明らかに厚く硬く、指で押しても簡単にはたわみません。
サクシードワゴンにおすすめの低燃費タイヤ7選
サクシードワゴンにおすすめのタイヤを紹介します。純正サイズの「165/80R13」「175/65R14」から、低燃費タイヤをピックアップしました。走行距離が伸びやすい使い方をする車両ほど、転がり抵抗の差が燃料消費率に効いてきます。
数値を実際の出費に置き換えてみます。仮に実燃費が16km/Lから16.5km/Lへ改善した場合、月1,500km走行でレギュラー175円/L想定なら、ガソリン代は約16,400円から約15,900円へ変わります。月500円程度の差ですが、年間では6,000円前後、タイヤを3年使えば2万円近い差になります。業務で毎日乗る車両ほど、この積み重ねが交換時の判断材料になります。
ウルトラグリップポリマーがウェット性能に貢献する トーヨータイヤ ナノエナジー 3 プラス
TOYOTIRES NANOENERGY 3 PLUS 165/80R13 83S
| 車種 | サクシード/ワゴン |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | NANOENERGY 3 PLUS |
| タイヤサイズ | 165/80R13 |
| タイヤ外径 | 593mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 5,781円~(2026年調べ) |
操縦安定性能にすぐれサクシードワゴンの走行に安全と快適性をもたらす トーヨータイヤ ナノエナジー 3 プラス
TOYOTIRES NANOENERGY 3 PLUS 175/65R14 82S
| 車種 | サクシード/ワゴン |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | NANOENERGY 3 PLUS |
| タイヤサイズ | 175/65R14 |
| タイヤ外径 | 583mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 82 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 6,020円~(2026年調べ) |
トーヨータイヤ NANOENERGY 3 PLUS(ナノエナジー スリー プラス)は、転がり抵抗グレードA、ウェットグリップグレードbを取得した低燃費タイヤです。排水性の高いトレッドパターンと高剛性リブパターンにより、ウェット路面でのグリップと低燃費性能をまとめています。
この銘柄の位置づけは、転がり抵抗とウェット性能のバランスが取れた実用型という点にあります。転がり抵抗最高等級のAAやAAAを狙う銘柄はウェットグリップがc等級になる例が多く、雨天時の制動を考えるとb等級を確保している点が効いてきます。宅配や訪問営業のように、天候を選ばずに走る使い方で安心材料になります。13インチと14インチの両方をカバーしているため、TXとTX Gパッケージのどちらでも選べます。
耐摩耗性能にすぐれた長持ちタイヤがサクシードワゴンで経済性をもたらす ダンロップ エナセーブ EC204
DUNLOP エナセーブ EC204 165/80R13 83S
| 車種 | サクシード/ワゴン |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | エナセーブ EC204 |
| タイヤサイズ | 165/80R13 |
| タイヤ外径 | 594mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | AA/c |
| 値段 | 6,330円~(2026年調べ) |
すぐれた低燃費性と性能が長持ちする効き持ちでロングライフを実現している ダンロップ エナセーブ EC204
DUNLOP エナセーブ EC204 175/65R14 82S
| 車種 | サクシード/ワゴン |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | エナセーブ EC204 |
| タイヤサイズ | 175/65R14 |
| タイヤ外径 | 584mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 82 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | AA/c |
| 値段 | 7,190円~(2026年調べ) |
ダンロップ エナセーブ EC204(イーシー ニーマルヨン)は、転がり抵抗グレードAAと耐偏摩耗性能を組み合わせた低燃費タイヤです。接地面全体に均一な圧力がかかるよう設計されているため、摩耗が均等に進みやすく、溝を最後まで使い切れます。
