2代目・ホンダNSXは街乗りやサーキットで注目の的
2代目ホンダNSX(NC1型)は、初代に比べてよりスポーティでアグレッシブに、そしてラグジュアリーなスタイリングのハイブリッドスーパースポーツです。3.5L V型6気筒ツインターボに3モーターを組み合わせた「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載し、4つの走行モードで街乗りからサーキットまでカバーします。なお、NC1型は2022年12月をもって生産終了済みで、最終仕様の「Type S」(型式5AA-NC1、世界限定350台/日本国内30台)が販売終了をもってシリーズに幕を下ろしました。中古市場で個体を選び、足元を社外アルミでドレスアップする楽しみ方が現在の主軸です。
NC1型NSX(Type S)のホイール適合サイズと選び方の基本
| ホイールピッチ(P.C.D) | 120mm |
|---|---|
| ホール数 | 5H |
| ホイールナット(NC1) | M14×P1.5(球面座) |
| 純正リム径/リム幅/インセット | (F)19インチ×8.5J/+55 (R)20インチ×11J/+55 |
| 純正タイヤサイズ | (F)245/35ZR19 (R)305/30ZR20 |
NC1型NSXは、フロント19インチ・リア20インチという前後異径ホイールを採用するミッドシップスーパースポーツです。PCDは120mm、5穴という独自規格で、国内一般車に多い114.3mmとは互換性がなく、流用できるホイールは限られます。タイヤはフロント245/35ZR19、リア305/30ZR20が標準で、純正Type SではピレリP ZEROの専用銘柄が指定されています。
ホイール選びで見落とされがちなのが、NSXがホンダ車では珍しい球面座のM14×P1.5ボルトナットを採用している点です。一般的なテーパー60度ナットとは形状が異なるため、社外ホイールを装着する際は座面形状の適合確認が欠かせません。実際のオーナーから一般的に聞かれるのも、社外ホイールに合わせて球面座対応ナットを別途用意する必要があったという声で、リム幅・インセット選びと同等にチェックしておきたいポイントです。
航空機にも使われている超々ジュラルミンを素材にした強度と軽量化が最高レベルのNSX適合ホイール
BBS RZ-D
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | ダイヤモンドシルバー ダイヤモンドブラック |
| 値段 | 231,440円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | BBS[ホイールメーカー一覧] |
BBS RZ-Dは、航空機用に使われる超々ジュラルミン(A7075系)を素材にした最高クラスの強度と耐性を備える鍛造ホイールです。間近で見ると、10本クロススポークが弧を描きながらリムに溶け込んでいく面の連続性が際立ち、ディスク面の塗装層の透明感も上質に感じられます。バネ下を軽くしたいオーナーから一般的に支持されている1本で、NSXの3モーターハイブリッドが生むレスポンスをさらにクリアに引き出す方向の選び方ができます。カラーはダイヤモンドシルバーとダイヤモンドブラックの2色で、NSXのボディカラーを問わず合わせやすい設定です。
3種類のコンケイブが用意されたシャープな15フィンデザインのNSXにマッチングするホイール
ENKEI Racing Revolution RS05RR
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | Matte Dark Gumetallic |
| 値段 | 48,452円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | エンケイ[ホイールメーカー一覧] |
ENKEI Racing Revolution RS05RRは、シャープな15フィンと3段階のコンケイブ深度から選べるエンケイのフラッグシップ系モデルです。MAT(Most Advanced Technology)製法による鋳造でありながら鍛造に迫る軽量性を実現し、価格帯は鍛造勢の4分の1程度に収まります。マットダークガンメタリックの1色設定はNSXのカラフルなボディカラー(サーマルオレンジ・パール、インディイエロー・パールⅡなど)を引き立てる方向に働き、サーキット走行を視野に入れたユーザーから一般的に支持されています。
2×5スポークがリムオーバーの強度をアピールするNSXにマッチングする金型鍛造アルミホイール
YOKOHAMA AVS MODEL F50
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | グロスブラックコンビ プラチナブラックコンビ プラチナレッドコンビ プラチナブルーコンビ |
| 値段 | 81,457円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | [ホイールメーカー一覧] |
