マーチの内装はグレードによってデザインが違う!コックピットやおすすめのオプションアイテムは?
日産マーチ(MARCH)はカラフルなボディカラーとおしゃれな内装で女性ドライバーにも人気のコンパクトカーです。初代は1982年から販売されているロングセラーモデルで派生車種も多く発表されており、日本国内だけでなくヨーロッパなどでも「マイクラ(MICRA)」の名前で販売されています。
可愛らしいイメージが強いマーチの内装について、グレードごとにシートデザインやコックピットの設計、その他装備について詳しく掘り下げていきます。本格的なスポーツ走行が楽しめる「NISMO(ニスモ)」シリーズや、オーテック社によるマーチのカスタムカー「Bolero(ボレロ)」のデザインもご紹介します。
マーチのシート内装のデザインをグレード別にチェック!目玉はプラムカラーのシート生地
NISSANマーチのシートはグレードによって設定されるデザインが異なります。標準仕様向けやニスモ、ボレロ専用インテリアなど全部で4種類あります。
G・Sプラムインテリア・Gパーソナライゼーション・G FOUR・G FOURパーソナライゼーションのインテリアは、内装色にブラウン系に近い落ち着きのあるプラム、シート生地にエンボススエード調トリコットとトリコットのコンビシートが採用されています。
X Vセレクション・X Vセレクションパーソナライゼーション・G FOUR Vセレクション・G FOUR Vセレクション パーソナライゼーションのインテリアには、内装色がナチュラルグレーとブラック、シートはストライプ柄があしらわれたトリコット生地が設定されています。標準仕様のSグレードに限り、ブラックのトリコットが指定されています。
スポーツモデルのニスモSとニスモの2グレードには、ブラックのインテリアが採用されています。ニスモSはnismoロゴ入りのレッドステッチがあしらわれた専用スポーツシートで、ニスモはトリコットシートとなります。本格的なスポーツ走行を楽しめるニスモならではのスポーティなデザインです。
オーテック扱いのボレロモデルは、おしゃれなバイオレットカラーのボーダーの専用シートが標準装備されています。
センタークラスターにも、シートに合わせてマーブル柄の大理石のようなフィニッシャーが採用されています。内装色はナチュラルグレーで、全ての大人を満足させてくれる上質感を形にした専用インテリアです。
日産マーチのコックピットは運転のしやすさを重視したドライバー主体の快適設計!
左上が日産マーチのGグレード、右上がX Vセレクショングレード、左下がSグレード、右下がニスモSのコックピット画像です。Gグレードとニスモグレードは3眼メーターですが、その他のグレードは1眼デザインとなっています。
ステアリングホイールのデザインも、マーチのSグレードはシルバー加飾なし、マーチニスモはレッドステッチ入りの専用デザインなどグレードごとに違いがあります。ただし、チルト機構はマーチ全車に標準搭載されているので、ドライビングポジションの調整がしやすいのがポイントです。
ガラスエリアが広いマーチは、全てのドライバーが運転しやすい作りとなっています。上下左右の視界をしっかりと確保できるので、死角の見落としも少なくなり安全運転につながります。
マニュアルエアコンは操作が易しいダイヤル式です。ニスモやボレロなど一部のグレードに標準装備されるプッシュ式オートエアコンは、Gグレードにはメーカーオプションで装備可能となっています。花粉やアレルゲンに対応するクリーンフィルターはディーラーオプションで装着できます。
メーター内ディスプレイはマーチのGグレードにのみ標準装備されています。ディスプレイ上に表示されるメッセージ機能はウェルカム表示をはじめ、アニバーサリー表示やメンテナンス情報など様々です。
日産のマーチをさらにドレスアップするおすすめのオプションアイテムは?
ディーラーオプションで装着できるマーチ専用のシート全カバーは、スポーティな「アスリート」とグリーンステッチ入りのナチュラルな「ポップ」の2種類が展開しています。
インテリアパネルキットもシート全カバーに合わせてカスタム可能で、アスリートとポップの2つのデザインからセレクトできます。
同じくディーラーオプションアイテムの消臭機能付きフロアカーペットはナチュラルグレーとブラックの2色がラインナップしており、内装色に合わせてカスタムが可能です。
ニスモモデルには専用のスポーティなデザインが用意されており、ボレロにはオーテック扱いのディーラーオプションアイテムとして、ボレロモデルに相応しい薄紫色の専用フロアカーペットが販売されています。それぞれのモデルに合わせたコーディネートで、マーチのインテリアをよりスタイリッシュに演出できます。
キッキングプレートはフロントドアを開ける際に「MARCH」のロゴがオレンジに光ります。カスタムすることで見た目がスタイリッシュになるだけでなく、乗り降り時につく傷からマーチのボディを守ります。
コンパクトだけど使いやすい!日産マーチの気の利く収納ポイントいろいろ
NISSANマーチのインストアッパーボックスはグレード別に設定されており、Sグレードを除く全てのマーチに装備されています。インストアンダーボックスとグローブボックスは全グレードに標準装備となっています。
ドリンクホルダーはセンターコンソール部に2個、リヤシート用に1個設置されています。十分な深さで走行中にこぼれる心配もありません。フロントドアポケットにも、ペットボトル1本が入るスペースが確保されています。
パーキングブレーキサイドポケットには小物類が入れられるスペースがあります。CDなどを入れるのにぴったりのサイズです。
スマートフォンとの連携を強化したNissanConnect サービスでマーチがもっと便利に!
日産オリジナルナビゲーションの「MM518D-L/W」と「MM318D-L/W/A」を購入した場合、NissanConnectサービスの利用が可能となります。
NissanConnectサービスでは催促ルート検索や警告灯通知案内、リモートドアなどスマートフォンと連携して様々なサービスを受けられます。GmailやSNSとの連携機能も備えており、運転中にも読み上げ機能等を用いて内容をチェックすることができます。ディーラーオプションではNissanConnectサービス対象機種のナビレコお買い得パックの購入も可能です。
マーチの内装は女性受けするバラエティ豊富なデザインが魅力!
ドレスアップ用のインパネガーニッシュやシートカバーが豊富にラインナップしている日産マーチ。元々は女性ドライバーをターゲットにした可愛らしいビジュアルが特徴のモデルですが、カスタムについてはかっこよくスタイリッシュに手を加えるオーナーも多い傾向にあります。特にニスモシリーズの場合、男性にも好まれるスポーティなインテリアデザインのため、エクステリアのカスタムにも力が入るでしょう。男女問わず純粋に運転の楽しさを味わえるクルマです。
精悍な顔つきのスタイリングに走行性能の大幅な進化と、今までの可愛い系とは打って変わった姿が見られるかもしれないとのことで、今から発表が待ち遠しい限りです。日産マーチはインテリジェントエマージェンシーブレーキを採用していないので、内装・外装のアップグレードはもちろん、他モデルのように先進安全機能を充実させるなど、安全性能面における改良にも期待がかかります。