耐偏摩耗性能が効いてくるのは、荷物の積み下ろしが多く前輪に負担がかかりやすい使い方です。前輪駆動のサクシードは駆動と操舵を前輪が担うため、前後で摩耗速度に差が出ます。均一に減る設計のタイヤとローテーションを組み合わせると、交換サイクルを実質的に延ばせます。ウェットグリップはc等級のため、雨天走行の比率が高い場合はb等級以上の銘柄と比較しておくと判断がぶれません。
高剛性ですぐれた耐摩耗性能でロングライフを実現している グッドイヤー エフィシェントグリップ エコ EG02
GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02 175/65R14 82S
| 車種 | サクシード/ワゴン |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip ECO EG02 |
| タイヤサイズ | 175/65R14 |
| タイヤ外径 | 585mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 82 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | AA/c |
| 値段 | 6,600円~(2026年調べ) |
グッドイヤー EfficientGrip ECO EG02(エフィシェントグリップ エコ)は、転がり抵抗グレードAAを持つ低燃費タイヤです。高剛性設計で接地面の変形を抑えることが、操縦安定性とロングライフ性能の両立につながっています。
実勢価格が抑えめな部類に入るため、4本同時交換の総額を圧縮したい場合に現実的な選択肢になります。剛性が高い設計のぶん、荷物を積んだ状態でのカーブや高速道路の車線変更でも腰砕けになりにくいのが持ち味です。ウェットグリップはc等級のため、雨天時の制動を重視する場合はナノエナジー3プラスやエナジー セイバー 4を比較対象に入れておくと選びやすくなります。
ウェットブレーキング性能にすぐれ雨の日のサクシードの走行が安全と安心の ミシュラン エナジー セイバー 4
MICHELIN ENERGY SAVER 4 175/65R14 86H
| 車種 | サクシード/ワゴン |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | ENERGY SAVER 4 |
| タイヤサイズ | 175/65R14 |
| タイヤ外径 | 584mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 86 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 9,070円~(2026年調べ) |
ミシュラン ENERGY SAVER 4(エナジー セイバー フォー)は、転がり抵抗A、ウェットグリップbを取得した低燃費タイヤです。速度記号はH(210km/h対応)で、高速道路を使う移動が多いルートでも余裕があります。
注目したいのはロードインデックス86という数値です。同サイズの他銘柄が82(475kg)であるのに対し、86は1本あたり530kgを支えられます。人と荷物を多めに載せる使い方でも負荷の余裕が大きくなるという意味です。ただしXL規格に相当する高い負荷能力は、高めの空気圧を前提に成立します。装着後は運転席側ドア開口部のラベルに記載された指定空気圧を基準に管理してください。摩耗が進んでも雨天時の制動が落ちにくいという評価が多く聞かれる銘柄で、購入価格は高めでも交換までの安心感を優先する場合に噛み合います。
専用ナノブレンドゴムが転がり抵抗「AAA」獲得に貢献した経済性のある ヨコハマ ブルーアース AE-01F
YOKOHAMA BluEarth AE-01F 175/65R14 82S
| 車種 | サクシード/ワゴン |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | BluEarth AE-01F |
| タイヤサイズ | 175/65R14 |
| タイヤ外径 | 584mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 82 |
| 速度記号 | S |
| 低燃費グレード | AAA/c |
| 値段 | 6,740円~(2026年調べ) |
ヨコハマ BluEarth AE-01F(ブルーアース エーイー ゼロワン エフ)は、転がり抵抗グレードAAAを達成した低燃費タイヤです。ラベリング制度で最高等級のAAAを取得している銘柄は限られており、燃料消費率の削減を最優先する場合の本命になります。
転がり抵抗の差は、走行距離が伸びるほど金額として表面化します。月に2,000km走る車両と月500kmの車両では、同じ等級差でも年間の差額は4倍になります。日々のルート配送や訪問営業のように走行距離が読める使い方であれば、購入前に月間走行距離から回収期間を計算しておくと納得感のある選択ができます。ウェットグリップはc等級のため、雨の日に急ブレーキを踏む場面が多い環境では他の銘柄との比較が必要です。