YOKOHAMA AVS MODEL F50は、2×5スポークがリムオーバーで延びる金型鍛造の社外アルミです。スポーク天面のダイヤモンドカットが回転時に閃光を放ち、目の前にすると単純なメッシュでは出せない奥行きが立ち上がります。プラチナレッドコンビやプラチナブルーコンビなどボディカラーに揃えた選び方ができるため、サーマルオレンジやヌーベルブルー・パールなどNSXのアイデンティティカラーとの組み合わせで、足元のテーマカラーを統一する楽しみが広がります。
リムオーバーのフェイスがパワフルなNSXに似合う鍛造1ピースホイール
WORK GNOSIS FMB03
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | ブラッシュド ブラックアノダイズド ペイント/プラチナゴールド |
| 値段 | 123,533円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | ワーク[ホイールメーカー一覧] |
WORK GNOSIS FMB03は、リムオーバーのコンケイブ形状とディスク面の薄肉造形がパワフルさを引き出す鍛造1ピースホイールです。間近で見るとスポーク裏まで丁寧に削り込まれており、見えない部分の作り込みが鍛造ならではの満足感につながります。センターキャップに「FORGED」ロゴが刻まれている点もオーナー目線では押さえどころで、ブラッシュド・ブラックアノダイズド・ペイント/プラチナゴールドの3色から選べる仕様は、NSXの足元を主張のあるテーマで仕立て直したい場面に向きます。
レーシングテクノロジーが詰め込まれた10本スポークのNSX適合ホイール
OZ Racing HyperGT-HLT
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | Star Graphite |
| 値段 | 81,910円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | オーゼット[ホイールメーカー一覧] |
OZ Racing HyperGT-HLTは、F1やWRCで培われた技術背景を市販向けに落とし込んだイタリア発のスポーツホイールです。10本スポークの細身設計はHLT(High Light Technology)製法による軽量化と組み合わさり、ハイパフォーマンスカーを履きこなしてきた銘柄として欧州勢からも一般的に支持されています。スターグラファイトの1色のみという潔さも、NSXの欧州的なミッドシップシルエットと相性の良い選び方を可能にしています。
強度と軽さを誇りジュラルミンの中でも最高峰の耐性がある超々ジュラルミンのNSX用ホイール
BBS RI-D
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | ダイヤモンドゴールド ダイヤモンドシルバー ダイヤモンドブラック マットブラック |
| 値段 | 215,810円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | BBS[ホイールメーカー一覧] |
BBS RI-Dは、超々ジュラルミンを用いた鍛造1ピース構造で、BBSの市販ラインの中でも特に軽量化に振った高性能モデルです。バネ下質量が減ると路面追従性が向上しやすく、NSXのアクティブダンパーが本来狙うしなやかな当たりを引き出しやすくなります。カラーはダイヤモンドゴールド・ダイヤモンドシルバー・ダイヤモンドブラック・マットブラックの4色で、Type Sの限定カラー「カーボンマットグレー・メタリック」とマットブラックの組み合わせは、足元まで質感を統一したい選び方として刺さりやすい1本です。
ル・マン24時間耐久レースのレース名を冠にしたNSXに適合の鍛造2ピースホイール
BBS LM
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | ダイヤモンドシルバー/シルバーダイヤカット ダイヤモンドブラック/シルバーダイヤカット ゴールド/シルバーダイヤカット ダイヤモンドシルバー/ブラックライトダイヤカット ダイヤモンドブラック/ブラックライトダイヤカット ゴールド/ブラックライトダイヤカット |
| 値段 | 146,041円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | BBS[ホイールメーカー一覧] |
BBS LMは、ル・マン24時間耐久レースで培われたレーシングホイールをベースとする鍛造2ピースのロングセラーモデルです。間近で見るとリムバレルとディスクの段差にピアスボルトが整然と並び、メッシュデザインの裏側まで光が抜ける透明感が独特の存在感を生みます。Type Sや初期Type Rに通じる「機能美」と「クラシカルなレーシングDNA」を足元に持ち込めるため、デザインで主張するよりも素性で選びたいオーナーから一般的に長く支持されている1本です。カラーは6色設定で、コーディネートの自由度が高い選び方ができます。
シャープな10本スポークのラウンドデザインディスクのNSX適合ホイール
WORK Lanvec LS10
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | GRシルバーカットクリア グリミッドブラック |
| 値段 | 54,516円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | ワーク[ホイールメーカー一覧] |