サクシードバンにおすすめのバン専用タイヤ5選
ここからはサクシードバンに適合する「155/80R14」サイズのバン専用タイヤを紹介します。サクシードバンは貨物車(4ナンバー)のため、最大積載状態でも負荷能力を満たすバン・小型トラック用タイヤが必要です。この規格のタイヤは日本自動車タイヤ協会(JATMA)のラベリング制度の対象外となるため、転がり抵抗グレードとウェットグリップグレードの表記はありません。ただし各メーカーが独自技術で転がり抵抗の低減や耐摩耗性能の向上に取り組んでいます。
比較の軸になるのは、耐摩耗性能、耐偏摩耗性能、ウェット性能、そしてロードインデックスの4点です。特に商用車で問題になりやすいのが偏摩耗です。荷物を積んだ状態と空車状態では接地圧の分布が変わり、さらに前輪駆動車では前輪が駆動と操舵を同時に担うため、ショルダー部だけが早く削れるという減り方が出やすくなります。5,000kmを目安としたローテーションと、月1回程度の空気圧点検を組み合わせるだけで、寿命の出方は変わってきます。
耐摩耗性能・耐偏摩耗性能・ウェット性能にすぐれたバン専用の ヨコハマ ブルーアース-バン RY55
YOKOHAMA BluEarth-Van RY55 155/80R14 88/86N LT
| 車種 | サクシード/バン |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | BluEarth-Van RY55 |
| タイヤサイズ | 155/80R14 |
| タイヤ外径 | 604mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 88/86 |
| 速度記号 | N |
| 低燃費グレード | ラベル対象外 |
| 値段 | 8,325円~(2026年調べ) |
ヨコハマ BluEarth-Van RY55(ブルーアース バン アールワイ ゴーゴー)は、ヨコハマのBluEarthシリーズで初のバン専用タイヤです。センターリブのトライアングルブロックが高剛性と排水性を両立し、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を確保しています。
低燃費タイヤブランドの技術をバン用に展開した銘柄であるため、転がり抵抗の低減と耐久性のバランスに軸足があります。積載状態での急制動という、商用車で最も条件が厳しい場面を想定した設計になっている点が実務面での安心材料です。走行距離が長く、交換のたびに車両を止める時間そのものがコストになる使い方では、寿命の長さが金額以上の価値を持ちます。
ウェットブレーキ性能にすぐれタイヤが摩耗しても性能をキープする グッドイヤー カーゴプロ
GOODYEAR CARGO PRO 155/80R14 88/86N LT
| 車種 | サクシード/バン |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | CARGO PRO |
| タイヤサイズ | 155/80R14 |
| タイヤ外径 | 603mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 88/86 |
| 速度記号 | N |
| 低燃費グレード | ラベル対象外 |
| 値段 | 4,000円~(2026年調べ) |
グッドイヤー CARGO PRO(カーゴ プロ)は、摩耗が進んでもウェットブレーキ性能を維持する設計を特徴とするバン専用タイヤです。ブロックのエッジ成分を確保するトレッドパターンにより、タイヤライフの後半でも雨天時の制動距離が大きく延びにくくなっています。
タイヤの性能は新品時の数値で語られがちですが、商用車が走行距離の大半を過ごすのは溝が半分以下になった状態です。摩耗後の性能に軸足を置いた設計は、使用実態に合った考え方といえます。紹介した銘柄の中では価格帯が手頃な部類にあたり、車両台数が複数ある事業者が同時に交換する場合の総額を抑えられます。
低燃費性能が向上・耐偏摩耗性能にすぐれロングライフで長持ちする ブリヂストン エコピア R710
BRIDGESTONE ECOPIA R710 155/80R14 88/86N LT
| 車種 | サクシード/バン |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | ECOPIA R710 |
| タイヤサイズ | 155/80R14 |
| タイヤ外径 | 601mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 88/86 |
| 速度記号 | N |
| 低燃費グレード | ラベル対象外 |
| 値段 | 9,460円~(2026年調べ) |
ブリヂストン ECOPIA R710(エコピア アール ナナイチマル)は、ゴム構造をナノレベルで制御するナノプロ・テック技術によって転がり抵抗を低減した商用バン専用タイヤです。耐偏摩耗性能にも配慮されており、積載量が多く走行距離も伸びやすい使い方に向いています。
配送や営業で使う車両では、荷物の量が日によって変わるため接地圧が一定になりません。この条件下では偏摩耗が起きやすく、溝が残っているのに一部だけ限界に達して交換になるという減り方が生じます。耐偏摩耗性能を重視した銘柄を選ぶことは、1本あたりの走行距離を伸ばし、結果としてタイヤにかかる年間コストを下げることにつながります。紹介した銘柄の中では価格帯は高めですが、交換頻度が下がれば総額では逆転する場面も出てきます。
排水性が高くウェット性能にすぐれ剛性も高いので操縦安定性もあり安心安全な トーヨータイヤ トーヨー V-02e
TOYOTIRES TOYO V-02e 155/80R14 88/86N LT
| 車種 | サクシード/バン |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | TOYO V-02e |
| タイヤサイズ | 155/80R14 |
| タイヤ外径 | 606mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 88/86 |
| 速度記号 | N |
| 低燃費グレード | ラベル対象外 |
| 値段 | 6,800円~(2026年調べ) |
トーヨータイヤ TOYO V-02e(トーヨー ブイ ゼロツー イー)は、排水性と耐ハイドロプレーニング性能(水膜による浮き上がりを抑える性能)を高めたバン専用タイヤです。高剛性設計により高速走行時の直進安定性も確保されており、幹線道路や高速道路を使うルートで効いてきます。
間近でサイドウォールを見ると、乗用タイヤとは明らかに異なる厚みと補強の入り方が見て取れます。この構造が積載時の安定感を支えている反面、空車で走ると路面の細かな凹凸を拾いやすくなります。バン用タイヤに乗り心地の柔らかさを期待すると物足りなさが出るのは、規格上避けられない部分です。雨天時の配送業務が多い環境で、排水性を優先したい場合の選択肢になります。
耐久性にすぐれウェット性能も高いので雨の日もしっかり止まれるバン専用の ハンコック バントラ LT
HANKOOK VANTRA LT 155/80R14 88/86N LT
| 車種 | サクシード/バン |
|---|---|
| メーカー | ハンコック |
| ブランド | VANTRA LT |
| タイヤサイズ | 155/80R14 |
| タイヤ外径 | 603mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 88/86 |
| 速度記号 | N |
| 低燃費グレード | ラベル対象外 |
| 値段 | 6,409円~(2026年調べ) |
ハンコック VANTRA LT(バントラ エルティー)は、耐久性とウェットブレーキング性能を重視したバン専用タイヤです。高剛性設計により、積載した状態での旋回でも挙動が安定します。
国内主要メーカーと比べて実勢価格を抑えられる点が、車両を複数台管理する事業者や、維持費を切り詰めたい個人事業主に選ばれる理由です。判断のポイントは、1本あたりの価格差と交換までの走行距離の兼ね合いにあります。国産の上位銘柄が5万km持つところを4万kmで交換するとしても、価格が3割安ければ走行1kmあたりのコストでは互角になります。実際の摩耗の出方は使用条件で大きく変わるため、最初の1セットで自分の使い方における寿命を把握しておくと、次回以降の判断がしやすくなります。
商用車用オールシーズンタイヤという選択肢は?履き替えの手間との比較
サクシードバンの使われ方では、冬季のタイヤ履き替えそのものが手間になります。年に2回の交換作業に加え、外したタイヤの保管場所も必要です。ここで選択肢に入ってくるのが、貨物車用サイズが設定されたオールシーズンタイヤです。155/80R14 88/86Nでは、ダンロップのALL SEASON MAXX VA1が商用車向けに設定されています。
オールシーズンタイヤのうちスノーフレークマークを取得した製品は、高速道路の冬用タイヤ規制時にも通行できます。降雪がまれな地域で、突然の寒波に備えつつ履き替えの手間を省きたいという条件に合致します。
一方で、凍結路面での性能はスタッドレスタイヤに及びません。対応できるのは軽微な積雪やシャーベット状の路面までです。アイスバーンが発生する地域や、山間部への配送ルートを持つ場合は、冬季のスタッドレスタイヤ装着が前提になります。またサマータイヤと比べると転がり抵抗はやや不利になるため、走行距離が非常に長い車両では燃料代への影響も見ておく必要があります。
タイヤの交換時期はどれくらいか?溝深さと偏摩耗の見極め方