WORK Lanvec LS10は、ディープリムと10本スポーク・ピアスボルトという3点セットでクラシカルかつ高級感を演出するツーピース構造の社外アルミです。スポーク本数が多い構成は視覚的に静かなトーンに収まりやすく、サーキットのアグレッシブさよりラグジュアリー寄りの方向にNSXを仕立てたい場面に向きます。GRシルバーカットクリアとグリミッドブラックの2色設定で、カラーオーダーシステムにより前後リム幅・インセットを発注時に細かく合わせ込める柔軟性も支持されているポイントです。
オールラウンドピアスディスクが目を引く強靭なデザインのNSX適合アルミホイール
KYOHO SHALLEN VMX
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | シルバー/アルマイトリム:センターキャップシルバー ブラック/アルマイトリム:センターキャップブラック シルバー/アルマイトリム:センターキャップレッド |
| 値段 | 68,640円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | KYOHO[ホイールメーカー一覧] |
KYOHO SHALLEN VMXは、ディープリムにメッシュフェイスを組み合わせた多面的な造形が特徴の社外アルミです。リム内側に向かって深く落ち込むディスク面と、リム周囲を取り囲むピアスボルトの並びが、目の前にすると視覚的なボリュームを大きく押し上げます。センターキャップが赤・黒・シルバーで色違い設定されている点も実用上のメリットで、ボディカラーや内装のステッチカラーと合わせ込んで個性を出す選び方が可能です。コストパフォーマンスを保ちつつドレスアップ効果を最大化したいニーズに応える1本です。
NSXに適合する極太の5スポークがリムで大きく落ち込むパワフルでスポーティなデザインのホイール
YOKOHAMA ADVAN Racing GT BEYOND
| リム径 | 19inch/20inch |
|---|---|
| カラー | マシニング&レーシングハイパーブラック レーシングチタニウムブラック レーシングコッパーブロンズ レーシングホワイト |
| 値段 | 85,580円程度/1本(2026年調べ) |
| 参考 | ヨコハマ[ホイールメーカー一覧] |
YOKOHAMA ADVAN Racing GT BEYONDは、金型鍛造で強靭さと軽量性を両立した極太5スポークの社外アルミです。スポークの内側はブレーキキャリパーの大型化に合わせて凹ませた設計で、NSXの大径ブレーキ(カーボンセラミックブレーキを含む)でもクリアランスを確保しやすくなっています。間近で見るとスポーク天面に立体的に彫り込まれたロゴが回転中の表情を変え、レーシングコッパーブロンズはサーマルオレンジ・パールと、レーシングホワイトはノルディックフォレスト・パールなどのダーク系ボディとの対比で映える選び方ができます。
NC1型NSXのホイール選びで押さえたいPCD120と前後異径の特殊事情
NSXのホイール選びで最大の壁になるのが、国産車では珍しいPCD120という規格です。国内乗用車の主流である114.3mmや100mmと互換性がなく、適合するホイールは輸入車兼用設計の銘柄や、メーカー側でNSX用に専用設定を用意している銘柄に絞られます。中古ホイールを当てる場合も、PCD120と前後異径(F19/R20)の組み合わせが揃う個体はそれほど多くなく、購入前にメーカー公式の適合表で確認しておくことが安全策です。
もうひとつ見落とされがちなのが、フロントとリアでリム幅が極端に違う点です。Type S仕様ではフロント8.5J・リア11Jと2.5Jもの差があり、社外ホイールでも前後セットで純正と同じインセット帯(+55前後)を維持しないと、フロントが引っ込みすぎたりリアがフェンダーから出すぎたりとバランスを崩しやすくなります。社外ホイールで仕立て直す場合は、メーカーごとの専用マッチングを取った上で、純正と近いインセットから選ぶアプローチが現実的です。
ホンダ・NSXのグレード別純正タイヤサイズとホイールサイズ
| NSXのグレード | ホイールサイズ | タイヤサイズ | 型式 |
|---|---|---|---|
| Type S(最終モデル/生産終了) | (F)19インチ×8.5J(+55) (R)20インチ×11J(+55) |
(F)245/35ZR19 (R)305/30ZR20 |
5AA-NC1 |
ホンダ・NSXは伝説にもなりえる日本の最高峰のスポーツカー
2代目ホンダNSX(NC1型)は、低く地を這うようなアグレッシブなスタイリングと、3.5L V6ツインターボ+3モーターSH-AWDという独自構成を組み合わせたミッドシップのハイブリッドスーパースポーツです。ジュエルアイLEDヘッドライト、Type Sの専用ロゴ、大型リアディフューザーといったディテールはどれもハイエンドカー然とした作り込みで、足元には専用の鍛造アルミホイールが奢られています。2022年12月で生産終了となり、今後は中古市場で出会う1台ずつをどう仕立てていくかが楽しみどころです。ここで紹介した社外アルミなら、PCD120の特殊事情を踏まえつつ、唯一無二の存在へとドレスアップしていく選び方ができます。