交換時期の判断材料は、溝の深さ、摩耗の偏り、経過年数の3つです。スリップサインが露出する残溝1.6mmが法律上の使用限界ですが、ウェット性能は溝が減るにつれて落ちるため、残溝4mmを切ったあたりが実質的な検討ラインになります。荷物を積んだ状態で雨の日に走る商用車では、この余裕を持たせる意味が特に大きくなります。
摩耗の偏りは、4本すべての溝を測って初めて分かります。前輪だけが極端に減っている、あるいは1本のタイヤの中でショルダー側だけが削れているという状態は、空気圧の管理不足やアライメントのずれが原因として現れることが多いパターンです。片減りを見つけたら、タイヤを替えるだけでなく原因側も確認しておかないと、新品タイヤが同じ減り方を繰り返します。
経過年数の目安は使用開始から4年から5年です。ただし走行距離が長い商用車では、年数より先に溝が限界に達するケースがほとんどです。製造時期はサイドウォールの4桁数字で確認でき、たとえば「2325」は2023年の第25週製造を意味します。中古で購入したサクシードでは、この数字を納車時に確認しておくと交換予算の見通しが立てやすくなります。
サクシードワゴン/バンのタイヤ選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ
| サクシードのグレード | タイヤサイズ | ホイールサイズ | 型式 |
|---|---|---|---|
| ハイブリッド1.5 TX CVT | 155/80R14 88/86N | 14インチ×5J(+39) | 6AE-NHP160V |
| ハイブリッド1.5 UL-X CVT | 155/80R14 88/86N | 14インチ×5J(+39) | 6AE-NHP160V |
| ハイブリッド1.5 UL CVT | 155/80R14 88/86N | 14インチ×5J(+39) | 6AE-NHP160V |
| ハイブリッド1.5 U CVT | 155/80R14 88/86N | 14インチ×5J(+39) | 6AE-NHP160V |
| 1.5 TX CVT | 155/80R14 88/86N | 14インチ×5J(+39) | 2WD/DBE-NCP160V 4WD/DBE-NCP165V |
| 1.5 UL-X CVT | 155/80R14 88/86N | 14インチ×5J(+39) | 2WD/DBE-NCP160V 4WD/DBE-NCP165V |
| 1.5 UL CVT | 155/80R14 88/86N | 14インチ×5J(+39) | 2WD/DBE-NCP160V 4WD/DBE-NCP165V |
| 1.5 U CVT | 155/80R14 88/86N | 14インチ×5J(+39) | 2WD/DBE-NCP160V 4WD/DBE-NCP165V |
| ワゴン TX | 165/80R13 | 13インチ×5J(+39) | FF/DBA-NCP58G 4WD/DBA-NCP59G |
| ワゴン TX Gパッケージ | 175/65R14 | 14インチ×5.5J(+45) | FF/DBA-NCP58G 4WD/DBA-NCP59G |
バンモデルのホイールはP.C.D.(ボルトピッチ)100mmの4穴です。ホイールを交換する場合は、この数値とインセット、リム幅の組み合わせで装着可否が決まります。タイヤ交換時は、ロードインデックスが純正以上のバン用タイヤを選んでください。負荷能力の足りない乗用タイヤへの変更は車検に通りません。
純正サイズの外径は、155/80R14が600mm前後、165/80R13が593mm前後、175/65R14が584mm前後です。同じ車種でもサイズによって外径に差があるため、ワゴンのTXとTX Gパッケージでホイールを流用する場合は、タイヤサイズもセットで考える必要があります。
サクシードワゴンは生産終了・バンもその7年後にプロボックスへと統合
サクシードは商用車として長期にわたり活躍したモデルです。毎日多くの荷物を積み、走行距離も長く、タフな使われ方に応えてきました。サクシードワゴンは2013年10月に、サクシードバンは2020年5月にプロボックスへ統合する形で販売を終えましたが、商用車として走り続ける姿を今も変わりなく見かけます。
なお、2014年以降のサクシードバンはプロボックスとエンブレム以外がほぼ同じ仕様のため、プロボックス用として流通しているタイヤやパーツの多くがサクシードバンにも適合します。タイヤを探す際も、車種名を絞り込むより155/80R14というサイズで検索したほうが選択肢は広がります。純正指定のロードインデックスと速度記号さえ満たしていれば、車種名の表記に縛られる必要はありません。
タイヤ選びを整理すると、ワゴンでは転がり抵抗と価格のバランス、バンでは耐摩耗性能と耐偏摩耗性能が判断の軸になります。どちらの場合も、購入価格だけでなく交換までに走れる距離まで含めて考えると、1kmあたりのコストという形で本当の経済性が見えてきます。空気圧の点検とローテーションという基本的な管理を続けることが、選んだタイヤの性能を最後まで引き出す近道です。